語学力ゼロでも大丈夫!私が語学留学を叶えた方法

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こんにちは!早稲田大学文学部3年生のめろです。

今回は、私が実際に経験した「語学留学」についてお話ししたいと思います。

英語が得意だったわけでも、特別なスキルがあったわけでもありません。それでも、「今のままでいいのかな」「もっと広い世界を見てみたい」という気持ちを捨てきれず、思い切って一歩を踏み出しました。留学先はアメリカ・ロサンゼルス。語学学校に8ヶ月間通い、英語はもちろん、それ以上に“生き方”や“人との向き合い方”についても多くを学びました。

このブログでは、

・なぜ語学留学を決めたのか

・実現までにどんな準備をしたのか

・現地でどんな壁にぶつかり、何を得たのか

リアルな体験を正直に、ざっくばらんに綴っていきます。

「語学力に自信がない」「留学って実際どうなの?」と迷っている誰かの背中を、少しでもそっと押せたら嬉しいです。


目次

はじめに

「このままでいいのかな?」という違和感から始まった

きっかけは、大学3年の夏休み、友人と訪れたグアム。まるで日常を一度リセットしてくれるような時間でした。

透き通るような海、明るくてフレンドリーな現地の人たち、英語での買い物やレストランでの注文…。どれも新鮮で、ほんの数日間だったのに、「もっとこの世界に身を置いてみたい」と強く思ったのを覚えています。

昔から、海外に対する漠然とした憧れや、いつか留学してみたいという気持ちはありました。でもその想いは、日々の忙しさや“現実”の中でどこか遠いものになっていて、しばらくのあいだ、心の奥にしまい込んでいたんだと思います。
グアムでの体験は、そんな眠っていた想いを静かに、でも確かに呼び起こしてくれました。

帰国してからしばらくして、ふとした瞬間に、胸の奥に小さな違和感が生まれました。授業、バイト、サークル……毎日はそこそこ充実している。けれど、なにか物足りない。

「このまま卒業して、就活して、社会人になるって、本当に自分がやりたいことなんだっけ?」
そんな問いが頭から離れなくなっていきました。まわりは就職活動の準備を着々と進めていて、もちろん焦る気持ちもありました。でもその一方で、私の心は「もっと広い世界を見てみたい」「一度くらい、自分の力だけで異国で生活してみたい」という思いでいっぱいになっていました。

英語は、正直そこまで得意ではありませんでした。むしろ苦手意識すらあったし、「今からじゃ遅いかな」と何度も思いました。それでも、心のどこかにずっとあった“海外への憧れ”を、もう見て見ぬふりはできなくなっていました。

「語学留学」という選択肢に出会うまで

「ワーホリに行く?」「大学のプログラムを使って交換留学をする?」

留学に興味を持ち始めたとき、まず思い浮かんだのはそんな選択肢でした。

ただ、私が留学を考え始めたのは比較的遅いタイミングで、大学のGPAも高くなかったため、交換留学の道は難しいと感じていました。それでも「やっぱり海外に行きたい」という気持ちを諦めきれず、他の方法を探し続けました。

その中で見つけたのが、「語学留学」でした。

最初は語学学校に通いながら、現地で生活も体験できるなんてちょうどいいかもと軽く考えていたのですが、調べるほどに、“語学”だけではない価値に気づくようになりました。

異文化の中での出会い、自分の殻を破る経験——これは、ただの語学学習では得られない大きな成長につながるかもしれない。そう直感的に思ったのです。

親との相談、エージェントとの面談、費用の計算、スケジュールの調整…。やることは山ほどあり、最初は不安のほうが大きかったけれど、気づけばワクワクがその不安を上回っていました。

留学先はアメリカ・ロサンゼルス。多様性の中に飛び込む8ヶ月

最終的に私が選んだ留学先は、アメリカ・ロサンゼルス。

陽気な気候と開放的な空気、そして何より、さまざまな文化や価値観が共存する“多様性”にあふれた街であることに強く惹かれました。

こちらはHollywood Boulevardの映画館前で撮った写真。エンタメの街ならではのキラキラした雰囲気に、最初は圧倒されつつも、「自分が今、映画の舞台に入り込んだみたい」な感覚が新鮮でした。

