【大学生活の実態】現役大学生の1日の過ごし方を徹底調査!起床時間・空きコマ・就寝まで(MARCH/日東駒専)

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「大学生って、毎日自由そうでいいな」「夜中までバイトしたり、遊んだりできるんじゃないの?」
そんなイメージを持っている高校生は、きっと多いはずです。

大学というと、高校までのように毎日朝から晩まで授業が詰まっているわけでもなく、制服もなく、時間割も自分で決められる――いわば“自由の象徴”のような存在ですよね。

SNSでも「#大学生の1日」「#空きコマ飯」などの投稿が目立ち、のんびりおしゃれに過ごしているような印象を受けることもあるでしょう。

しかし、その「自由」は時に不規則さや不安定さにもつながります。
朝起きられない。課題に追われて寝不足になる。なんとなくスマホをいじっていたら一日が終わっていた――そんな大学生の声も少なくありません。

では実際に、大学生たちはどんな毎日を過ごしているのでしょうか?

今回の記事では、現役大学生約40人に実施したアンケート結果をもとに、「大学生のリアルな1日の過ごし方」「時間の使い方」を詳しく掘り下げていきます!

大学生にとっては、「他の人はどうやって過ごしてるんだろう?」という参考になるだけでなく、自分の生活を見直すきっかけにもなるはず。
高校生にとっては、これから始まる大学生活のリアルなイメージがつかめる内容になっています。

「自由な時間がたくさんある」からこそ、「どう使うか」が問われる大学生活。
この自由な4年間を、どんなふうに過ごすかは、あなた次第です。
まずは、リアルな大学生の1日を、一緒にのぞいてみましょう。

目次

大学生の授業日:リアルな起床時間とその理由

大学は遠くから通学している人もちらほら。※画像はただのイメージです

「大学生って、毎朝授業がある日は何時に起きてるの?」
自由な時間が多いとはいえ、授業やバイト、部活などで実際は意外と忙しい大学生。今回は、大学生40人へのアンケートから、平日の起床時間とその理由についてリアルな実態を探ってみました。

起床時間の分布はこんな感じ

アンケート結果から、平日の起床時間の分布は以下のようになりました:

  • ~6時半までに起きる:32%
  • 7時ごろ起床:32%
  • 8時ごろ起床:22%
  • 9時以降に起きる:15%

意外にも「早起き派」が過半数を占めています。「大学生=昼まで寝てる」というイメージは、必ずしも現実とは一致しないようですね。

早起き派の理由:義務感と生活スタイルのバランス

6時半までに起きるという早起き派の中には、「朝バイト」や「1限授業」があるため、という声が多数寄せられました。

筆者も今期は朝早めの授業が多めなので、だいたい6時から8時には起きています。なんもない日は9時起きだけど。

「今期は必修で1限が週3もあるので、7時前には起きて準備してます」
「バイト先も大学も遠くて、電車で1時間半かかるので6時起きです」

また、「朝活が好き」「部活の朝練がある」といった、自主的に朝を活用しているという回答も目立ちました。

「部活の朝練があるので自然と早起きの習慣がついた」
「静かな時間に自分と向き合えるから、朝活が習慣になった」

中には「布団が私を離してくれないけど、なんとか頑張ってる」といったユーモラスな声も。努力している姿が垣間見えます。

中間層の起床時間:7〜8時が一番多い

最も多かったのは「7時ごろ」の起床で32%、次いで「8時ごろ」の22%
このあたりが最も大学生らしい時間帯かもしれません。

「1限がない日は8時に起きて、ゆっくり準備します」
「家から大学が近いので、ギリギリに出ても間に合います」

また、朝の準備に時間がかかるという学生もいました。

「メイクとか髪のセットとかで1時間半くらいかかるので、7時には起きてます」
「朝シャン派なので、多少早起きしてます」

大学生になると、自分の見た目やスタイルを気にするようになる人も多く、「準備時間」に対する意識も高いようです。

朝起きてその辺の服を着て、最低限の支度で大学直行な筆者とは大違いです。華の女子大学生、もっと身支度にかける時間を増やさないと。

9時以降起床の人たち:夜型生活が原因?

