こんにちは!明治大学文学部文学科1年のもりちゃんです
今回紹介するのは、大学受験英語の勉強法「音読」について!
「またか、聞き飽きたよ…」
学校や塾で常に唱えられている「音読の大切さ」にうんざりしている高校生多数発生。私もその一人でした…^^;
いざやろうと思っても
・やり方がわからない
・そもそもどんな効果があるの?
このような理由で結局後回しにしてしまっていました。
結論、音読めちゃめちゃ伸びます
「マジで音読しか勝たん」
こちら、受験期の心境です。私は音読に救われました。
まずは音読を始めてからの英語の伸びをご覧ください
![](https://ukaru.me/wp-content/uploads/2021/03/9897E60E-9C1D-409E-8805-7D9B3708D325-1024x341.jpeg)
音読を始めた7月後半からちょうど3か月後の11月、過去最高得点を取れていますよね
(つなぎ目があいまいなのは編集の時に収まりきらなかった部分です)
高校2年生の冬あたりから受験勉強を意識したので、徐々に伸びてはいましたが、最後の追い上げ部分は音読の効果だっと実感しています!
こちらの写真は高校3年生の時の全統マーク模試の推移です
![](https://ukaru.me/wp-content/uploads/2021/03/9533A0C3-0F24-4B7D-917C-5F27FE3A8E15-1024x370.jpeg)
リスニングで偏差値24UPしていることがわかります
10月以降を見てみると、筆記も約偏差値10UP!
![](https://ukaru.me/wp-content/uploads/2021/03/C19192E6-0E02-42B3-84C5-7F0B0C66F4EE.jpeg)
もちろん音読以外に単語や文法、問題演習などの効果もあると思います。しかし、音読したことで点数の伸びに拍車がかかったと実感しています
バイト先の塾生にもこのやり方を紹介したところ、
「先生、音読マジ大事っすわ。信じて続けててよかった。誰にも教えないどこ」
とありがたいお言葉をいただきました!
ここまで読んでくれたという事は本当に英語を伸ばしたいと思っている方のはず。
今回は
- 音読の効果
- 正しいやり方
- 注意点
について詳しく説明していきます!
やり方を間違えたらただの時間の無駄になってしまいます。
この記事を読んで、正しい音読のやり方を身に着けてがっつり英語の得点を伸ばしてしまいましょう!!
目次
第一章 音読の効果
- 英文を読む速さが上がる(速読)
- 理解力が早くなる
- リスニングに強くなる
- 単語・語法(イディオム)問題に強くなる
1.速読効果
なんといっても読解が早くなる!
大学入試共通テスト、MARCHレベルの長文など、正直時間があれば解ける問題です。特にMARCHの大学は時間勝負をさせてきます。いかに早く読めるか、そこで合否が分かれてしまうのです。
音読は耳や目をナチュラルスピードで鳴らしていくので、ネイティブのスピードで読めるようになります。
実際音読を始めてからセンター試験の問題を解くと、最後の長文問題も10分かからず解けるようになりました!
2.理解力UP効果
後ほど説明しますが、音読は英文を読むと同時に頭の中で翻訳もしていきます。つまり読む速さが上がると必然的に理解力もついてくるようになるのです
指で英文をなぞるように読み進めるだけで、日本語訳も同時生成されるようになっていきます
3.リスニング対策効果
リスニングの最大の勉強法は耳を慣れさせることです。なかなかリスニングの対策に時間は取れないですよね。
音読をすると耳も慣れるので一石二鳥!
実際リスニングの対策を一切せずに9割取れるようになったのは音読の効果だったなと実感しています。
4.イディオム対策効果
覚えることが膨大すぎる語法問題。
put up with (~を我慢する)put off(~を延期する)など同じ単語なのに意味が全く違くて嫌になってきます(笑)
しかし、その中でも代表的な looking forward to(楽しみに待つ)やapart from (~から離れて)などゴロやリズムがいいからか、すぐに覚えられますよね。
このようにリズムで覚えたり、二語をセットで覚えやすくする効果が音読にはあります。明らかに違う前置詞の組み合わせなどには違和感を覚えるようになっていきます
少しでも暗記の負担を減らしていきましょう!
