こんにちは、リディーです!
26卒の私が約1年間の就活経験をもとに、就活事情についてお話しします。就活を始めるタイミングや、各時期に何をすべきかなど、実体験を交えながらアドバイスしていくので、これから就活を迎える方の参考になれば嬉しいです!
目次
ガクチカは就活の鍵!
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
はめちゃくちゃ大事です。
企業側は、「この人がどんな努力をして、どのように成長したのか?」を知りたがっています。そこで、私が特に大事だと感じたのが一貫性!
例えば、私のガクチカは「大学生活を通して南アジア研究に力を入れたこと」です。その根拠として、
- 大学入学:南アジアについて研究したいと思い、関連する学部に進学
- 1年次:バングラデシュに渡航し、NGOや工場を見学
- 2年次:インドで長期インターンシップを経験
- ゼミ:南アジア研究のゼミに所属し、専門的な学びを深める
- 卒業論文:インドの子どもたちのICT教育について研究中
このように「大学生活を通して南アジア研究に力を入れました」というガクチカに対して、一貫性のあるストーリーがあるため、説得力が増しました!その結果、特に南アジアに進出している企業から内定をもらいやすかったです。
インドのインターンシップでの成果や苦労した点、成長した点を整理しておくことで、どの企業にも対応できるエピソードになり、就活をスムーズに進めることができました。就活を成功させたい人は、自分のガクチカに一貫性を持てるような行動を意識すると良いと思います!
特に企業から評価されやすいガクチカの例として、
- リーダーシップを発揮した経験(ゼミやサークル、アルバイトでのリーダー経験など)
- 課題解決・創意工夫の経験(学内コンペ、ビジネスコンテスト、イベント運営での工夫など)
- 挑戦・努力を続けた経験(難関資格の取得、スポーツや文化活動での成果など)
- チームワークを発揮した経験(グループワークやボランティア、国際交流活動など)
- 継続的な努力や成長を示せる経験(長期アルバイト、SNS運営、学業での成果など)
これらの中で、自分の大学生活に当てはまるものがないか振り返ってみましょう。
「成果+工夫+成長」の3つの要素をセットで伝えることが大切です。
例えば「〇〇を達成しました!」というだけではなく、
- どんな課題や困難があったのか?
- それをどう工夫して乗り越えたのか?
- その経験を通じてどう成長したのか?
を具体的に説明できると、ぐっと説得力が増します。どんな経験でも、視点を変えて整理することで、魅力的なエピソードにすることができます!
実は、就活の場ではガクチカを少し盛る人もめちゃくちゃいます笑笑この世の中リーダー多すぎじゃない?とツッコミたくなることもありますが、みんな必死なので仕方がない部分もあるかもしれません笑笑
とはいえ、完全な嘘はNGです! 面接で深掘りされたときにボロが出てしまう可能性が高いです。一方で、事実をベースに少し話を膨らませるのはアリだと思います。ガクチカが全くないという人は、これまでの経験を整理して、自分なりのストーリーを作ってみましょう!
落とし穴の適性検査

就活を経験したことがない人にとって、「SPI」や「玉手箱」といった単語はまったく馴染みがないかもしれません。これらは企業が採用選考の際に実施する適性検査の名称で、就活生にとって避けては通れない関門のひとつです泣私は舐めていたのですが適性検査でめちゃくちゃ落とされました。まじで思ったよりだいぶ難しいです。
適性検査には大きく分けて能力検査と性格検査の2種類があります。
- 能力検査は、国語(言語)、数学(非言語)、英語などの学力を問う試験です。
- 性格検査は、ストレス耐性や協調性などを測る心理テストのようなものです。
就活を始める前は「適性検査なんて勉強すれば解けるだろう」と思っていましたが、実際に受けてみると数学系の問題がかなり難しく、しっかり対策しないと解けません。特に、数Bレベルの問題が出題されることもあるため、高校時代に数学が苦手だった人にとってはかなり大変です、、。
企業的には単に知識を測るだけでなく、きちんと対策する真面目さや勤勉さも見ているのだと思います。適性検査の準備を通じて、計画的に努力できる人かどうかが試されているのでは、、?と思います。
種類ごとの出題傾向を理解して、事前に練習を積むことが重要です。模試模試模試!!適性検査の準備を通して、試験対策の計画力や努力の継続力を養うことができるので、無駄な時間ではないと思います!頑張りましょう泣
大手に行くべき?それともベンチャー?
