こんにちは!早稲田大学4年のなおきです。
「早稲田って高田馬場の近くでしょ?だったらそのへんに住むのが普通じゃない?」
高校時代、大学生の一人暮らしといえば“大学のすぐ近くに住むもの”だと思っていました。
でも、実際に自分が早稲田大学に進学して一人暮らしを始めてみると、事情はちょっと違ったんです。
早稲田大学に通う学生の多くが、大学生活のどこかで一人暮らしを経験します。
特に地方からの進学や、埼玉・千葉など実家からの通学に時間がかかる人にとって、「どこに住むか」は大学生活の質を左右する大問題。
でも実は、早稲田生が一人暮らしするエリアってかなりバラけてるんです。「徒歩通学ができる最寄りエリア」を選ぶ人もいれば、「家賃の安さ」や「実家とのアクセス」を重視してやや離れた場所に住む人も。
今回はそんな早稲田生のリアルな一人暮らし事情について、実際にどのエリアが人気なのか、僕が鷺ノ宮を選んだ理由や体験談をまじえながら、わかりやすく紹介していきます。

目次
早稲田生はどの辺に住んでいる?人気エリアざっくり解説
■ 高田馬場:通学最強、だけど人が集まりすぎる
アクセス:徒歩 or 早稲田まで1駅(東西線/都電)
家賃目安:ワンルーム8〜12万円前後(物件による)
王道中の王道。大学まで徒歩圏で、コンビニ・飲食店・ドラッグストアなんでも揃っていて、とにかく便利です。
授業はもちろん、サークルやバイト先も馬場周辺という人も多く、“すべてが徒歩圏で完結する生活”が可能です。
僕の友達も1年生の春から馬場に住んでいるのですが、「授業5分前に起きても間に合うから、朝がめっちゃラク」と言ってました。とはいえその便利さゆえに、みんなのたまり場にされるという問題も。
実際、ヨコシマ。のライブで機材を大学に持ち込めない日があったとき、馬場に住んでる友達の家にアンプやスピーカー、ギターケースを全部置かせてもらったことがありました(笑)。
玄関が塞がれてトイレに行くのも一苦労だったらしく、その後しばらく口をきいてもらえませんでした…。
■ 西早稲田・面影橋周辺:徒歩通学可能&やや落ち着いた雰囲気
アクセス:副都心線西早稲田駅/都電荒川線面影橋駅
家賃目安:ワンルーム7〜10万円前後
このエリアは静かな住宅街で、授業や図書館、戸山キャンパスへのアクセスも良好。副都心線を使えば渋谷方面にも出やすく、意外とバランスの取れたエリアです。
西早稲田に住んでる女友達は、「駅から家まで夜でも明るくて安心だし、キャンパスも近いし、すごく暮らしやすい」と言っていました。
ただ、坂が多いのがちょっとしたネックで、「雨の日に傘+教科書+パソコンは修行」とも話していました。
またこのあたりは、下宿感というより“一人暮らし感”が強く、大学の外での時間もちゃんと自分のペースで過ごしたい人向けだなと感じます。
■ 神楽坂・江戸川橋エリア:おしゃれ穴場スポット
アクセス:東西線神楽坂駅/有楽町線江戸川橋駅からバス or 自転車
家賃目安:ワンルーム9〜13万円前後
一見地味ですが、実は大学からも近くて便利な穴場。都心にいながら落ち着いた生活ができるのが魅力です。
江戸川橋に住んでいる先輩の家に遊びに行ったとき、商店街で売ってる手作りパン屋や、カフェみたいな八百屋があって、すごく雰囲気の良い街だなと思いました。
実際、その先輩は「早稲田からちょっと離れてるおかげで、気持ちが切り替えられる」と言っていて、大学とはちょっと距離をとって生活したい人には最適かもしれません。
自転車通学が基本らしく、「雨の日はバスで行くけど、遅延もあるからちょっと大変」とも話していました。便利さと静けさのちょうどいいバランスが魅力ですね。
■ 鷺ノ宮(西武新宿線)〜中井・野方:コスパ重視の郊外寄りエリア
アクセス:西武新宿線→高田馬場(約10〜15分)→徒歩 or 東西線で早稲田
家賃目安:ワンルーム7〜9万円台が中心
僕自身が住んでいるのが西武新宿線の「鷺ノ宮」駅。
実家が埼玉県にあるので、大学と実家のちょうど中間地点にあって、どちらにもアクセスしやすいというのが大きな理由です。
家賃も比較的安く、広さの割にコスパが良い物件が多い印象です。
部屋は7.2畳+キッチン+バストイレ別で、駅徒歩8分。
