こんにちは!なおきです。
「大学に入ったら、恋人できるかな?」
高校生のうちにそんな風に考えたことがある人、きっと多いはず。
進学先のキャンパスでの恋愛は、なんとなく“青春の象徴”みたいなイメージもありますよね。
中でも、規模が大きくて個性豊かな学生が集まる早稲田大学は、「出会いが多そう」「恋愛も自由そう」と思われがち。
でも実際のところ、早稲田での恋愛ってどんな感じなのでしょうか?
今回は、そんな疑問にお答えする形で「早稲田大学で恋人はできるのか?」をテーマに、出会いの場や恋愛事情のリアルを紹介していきます。

もちろん、「出会いなんて本当にあるの?」「恋人がいないと寂しいの?」といった不安にも触れていきます。
実際に早稲田で4年間を過ごしてきた僕が、サークルや授業、イベント、さらには日常のふとした場面で見聞きしてきた恋愛模様を、できるだけリアルにお届けします。
自由で多様な早稲田だからこそ見えてくる、ちょっと意外で、時にはまっすぐな恋のカタチ。
付き合って1年以上続くカップルもいれば、夫婦になった先輩も。
そんな“リアルな大学恋愛”の一端を、この記事でのぞいてみてください。
目次
そもそも早稲田って恋愛しやすい環境なの?
結論から言えば、「恋愛のチャンスは多いけど、人による」。これが早稲田のリアルです。
まず、早稲田大学は全学部合わせて1学年で1万人近い学生が在籍するマンモス大学。
学部・キャンパス・サークルによって雰囲気もまったく異なり、あらゆる価値観・個性の学生が共存しています。
この“多様性”こそ、恋愛のきっかけが広がる大きな理由の一つです。
学部ごとの傾向を見ると、たとえば戸山キャンパスの文学部・文化構想学部(通称「文キャン」)は女子の割合が高く、男女の出会いを求める男子学生にとっては“狙い目”だという噂も。
一方で、理工学部や基幹理工など西早稲田キャンパスの学部は男子比率が高く、同じ学内でも性別のバランスにかなり差があります。
政経では比較的バランスが取れており、グループワークなどで自然と会話の機会が生まれることもあります。
ある友人(政経学部・男性)は、語学の授業でたまたま同じペアになった文化構想学部の子と仲良くなり、そのままLINEを交換して飲みに行くように。
最初は友達としての関係だったそうですが、半年後には付き合い始め、いまでは交際2年目だそうです。
きっかけは偶然でも、少人数授業やグループワークなど、関わりのある授業では恋が芽生えることもあるのが大学ならではですね。
ただ、出会いの“数”が多いからといって、必ずしも恋愛につながるとは限りません。
早稲田の大きな特徴として、「自由で個人主義的な文化」があります。
誰かと無理に群れたり、恋愛を“すべきこと”として捉える人は少なく、自分のペースで人間関係を築く人が多いです。
実際、別の友人(文化構想学部・女性)は「私は1人でいるのも好きだし、今は読書とサークル活動に集中したい」と言っていて、恋愛に全く焦っていない様子。
誰にも干渉されず、自分の価値観に正直に生きられるのも、早稲田という大学の大きな魅力だと思います。
つまり、恋愛に積極的な人もいれば、「今は趣味やサークル、勉強に全力を注ぎたい」という人もたくさんいます。
「大学生活=恋愛が必須」というわけではなく、それぞれが自分らしいスタイルで過ごしているのが、早稲田らしさです。
もちろん、恋人ができやすいかどうかは、自分の行動範囲によって大きく左右されます。
サークルに入るかどうか、授業外の活動にどれだけ関わるか――そうした日常の選択が、恋愛のチャンスに繋がっていくのです。
出会いの王道:サークルは恋愛の宝庫?