このブログに込めた想い

このブログでは、「どうやって語学留学を実現したのか」「どんな風に準備を進めたのか」「実際に現地では何が待っていたのか」——そういったリアルな部分を、私自身の体験をもとに正直に綴っていこうと思っています。

ネットで調べれば留学情報はたくさん出てくるけれど、キラキラした成功談や、「英語ペラペラになりました!」みたいな話ばかりじゃ、実際にこれから挑戦しようとしている人にとっては、ちょっと遠い世界に感じることもあると思います。

だからこそ私は、「うまくいかなかった瞬間も含めて、リアルな“等身大の留学体験”を伝えたい」と思いました。不安で足がすくんだこと、準備でつまずいたこと、うまく話せなくて悔しかったこと。そしてその先にあった、誰かと通じ合えた瞬間の喜びや、自分の中に芽生えたちいさな自信。そういうすべてが、私にとっての“留学”だったからです。

これから語学留学を考えている人、なんとなく海外に興味があるけど迷っている人、今の自分を変えてみたいと思っている人。
そんな誰かが、このブログを読んで「自分にもできるかも」と思ってくれたら、これ以上うれしいことはありません。

一歩を踏み出すきっかけは、いつだってちょっとした言葉や、小さな共感から始まると信じています。このブログが、そんな“最初の一歩”のヒントになれたら嬉しいです。


留学までのステップ

調べ始めたのは、大学3年の夏

実際に「行こう」と決めたのは、大学3年の夏休みが終わる頃でした。

ちょうど就活の波がじわじわと迫ってきていて、まわりもインターンや自己分析を始めている時期。そんな中で、「このままなんとなく就職して、本当に後悔しないのかな…?」という思いがふと湧いてきました。

最初は、「語学留学 大学生」とか「語学学校 おすすめ」みたいなキーワードでネット検索をして、YouTubeの体験談をひたすら見て…。
「いいなあ」「自分もこうなれたらいいな」なんて思いながら、気がつけば何時間もスマホとにらめっこしている日もありました。

この時点ではまだ、「いつか行けたらいいな」「でも英語も不安だし、お金もかかるし」と、ちょっと夢を見ているような感覚だったと思います。でも、調べれば調べるほど、「行くなら今しかないのかもしれない」「やらない理由ばかり並べてたら、一生踏み出せない気がする」と思うようになって。

そこから、「どうすれば実現できるのか」を逆算して考えるようになり、本格的に動き出しました。

情報収集はYouTubeとエージェントの両方で

語学留学に興味を持ち始めたとき、まず最初に頼ったのはYouTubeでした。

「語学留学 vlog」や「留学費用まとめ」「語学学校のリアルな1日」など、片っ端から動画を漁って。実際に留学した人の体験を覗き見ることで、「あ、こういう生活になるのか」「このくらいの英語力が通用するんだな」と、少しずつリアルなイメージが湧いてきました。何より、動画の中の人たちがめちゃくちゃ特別な人ってわけじゃなくて、「この人も普通の大学生だったんだな」と思えることで、少しずつ「私にもできるかも」という気持ちが芽生えたのを覚えています。

その後、いよいよ現実的な準備を考えはじめて、無料カウンセリングをやっているエージェントをいくつか比較。口コミをチェックしたり、説明会に参加したりしながら、最終的に「ここなら安心できそう」と思える1社を選んで、実際に相談してみました。

正直、最初は「エージェントに頼むと手数料かかるし、自分で手続きすれば安くすむんじゃ?」なんて思ってたんです。でも、いざ説明を聞いてみると、語学学校の申し込み、ビザの取得、保険の手配、英文書類の準備など…想像以上にやることが多い!「これ、もし自分ひとりで全部やってたら、確実に挫折してたな」と思いました(笑)。手数料はかかったけど、サポートがあったおかげで安心して準備を進められたので、今振り返ってもエージェントに頼って正解だったと思います。

留学先の決め手は「多様性」と「憧れ」

行き先は正直かなり迷いました。最初は「英語圏ならどこでもいいかな」くらいの気持ちでした。でも調べれば調べるほど、「国」だけじゃなく「都市」レベルでの違いがたくさんあることに気づきます。

カナダやオーストラリア、フィリピンも候補に入れていましたが、最終的に私はアメリカ・ロサンゼルスを選びました。年中おだやかな気候と開放的な雰囲気に惹かれたこと、ずっと憧れていた“海外っぽい街”で暮らしてみたかったこと、そしてアメリカ英語をしっかり学びたかったこと——その全部を叶えられそうだと思ったからです。

実際に私が比較・検討する中でチェックした7つのポイントをまとめました👇

治安:エリアによって全然違う!