築年数は古いけど、風呂トイレ別・室内洗濯機・エアコン完備と、最低限の希望はちゃんと叶えてくれた物件でした。
初めて一人で内見した時、「ここが俺の城か…」と一人でテンションが上がったのを覚えています(笑)。
ただし、大学までは電車+徒歩で約30分。
朝に弱い僕は1限にギリギリ間に合うかどうかで冷や汗をかくことも多いです。でも、静かで生活しやすい環境や、近所のスーパーが安くて豊富なところはかなり気に入っています。
このように、早稲田生の一人暮らしは「近くて便利」か「安くて落ち着く」か、どちらを重視するかで住む場所がかなり変わってきます。
次章では、僕がどうやって鷺ノ宮にたどり着いたのか、実際の部屋探しの流れと決め手をお話しします。
実際の部屋探し体験談 〜僕が鷺ノ宮に住むまで〜
■ はじめは「通学時間20分以内」にこだわっていた
大学に受かった瞬間、「せっかくなら大学にめっちゃ近い部屋がいい!」ってテンションが爆上がりしてました。
キャンパスのすぐ近くに住んで、朝はギリギリまで寝て、昼休みに一旦帰宅して昼寝して、授業後は友達を部屋に呼んでダラダラ……そんな理想の大学生活を想像してたんです。
なので最初の条件は、とにかく「徒歩 or 自転車圏内」+「オートロック」+「家賃は8万円以内」+「風呂トイレ別」+「駅から10分以内」みたいな、欲張りすぎなセット。
今思えば「それ全部叶う部屋は存在しないよ」と言いたくなるような条件で、不動産サイトを見まくってました。
初めて訪れた不動産屋さんでは、営業さんがパソコンで条件を入力した瞬間、「うーん…この条件で空いてるのは、ちょっと訳あり物件くらいですね(笑)」と申し訳なさそうに言われて、夢から一気に現実に戻されました。
内見した高田馬場の物件は、駅から徒歩3分の好立地。
でも、ユニットバスで換気扇の音がうるさく、窓を開けたら目の前が工事現場。日当たりもなく、全体的にどんよりした印象で、「これで8.5万か…」と肩を落としたのを覚えてます。
通学時間が短いのは魅力的だけど、それだけじゃ快適な暮らしにはならない。そこに気づき始めたのが、僕の“部屋探し観”の転換点でした。
■ 鷺ノ宮という選択肢
3軒目の不動産屋で提案されたのが、「ちょっと都心から外れて探してみるのはどうですか?」というアドバイス。
紹介されたのが西武新宿線の「鷺ノ宮(さぎのみや)」という駅。正直、初めて名前を聞いたときは「どこそれ?」状態でした(笑)。
地図で見てみると、新宿までは20分ちょっと、馬場までは10分ほど。大学へも電車+徒歩or乗り換えで30〜35分かかるけど、乗り換えが1回だけだし、実家(埼玉方面)にも西武線で帰れるルート。
つまり、大学にも実家にもアクセスが良いという絶妙な立地だったんです。
実際に内見した物件は、築20年ほどのマンション。
外観はちょっと古びていたけど、室内はリフォーム済みで清潔感があり、広さも7.2畳と十分。バストイレ別、室内洗濯機置き場、ガスコンロ対応のキッチン付きで、家賃は7.5万円。
馬場の物件と比べると、同じ価格帯でも圧倒的に条件が良い。

マンションから5分以内に西友やOKなどのスーパーがあり、100均やドラッグストア、チェーンの飲食店も揃っていて、暮らしやすさも文句なし。夜は静かで、治安の面でも安心感がありました。
そして何より、初めて部屋に入った瞬間に「ここに住んでる自分が想像できる」感覚があったんです。
これは、何件か内見した中でも鷺ノ宮の物件だけが持っていた“フィーリング”でした。
■ 親との意見のすり合わせも意外と大変だった
部屋を探してる最中、何よりも難しかったのが親との意思疎通でした。
僕は「家賃7.5万でこれだけの条件は十分」と思っていたけど、親からは「古そうだし、管理体制は大丈夫なの?」「セキュリティは万全?」と、不安の声がポンポン飛んできました。
実際、母は「オートロックじゃないのはちょっと心配」と言っていたし、父は「駅から徒歩8分って本当に8分か?」と疑って自分でGoogleストリートビューをチェックしてました(笑)。
このへんの感覚のズレは、意外と多くの新入生がぶつかるポイントかもしれません。