一方で、少数派ではありますが、9時以降に起きるという人も15%いました。
この層に多かったのが、夜更かし派・授業が午後からの人です。

「夜中までYouTube見ちゃって寝るのが2時とか…起きられるわけない」
「時間割が比較的自由で、1限も2限もないので10時くらいに起きて朝昼兼用でごはん食べます」
「そもそも授業が週3だけなので、朝に用事がないんです」

大学の時間割は自分で決められるため、あえて午後からの授業だけを取って、午前中をまるごと「休息タイム」にしている人も。
ただしこの生活が続くと、体内時計が乱れてしまったり、午後からもだらけてしまったりするという声もありました。

筆者も授業が午後からの日はつい午前を無駄に過ごしてしまいがちで、しょっちゅう自己嫌悪しています。

休日の朝はどうしてる?大学生の“オフ”な起床スタイル

先ほどは大学生の授業日の起床時間についてでしたが、それでは「大学生の休日起床時間」はどのくらいになるのでしょうか。
自由な時間が多いと言われる大学生活。平日ですら起床時間にバラつきがありましたが、休日になるとその差はさらに大きくなります。

結果は以下の通りです。

  • ~7時台に起床:17%
  • 8時ごろ起床:22%
  • 9時ごろ起床:25%
  • 10時以降に起床:35%

ご覧の通り、休日になると「10時以降に起きる」という人が3人に1人以上を占め、全体的にゆったりした朝を迎える傾向が強いことがわかります。

私も休日は9時から10時頃まで爆睡しています。ひどいときは、明け方まで趣味に明け暮れて、お昼過ぎに起床とか言う最悪な睡眠をしています。

平日との違い:起床時間は“1~2時間後ろ倒し”が多数派

前章で見た通り、平日は「~6時半」「7時ごろ」が全体の64%を占めていたのに対し、休日はその時間に起きる人は17%のみ
つまり、多くの大学生が平日より1〜2時間、もしくはそれ以上遅く起きているというのが現状です。

「授業もバイトもない日は思い切り寝たい」
「平日が朝早すぎて、休日にようやく寝溜めできる感じ」
「金曜の夜はつい夜更かししちゃうから、土曜の朝は自然と遅くなる」

体力回復やリラックスを目的に、休日は“オフモード”で寝坊するという人が多く見られました。

寝坊の理由:疲れ・夜更かし・シンプルに「眠い」

10時以降に起きる層(35%)の多くは、「疲れ」「夜更かし」を理由に挙げています。

「バイト終わりが深夜なので、休日の午前は寝てる」
「動画見てたら3時になってた。起きられるわけない」
「一人暮らしだと誰も起こしてくれないから、無限に寝ちゃう」

特に一人暮らしの学生にとっては、起きる理由や強制力がなければ、昼近くまで寝るのが当たり前になっているケースも。

朝ごはんも食べなくて済むから、節約になるという声もありました。その子のお母さんが聞いたら心配しそうな話ですが・・・。

ただ、「怠惰ゆえに寝坊している」だけではなく、前日の活動による疲労や、生活リズムの乱れが積み重なっていることも背景にあるようですね。

それでも早起き!休日の朝を有効活用する人たち

一方で、休日でも7時台や8時ごろに起きるという人も全体の4割弱(39%)存在します。
彼らには明確な「起きる理由」がありました。

「休日しかまとまった時間が取れないので、朝から勉強してる」
「ジムが空いてるのが朝なので、早起きして筋トレ」
「サークルのイベントが朝からあることも多い」
「早朝のカフェでゆっくり本を読むのが好き」

「朝を使う」ことに意識的な人にとっては、休日こそが最も効率的に動ける時間でもあるようです。
また、「朝起きると一日が長く感じられて得した気分になる」というポジティブな声もありました。

体力に余裕があるときや、逆にレポート等の課題がたまっているときは、私も地元のカフェで朝から昼頃までを過ごしています。

起床スタイルを分類してみた

今回のアンケート結果をもとに、大学生の休日の起床パターンを3タイプに分類してみました

超朝型(~7時台):17%

サークル、バイト、朝活、資格勉強など、休日も計画的に動く意識高めタイプ。
生活リズムが整っており、平日と休日の差が少ない。

なんとなく元体育会系、あるいは現役体育会系、それか筋肉マッチョマンたちはこの傾向がある気がします。

中間型(8~9時台):47%

午後からの予定や活動に合わせて、無理なく自然に起きるタイプ。
休日でもだらけすぎず、自由と健康のバランスを重視。

アンケートでも最も多い票が集まっていますが、実際友達と話をしていてもこのくらいに起きる子が多い気がします。

昼起き型(10時以降):35%

夜型生活、動画視聴、バイト疲れなどの影響で起きるのが遅いタイプ。
一人暮らしや親がそんなに厳しくない実家暮らしの人に多く、「予定がなければ寝てる」が基本スタイル。