就活をしていると、大手企業とベンチャー企業、どっちがいいんだろう?ってめちゃくちゃ悩みます、、、。私も就活を始めた頃は、大手の安定感に惹かれる一方で、ベンチャーの成長スピードにも魅力を感じて、かなり迷いました。でも、実際にいろんな企業を見たり、働いている人の話を聞いたりするうちに、それぞれのリアルな違いが見えてきました。
大手企業
なんといっても安定感!!
給料やボーナス、福利厚生がしっかりしているし、会社のネームバリューもあるので、親や周りからも、しっかりした会社に入ったね!って安心されます笑
研修制度も整っていて、未経験でもじっくり育ててもらえるので、最初のキャリアとしては安心。ただ、その分仕事の分業化が進んでいて、一つの業務をコツコツこなすことが多く、もっと自分のアイデアを活かしたい!と思っても、なかなか裁量を持たせてもらえないことも。昇進も年功序列なところが多いので、成果を出してもすぐに評価されるとは限らないのがちょっともどかしいポイントです。
ベンチャー企業
とにかく成長スピードが速く、若いうちからどんどん仕事を任せてもらえるのが最大の魅力。入社1年目から重要なプロジェクトに関わったり、経営陣と直接やり取りできたりする環境も珍しくありません。意思決定が早くて、自分の意見が採用されるチャンスも多いので、とにかく挑戦したい!!という人には最高の環境。
ただ、その分結果を求められることも多く、経営が不安定な企業もあるので、それなりにリスクもあります。自分からどんどん動けるタイプじゃないと厳しいかも。
結局、大手とベンチャーのどっちがいいかは、自分がどう働きたいか次第です。
安定した環境でじっくりキャリアを築きたいなら大手、スピード感のある環境で成長したいならベンチャー向き。私もいろいろ悩んだけれど、大手にしました。
理由としては福利厚生(特に家賃補助)がしっかりしているため、自分で負担する額が少ないし、ネームバリューがある会社だと転職をするときに有利に働くのでは、と感じたからです。
そして、ベンチャー企業でインターンをしていたこともあり、大手がどんな感じか知りたかったというのもあります。どっちが正解か、じゃなくて自分がどっちの環境でワクワクできるかが大事だと思います。
就活をしない!という選択肢
大学生なら誰もが通る道みたいな雰囲気だけれど、そもそも就活しないってアリなの?って考えたことがある人もいると思います。私もそう思いました!
結論、就活しないっていうのも全然ありな選択肢だと思います。むしろ、今の時代、就活しないからこそ広がる道もあるんじゃないかな?って思います。
たとえば、起業したい人やフリーランスで働きたい人にとっては、就活に時間を使うよりも、自分のスキルを磨いたり、実際に仕事を始めたりしたほうがよっぽど価値があることもあります。
実際に、大学在学中からフリーランスで活動して、そのまま就職せずに独立する人も増えているし、会社に縛られない働き方を選ぶのも全然アリです。
ただ、現実的なことを言うと、就活しない=自由気ままに生きられるってわけではないのも事実だと感じます。会社員になれば毎月の安定した収入や社会保障があるけど、フリーランスや個人で活動するなら、その分のリスクや責任も全部自分で負うことになります。
親や周りの人から、本当に就職しなくて大丈夫なの?って心配されることもあるし、自分はこういう道で生きていく!っていう強い意志と計画性がないと、途中で行き詰まる可能性もあ離と思います。
大事なのは、自分が納得できる選択をすることです!就活するかしないかは、周りに流されるんじゃなくて、自分の価値観や目指すライフスタイルに合ってるかどうかで決めるべきだと思います。
もし、会社に入るのはなんか違う気がするけれど、特にやりたいことはない、という人はとりあえず就活をしたほうがいいと思います。内定をもらってから、色々考えて、やりたいことが見つかったら内定辞退、という人もいます。とにかく怖いには何も決まっていなくて卒業してしまうことです。
とりあえず就活をして道を残しておくことも1つの戦略だし、必要なことだと思うので、そういう人は取り合えう就活することをお勧めします!