大学生活の中で最も恋愛に発展しやすい場所──それがサークルです。
特に早稲田のような大規模大学では、文化系から体育会系、ボランティア系やビジネス系など、何百というサークルが存在し、その一つ一つに独自の雰囲気と人間関係があります。
高校の部活と違って、学年・学部を超えて多様な人と関わることができるのも、サークルならではの特徴です。
僕が所属しているアコースティックバンドサークル「ヨコシマ。」も、その一つ。

音楽という共通の趣味でつながったメンバーたちは、ライブ練習や合宿などで自然と距離が近くなり、恋愛に発展するケースも少なくありません。
実際にヨコシマ。では、毎年のように何組もカップルが誕生します。
しかも驚くべきことに、その多くはただの“サークル内恋愛”にとどまらず、真剣な交際に発展しているのです。
1年以上付き合っているカップルも珍しくなく、中には卒業後に結婚した先輩同士が、OBOGライブで赤ちゃんを連れてやってくるなんていう光景もあります。
ある先輩カップルは、合宿の夜に一緒にギターを弾きながら話すうちに自然と仲が深まり、そこから付き合い始めたのだとか。
ライブ前はお互いに忙しくても、練習の合間にご飯に行ったり、相手の演奏を本気で褒めあったりする様子が印象的でした。
また、友人でヨコシマに所属していた女子は、「恋人いない歴=年齢だったけど、ヨコシマで初めて恋をした」と話していて、“恋愛に縁がない”と思っていた人にもチャンスがある場所だと実感しています。
もちろん、すべてのサークルで恋愛が盛んというわけではありません。
活動頻度が少ないサークルや、目的が明確で恋愛どころではない団体もあります。
ただ、サークルという「なんとなく日常を共有できる空間」は、誰かと自然に仲を深めるにはうってつけなのです。
「気が合う人がたまたまそこにいた」「同じ目標に向かって頑張るうちに惹かれ合った」──そういう恋のきっかけが、早稲田のサークルには確かに存在しています。
恋は突然に?意外な出会いのきっかけ
「恋人ができるのって、やっぱりサークルに入らないと無理なのかな?」
そう思う人も多いかもしれませんが、実はサークル以外にも“恋のきっかけ”はあちこちに転がっているのが早稲田の面白いところです。
たとえば、語学の授業やゼミのグループワーク。
週1で顔を合わせたり、LINEでやりとりしたりするうちに、だんだんと仲良くなっていくパターンは王道中の王道。
友人(文化構想学部・女性)は、第二外国語のスペイン語の授業で同じ班になった政経の男子と意気投合し、授業後にキャンパス内・学生会館のスタバでおしゃべりを重ねるうちに、自然と付き合い始めたそうです。
また、早稲田祭や新歓イベントなど、全学的なイベントでの出会いも侮れません。

「たまたま友達に誘われて行った他サークルの展示で話した人と、そのまま連絡先を交換して…」というのは、意外とよくある話。
早稲田祭は規模が大きく、外部の人も多く訪れるため、普段関わらないタイプの学生と話すチャンスも生まれやすいです。
さらに、バイト先やインターンでの出会いも見逃せません。
特に大学周辺の飲食店やカフェでは、早稲田生同士で働いていることが多く、バイト仲間からの恋愛発展も珍しくありません。
僕自身も大学1〜2年のころ、「お酒のカクヤス」で配達員をしていた時期がありましたが、同じ店舗で働いていた他大学の3つ上の先輩が、後にそのまま付き合っていた同僚と卒業後に結婚したという話を聞いて、バイトも侮れないな…と思った記憶があります。
つまり、「この人と話してみたいな」と思った瞬間に、恋が始まる可能性は十分ある。
サークルに入っていなくても、恋のきっかけは意外なほど日常の中に転がっているのです。
恋愛観も多様!「付き合う」ってどういうこと?
一口に「大学生の恋愛」といっても、早稲田ではそのスタイルや価値観が本当にバラバラです。
これは、自由な学風と多様な人が共存している環境ならではの特徴とも言えるでしょう。
たとえば、僕の周りには毎週のように会って一緒にカフェ巡りをしているカップルもいれば、週に1回会えるかどうかという忙しさの中で、それでも信頼し合って付き合っているカップルもいます。
音楽系サークルに所属しているカップルの中には、お互いのライブを見に行って感想を言い合うなど、「恋人である前に“仲間”」のような距離感の人たちも少なくありません。
また、早稲田生の間では、「束縛しない」「自立した関係を保つ」ことを大切にする人が多い印象です。
特にサークルやバイト、インターン、留学などで忙しい学生も多いため、「毎日連絡を取らないと不安」といったタイプの恋愛はあまり見かけません。
どちらかというと、「お互いの人生を応援しながら一緒にいる」というスタンスが主流です。
