イギリス留学日記~15日目~

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こんにちは、明治大学文学部文学科英米文学専攻のsakuraと申します。

今、イギリスに留学に来ているので、留学中の出来事を留学日記としてお伝えしていきたいと思います。

起床

今日は友人3人(カンボジア人、トルコ人、中国人)を誘ってピクニックに行きました。午後2時に学校待ち合わせだったのですが、昨日1日中活動していたせいか、とても体が疲れていたので、午前中はずっと寝ていました。

買い出し

カンボジア人のお姉さんが、「私がすべて用意するから勉強道具や本だけ持ってくればいいよ!」と言ってくれていたのですが、さすがに手ぶらで向かうのは憚られたのでコンビニエンスストアのようなお店に寄って、お菓子を買ってから向かいました。

私が集合時間の2,3分前に学校に到着すると、カンボジア人のお姉さんだけ到着しており、彼女は15分前からみんなを待っていたようで、「相手に自分を待たせるのは嫌だからいつも早く集合場所に行くようにしている。」と言っていて、相手を常に気遣うその精神を見習おうと思いました。また、海外の方は時間にルーズなイメージがあったので、自分の偏見に気付かされました。

その後20分ほど経ってからトルコ人の友人が到着し、中国人の友人は時間帯を勘違いしていたそうで、ピクニックする公園に到着してから場所を伝えてきてもらうことにしました。

ピクニック

学校から少し離れた海辺にある大きな公園に移動してシートを広げ、それぞれ持ち寄ったお菓子やフルーツを並べました。みんな明らかに食べきれないほどに多くのお菓子を持ってきていました。

ピクニック

1時間ほどして、お菓子が半分ほど減ったころに中国人の友人が到着したのですが、彼女が北京ダックのおつまみなど、たくさんの中国の食べ物を持ってきてくれ、私たちに食べさせてくれました。ですが、中国のおつまみはどれも激辛で、私以外の2人はすぐにギブアップしてしまったのですが、私は激辛料理が好きなので、私にとってはどれも本当に美味しかったです。

中国の食べ物

全員国籍や文化が違うので、それぞれの言語を教え合ったり、文化の違いなどを話すのがとても楽しかったです。

公園でじっと座っていると寒くなってきたので私が凍えていると、トルコ人の子が私にパーカーを貸してくれました。彼女の優しさが温かかったです。さらに、彼女が私の長い髪の毛を編みたいというので、じっとしていると、綺麗な三つ編みにしてくれました!嬉しかったです(^^)♡

三つ編み

ビーチ

公園でピクニックを楽しんだ後は、近くのビーチに移動しました。私が滞在するポーツマスは海に囲まれた港町なので、すぐにビーチを見に行くことができます。ビーチに到着すると、綺麗な海をバックにみんなで写真撮影大会が始まって面白かったです。ポーズや表情全てを指示されるがまま私も写真を撮ってもらいました(笑)

ビーチ

ビーチのすぐ隣に遊園地があったのですが、今日は週末でかなり多くの人で溢れており、チケット販売所に長い列ができていたので諦めることにしました。

解散するときに、カンボジア人のお姉さんが余っていたお菓子をたくさん分けてくれました。

夕食

家に帰ると、ホストマザーがイギリスの伝統的な料理、サンデーロースト(Sunday Roast)を作ってくれているところでした。この日は日曜日なので、料理名にぴったりでした。サンデーローストの主な組み合わせは、ローストビーフ、ヨークシャープディング、ローストポテト、温野菜です。ホストマザーとホストファザーが説明してくれたのですが、ヨークシャーというのはイングランド北部の地名だそうで、ヨークシャテリアしか知りませんでした、と伝えると、お二人とも笑っていました。また、私は今までプディングという言葉はプリンだと思っていたのですが、プディングというのは小麦粉、卵、牛乳からできたパンのような食べ物のことなのだそうです。

