こんにちは!愛知県立大学卒のあおいです。
先日、サウナの聖地と言われている「しきじ」に行ってバッチバチにととのってきました。
「ととのう」って最近よく聞くけど、一体何?という方向けに、最近サウナにまんまとハマってしまった私が解説いたします!
勉強やバイトで疲れた〜。リフレッシュしたい。。。という方必見です。
ととのうとは?
ととのうとは、サウナ→水風呂→外気浴(外に出て心地よい風に揺られながら休憩)を数回繰り返した後に訪れる、全身の力が抜け、頭がぼーっとして、何もかもがどうでも良くなるくらい気持ちよくなる状態のことを言います。
「サウナハイ」「サウナトランス」とも言われているみたいです。似たような状態で言うと、マラソンを走っていくうちに、だんだんと辛さがなくなり足も軽く感じる「ランナーズハイ」に似ているらしいです。(私はマラソン好きじゃないので、ランナーズハイはよく分かりませんが。。。)
医学的に言うと、
- サウナに入る
- サウナの熱さが体の負担になることで、アドレナリン濃度が上がり交感神経が活発になり、体が緊張・興奮状態になる
- 水風呂に入る
- 温度が急激に変わったことにより更に交感神経が活発になり緊張・興奮状態が高まる
- 外気浴をする
- 温度が通常に戻り一気に副交感神経が活発になりリラックス状態になる
- アドレナリンはまだ体中を巡っているので、副交感神経によるリラックス状態とアドレナリンによる興奮状態が体の中で共存している状態になる
このリラックスと興奮が共存している状態がととのうの正体みたいです。
日常生活ではありえない異常な状態であり、この異常な状態によって、究極のリラックス状態が生まれます。
ととのうまでにすること〜サウナの流れ〜
- 水分補給をしっかり
- サウナに入る前に体と頭をしっかりと洗う
皮膚に汚れが残っていると汗をかきにくいみたいなので、効果をしっかり出すためにも、また他の人へのエチケットの意味でも、サウナ前に体をキレイにしましょう! - 温泉に浸かって、熱さに体を慣らす
急に熱いサウナに入ってしまうよりも、まずは温かい温泉に入って、リラックスしながら熱さに体を慣らすことも大事です - サウナに入る前に軽く体を拭く
サウナ室がびちょびちょにならないよう軽く拭いてから入るようにしましょう。また髪が長い人は入る前にしばりましょう - 直に座らない
サウナマットがあるところはその上に、ない場合はタオルを敷いてその上に座るようにしましょう - サウナで汗をかく
自分の体調に合わせて無理のない範囲でたくさん汗をかきましょう。
時間ではなく、自分の心拍数がランニングをした後くらいのドクドク感になったら出るのが丁度いいみたいです。また、サウナ室では上に行けば行くほど熱いので、始めは下段で様子を見て、慣れてきたら場所を変えてベストなポジションを見つけましょう。
濡らしてよく絞ったタオルを頭に巻いておくと、頭がのぼせにくく長時間入っていられます。 - 水風呂に入る前にかけ湯でサウナでかいた汗を流す
水風呂に入る前に必ず汗を流しましょう。汗まみれの水風呂は嫌ですよね。。。 - ゆっくりと水風呂に入る
最初は冷たすぎて無理!と思うかもしれませんが、ゆっくり入り、10秒くらいすると冷たさを感じなくなっていきます。これが「羽衣」と言われており、サウナでほてった体と水との間に温度の膜が出来ることで起きる現象みたいです。水風呂の目安は1分程と言われていますが、これも無理のない範囲で。 - 椅子に座ってひたすらぼーっと休憩する
徐々に心拍数が落ち着いていくのを感じながら、ゆっくりと休みましょう。
このサウナ→水風呂→休憩の工程を3セットほど繰り返すと、3度目の休憩のときにふわーっと魂が抜けていくようななんとも言えない気持ちよさが襲ってきます。
人それぞれサウナや水風呂の時間は違ってくるので、無理せずに自分のペースで試してみて下さい!
サウナがもたらすととのう以外の嬉しい効果
ととのって最高にリラックスが出来る以外にもサウナには嬉しい効果がたくさんあります。
- 血流が良くなり、老廃物が排出され、肌がきれいになる
- 血流が良くなり、筋肉に流れる血液の量も増え、肩こりが解消される
- 血流が良くなり、酸素の摂取量が増え、効率よく乳酸が分解されることで、疲れが取れる
- サウナ→水風呂→外気浴で神経の働きを活発にさせることで、ぐっすりと眠ることが出来る
サウナに入って、全身の血の流れが活発になることで、体にも心にもお肌にもいい効果があるようです。ここまでメリットばかりだと、もうサウナに行かない理由がない!ただし、体には負担になるので、無理のない範囲で楽しみましょう!