私も何も予定がないときはこのくらいの時間に起きます。というか、長期休みなんかは朝の5時に寝て昼の14時に起きるなんて言う最悪な昼夜逆転ライフを送っています。みんなもきっとそうでしょう(朝3時にあげたインスタのストーリーにもすぐ30人くらいの既読がつく)。

「起きる理由」があるかどうかが、休日の質を決める

結局のところ、休日の起床時間は「用事があるかどうか」よりも、「自分で起きたい理由があるかどうか」で決まるのかもしれません。


誰かに決められた時間ではなく、自分でデザインする休日。その時間を「無駄だった」と思うか「充実してた」と思えるかは、自分次第です。

夜更かしは日常?大学生の就寝時間のリアル(授業日)

平日でもお泊りしてパーティーなんかしちゃったり

じゃあ、逆に大学生って何時くらいに寝ているんでしょうか。
時間割がバラバラで自由なぶん、夜型生活に陥りがちなのが大学生活の特徴です。何となくそんなイメージありますよね。

就寝時間の分布:24時〜25時以降が全体の9割

まずは、平日の就寝時間の結果をご覧ください。

  • 22時以前に寝る:0%
  • 23時ごろ:10%
  • 24時ごろ:48%
  • 25時(深夜1時)以降:42%

つまり、夜12時以降に寝ている人が全体の約90%という結果に。
「夜更かしこそ大学生のアイデンティティ」と言いたくなるような実態が見えてきました。みんな朝すごく早いわりに24時以降まで起きていて、よく体力続くね?!って感じです。

「大学に入ってから、0時前に寝た記憶がない」
「バイトからかえって色々してたら25時になってる」
「昼間はバイトと授業、夜にしか自分の時間がないから」

夜の時間を“自由時間”と捉える人が多く、それが結果的に就寝時間の後ろ倒しにつながっているようです。特にこの時間はyoutubeなどの動画サイトを永遠スクロールしている人が多いみたいですね。

夜更かしの理由①:スマホが眠りを邪魔する

最も多かった理由のひとつが、スマホによる夜更かし。

「YouTubeが止まらない」
「SNSの通知チェックが止まらない」
「スマホが僕を離してくれない」
「寝ようと思って布団に入ったのに、気づいたら1時間経ってた」

ベッドに入ってからが本番、という人も少なくありません。
TikTokやX、YouTubeショートなど、「終わりのないコンテンツ」が大学生の睡眠時間を削っています。わかるう。

理由②:課題は締切ギリギリにやる文化

夜更かしのもうひとつの大きな要因が、「課題」。

「締切が23:59なので、それに合わせて動くようになってしまった」
「日中は授業とバイトで手をつけられず、夜に焦ってやる」
「なぜか、課題に本気が出るのが23時からなんです」

中には「課題をやってるつもりでSNSを見て、23時ごろになって本当に焦り始める」という人も。
「夜=課題タイム」が習慣化してしまうと、就寝が25時を過ぎるのは当たり前になってしまいます。

理由③:思考が止まらない、寝つけない…

なかには、「寝たいのに寝られない」という人も。

「布団に入ると、自己反省会が始まってしまう」
「目を閉じると今日の後悔が蘇ってきて…」
「昼間の緊張が解けた反動で、眠くならない」

また、「シンプルに寝れない」「眠くなるまでだらだらしてしまう」という夜更かしも少なくありません。
意識して夜型になっているというより、「なんとなく夜が過ぎてしまう」人も多いのが現状です。

私も悩んだり、その日の自分の行動や言動を振り返って落ち込むせいで毎晩寝れません。

“寝落ち”と“徹夜”はもはや日常?