就活はいつ始めるべき?どの時期に何をすべきか
就活って「いつから始めればいいの?」ってめちゃくちゃ気になるけれど、結論から言うと早いに越したことはない!です。だからといって大学1年生のうちからバリバリ就活しなきゃ!っていうわけでもないし、ある程度のタイミングと流れを押さえておけば大丈夫です。実際に1年間就活をしてきた経験を踏まえて、どの時期に何をすべきか?を解説していきます!前提として、ガクチカは大学1・2年生で作っておきましょう。
大学3年夏~秋
本格的に就活が始まる前なので、焦る必要はありません!
でも、余裕がある今のうちに、そもそも自分はどんな業界に興味があるのか?を考えたり、気になる企業をリストアップしたりしておくと、後々スムーズに進められます。
インターンに参加する人も多いけど、ここで参加しておくと企業の雰囲気がつかめるし、早期選考に進めるチャンスもあるので、できれば応募しておくのがおすすめ。
サマーインターンはバリバリ応募して積極的に参加しましょう!
早期選考(本選考よりも早く内定がもらえる)や外資系の企業を狙いたい場合はもうこの時期にはES を書いたり面接をしたりするのでもっと早めに行動する必要があります!3年生の春から情報収集を進め、サマーインターンに参加し、秋から早期選考という流れがベストです。
大学3年の冬
就活の準備を本格的に進める人が増えてきます。
特に、自己分析は早めにやっておくと、ES(エントリーシート)を書くときにめちゃくちゃ楽になるので、この時期にしっかりやっておきましょう。
自己分析って言われると難しく感じるかもしれないけど、「自分がこれまで頑張ったこと」「どんなことにやりがいを感じるのか」みたいなことを振り返るだけでもOK。
また、適性検査(SPIや玉手箱など)の勉強を始めるのも大事!
数学なんて余裕でしょ!と思って油断してると痛い目にあうので、早めに対策を始めるのがいいです。特に文系の人は、数的推理とか確率問題でつまずくことが多いので、1日10分でもいいからコツコツ解いておくのがおすすめです。
SPIを模試で対策してみる
本番さながらのSPI模試を体験できる、就職活動/転職活動に必須のSPI対策サービス「SPIマスター」で練習を重ねておくのもおすすめです。
SPI本番と同じ形式・難易度の問題で、実践さながらの練習ができるほか、 時間配分や問題形式に慣れることができます!
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大学4年の春
3月になると、ついに本選考が解禁されて、企業のエントリーが一気に始まります。
この時期は、とりあえず動くがめちゃくちゃ大事!
ESを出しまくったり、面接を受けたり、落ちても気にせずどんどん挑戦していくことが成功のカギです。選考が始まるとバタバタして、ESの提出締め切りが迫ってるのに何も書いてない!みたいなことになりがちなので、余裕を持って準備しておくのがベスト。
また、この時期は面接対策も本格的に進めていきます。面接って場数を踏めば踏むほど慣れてくるので、練習だから!と思ってどんどん挑戦するのがいいですね。最初のうちは緊張するかもしれないけど、場慣れしてくると自然に受け答えできるようになります。
エントリーシートの自動作成も検討する
頭の中にある、エピソードやガクチカを、 文字数制限がある中で綺麗に文章としてまとめることは簡単ではありません!
SmartESを活用すれば、エピソードを箇条書きに入力し 文字数を指定するだけで瞬時に文章を作成してくれます。 選考企業ごとに作成も可能なので エントリーシートを書く時間やガクチカをまとめる時間を省略してくれます。
通るES作成を自動化【SmartES】
大学4年の夏
この時期になると、内定をもらい始める人が増えてきます。ただ、まだ内定がないと焦る必要はありません!
夏以降も募集を続けている企業はたくさんあるし、就活が長引くのは全然珍しくないので、落ち込まずに粘り強く続けていきましょう。
何社くらい受ければいいの?
目安としては 20~50社くらい 受ける人が多いです。
一概に〇社受ければOK!とは言えないけれど、とりあえずたくさん受けておく!っていうのが基本スタンスになって行くと思います。
20~50社って多くない?って思うかもしれないけど、就活では普通に落ちることが前提だからです!笑
例えば、10社だけエントリーして、そのうち半分のESが落ちたら残り5社。そこからさらに面接で落ちてしまうと、選考中の企業がゼロになってしまいます。そうなると、またゼロから企業探しをしなきゃいけなくなって、めちゃくちゃ焦ることに、、、!!