わたしがサウナにハマったキッカケ
こんな風に書いていますが、わたしがサウナにハマったのもついここ1ヶ月ほどの出来事です。もともとサウナ好きだった友人に誘われて箱根にある天山湯治郷という場所にいったのがキッカケでした。
コロナの影響でサウナは閉まっていたのですが、ここの温泉はお湯の温度が高く、洞窟状になっている温泉に入っていれば、サウナと同じくらい蒸されて汗かくから、ととのえるよ!と言われ、ととのうがいまいちなにかもよく分かっていませんでしたが、パソコン漬けで疲れた体も頭もリフレッシュしたい〜と思い行くことに。
熱々の温泉でじわじわと蒸された後、汗を流して初めての水風呂へ。
足を入れた瞬間、こんな冷たいのに入るなんて無理!!と思いましたが、勇気を振り絞ってゆっくりとゆっくりと入っていき、なんとか肩まで入ることに成功。体を丸めて入ると入りやすいです。すると10秒ほどで冷たさを感じなくなり、頭がスッキリとしてきて心地よさを感じます。足が1番最初に冷えてしまうので、スペースがあれば足だけ出すのもいいみたいです。
30秒ほど入って、設置されている椅子に座って休憩。自然の中にある施設なので、目の前に広がる緑の絶景とそよそよと吹く風が最高に気持ちよく、1回目ですでに「これはやばいぞ。。。」と確信しました。そこから4セット繰り返し、最後の外気浴のときには、もう脳みそまで溶けて、全身の力が抜けていくような気持ちよさに、これはハマるの分かるわ。。。と思いました。
よく友人が、水風呂のために温泉やサウナに行くと言っていて、今までは「水風呂なんて罰ゲームじゃん、なんで入るんだろう。。。」と思っていましたが、その言葉の意味をそこで理解しました。水風呂最高!!
サウナの聖地「しきじ」
静岡県にあるサウナ「しきじ」はサウナ界ではサウナの聖地と呼ばれています。
特にしきじの水風呂が他とは全然違う!とのことで早速行ってみることに。静岡駅から車で15分ほど走ったところにある「しきじ」。土曜ということもあってか駐車場はほぼ満車状態。
入り口にはずらーっと有名人のサインが飾られています。券売機で入場券を購入して、靴をロッカーに入れて受付。(休日は女性は900円、男性は1,600円でした。)券と靴のロッカーの鍵を渡すと更衣室のロッカーの鍵と、館内着、バスタオル、タオル2枚を渡してくれます。
女子風呂はのれんをくぐるとすぐ左にあるカーテンから入れます。(最初入り口が分からなくてウロウロしました。他にもウロウロしてるお客さんが数人いました。笑)女子の方は空いてたので更衣室も洗い場もサウナ室も快適でした!やっぱり男性需要がすごいみたいです。
温泉は薬草風呂とジェットバスの二種類。サウナも薬草サウナとフィンランドサウナの二種類でした。それに水風呂。浴場に入った瞬間薬草の匂いがしてきます!
しきじの売りは温泉・水風呂・館内で出る食事や水にも使われている「天然水」。静岡の雄大な自然から出来た天然の湧水をおしげもなく使っています。水風呂はそんな天然水を24時間かけ流し。ここの水風呂はそのまま飲めちゃうんです!しきじの天然水は他の天然水よりもミネラル成分(カルシウム、マグネシウム)が豊富に含まれているんだそう。
薬草風呂は腰痛や肩こり、にきびやアトピー、肌荒れにも効果的で、アトピーなどの症状がやわらいだお客さんもいるとか。実際、常連さんと思われる方々が数名いましたが、みなさん本当に肌がキレイだった。。。
早速体と頭を洗い、薬草風呂でリラックスをして、いざサウナへ!サウナの前にサウナマットが置いてあるので、各自自分の分を持って敷きます。サウナの温度は90度ほど。テレビを眺めながらじっとしていると、5分程で汗が吹き出してきました。7分ほどで出て、汗を流しゆっくりと水風呂へ。確かに他の水風呂とは違い、水が柔らかい。。。!かけ流しなので、水も本当にキレイで、スーッと体に染み込みました。試しにかけ流し部分から水を飲んでみると、一瞬で体に染み渡り消えていきました。美味しかった。。。!ここは露天風呂ではないため、外には出られないので、浴場の真ん中に置かれたベンチで休憩。全身の力が抜けていきます。3セット終えた後にはもうトロトロに。最高でした〜。。。
2階には男女別の休憩所があり、館内着のままフカフカの椅子に座ってリラックス出来ます。マンガもたくさん置いてあるので、ここでだらーっと一日中過ごせちゃいます。私はご飯は食べませんでしたが、食堂もあるので、風呂上がりに天然水を使って作った絶品ご飯も楽しむことも可能。
サウナの聖地と呼ばれている意味が分かりました。
最後に
「ととのう」理解できましたでしょうか?私もまだまだアマチュアサウナ−ですが、知ってしまうともうその気持ちよさに、引き返せなくなります。
今はコロナで感染対策のため閉まっているサウナが多いですが、サウナの入り方を知って、また開いた時にぜひ「ととのう」を体感してみて下さい!
日頃の疲れが取れリフレッシュ出来ます。