タイ留学日記 ―大学に行く―

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タイ最北端の都市チェンライで、10ヶ月の交換留学中。
今回は、新学期が始まって説明会やイベントに参加したときの様子を書いていきます!

私の留学情報

国:タイ
都市:チェンライ(タイ最北の都市)
大学:Mae Fah Luang University (MFU)(公立)
学部:Agro-Industry
学科:Innovagive Food Science and Technology
留学期間:大学3年の8月~翌年5月までの10ヶ月(2学期制の大学で、2学期=1年度分の留学)
・授業では英語が使用されます

新入生イベント

 MFUでびっくりしたのは、何と言ってもイベントが多い!
タイの他の大学だとどうなのかは分かりませんが、年度初めの説明会の他にも、学生が楽しめるようなイベントがたくさんありました。
 そこでもう一つ衝撃だったのが、現地の学生たちのノリが若い!(笑)
高校生に戻ったかと思うくらい、周りの学生たちがイベントで楽しんでて、
大学生になってもこの空気感で盛り上がれるなんて、日本じゃなかなかないよな
って思いました。

 新年度が始まった時期に行われたイベントとしては
・各学部学科でのオリエンテーション
・留学生向けオリエンテーション
・異文化交流フェスティバル
・留学生向けキャンパスツアー
・市内観光ツアー
・タイ文化ワークショップ
がありました。
 
 それぞれのイベントでの様子を詳しく書いていきます⇩

学部・学科オリエンテーション

 これは、特にひねりもない、シンプルな説明会ですね。
私の場合、学科の交換留学生だけが招集されて、教授の紹介や学科の説明、交換留学生自身の自己紹介など、
顔合わせ+説明会 みたいな感じでした。

留学生向けオリエンテーション

 MFUの特徴のひとつとして、タイ以外の国の学生が非常に多いです。
授業は基本的に英語で行われているため、タイ国外からの留学生にとって学習しやすい環境にあります。
 「留学生」には、
1年次から4年次までフルタイムで在籍するInternational Studentsと、
1学期あるいは2学期間のみの短期の交換留学生Exchange Students
の2タイプがあります。
 MFUにいる留学生のほとんどがInternationalで、Exchangeはごくわずかです。

 肌感としては、タイ人学生の次に多いのがミャンマーからの学生で、彼らは99%International Studentsです。
 ミャンマーからの学生が多い理由は、地理的特徴にあります。
MFUがあるチェンライという都市は、タイ最北端の都市でミャンマーと接しています。
そのため、ミャンマーの学生にとって進学候補になりやすい大学といえます。
 また、現在のミャンマーの政治情勢も、ミャンマーの学生が海外進学を考える理由のひとつでもあるようです。
私がMFUで知り合ったミャンマー人の友達いわく、
ミャンマーの情勢を好まない人も多く、国内での大学進学を避ける人も一定数いるようです。
また、20歳前後の男子は軍に入隊させられることもあり、それを避けるために国外に行く青年も多いそうです。
一部の地域では、20歳前後の男性が街中を一人で歩いていると、軍に誘拐されることも珍しくないため、
この年代の男性は外を一人で出歩くことはできないそうです。
このような理由から、ミャンマー国外に進学した男子学生は、少なくとも現在の政治状況が続く間は帰国することはない と言っていました。
(以上の情報は、あくまでも私が聞いた一意見です)

 ミャンマーの次に多いのが中国だと思います。
寮やキャンパス内でも、中国語で会話しているのを耳にすることがよくあります。

 他にも、
インドネシア、カンボジア、ブルネイ、マレーシア、韓国、スリランカ、インド、フランス、フィリピン、ドイツ
からの学生をみたことがあります。

 新1年生の留学生向けオリエンテーションでは、4~500人ほどの生徒がおり、そのほとんどがミャンマー人でした。
たまーに、マレーシアのInternationalの学生がいたり、私と同じようなExchangeの学生がいたりしました。
Exchangeの学生は、全体で30人ほどでした。