あるあるとしてよく聞かれたのが、「気づいたら寝てた」「机で力尽きた」などの“寝落ち”。寝よう!と思って寝る人よりも、気づいたら力尽きているような人の方が多そうでした。

「スマホ見ながら寝落ち→変な時間に起きる→寝られなくなるの無限ループ」
「課題の途中で寝て、翌朝焦って続きを書いて提出」

さらに、テスト前やレポート締切直前などは「徹夜」も選択肢に。

「睡眠は犠牲にして成績を取る!」
「3時までやって2時間寝て登校しました」

ただし、徹夜明けの授業は「内容がまったく頭に入らない」という声もあり、無理な夜更かしは逆効果になるケースも。

私も1度だけ完全に徹夜の状態で登校したことがあったのですが、帰りの電車できづいたら爆睡していました。後輩と一緒に帰っていたのですが、後輩もびっくりしていました(申し訳ない)。

睡眠は学業とメンタルのパフォーマンスに直結する

睡眠時間が削られると、集中力や記憶力の低下だけでなく、メンタルにも影響します。

「寝不足が続くと授業中にぼーっとする」
「なんか全部うまくいかない感じがしてくる」
「生活が荒れると、気持ちも荒れる気がする」

大学生は自由な時間があるからこそ、自分でリズムを整える力が求められます。
夜更かしが当たり前になっている今だからこそ、一度「自分に合った睡眠スタイル」を見直してみるのも大切かもしれません。

最近筆者も筋トレや運動を始めたのですが、前よりストレスに少し強くなった気がします。QOL上がりますね。

休日の夜の過ごし方:自由時間の使い方に性格が出る

遊びに出ることもしばしば

平日よりもずっと自由な時間がある休日の夜
この“何をしてもいい時間”を、大学生たちは一体どう過ごしているのでしょうか?

アンケート結果によると、休日の就寝時間は以下のようになりました。

  • 22時前に寝る:5%
  • 23時ごろ:11%
  • 24時ごろ:34%
  • 25時(深夜1時)以降:50%

つまり、全体の半数が深夜1時以降まで起きているという結果に。
平日以上に「夜ふかし」が常態化している大学生の休日、その実態をのぞいてみましょう。

Netflix、ゲーム、推し活…選択肢は無限

まず目立ったのは、「趣味を存分に楽しむ」という過ごし方。

「Netflixで気になってたドラマを一気見するのは金曜夜のお楽しみ」
「ゲーム友達と深夜までオンラインで遊んでる」
「推しのライブ映像を見るために夜更かし」

特に一人暮らしの学生にとって、休日の夜は誰にも邪魔されない“究極のマイタイム”。
「夜こそ自分の世界に没入できる」という声も多く、自分の好きなことにどれだけ集中できるかが、満足度を左右しているようですね。

夜バイトで過ごす人も多数:「帰って寝るだけ」

一方で、休日でもバイトに追われている学生も少なくありません。

「居酒屋の閉店作業で帰宅はいつも深夜2時すぎ」
「カラオケ店の深夜シフト、翌朝に日が変わってから帰宅」
「バイト終わりに即シャワー→即寝」

この層は、「休日は夜の自由時間というより“労働時間”」になっており、夜はほぼバイトで終わってしまうケースも。
そのぶん、昼間に寝ているなど、生活リズムが夜型に寄っている傾向も見られました。

私も週末はバーテンダーのバイトを終電までしているので、夜は遅めです。

翌日の予定で“夜の使い方”は分かれる

もう一つの分岐点が、「翌日に予定があるかどうか」。
日曜の夜に関しては、「月曜1限がある人」「翌朝バイトがある人」は、比較的早く寝る傾向にありました。

「土曜は夜ふかしして、日曜は意識して早く寝る」
「翌日が朝から授業なら、夜はだらだらしすぎないようにしてる」
「でも結局YouTube見て夜ふかししちゃうんだけど」

予定があるかどうかだけでなく、予定に“どれくらいやる気があるか”も夜の行動に影響しているようです。

大事なテストの前日なんかはみんな夜ちゃんと寝ています。

「自由」があるからこそ、夜が性格を映す

平日よりも予定に縛られず、自分のペースで動ける休日の夜。
その使い方には、性格・生活スタイル・価値観が色濃く出ます。

“何もせずぼーっとする時間”が必要な人もいれば、
“とことんやり込みたい派”もいて、どれも大学生らしい姿です。

自分がどんな「夜の使い方」をしているか、少しだけ振り返ってみると、大学生活の時間の質がグッと上がるかもしれません。

単位はどのくらい取ってるの?今学期の履修事情

私の1年春学期の履修

大学生のスケジュールを決定づける大きな要素、それが「履修する授業数=取得単位数」です。
授業の多さによって、自由時間の長さやバイトとの両立、心の余裕さえも変わってきます。

今回は、大学生100人に「今学期の取得単位数(予定)」を聞いたアンケート結果をもとに、履修事情のリアルを探ってみました。

みんな何単位くらい取ってるの?