「アメリカって治安悪いって聞くけど、大丈夫かな…?」と思ってた私。実際、ロサンゼルスもエリアによって治安の差がかなり大きいです。

事前に「治安マップ」を見たり、在住日本人のブログ・YouTubeなどで、危ない地域を避けるようにしました。私は 比較的安全な住宅エリアにある語学学校+ホームステイ or シェアハウスを選んだので、日常生活では特に危ない思いはせずに済みました!

気候:1年中ほぼ晴れ、最高すぎた

個人的にかなり重要だったのが天気!ロサンゼルスは年間300日以上晴れとも言われるほどの快晴続きで、気分が沈むことが少ないです。

日本のような梅雨やジメジメした夏もなく、朝晩は涼しくてカラッと快適。気候の良さは、地味だけどメンタルに効くポイントでした(笑)

これはVenice Beachで撮った1枚です。見渡す限りの青空とヤシの木、壁画やストリートアートもあって「まさにアメリカ!」って感じの景色。週末にはここでぼーっと海を眺めたりして、勉強の息抜きにもなってました。

物価:高い。でも、工夫すればなんとかなる

LAの物価は…正直、高いです(笑)。
特に外食、交通、家賃(特に一人暮らし)はびっくりするくらい高くて、家賃は月15〜30万円以上が当たり前なことも。

でも、シェアハウスを選ぶ、学割を使う、自炊中心にするなど、生活スタイルを工夫すれば出費はかなり抑えられました。現地スーパーでの買い物や、現地のアプリを使ったお得情報もかなり活用しました。

交通:車社会。でもバスや電車も意外と使える

ロサンゼルスといえば“車がないと生活できない”というイメージがありますが、エリアによっては公共交通機関もちゃんと使えます。

私は、語学学校の立地を「駅やバス停が近いところ」にしたので、車なしでも生活できました。ただし、バスは時間通りに来ないこともあるので、時間には余裕を持つのがコツ。

人の雰囲気:オープンでフレンドリー!

アメリカ人=明るい・フランクという印象があったけど、ロサンゼルスでは特に、多様な人種・文化が混ざり合っていて、誰にとっても“外の人”という感覚が薄い気がしました。

英語が拙くても「気にしないで!」「あなたの英語、すごくいいじゃん」と励ましてくれる人が多くて、英語を話すのが怖くなくなったのは大きかったです。

学校のスタイル:アクティブ重視 or アカデミック重視?

語学学校によって、スピーキング重視/読み書き重視/テスト対策向けなど、スタイルはさまざま。

私は「実際に話せるようになる」ことを重視していたので、スピーキングの授業が多めな学校を選びました。グループワークやプレゼンなど、アウトプットに重きを置く授業が多く、正直最初は大変でしたが効果は抜群でした。

日本人の割合:安心感と成長のバランス

英語漬けの環境に飛び込みたいけど、最初から完全アウェイだと不安…。
そんな人にとって「日本人がある程度いるか」は大事なポイントだと思います。

私の学校は、日本人が2~3割くらい。お互い助け合える仲間もいたし、クラスではしっかり英語を使う機会もあったので、ちょうどよかったです◎

比較して迷った他の国の印象

よかった点気になった点
カナダ 治安が良く、落ち着いた環境少し寒そう(特に冬)
オーストラリア 明るくて陽気な雰囲気&自然も多いアクセントが特殊
フィリピン 費用が安くてマンツーマンレッスン中心治安やインフラ面で少し不安

こうした視点をひとつずつ整理して、自分の「優先順位」を見つけていくと、“自分に合う留学先”が自然と見えてくると思います◎

「英語力」だけじゃなく、「その国・その街でどう過ごしたいか」という目線も、ぜひ大事にしてみてください!

