イギリス留学日記~14日目~

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こんにちは、明治大学文学部文学科英米文学専攻のsakuraと申します。

今、イギリスに留学に来ているので、留学中の出来事を留学日記としてお伝えしていきたいと思います。

今日は、ロンドンでアートフェスティバルが開催されているので、友人と、友人のホストグランマ、ホストグランマのご友人とそのお孫さんたちで一緒に行くことになっていました。

起床

9時45分に家の前に来てと言われていたので、朝はゆっくりと準備して向かいました。お腹がすいていなかったので朝食は食べませんでした。

ドライブ

友人のホストグランマが車でアートフェスティバルの会場まで連れて行ってくれることは知っていたのですが、私たちはその会場がどこなのか知りませんでした。そのため、出発してから1時間ほど経ってもまだ会場に到着しなかったので、不思議に思っていると、ホストグランマのカーナビゲーションが「ロンドンまであと〇〇キロメートルです」と言ったので、一気にテンションが上がりました。ホストグランマは犬を飼っていらっしゃるのですが、動物が好きなようで、道端を歩いている犬を見かける度に「あそこにいる犬を見て、なんてかわいいの」とおっしゃっていて、とても微笑ましかったです。

ロンドン

ホストグランマは、ロンドンにある、アルンデル城に連れて行ってくださいました。駐車場はどこも車でいっぱいで、通りには人が溢れかえっており、車を止める場所を探すのに一苦労しました。アルンデル城のふもとでアートフェスティバルが開催されており、様々な絵画や骨董品、彫刻、ハンドメイドのアクセサリーなどが飾られており、見ているだけで楽しかったです。多くの楽団が来ていたり、蜂のコスプレをした集団がいたり、かかしに扮した人がいたりと、会場は活気に満ち溢れていました。

会場の様子

まず初めにお茶を飲みましょうと言われ、ホストグランマのご友人とそのお孫さんたちが先に入っていたカフェに連れて行ってくださいました。中に入ると、映画のワンシーンのようなとても美しい光景に目が釘付けになりました。壁一面に絵画が飾られており、アンティーク調の家具に、可愛いティーカップ、何もかもが可愛らしくて、まるで別世界に来たかのようでした。朝食を食べでいなかったので、私はアッサムティーとレモンメレンゲケーキを注文しました。見た目がとても美しいケーキを食べるのがもったいない気がしてなかなか食べられなかったのですが、食べてみると甘酸っぱくてとてもすっきりとした味わいで美味しかったです。紅茶は、1人1セット、ティーカップとティーポットが来てとても驚きました。ひとしきりその美しい空間を堪能した後、私と友人はアルンデル城を見たかったので、ホストグランマとそのご友人たちとは別々に行動することになりました。

さっそくアルンデル城に向かったものの、ガーデンのみの入場料が£15(日本円で約3000円)、ガーデン+アルンデル城の入場料は£27(日本円で約5400円)とかなり高額だったので、友人はガーデンのみのチケットを購入しました。私はどうしても城の中を観たかったので、ガーデン+アルンデル城内のチケットを購入し、城の中を見ている間、友人には外で待ってもらうことにしました。

ガーデンは当然ながらかなり広く、ウォーターガーデン、ローズガーデン、スタンペリーガーデン、ワイルドフラワーガーデン、オーガニックキッチンガーデンなどがあり、カフェまで付いていました。様々な美しい花々、動物たち、噴水などに魅了されて、私たちは時間を忘れて非日常的な空間を楽しみました。ピクニックを楽しんでいる方もいました。

ガーデン内に教会があり、中に入るとご先祖の像や聖母マリア、イエスキリストの十字架に掛けられた像が多数並んでいました。中央には巨大なステンドグラスがあり、あまりの美しさに人々もみな立ち止まって見入っていました。

その後、私はアルンデル城の中に入りました。初めに入った部屋にはアルンデル城の歴史やご先祖様の生い立ち、肖像画などが飾られていました。お皿一つを見るのにも、このお皿を使って食事をしていたのだと思い、感慨深かったです。多くの剣や鎧、兜に鉄砲、大砲なども飾られていたことから、この城のご先祖様が戦乱の時代を生き抜いてきたことが分かります。鎧はあまりにも重かったため、素早く動くことはできなかったそうです。剣先に美しい模様が施されているものなど、技巧を凝らして作られた武器が多数あり、戦いに勝つことは大いに名誉ある事だったのだと感じました。また、鹿やライオン、牛、鳥、いたちなど多くの動物のはく製が廊下に陳列されており、胸が痛みました。

多くの肖像画やステンドグラス、美しい家具に心を奪われていたのですが、友人から「ホストグランマが犬を家に待たせているから、もう帰らないといけないのだけど、すぐに戻ってこれる?」と連絡があり、私は出口からかなり遠いところにいたのでもちろんすぐには戻れず、私と友人は電車で帰ることになりました。気持ち急いで城内を見て回り、友人と合流しました。

電車で帰ることになったため、時間に余裕があった私たちは昼食を食べることにしました。アルンデル城のふもとにあるお店に入り、アボカドチーズトーストを注文しました。暑い中歩き回ったせいなのか食べている途中で具合が悪くなってしまい、全て食べきることができなかったのですが、残りは友人が食べてくれました。

歩いて駅まで15分ほどで着きました。駅までの道は、とても田舎でどこまでもまっすぐに伸びているような道路や大自然の景色が綺麗でした。歩いているときに、暇だったので友人と英単語でしりとりをして時間をつぶしました。ボキャブラリーを増やすことにも繋がってとてもいい遊びでした。

電車

イギリスの電車は日本に比べかなり高額です。家の最寄り駅まで行くのに£15(日本円で約3000円)ほど払いました。(※最寄り駅と言っても、東京などの都会とは異なり、駅の数自体が少ないので、駅から家まで歩いて30分以上かかりました。)駅のプラットホームでチケットを購入したのですが、現金だけでなく、クレジットカードも使うことができて便利でした。電車内は、日本の横一列に並ぶ椅子の形態とは異なり、2人掛けの椅子が向い合せで設置されており、その間にテーブルが置かれているという形で、かなり快適な空間でした。乗り換えた後に乗った電車は、日本のバスのような形で、二人掛けの椅子が前方を向いた形で設置されていました。

駅のプラットフォーム

夕食

なんと友人のホストグランマがディナーに招待してくださったので、友人のホームステイ先に行きました。(私のホストマザーには事前に夕食はいらないということを伝えていました。)ホストグランマのお宅には庭が付いており、庭でピザを食べることになりました。ワインを注いでくださり、アルンデル城の写真をホストグランマに見せながら、今日あった出来事や自分の好きなアート、音楽など様々なことを話し、楽しく食事をしました。

夕食後は、みんなでテレビを見ました。イギリス人の少年たちが韓国アイドルを目指す番組で、韓国のプロデューサーから酷評を受けるというドキュメンタリーや、テイラースウィフトのコンサート映像などを観て過ごしました。

ホストグランマの飼っている犬に、今までは会うたび吠えられていて怖かったものの、今日やっと懐いてくれて、私のそばにずっとくっついていてくれたのがとても可愛らしく嬉しかったです。

さくら

さくら

明治大学 文学部 文学科 英米文学専攻

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