多くの場合、1つの授業で2単位もらえます。

アンケート結果は以下の通りでした:

  • 15単位以内:3%
  • 15~20単位:41%
  • 20~25単位:44%
  • 25~30単位:12%

もっとも多いのは「20~25単位」の層で、全体の約半数がこれに該当しています。

つまり、授業自体は10個から13個くらいとっているっていうことですね。週5で授業がある人なら1日2から3コマ授業を受けているっていう計算になります。


とはいえ、学年や個人の事情によって履修のスタイルは大きく分かれているようです。

【多めに履修する人】「今のうちに稼ぎたい」「やる気あるうちに!」

20~30単位と比較的多めに履修している学生たちには、明確な目的意識が見られました。

「就活が本格化する前にできるだけ単位を稼いでおきたい(3年)」
「2年生の今、フル単を目指してやる気に満ちてる」
「留学予定なので、行く前に取れるだけ取りたい」
「教職課程を履修していて必要単位が多い」
「既に落単しているから、取り返す意味で増やした」

また、1年生は初めての履修登録ということもあり、「よくわからないまま詰め込んだ」という声も。

「初めての履修登録で、どれくらいが適量かわからずに上限近くまで取ってしまった(1年)」
「今のうちに取っておけば、後で楽になるって聞いたから(1年)」

この層に共通しているのは、将来を見据えた長期的な視点や、やる気がまだ燃えている段階であること。
特に2年生あたりまでは「できるだけ多く取っておきたい」という意識が強く見られます。

【少なめに履修する人】「自分のキャパと相談」「バイトや部活と両立」

一方で、15~20単位に抑えている学生たちにも、納得の理由がありました。

「ゼミと課外活動の準備で授業にかける時間が取りづらい(3年)」
「バイトを優先しているので、時間に余裕を持たせた(2年)」
「履修の抽選に落ちてしまい、思ったより取れなかった」
「家から遠くて、空きコマを埋められない」
「部活のスケジュールと被らないよう、最小限に」
「自分のキャパを考えて、無理なく取れる範囲に絞った」

また、心身の状態を優先したケースもあります。

「病気やメンタル面の問題で、授業の多さが負担になりそうだった」

こうした選択をする学生たちは、「無理せず、確実に単位を取る」ことを重視しています。
むやみに授業数を増やすよりも、今の生活や健康を第一に考える堅実さが感じられました。

私も1年生の秋学期は、メンタル面の問題で授業を少なめにして自由時間・友達と過ごす時間を増やすことで、「回復する期間」にしていました。

【学年別】履修スタイルはどう変化する?

学年によっても履修スタイルは大きく異なります。

1年生:基本は20単位以上が多め

必修科目が多いこともあり、20単位以上を履修する人が多数派。

先輩にとりあえずとっておきな!とアドバイスされる場合が多く、それに従っている感じですね。
「とにかく頑張ろう!」というモチベーションが高い傾向です。

2年生:分かれ始める転換期

進級後は選択科目が増え、教職・留学・研究活動など進路に応じて履修数に差が出てきます。
このあたりから「履修は戦略」と考える学生が増えていくようです。

別の課外活動が忙しくなる人、優先したいことがある人は少なめの履修に、逆に留学準備や就活のことを見越してたくさん授業をとる人もいるみたいですね。

今期私は後者です。留学に行く関係で、ストレートに卒業するには今のうちにたくさんとっておかないといけないんです。

3・4年生:減る人と増える人の二極化

卒論や就活、ゼミ、インターンなどが重なり、「授業よりも実践を重視する」層が単位を絞る傾向に。
一方で、「卒業に必要な単位がまだ足りない」「教職や資格の都合で増やさざるを得ない」という逆の動きもあり、個人差がもっとも顕著になる学年です。

単位数の裏にある“大学生の現実”

履修単位数は、ただの数字に見えて、その人の生活・考え方・価値観が凝縮されたものでもあります。

  • 将来に向けて計画的に積み上げる人
  • 今を優先して柔軟に調整する人
  • 思ったように履修できずに悩んでいる人

大学の単位数は、人によって多い少ないが必ずしも“良し悪し”を意味するものではありません。
自分のペースで、今できることを選んでいく——その選択の積み重ねこそが、大学生活の「リアル」なのです。

空きコマ・スキマ時間の使い方

私は空きコマ食堂でご飯を食べがち

授業と授業の間、ぽっかり空いた“空きコマ”。
高校ではあまり馴染みのないこの時間、大学生にとっては日常の一部です。

90分授業が基本の大学では、時間割の都合で授業と授業の間が1〜2時間空くこともしばしば。
そんな空き時間、大学生たちはどう過ごしているのでしょうか?