語学学校・ビザの手続きは、想像以上にやること多め

語学留学って、「申し込んだらすぐ行ける」ものだと思っていたんですが、実際に動いてみると、想像以上にやることが多くてびっくりしました。

まずは語学学校への申し込み。希望時期や授業スタイル、滞在方法(寮かホームステイかなど)を決めて、パスポート情報と一緒に必要書類を提出。そこから学校側がI-20(学生ビザのための書類)を発行してくれるのですが、これがないとF-1ビザが申請できません。

F-1ビザ申請もなかなかの一大イベントで、

  • ・SEVIS(学生情報システム)への登録と支払い
  • ・DS-160という申請書の入力(すべて英語)
  • ・ビザ面接の予約と、実際の面接

…と、ひとつひとつのステップが地味に複雑で、抜け漏れがないよう確認するだけでも神経を使いました。

私は夏休み(大学3年の8月)ごろに申し込みを始めて、渡航が12月だったので、結果的に準備に5〜6か月はかかりました。特にビザ関連は書類が全部英語だし、不安だったのでエージェントのサポートに助けられました。

費用は450万円前後。内訳はこんな感じ

ざっくりですが、私の語学留学の総費用は450万円前後。内訳は以下のような感じでした:

• 学費(8ヶ月):約150万円

• 航空券(往復):約15万円

• 海外留学保険 :約20万円

• 家賃(シェアハウス):月25万円 × 8ヶ月=200万円

• ビザ代・教材費など:20〜30万円

• 生活費・食費など:月5〜7万円 × 8ヶ月=50万円

親に一部支援してもらいながら、大学時代のアルバイト貯金もかなり使いました。奨学金は出発時期が急だったこともあり申請できず…行く人には早めの情報収集をおすすめします!

費用は選び方や工夫次第でもっと抑えられる!

私の場合は「ロサンゼルス」「都心部のシェアハウス」「長めの滞在」という条件だったので、かなりコストが高めになりました。
でも、行き先や滞在スタイル、学校の選び方によってはもっとリーズナブルに抑えることも可能です。

たとえば:

  • 物価の安い国(フィリピン・マルタ・カナダ郊外など)を選ぶ
  • ホームステイや学生寮を選ぶことで家賃を下げる
  • 短期集中型の3ヶ月・6ヶ月コースを選ぶ
  • 航空券の予約を早めに済ませておく
  • 食費を外食から自炊中心に切り替える

など、工夫次第で100万〜200万円ほど抑えることも現実的です。

「語学留学=お金がかかるから無理」と思ってしまいがちですが、やり方次第で“自分に合ったかたち”が見つかると思います。大切なのは、まず自分にとっての優先順位(国・期間・語学力・生活スタイルなど)を整理することかもしれません。

英語の準備は、正直ほぼゼロ(笑)

留学前、私はTOEICすら受けたことがありませんでした。

リスニングはなんとなく聞き取れるけど、スピーキングは壊滅的。英語を口に出すこと自体に抵抗があり、英会話スクールに通っていたわけでもなく、「正直、この状態で行って大丈夫かな…」と何度も不安になりました。

でも結局、一番伸びたのは現地に行ってからでした。“話さなきゃ生活できない”“沈黙では何も始まらない”という環境に身を置くと、不思議と口が動くようになってくるんです。最初は片言でも、伝わればうれしいし、通じなかったら「次はこう言おう」と学びになる。恥をかくことに慣れていくうちに、少しずつ英語への恐怖心も薄れていきました。

もちろん、事前にもっと準備しておけば、スタートダッシュは楽だったと思います。でも、「英語ができないから留学できない」とは、決して思わなくていい。
むしろ、“できない状態”で飛び込んだからこそ、得られる成長があったと今は感じています。

語学留学の良さは、完璧な準備がなくても、現地の毎日そのものが学びになること。準備不足だった私でもなんとかなったので、大丈夫。思い切って飛び込む価値は、きっとあると思います。