ゼミの友人で、早稲田祭の運営を担っていた政経の男子は、当時付き合っていた彼女(文構の学生)と月に2回しか会えない時期があったそうですが、「それぞれやりたいことがあるからこそ、お互いの努力を尊敬できる」と話していました。
結果としてその二人は就活を終えた今も付き合い続けています。
加えて、「付き合う=すぐに恋愛ドラマのような展開になる」とは限らないのも早稲田らしさです。
恋人でありつつ、授業終わりに一緒に図書館で勉強するだけとか、空きコマに定食を食べに行くだけとか、肩の力を抜いた日常の延長線上にある恋愛が多い印象です。
もちろん、真剣な交際を重ねて卒業後に結婚するカップルもいれば、あくまで「今を一緒に楽しむ」というスタンスの人もいます。
恋愛に対する価値観が多様である分、他人の関係性にとやかく言うような空気もなく、それぞれが自分に合った“付き合い方”を選べるのが、早稲田というキャンパスの心地よさでもあります。
恋人ができない人ももちろんいる。それでも楽しい早稲田ライフ
ここまで恋愛のリアルをいろいろと紹介してきましたが、もちろん「恋人がいないまま大学生活を過ごす」人も大勢います。
そしてそれは、全く珍しいことではありません。
そもそも早稲田には、「恋愛=大学生活のメインイベント」だと捉えている人はそこまで多くありません。
むしろ、サークル活動や学問、趣味、留学、アルバイト、インターンなど、夢中になれるものが多すぎて恋愛どころではない!という人もたくさんいるのが実情です。
たとえばサークルの同期(教育学部・男性)は、1年生の頃から音楽の自主制作に打ち込み、週末も編集作業に追われる日々。
3年生になった今でも「恋人ほしいな〜とは思うけど、今は作品づくりが楽しくて」と話していました。
充実しているからこそ、恋愛は「できたらうれしい」くらいのポジションになることも多いのです。
また、僕自身も恋愛に全く縁がなかった時期がありますが、それでもサークル仲間と深夜まで語り合ったり、バイト帰りにラーメンを食べに行ったり、春休みに一緒に旅行したりと、恋愛以外の人間関係がとても濃く、満たされていたという感覚があります。
早稲田はとにかく人の出入りが多く、どこかしらに必ず“自分と気が合う人”がいます。
恋人でなくても、気軽に話せる友達や、一緒にイベントを盛り上げる仲間、何でも相談できる同期といった関係性が、人生を豊かにしてくれるのです。
恋人がいないからといって取り残されるような雰囲気もありませんし、逆に恋人がいるからといって特別視されることもありません。
恋愛をしない生き方も、周囲にしっかりと認められているのが、早稲田らしさとも言えるでしょう。
だからこそ、「大学で恋人ができるか不安…」と考えている高校生にこそ伝えたいのは、恋人がいてもいなくても、早稲田の4年間はちゃんと楽しいということ。
大事なのは、自分にとって心地よい人間関係を、自分のペースで築いていくことなのです。
おわりに:早稲田での恋は、“自由”と“多様性”の中に
早稲田での恋愛は、きっとあなたが想像している以上に自由で多様です。
サークルでじっくり仲を深めていく人もいれば、授業やイベントで偶然の出会いから恋が始まる人もいます。
一方で、恋愛はせずに自分の趣味や学問、バイトに打ち込む日々を満喫している人もたくさんいて、どの過ごし方もちゃんと尊重されている。
それが、早稲田という大学の懐の深さであり、魅力です。
では、「やっぱり大学で恋人がほしい!」という人は、どうしたらいいのでしょうか?
まずは、自分から動いてみること。
早稲田には数え切れないほどのサークルやプロジェクトがあり、そこにはあなたと趣味や価値観が合う人が必ずいます。
新歓イベントに積極的に参加したり、サークルの体験に顔を出してみたりする中で、自然と「話してみたいな」と思える人に出会うこともあるはずです。
そしてもう一つ大事なのが、「恋人がほしい」だけを目的にしすぎないこと。
好きな活動や環境の中で生まれる出会いこそ、無理のない、自然な関係につながりやすいもの。
たとえば僕のサークル「ヨコシマ。」では、音楽という共通の軸を通じて信頼関係が築かれ、結果として長く付き合っているカップルが多くいます。
だからまずは、「自分が楽しいと思える場所」に飛び込んでみるのがおすすめです。
もちろん、恋人がすぐにできなくても大丈夫。
早稲田には、恋愛以外の人間関係や時間をめいっぱい楽しめる土壌があります。
恋愛も、友情も、自分の挑戦も、全部大切にしたい──そんなあなたにぴったりの場所が、きっとここにあります。
4年間の大学生活は、思っている以上にあっという間。
でも、早稲田で過ごす時間は、あなたの人生にとってきっとかけがえのないものになるはずです。
恋人ができても、できなくても、大丈夫。
あなたらしい恋と日々が、このキャンパスできっと待っています。