アンケートを通して、リアルな「スキマ時間の使い方」が見えてきました。

定番はやっぱり「休憩」と「課題」

多くの学生がまず挙げてくれたのが、課題をこなす派まったり休む派

「図書館で課題を終わらせる。空きコマのうちにやっておけば家で楽できる」
「カフェで静かにレポートや読書。意外と集中できる」
「ネカフェでアニメ観てる」
「静かな場所で昼寝がルーティン」
「課題を図書館でやるのが一番効率いい」

一方、がっつり休む派はこうです。

「図書館で寝るのが至福の時間」
「サークルの部室で友達としゃべってだらだらしてる」
「学校のカフェでunoやトランプしてる」
「友達とビリヤードとかダーツして潰してる」
「アニメ観たり映画観たり。現実逃避」

空きコマを「自由時間」ととらえるか、「やることタイム」とするかで使い方は大きく変わってきます。

意外な使い方も多数

なかには、空き時間を“未来への投資”に活用している学生も。

「TOEICの勉強。教室が空いてるときは音読練もしてる」
「資格の勉強をしてる。宅建とか簿記とか」
「最近読書してる。ちょっとの時間でも読めるのがいい」
「ストレッチや軽い筋トレをしてリフレッシュしてる」
「在宅ワークで副業的に収入を得てる」

このように、ただの“待ち時間”に見える空きコマも、自分次第で「差をつける時間」に変えることができます。

「空き時間」は自分の時間。どう使うかは自分次第

高校までの「連続した授業スケジュール」とは違い、大学生の時間割はかなり自由度が高め。
だからこそ、空きコマのようなスキマ時間が、日々のリズムを左右する重要なピースになります。

  • ゆっくりする日
  • コツコツ取り組む日
  • 誰かと笑い合う日

どれも大学生にとって大切な時間の使い方です。
「空きコマ=無駄な時間」ではなく、自分のためにカスタマイズできる貴重な時間として意識すると、日々の過ごし方が少し変わって見えるかもしれません。

おわりに

「大学生って、どんなふうに毎日を過ごしているの?」
そんな素朴な疑問から始まった今回のアンケート調査。
結果として、一人ひとりの時間の使い方が、思っていた以上に多様だったことがわかりました。

起きる時間も、寝る時間も、授業の入れ方も、空き時間の使い方も、まさに十人十色。
“大学生”という一つの肩書きの中にも、無数のライフスタイルがあるのです。

高校生の皆さんへ

「大学に入ったら、毎日自由で楽しそう」


そんなイメージ、きっとありますよね。
実際に、時間の自由度が高く、自分次第で色々な経験ができるのは大学生活の大きな魅力。

ただその一方で、「自由すぎて迷う」「時間があるはずなのに、何をすればいいかわからない」と悩む人もいます。
だからこそ、この記事を通して、リアルな大学生の“過ごし方”を知ってもらえたらうれしいです。

大学生の皆さんへ

今回寄せられたアンケートの回答の中には、ふとした一言に、その人の人生観や価値観が垣間見える瞬間もありました。

「なんとなく起きて、なんとなく寝る」
「課題に追われて夜更かし」「空きコマはだいたいスマホ」

一見、なんでもない日常かもしれませんが、そうした時間が後から振り返ったときに、かけがえのない思い出になっていることもあるはずです。

「どう過ごすか」に正解はありません。
自分に合ったリズムを見つけて、“なんとなく”の中にも、自分らしい選択を重ねていってください。

時間の使い方は人それぞれ。
有意義じゃなくても、効率的じゃなくても、それでOK。
大切なのは「こういう過ごし方もあるんだ」と知ること、そしてそれを否定せずに受け止めること。

この記事が、少しでも誰かの視野や選択肢を広げるきっかけになれば幸いです。

だに

だに

立教大学 経営学部 国際経営学科

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