僕としては、「通学しやすくて家賃も抑えられてて、ちゃんと中も綺麗で、しかも落ち着ける雰囲気」っていうのが一番大事だったので、そこをしっかり説明しました。
加えて、マンションの管理会社の対応が良さそうだったこと、周囲の治安も問題なさそうだったことを伝え、最終的には親も「なるほどね、それなら納得」と言ってくれました。
契約の書類を一緒に見たり、保証会社の説明を受けたり、「親と一緒に家を選ぶ」ってこういうことかと、初めて実感した経験でもありました。
■ 契約の流れと、意外と大きい“初期費用”
部屋を決めたらすぐに契約へ。僕の場合は、気になる物件を見つけた翌日に内見、さらにその翌日には「ここに決めます」と連絡。
人気物件は早い者勝ちなので、迷っている暇がないのが現実です。
そこからは、保証会社の審査、火災保険の加入、重要事項説明、契約書のサインと、まさに初めてのことづくし。
そして何よりびっくりしたのが、初期費用の額。
敷金1ヶ月、礼金1ヶ月、仲介手数料1ヶ月、火災保険・鍵交換費用・保証会社への支払い……合計するとざっと25〜28万円ほどになりました。
親が「これはもう引越しじゃなくて一つの投資だね」と苦笑いしていたのを覚えています。
■ 決め手は「通学・生活・自分らしさ」のバランス感
最終的に僕が鷺ノ宮を選んだ理由を一言で言うなら、「無理せず、ちょうどいい」から。
アクセス、家賃、部屋の広さ、周辺環境、そして直感的な居心地の良さ。全てが、完璧じゃないけど“自分にちょうどいいレベル”で揃っていたんです。
高田馬場や早稲田に住む友達は、便利さをとことん満喫してるし、それも本当に魅力的だと思います。
でも、夜になると静かで、自分の好きな音楽をかけながらご飯を作ったり、本を読んだりできるこの空間は、まさに“大学生活の自分の拠点”。
初めての一人暮らしは不安も多かったけれど、自分で選んで、自分で住むと決めた場所に愛着が湧いて、今では「ここでよかった」と心から思えています。
次章では、この体験を踏まえて、これから部屋を探す人に向けた「部屋探しのコツ」や「気をつけるポイント」をまとめていきます!

部屋探しのコツ・注意点 〜焦らず、でも油断せず〜
部屋探しって、なんとなく「不動産サイトを見て気に入った部屋を決めればいい」と思われがちですが、実際にやってみると“情報戦”と“決断力”の連続です。
ここでは、僕自身の反省や周囲の友人の体験談を交えつつ、「これから部屋を探す人」に伝えたいコツや注意点を紹介します。
■ いつから動き出すべき? ⇒ 「合格発表後すぐ」が理想
僕が部屋探しを始めたのは、無事に付属校から早稲田への推薦が決まった直後の2月末。
このタイミングでも、すでに“良さげな物件”はどんどん埋まっていってました。
特に高田馬場・西早稲田周辺の人気物件は、1〜2月にはすでに取り合い状態。実際に不動産屋で「この部屋気になるんですけど…」と言ったら、「あ、それさっき埋まりました」なんてことが何度かありました。
早めに動いている地方受験生は、合格前予約(予約金を払って抑える)をしているケースも多く、「本気で近場に住みたいなら、12〜1月から動くくらいの勢いが必要」と言われたのを覚えています。
とはいえ焦りすぎるのも禁物。
受験後すぐは体力も落ちてるし、移動も大変。なので、事前にどんな条件を優先したいか整理しておくことが、スムーズなスタートに繋がります。
■ 不動産サイトだけじゃダメ? ⇒ 「店舗との併用」が最強
最初はSUUMOやホームズなどの不動産サイトをずっと見てました。スマホでポチポチ条件入れて、理想の物件を探す時間はめちゃくちゃ楽しい。
でも、実際にはネットに載っていない“未公開物件”が意外と多いんです。
特に早稲田周辺の物件は、地元密着型の不動産屋にしか情報が出ていないこともあるので、最終的にはリアルの店舗に行って相談するのが確実でした。
僕は高田馬場駅から徒歩2分くらいの小さな不動産屋さんに入ったところ、ネットには載っていない「リフォーム済・家賃7.2万円・バストイレ別・駅徒歩5分」の物件を紹介してもらって、「こんな部屋あったの!?」と驚きました。
店員さんとの相性もあるので、何軒か回って“話しやすい担当者”に出会うことも大切だと思います。
■ 内見のとき見るべきポイント ⇒ 写真だけで判断するのは危険!
