こんにちは!東京外国語大学 言語文化学部4年のゆうきです。外大を目指しているみなさんへ、リアルな外大生活を紹介します。
外大=外国語漬けのイメージがありますが、もちろんそれ以外の授業も充実していますし、個性豊かな学生、留学生、先生方に出会える唯一無二の大学です。
このブログを読んで、少しでも「外大いいな」と思ってくれたら嬉しいです!
目次
外大のオンライン事情
オンライン神対応大学
現在はオンライン授業と対面授業のハイブリッドです。今では多くの大学がオンライン授業の支援をしてくれていると思いますが、昨年の秋、まだ探り探りで授業が出来なかった時期に外大は新しい授業形式を迅速に整え、学生がいつでもWi-Fiに繋げてZoom授業が出来るような環境を実現してくれました。
「1限はオンライン授業だけど、その後すぐの2限は対面授業だ、、」そんな日でも大丈夫。学校でオンライン授業を受ける場所がたくさんあります。
普段授業で使うような大教室1つ1つの席にパーテーションを立て、全席コンセント完備の「Zoom専用教室」がいくつも用意されており、授業を受ける場所に困ることはまずありません。
ヘッドフォン、PC貸出も
自分のパソコンを持参して授業を受けることも出来ますし、大学内のパソコン室も開放しているので使用可能です(個人的には持参した方が色々な場所で開けるのでラクですが)。
「しまった!大教室でオンライン授業受けたいのに、イヤホン忘れた!」という日も大丈夫。大学がヘッドフォンやその他の機器を貸出してくれるため安心です。
対面とオンライン、受け方はどう違う?
人によって、「オンライン授業の方が場所を問わず受けられるから楽!」「対面の方が他の学生と交流できるから好き」など様々な意見があると思います。
外大では、朝の通勤ラッシュに被らないようどの曜日も1限はオンライン授業にしていたり、ゼミなどの小規模な活動は対面で行ったりという区別をしています(ゼミによってはオンライン、オンデマンドもあります)。
専攻語=対面 第2言語や一般教養=オンライン
外大では全ての学生が専攻語や専攻地域を決めて学んでいます。そのため、言語文化学部ではその言語の文法や会話のスキルを、国際社会学部ではその地域の文化や政治などの知識を4年間かけて身につけていきます。そういった自身の専攻する分野の授業は対面で行われていることが多いです。
それ以外に受ける、一般教養の講義や専攻語以外の言語科目はオンライン授業が多いです。
家にいながらマルチリンガルになれる大学
マルチリンガルになれる理由は、外大生の特権でもある、30以上の言語を学べる大学だからこそ、興味のある言語の授業が受け放題なためです(笑)
自分の専攻語以外の授業はオンラインで開講されているものが多いです。試しに、ここに私のある学期の時間割を貼ります。
私はスペイン語専攻で、それ以外に8言語習いました。
韓国語、イタリア語、マダガスカル語、英語の授業と、ロマンス語関連(フランス・ポルトガル語など)も受けたし、専攻する言語の一環でバスク語もやって、あとシンジャロンジャ語もやりました。
「ん?」と思った人が多数いると思います。
マダガスカルって言語あるんだ……!
#シンジャロンジャ語とは ……!?
私は、せっかく外国語大学に来たのだから、他では絶対に受けられなそうな言語の授業を受けてみよう!と決めていました。
ちなみにマダガスカル語はフランス語と少し似ている部分もあって面白かったです。日本語で書かれた「マダガスカル語の教科書」というのはなかなか無いそうで、私たちは英語で書かれたマダガスカル語の教科書を使って、ひたすら英文マダ語訳を学んできました。
シンジャロンジャ語、そんなものはこの世に存在しません。なぜなら、言語学専門の外大の先生が作った完全オリジナルの言語だからです。作った本人しか知らないような言語の文法や、発音の仕組みを分析するというかなり言語学マニアに特化した授業もあるんです。詳しく知りたい人は、この授業を受けてみてください!笑
画期的な体育の授業
高校生の皆さん、「オンライン生活をしている大学生って、体育とかどうしてるの?」という疑問を持ったことはありませんか?
コロナ禍でも、体育が必修科目であることに変わりはありません。オンラインでどうやって受講するのかというと、外大ならではの科目が開講されています。
①外大ならでは:世界各地の伝統舞踊
見出しの通りです。私は家で1人でやるには耐えられず受講していないのですが……フィリピン舞踊やジャワ民謡などがあった気がします。
もちろん踊りを知るだけでなく、そのような伝統文化が生まれた背景や、地域の特色なども学びながら実践するため、より親しみを持てます。他の国の伝統舞踊を学べて、単位ももらえるなんて、まさに外大にしかない体育の授業です!
②新しい体育様式:NIKE RUNの導入
私はこちらを受講しました!オンデマンド形式の体育で、毎週先生からストレッチや筋トレメニューの動画が配信され、それを見ながら一緒に身体を動かすものです。筋トレした時間や回数などをレポートに記録して、学期末に提出します。家で出来るし、自分のペースで進めらるのでとてもやりやすかったです。
なかでも興味深かったのはランニングメニューで、受講生が各自ランニングのタイムやコース記録をしてくれるアプリ(NIKEやアディダスなど)をインストールし、実際に外で走った記録をレポートに添付する課題がありました。
これ、本当に良く出来てるなと思います。筋トレメニューは若干さぼってしまったり、回数や時間を盛って記入…なんてこともできますよね(小声)。
しかし、ランニングコースがしっかり反映された記録を提出するのであれば必ず外へ出て走りに行くことになるので、必然的に運動不足の改善になります!
コロナに負けない大学
外大生のリアルをお伝えしてきましたが、これはほんの一部です。まだまだ魅力の詰まった大学です!
外大は今、留学を控える学生のためにサポート体制を作り上げていたり、入学式が出来なかった現2年生のために今年の春に歓迎会を開いたりしてくれました。
コロナに負けない大学創りを実現している素敵な場所です。東京外国語大学で、グローバルな生活を満喫しませんか?
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