オリエンテーションで軽食として配られたタイのスイーツ。
米粉を蒸したもので、ういろうに似ている。

異文化交流フェスティバル

  前述したように、MFUの学生は非常に多国籍です。
この特徴を活かして(?)、いろんな国の文化を知ろうというイベントがありました。
 メインの企画は、各国の料理を食べてみようというものでした。
タイはもちろん、インド、フランス、ミャンマーなど各国出身の学生が自国の代表的な食べ物を調理し、少量ずつ盛り分けて配りました。

100人分の茶碗蒸し

 タイのコンビニで茶碗蒸し的な食べ物が売られているのを見たことがあったので、
他の日本人交換留学生2人と一緒に、茶碗蒸しを作りました。
 イベントの数日前に、イベントを企画した大学スタッフと他の参加学生とともに、近くの大型スーパーで買い物に行きました。
上限はありましたが、材料費も支給されました。

留学生向けキャンパスツアー

 1学期が始まって1週間ほど経ったころ、キャンパスツアーが催されるとのことだったので、申し込んで参加しました。
 応募フォームには、実施日時と、キャンパスを紹介するよーみたいな簡単な説明しか書かれていなかったのですが、
なんせ学内シャトルバスが走るほどの広いキャンパス。
キャンパスを知るいい機会だと思って参加したのですが…

 主催者からの説明が始まり話を聞いていると、グループに分かれるよう指示され、各グループに封筒が渡されました。
どうやら、封筒に書かれてある地点に行って、グループメンバー全員が写った写真を撮影し、時間内に戻ってくるように とのこと。
 私は、誰かが先頭に立って、キャンパス内を歩き回って紹介してくれるものだと思ってたのですが、
まさかの自分たちで巡るスタイル。
マップが渡されることもなく、Google Mapや大学HPのキャンパスマップを参考にするしかありませんでした。
運動場や図書館、食堂など、キャンパス中に設置された8か所くらいのポイントを周りました。
 どこに何の建物あるかが分からないから、キャンパスツアーで知ろうと思ったのに、結局自分たちで探し回るとは…
 30℃近い炎天下のなか2時間半ほど歩き回ったため、かなりのエネルギーを吸いとられました…

チェンライ市内観光ツアー

 留学生向けに、チェンライの観光スポットを巡るツアーがありました。
チェンライは大きい都市ではないものの、一応観光都市として観光客が来る街です。
 ・Black House Museum
 ・Blue Temple
 ・White Temple
 ・Wat Huay Pla Kang
(←あまりにも大雨だったため、車から降りて観光することはしませんでした)
市内の大きなお寺を中心に、上記の4か所をめぐりました。
特に、Blue Templeはとても鮮やかな青色で、日本のお寺とは全く異なる雰囲気で感動しました。
White Templeは、お寺は本当に白一色だったのですが、お手洗いがゴールドで面白かったです。

Blue Temple
White Temple
White Templeのお手洗い
個室の中や手洗い場も綺麗でした(笑)

タイ文化ワークショップ

 タイ文化を知ろう!ということで、
コーヒー、お茶、タイマッサージ
のワークショップが開かれました。

 コーヒーワークショップでは、タイでメジャーなコーヒー豆の品種や、美味しいコーヒーの淹れ方などを教わり、香りや味の違いを愉しみました。
 お茶のワークショップでは、緑茶やウーロン茶、紅茶など異なる6種類のお茶が用意され、どれが何のお茶なのか、テイスティングをして当てるというゲームをしました。
 また、タイマッサージのやり方を簡単に教わり、自分で頭のマッサージをしたり、2人1組になって試したりしました。

コーヒーワークショップでの1枚
お茶菓子もいただきました。

おわり

 こんな感じで、新年度が始まってからの半月に開かれたイベントやオリエンテーションに参加してきました。
 同時並行で授業も始まっていて、そのときの様子も投稿していきたいと思いますので、見ていただけたら嬉しいです。

いかちゃん

いかちゃん

東京海洋大学 海洋生命科学部 食品生産科学科

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