内見で一番びっくりしたのは、「写真と現実のギャップ」。
写真だと明るく見えていた部屋が実際は北向きで昼でも暗かったり、広く見えていたキッチンが実際は“ミニミニサイズ”で調理スペースゼロだったり。
“広角レンズマジック”には何度も騙されました。
内見のときに僕がチェックしてよかったポイントはこちら。
- 日当たり・窓の位置:南向きがベスト。昼間に行ってみるのがおすすめ。
- 周囲の音・騒音:車の音、隣の生活音、上階の足音など意外と気になる。
- コンセントの数と位置:家具の配置をイメージしながら確認すると◎。
- 携帯の電波&Wi-Fi対応:場所によっては圏外になる部屋も。
- 収納の大きさ:実物を見ないと意外と小さい場合も多い。
あと、僕の失敗ポイントとしては、“ゴミ捨て場の状態”を見なかったこと。
入居してから、マンションのゴミ捨てルールが緩くて、カラスに荒らされたゴミ袋が朝から散乱してることもあり、ちょっとテンションが下がりました…。
■ 初期費用は思った以上にかかる ⇒ 最低20万円は覚悟を
「家賃7.5万円だし、バイトすれば払えるかも」なんて思っていた僕ですが、入居時に必要なお金は“月額家賃×3〜4ヶ月分”が目安でした。
具体的には:
- 敷金・礼金(各1ヶ月分が多い)
- 仲介手数料(家賃1ヶ月分が相場)
- 保証会社利用料(家賃の50%〜100%)
- 鍵交換代(1〜2万円)
- 火災保険(1〜2万円)
- 引っ越し費用(業者に頼むならプラス数万円)
合計すると20〜30万円はかかるので、親との事前相談は必須。
「バイト代でカバーすればいいでしょ」と甘く見ていた自分を叱りたいです…。
■ こだわりすぎず、でも譲れない軸をもつ
最後に大事なのは、「何を妥協できて、何を妥協できないか」を自分の中で決めておくこと。
僕の場合は、「駅から遠くてもいいけど、バストイレ別は絶対」「多少古くても、日当たりが良くて静かな部屋がいい」という基準がありました。
逆に、オートロックや宅配ボックス、独立洗面台などは「なくても別に生きていける」と割り切りました。
全部理想通りの部屋を探そうとすると、予算オーバーか永遠に決まらないかのどちらか。
“自分にとっての優先順位”を明確にすることが、満足のいく一人暮らしの第一歩だと感じました。
次章では、そんな一人暮らしが始まったあとに僕が感じた「実際に住んでみてどうだったか」というリアルな感想をお届けします!
④ 一人暮らしを始めて感じたこと 〜自由の裏には“全部自分”がある〜
一人暮らしって、始める前は「やったー自由だー!」ってテンションなんですけど、いざスタートしてみると、自由すぎてちょっと戸惑うんですよね。
誰にも怒られないし、誰にも何も言われない。…けど、それってつまり全部自分で決めなきゃいけないってことなんです。
ここでは僕が実際に一人暮らしを始めてから感じた、「よかったこと」「意外だったこと」「苦労したこと」を正直に書いてみます。
■ 「全部自分のペースで生きられる」の開放感
まず一番感じたのは、“自分で決めて、自分で動けることの気楽さ”。
起きる時間も、寝る時間も、何を食べるかも、誰とどこで過ごすかも、全部自分次第。
僕の場合、朝が苦手なので1限がある日は5分刻みでアラームをセットしてギリギリまで寝て、起きたらパンをくわえてダッシュで駅に向かうみたいな日々です。誰にも怒られないのが最高(笑)。
夜は夜で、家に帰ってきて部屋に一人。静かに音楽を流しながらコンビニのカレーを温めて、だらーっと食べて、そのままスマホでYouTube。気づいたら日付が変わってたりすることもあるけど、それも全部“自分の責任”。
その自由さは、実家暮らしでは得られなかった感覚で、「ああ、今、大学生してるな〜」って思えた瞬間でした。
■ 「ちょっとしたことも全部やる」のしんどさ
とはいえ、自由の裏には地味な大変さもたくさんあります。