実際に行ってみて

到着初日、「え、何言ってるのか全然わからない…」

ロサンゼルス国際空港に降り立った瞬間、真っ先に思ったのは、「やばい、本当に英語が聞き取れない…!」ということでした。

入国審査のカウンターに進むと、係員が当たり前のように英語で話しかけてくる。でもそのスピードが速すぎて、聞こえるのは知っている単語がちらほら混じった“音の塊”みたいな感じで、何を聞かれているのかまったく分からず、頭が真っ白に。パスポートを差し出すタイミングも合っているのか不安で、変な笑顔を浮かべながら「Yes…」とだけ答えていたら、なんとかスタンプを押してもらえました(笑)。

事前に英語のフレーズ集を少し勉強しておいたのに、いざとなると全然使えない。「Welcome to the United States!」の一言すら、安心どころか“本当に来ちゃったんだ…”という緊張をより強くさせる魔法の言葉に感じました。

空港の出口に出たとき、まわりの会話は全部英語。看板も英語。スタッフとのやり取りも、店員との会話も、当たり前に全部英語。頭ではわかっていたつもりでも、「英語圏で生活するって、こういうことなんだ…」と、リアルな現実がドンと目の前に降ってきた瞬間でした。

それまでの“留学=夢や理想”というふんわりしたイメージが、一気に“リアルでサバイバルな日常”に変わったのが、この到着初日だったと思います。

語学学校は、多国籍でフラットな空気感

語学学校の授業は、想像以上にアクティブで実践的でした。

教科書をなぞるだけの受け身の授業ではなく、先生が次々に生徒を指名して意見を聞いたり、グループディスカッションや即興スピーチをしたりと、常に「話すこと」が求められるスタイル。私は英語で自分の意見を伝えるのがとても苦手だったので、最初の頃は本当にしんどかったです。言いたいことは頭にあるのに、うまく言葉にできない。文法はぐちゃぐちゃ、発音も通じない。話している途中で黙ってしまい、気まずい空気になるたびに、「なんで私、こんなところに来ちゃったんだろう」と落ち込みました。

でも、救いだったのは、クラスメイトたちもみんな“英語学習者”だったこと。韓国、ブラジル、トルコ、台湾、イタリア、サウジアラビア…本当にさまざまな国から来ていて、英語が得意な人もいれば、ほとんど話せない人もいる。完璧な英語じゃないからこそ、お互いに間違いを笑わないし、「わかるよ、それあるあるだよね」と共感し合える空気がそこにはありました。

休み時間にお互いの国の文化を話したり、「この単語ってどういう意味?」と教え合ったり、間違えても「いいね!チャレンジしたね!」と励まし合ったり。そういう毎日の中で、「話すこと=怖い」から、「話すこと=楽しい」に少しずつ変わっていったように思います。

最初は“英語を学ぶ場所”だと思っていた語学学校。でも気づけば、“世界中の人とつながる場所”になっていました。

「通じた!」「伝わった!」という小さな成功体験の積み重ねが、自信に変わっていくのを実感できたのは、私にとって大きな成長のひとつです。

苦しかったことも、いま振り返ると全部“ギフト”だった

正直、何度もくじけそうになりました。英語が通じなくてレジでテンパったり、授業で何も言えずに固まってしまったり、周りが盛り上がってるのに自分だけ会話に入れなかったり…。自分だけが取り残されているような感覚に、心が折れそうになることもありました。

そんなときは、ひとりで散歩に出かけて気持ちを切り替えたり、ノートに今日できたこと・できなかったことを書き出したりして、なんとか前を向こうとしていました。「自分にはまだできない」じゃなくて、「どうすればできるようになるか?」を考えるようになったのは、この経験のおかげです。

最初はうまく言えなくても、身振り手振りを加えたり、相手の反応を観察したりしながら、自分なりに伝える努力を重ねました。文法も単語も発音も完璧じゃなくても、目を見て、相手に伝えたいという気持ちを込めると、ちゃんと通じるんだって実感できた瞬間も何度もありました。

一番うれしかったのは、仲良くなった友達に「前より話すのうまくなったね!」って言ってもらえたとき。あの言葉をもらえた瞬間、努力が報われた気がして、こっそり涙が出そうになったのを覚えています。

今振り返ると、うまくいかなかった経験こそが、自分を変えてくれたと強く思います。英語力以上に、「伝える勇気」や「立ち直る力」、「違いを面白がる余裕」みたいなものが、少しずつ育った気がしています。そう思うと、あのとき感じた苦しさや戸惑いは、全部が“ギフト”だったんだなと思えるようになりました。