サンデーロースト(Sunday Roast)

ホストファザーに何かお手伝いすることはありますかと聞くと、火災報知機のバッテリーが切れていて、それを知らせるブザーが鳴っているから電池を変えるのを手伝ってくれと言われました。ブザーは約10秒おきになっていたので、電池を変えた後、もうブザーが鳴らないか確認する必要があったのですが、ホストファザーが面白い時間の数え方を教えてくれました。one,two,three,…と数えると正確に時間を数えるのが難しいため、one elephant, two elephants, three elephants,…と数えるのだそうです。

全ての火災報知器を点検して回り、電池の交換が終わると、次はダイニングルームでホストファザーが持っている子供向けレシピ本を見せてもらいました。そして、イギリスの伝統的なデザートである、アップルクランブル(Apple Crumble)を今から作ってもらいますと言われ、レシピ本に書いてある通りに材料を計るところまではホストファザーが手伝ってくださったのですが、その後はレシピ本に書いてある通りにやってごらんと言われ、放置されてしまいました。簡単な手順だったので、一人でも作ることができましたが、少し緊張しました。10分ほど経って、ホストファザーが戻ってきてくれ、完璧なクランブルだよと褒めてくださり、アップルクランブルをオーブンに入れて焼きました。

アップルクランブル(Apple Crumble)はカスタードをかけて食べました

ディナーが出来上がるのを待っている間、ホストファザーとチェスをしました。以前ホストファザーにチェスのやり方を教わってから、今回が2回目でした。私のホストファザーは以前音楽の先生をしていたので、いつも何かを教えてくださったときには、後から問題を出されるのですが、今回は「チェスのルールを私に説明してごらん。」と言われ、少し緊張しながらルールを解説しました。チェスは何手も先を読まなければならず、私はかなり難しく感じます。どのように駒を進めるべきなのか考えるのにあまりに時間がかかってしまい、タイマーで時間制限を設けられてしまいました。たまにホストマザーが私に良い手を教えようとすると、ホストファザーが止めに入り、「彼女は自分でいい手を見つけるよ。」とおっしゃっていて、スパルタチェスレッスンを受けました。私が劣勢になったときに、ホストファザーは私に有利になるように、なんとチェス盤を反対向きに変え、今までホストファザーが持っていた駒が私の駒となるようにしてくださり、最終的に勝つことができました。(ずるをしましたが)

サンデーローストもアップルクランブルもとても美味しかったです。私のホストマザーはかなり大盛りにご飯をついでくださるので、食べきるのがとても大変だったのですが、せっかく作っていただいた料理を残すわけにはいかないので、ベルトを緩めて必死に食べました。ホストマザーは私が決してご飯を残さないようにしようと努めているのを見て、「私は絶対にこれを食べきるんだ!!!みたいなあなたの気持ちが大好きよ。」と言ってくださり、私が完食した時にはホストマザーとホストファザーがそろって拍手してくださいました(笑)

家の中の図書館

夕食を食べ終え、使ったお皿やキッチン用品を洗い、キッチンを掃除してから自分の部屋に向かいました。すると、三階の奥の部屋の扉が開いており、ホストファザーが手招きしてくださったので、その部屋に入ると、なんと一面本で覆われていて、「ここは図書館だよ。」とおっしゃっていてとても驚きました。私はイギリス文学を専攻しており、キャサリンマンスフィールドというイギリスの作家が好きだということを以前からお伝えしていたので、ホストファザーはキャサリンマンスフィールドの本を探して私に手渡してくださいました。その小さな図書館の中で、本を読み耽っていると、ホストマザーも来て、私が本を読んでいる様子を見て、ホストファザーに「彼女に本をあげようよ。」と話してくださったようで、なんとその本をプレゼントしてしただきました(T_T)♡

キャサリンマンスフィールド短編集

とても幸せな一日でした。

さくら

さくら

明治大学 文学部 文学科 英米文学専攻

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