たとえば洗濯。実家にいるときは自然に洗濯物が洗われて、乾いて、たたまれてたけど、一人暮らしだとそれを全部やるのが当たり前。
「今日はいいや」と1日放置すると、翌日には洗濯カゴが満杯。おまけに天気が悪いと部屋干しで生乾きのニオイが充満する地獄。
結果、「ちゃんと洗濯してる自分、偉いな…」って謎の自己肯定感が生まれます(笑)。
あと、風邪を引いたときは本当に大変。熱が出てフラフラでも、自分でポカリを買いに行って、自分で薬を飲んで、自分で寝るしかない。
一人暮らしで初めて発熱した夜は、「母親のありがたさって、こういう時に感じるんだな…」と、ちょっとセンチメンタルになりました。
■ 「生活圏」ができていく感覚がちょっと嬉しい
暮らして数週間もすると、自然と自分の“生活圏”が出来上がっていきます。
「このスーパーは野菜が安い」「あの薬局はティッシュがいつも割引してる」「夜でもこの道なら人通りがあるから安心」みたいな、“自分だけが知ってる小さな知識”が増えていくのが楽しい。
鷺ノ宮駅前にある豚骨ラーメン(替え玉2玉まで無料がうれしい)がやけに美味しくて、毎週のご褒美になってたり、帰り道に寄る商店街で「今日もいるな、あの猫」って思ったり。
「この町で生きてる」って実感が、日常の中にじわっと溶け込んでいく感覚が、なんだか心地よかったりします。
■ 「自分の部屋=自分の世界」になる
一人暮らしの醍醐味は、なんといっても「自分の部屋を、自分だけの世界にできること」。
壁にポスターを貼るのも、机の上をお菓子でいっぱいにするのも、全部自由。僕はちょっとした観葉植物を置いてみたり、間接照明を入れてみたりして、“落ち着く空間”を少しずつ作っていくのが楽しかったです。
たまに友達が遊びに来ると、「意外とキレイじゃん」とか言われてちょっと嬉しくなったり、「冷蔵庫に水しか入ってないじゃん!」と笑われたり。

そういうやりとりも、一人暮らしならではの楽しさだなと思います。
■ 一人暮らしは「めんどくさい」と「楽しい」が同居する生活
一人暮らしって、正直めんどくさいこともたくさんあります。
掃除、洗濯、ゴミ出し、食事、体調管理…全部ひとり。でも、その“めんどくささ”を自分で乗り越えていくからこそ、ほんの些細なことでも達成感がある。
コンロで目玉焼きを焼けるようになったとき。Amazonで頼んだ収納棚を自分で組み立てたとき。静かな部屋で、ゆっくりお茶を飲みながらレポートを書いたとき。
どれもささやかな出来事だけど、「なんか今、ちゃんと暮らしてるな」って思えたりするんです。
まとめ:一人暮らしは“自分のリズム”を見つける旅
一人暮らしは、“自由”で、“孤独”で、“ちょっと面倒”で、でも確実に“成長できる時間”です。
大学生になると、生活のほとんどを「自分で決める」ことになります。
起きる時間も、帰る時間も、ご飯を食べるタイミングも、洗濯する日も、すべて自分次第。
最初はそれが不安で仕方なかったけれど、少しずつ慣れて、自分のリズムを作っていけるようになりました。
そして何より、自分で選んだ街、自分で決めた部屋で過ごす日々には、実家暮らしでは得られなかった“ささやかな誇り”があります。
うまく洗濯物を干せた日、ひとりで病院に行けた日、スーパーで予算内に収まる買い物ができた日。
誰かに褒められるわけじゃないけど、そういう一つひとつの出来事が、「ああ、自分で暮らしてるんだな」と実感させてくれる。
だからこそ、部屋選びはとても大切です。
「どこに住むか」は、「どんな大学生活を送りたいか」とつながっている。
アクセスを取るか、静けさを取るか、家賃を取るか、自分らしさを取るか――選ぶ基準は人それぞれですが、自分にとっての“ちょうどいい”を見つけることが一番大事だと思います。
これから部屋を探す人も、一人暮らしを始める人も、焦らず、でも自分の気持ちに正直に。
大学生活の“拠点”が決まれば、きっとそこから毎日は少しずつ動き出します。
あなたにとって、最高の「住処」が見つかりますように。