こんな人におすすめ

海外に行ってみたいけど、なかなか一歩が踏み出せない人へ

「海外に行ってみたい」「いつか留学してみたい」そう思ったことがある人は、きっと少なくないと思います。でも実際に行動に移すとなると、「英語が不安」「情報が多すぎて何から始めればいいか分からない」「帰国後の就活に不利にならないかな」など、いろんな不安が頭をよぎって、なかなか一歩が踏み出せない。

私もそうでした。特別な理由があるわけじゃなくて、ただ“外の世界を見てみたい”という気持ちがあっただけ。でも、周りに語学留学する人がいなかったからこそ、「本当に行って大丈夫なのかな」と何度も自問自答しました。

でも、実際に飛び込んでみると、想像していたより“なんとかなる”ことばかりでした。むしろ英語が完璧じゃない今だからこそ得られる出会いや学びがたくさんあって、スタートラインがバラバラな仲間たちと支え合いながら過ごす日々は、思っていた以上にあたたかく、刺激的でした。

「迷っているなら行ってみる」それだけでも、きっと何かが変わります。

英語を“話せるようになりたい”人へ

英語を話せるようになりたい。この気持ちをきっかけに留学を考える人は多いと思います。私もそのひとりでした。

ただ、実際に行ってみて強く感じたのは、“話せるようになる”というより、“話すことに慣れる”が先なんだということ。文法が完璧じゃなくても、発音がきれいじゃなくても、とにかく口に出してみる。それが第一歩。

最初は自己紹介すらままならなかった私も、何度も失敗しながら話すことで少しずつ「通じた!」という成功体験を積み重ねていきました。何より大きかったのは、“間違えることを怖がらない”という感覚が身についたこと。

教科書やアプリだけでは得られない、「英語を使って誰かと本当に通じ合う」感覚は、その場に身を置いて初めてわかることだと思います。話せるようになりたい人こそ、一度その世界に飛び込んでみてほしいです。

今の自分を変えたいと思っている人へ

なんとなく今の生活に満足できない。このまま毎日が過ぎていくのが怖い。そんな漠然とした不安や焦りを抱えている人にも、語学留学はひとつの大きなきっかけになると思います。

私にとっても、語学留学は「英語を学ぶ場所」以上に、「自分を見つめ直す時間」でした。

異なる価値観を持った人たちと出会い、自分とはまったく違う人生を生きる同世代と話す中で、「こうあるべき」と思い込んでいた自分の“枠”が少しずつ壊れていく感覚がありました。うまく話せなくても、伝えようとする姿勢があれば伝わる。逆に、自分が受け取る側になったときは、たどたどしい英語の中にある想いをちゃんと受け取ろうとする。そんなやりとりの積み重ねが、「言葉だけじゃなく、“人としての関わり方”も変わったな」と感じさせてくれました。

自分を変えるのに、完璧な準備はいらない。ほんの少しの勇気さえあれば、きっと世界のほうがこちらに歩み寄ってきてくれます。


おわりに

語学留学は、最初から「楽しいことばかり」ではありませんでした。

むしろ、できない自分と向き合うことの連続で、「何やってるんだろう」と落ち込んだ日もたくさんありました。でも、そんな日々を越えて、自分の言葉で誰かと笑い合えたとき、勇気を出して話しかけたことで友達ができたとき、小さな「できた!」が積み重なって、自分の中に少しずつ「変われた自分」が見えてくる感覚がありました。

英語力は、留学が終わった今もまだまだだと思います。でもそれよりも大きかったのは、「知らない世界に飛び込んでも、自分でなんとかできる」という自信を得られたこと。そして、国籍や文化が違っても、気持ちさえあればつながれることを実感できたことです。

もし今、留学に興味があるけど不安で動けずにいる人がいたら、私は迷わずこう伝えたいです。

「英語ができるようになってから」じゃなくても、大丈夫。

“行きたい”と思った今が、一番のタイミングだと思います。

あのとき、一歩踏み出して本当によかった。このブログが、誰かの背中をそっと押せるきっかけになれたら嬉しいです。

めろちゃん

めろちゃん

早稲田大学 文学部

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