だからこそ「とりあえず多めに出しておく!」が鉄則です。
もちろん、適当にエントリーしまくるのは良くないけど、興味がある企業はとりあえず出しておくっていうのは大事な戦略になります。私の場合は
- 第一志望群(本命):5社
- 第二志望群(準本命):10社
- 練習・滑り止め枠:12社
にしました。本命だけに絞ると、もしダメだったときに選択肢がなくなってしまうので、準本命や滑り止め枠も用意しておくのが安心。特に最初のほうは面接に慣れていないことが多いので、志望度がそこまで高くない企業で練習をしておくのも大事です。

私的ホワイト企業の見分け方
実際に就活してると、この会社、本当にホワイトなの?とって不安になることあります!!ぶっちゃけ、企業の説明会とか採用ページにはいいことしか書いてないので、自分でしっかり見極める力が必要になってきます!そこで、私的にここを見ればホワイトかどうか分かる!っていうポイントをまとめました。
残業時間&有給消化率はまじで要チェック
ホワイト企業を見極めるうえで、一番わかりやすいのが 残業時間と有給消化率。求人情報や企業の採用ページには「平均残業〇時間」とか「有給取得率〇%」って書いてあることが多いので、そこをしっかりチェック
残業時間:月20時間以内が理想(多くても30時間以下)
有給消化率:最低でも50%以上、できれば70%以上
ただし、ここに書いてある数字を 100%信じるのはNG! 企業によっては「残業月10時間」って書いてても、実際は「みなし残業(固定残業)」で実態はもっと多いことも。口コミサイトや社員のリアルな声も合わせてチェックするのが大事!
口コミサイトやSNSでの評判を確認
企業のHPや採用担当者の話だけじゃなくて、 実際に働いている人のリアルな声 をチェックするのも大事!
OpenWork:社員の満足度や労働環境の口コミが見れる
転職会議:年収や職場の雰囲気などの情報あり
TwitterやX(旧Twitter):会社名+「ブラック」「やばい」で検索してみる
ただし、ネットの口コミはネガティブな意見が多くなりがちなので、 複数の情報を総合的に判断 するのが大切!逆に良い口コミしかない企業も怪しいので要注意。
離職率&新卒3年定着率をチェック
「この会社、本当に働きやすいの?」っていうのを判断するのに、離職率 はめちゃくちゃ重要。特に 新卒3年以内の離職率 は、その会社の労働環境を知る大きなヒントになります!
新卒3年離職率:30%超えてたら要注意!(20%以下が理想)
社員の平均勤続年数:長ければ長いほど安定(10年以上あると◎)
離職率が高い会社は入社したけど、思ってたのと違った…ってなる人が多いってことなので、慎重に見極めるべきポイント。
面接で社員の雰囲気を観察
面接官が高圧的じゃないか? → 偉そうな態度ならブラックの可能性大
社員が疲れてなさそうか? → みんな顔が死んでたら要注意
会社の説明が誠実か? → 「うちは成長できる環境です!」ばっかりで、労働環境について触れない企業は怪しい
実際に働く環境をイメージするためにも、面接は単に「選ばれる場」じゃなくて 「会社を選ぶ場」 だと思ってチェックするのが大事!
給与&福利厚生がしっかりしてるか
初任給が相場と比べて異常に低くないか?
昇給・賞与がちゃんとあるか?
家賃補助・住宅手当・退職金などの制度があるか?
給料が高い=ホワイトとは限らないけど、「異常に低い」「昇給がない」「福利厚生がスカスカ」 みたいな企業はブラックの可能性あり!

終わりに
就活ってめちゃくちゃ大変だし、正直しんどいことも多い印象があると思います。。
周りが内定をもらい始めると焦ることもあるし、この企業で本当にいいのかな?って迷うこともあると思うけれど、最後に決めるのは親でも友達でもなく自分です!
企業に「選ばれる」だけじゃなくて、自分も「企業を選ぶ」っていう意識を持つことが大事です!