第二章 音読の正しいやり方
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とても効果のある音読ですが、やり方を間違えると、無駄な時間になってしまいます。
ここでは手順を踏んでお話しします。
①一度解いた英文を使う
長文の冊子にいろいろ書きこんであるとGOOD!書き込んでないものも用意されているとなおよいです!日本語訳がある程度頭に入っていて、文章中の文法や表現を理解したものを使いましょう。わからない単語の意味も調べて書いておきましょう
こうすることで、文章中の関係代名詞の仕組みを理解しやすくなったり、知らない単語を覚えやすくなります
②音声に重ねながら意味も考える。
ここからはとにかく回数をこなしていきます
1回目 音声を聞きながら目で追う。同時に頭の中で翻訳もしていく
2回目 シャドーイング(音声に重ねて)全然ついていけなくてOK
3回目以降 音声につまずかずについていけるようになるまでシャドーイングをしながら同時に英文の意味を頭で同時翻訳していきます。
ある程度理解できてきたら①で紹介した、何も書き込んでいない英文に移行すると、より実践的になります。
大体多くて5回くらいで終了!
「英文を丸暗記するくらい」「10回以上」と聞きますが、正直そんなにやらなくでいいです。
簡単な量を毎日続けたほうが断然効果があります!
継続は力なり、ですね。
③同じ長文を1週間単位で繰り返す
いろいろな長文を音読するのもあまり効果的ではありません。だいたい問題集1冊分くらいを繰り返しやりましょう。
何回もやっていると覚えられてくるので、そうしたら次の問題集に移りましょう。
曜日ごとに読むものを決めておくのもいいですね!読解力は英文を読解するときに身につきます。音読では新しいものを読み解く読解力よりも、速読を鍛えることに集中しましょう。
④長すぎる英文はNG
良くないわけではないですが、のども疲れるし、一周するのに時間がかかるし非効率です。飽きてしまって長続きしないのは本末転倒!
※長すぎる長文とは超長文といわれる(1,000words以上)を指します。
人それぞれ短いと思う基準は違うと思いますが、短い英文(500words程度)を何度も何度も読みましょう。
⑤毎日やる
継続できるかで合否が分かれてしまいます!
何事も継続が大事ですが、継続って難しいですよね。一度さぼってしまうと癖がついてしまうものです。
といっても私も毎日できていたわけではありません。夏休みは毎日やると決めていましたが、9月以降はさぼり気味でした(笑)
大体目安として長くても1時間!
私は脳を覚ますために朝起きたら真っ先にするようにしていました。声を出すと眠気も覚めるのでお勧めです!
⑥音声聞くだけでも効果あり
時間がないとき、手元に冊子がないとき、試験前などは聞きなれた英文を流し続けるのも効果的です!同時に日本語訳もできたらリスニング対策にもなります。
最後にアドバイス
音読の効果が現れるのには3か月ほどかかります。
「そんなに待ってられない!」
と思うかもしれませんが、受験期の3カ月は長いようで実はあっという間だったり。
それまではあまり効果を感じれないので「この時間は無駄なんじゃ」と思ってしまうでしょう。受験生の1時間はかなり大きいですもんね…
しかし、この衝撃は私も覚えています。ある日突然
「え、、読める。待って待って!早い!」
となりました(笑)
急にすらすら読めるようになるのです!本当にびっくりします!
この感動を皆さんにもぜひ味わっていただきたいです。
教え子の生徒も、夏休みに始めて、10月ごろに「音読神っすね」といってくれました。
受験期後半には英文が少し読みずらくなるたびにセラピーとして読み慣れた文章を音読していました。これだけで変わるんです。本当に
夏休み前から試験開始直前まで続けていた最高の勉強法です。ぜひ!私を信じて今日から始めてみてください!
そして今度は後輩たちに、自分の音読の武勇伝を語っていきましょう!
音読学習に役立つアプリ「音読メーター」
音読メーターは英語の音読量と発音の正確さを可視化し、日々記録するアプリです。
![](https://ukaru.me/wp-content/uploads/2021/03/logo-300x55.png)
英文はカメラやQRコードで取り込むことができます。英文には音声が自動でつくので、正しい発音を確認できます。
たとえば、テキストや教科書、参考書、過去問の英文をカメラで取り込み、それを音読メーター上で音読し、発音の正確性とどれだけ音読できたかをアプリ上に記録することができます。
![](https://ukaru.me/wp-content/uploads/2023/07/f0173da54383df22d6cc00efb15f0fef-161x300.png)
大学受験勉強で音読をマスターしたい方はぜひ使ってみてください!無料で使えます!