進路や将来の夢について迷ったり、やりたいことが見つからない・・・。と感じたこと、誰でも1度はあると思います。
そんな時、一旦立ち止まって「自己分析」をすることで現状を見直し、今後の進む道をじっくり考えてみるのはいかがでしょうか。
自己分析といえば、よく就職・転職活動などで使われているイメージがあるかもしれませんが、もちろん高校生も今後の進路選びに有効活用できるんですよ!
ということで、今回は無料かつスマホで簡単にできる、大学や会社でも使われているおすすめの自己分析サイト3つをご紹介します!
この記事がおすすめな人
- 今後の進路について悩んでいる人
- 大学の学部学科に悩んでいる人
- 漠然とした将来の不安がある人
- 自分の得手不得手が知りたい人
- やりたいことを見つけたい人
- 今の現状に満足がいっていない人。
【筆者の紹介】
ペンネーム:だにえる(一人称たまにだにになります。)
学校:立教大学経営学部国際経営学科
学年:1年生(2024年度現在)
受検方式:一般受験(英検利用)
サークル:軽音系サークル、最近創作活動をするためのサークル立ち上げを試み中・・・。
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目次
1.16personalities診断(MBTI)
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最初に紹介するサイトが「16personalities診断(世でよく言われるMBTI診断)」です!
1番有名な自己分析サイトで、最近話題になっているのでもしかしたらやったことあるよ!って人も多いかもしれません。
「16personalities診断(通称MBTI診断)」とは、与えられた質問に答えていくことで、物事に対する考え方や価値観の傾向を分析し、その人の深層的な強みと弱み、考え方の傾向についてを明確にする性格診断テストのことです。
回答を終えると、16タイプのいずれかに分類され、得手不得手や考え方の傾向などを説明する文章が出てきます。
内向的(I)なのか外交的(E)なのか、感覚的(S)なのか直感的(N)なのか、論理型(T)なのか感情型(F)なのか、判断型(J)なのか知覚型(P)なのか、これらの4つの項目(各アルファベット)の組み合わせでその人を表現します。
実際私もやってみたところ、私のmbtiは「ENFP(広報運動家)」であることが判明しました。ENFPの特徴は以下の通りです。
【ENFPの強み】
・アイデアを生成すること。
独創的な頭脳があるので、革新的な解決策を生み出せます。
・情熱的に人をやる気にさせること
チームメンバーはあなたのエネルギーにを元気とやる気をもらいます。
・臨機応変に問題を解決すること
柔軟性があるので、予期せぬ課題にも簡単に対処できます。
・ネットワーク構築が得意なこと
生まれ持った魅力があるので、貴重な人脈を簡単に築けます。
ほう。言われてみれば確かに、私は幼い頃から面白いことを考えること、人を励ますこと、色々な人と話すことっていうのは好きでよく褒められてきました。
普段過ごしていて、自分の得意なことを自覚するのは難しいですが、こう診断されると改めて自分の強みに気が付くことができますね。
【ENFPの弱み】
・ルーティンワークを嫌う
反復的なタスクを好まないので、長期プロジェクトの成功を妨げてしまう可能性があります。
・気が散りやすい
新しいアイデアを追い求める傾向があるため、現在のタスクが未完了のままになる可能性があります。
・規則や仕組みなどの構造に懐疑的
厳格なシステムを嫌うので、伝統的な職場環境は合わない可能性があります。
・衝動的
思いつきで行動する傾向があるので、結果を考慮せずに性急な選択をしてしまうこともあります
うわああああわかる!!!!!!!!!!!!
今はモチベーションに大きな波があったり、1つの記事を書き上げないまま別の記事を書き始めたりってのがしょっちゅうです。
高校時代学校の校則に疑問を感じて生徒会長になって先生と戦ってましたね(先生余計な仕事増やしてごめんなさい。)
それに、実際いわゆるルーティンワークは体調を崩すので苦手です(笑)
一般的に学校とかだと特に、ルーティーンや規則通りに動くことを重視されるので「私ってできない子なのかしら、」なんて落ち込むこともあります。
でも、この診断で逆に自分の得意なことも再確認できたので、自己分析成功です。
(余談)
最近ネット上でもmbtiあるあるなる偏見集のようなものがたくさん蔓延っていますが、そこまで真に受けることはないです。
日によって大きく結果が変わる人もいますし。
「自分ってこんな得意なことがあるんだな」「自分はもしかしたらこういうことが苦手な傾向にあるかも」ということの理解に繋げ、今後の進路選びやキャリア形成などに役立たてることができる有効なツールです。
まだやったことがない人はぜひ、また、すでにやったことがある人は改めて結果を読み直してみるのをおすすめします。
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2.エニアグラム
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先ほどのMBTIとは打って変わって、「エニアグラム」は聞いたことがない人も多いかもしれません。
エニアグラムとは、人の思考や行動パターンを診断して、9つのタイプに分類する性格診断です。起源は古代エジプトや、古代ギリシャにまでさかのぼる、意外と歴史的なものなんです。
自己理解や他者理解、自己実現、他者との関係性の向上などに役立ちます。企業などでも、社員のモチベーションアップや人材配置のために活用されているみたいですよ。
こちらも私が実践してみたところ、「完璧主義者(改革する人)」と「芸術家(個性的な人)」の2タイプに分類されました。
MBTIとは違い、全部の質問に回答すると9つそれぞれのタイプごとに星の数が表示されます。その星の数がもっとも多いタイプと少ないタイプが私の得手不得手・性格を分析するのに重要な資料になります。
◯改革する人の特徴
• 理想に向かって努力し続ける。
• 公正と正義を大切にし、周囲や自分を改善しようとする。
• 物事が理想通りでないと憤慨しやすい。
• 自分に厳しく、「こうすべきだ」と自分を駆り立てる。
• 時間が足りないと感じることが多い。
• 外見は冷静だが、内には怒りを秘めている。
• 怒りを人前に出すことはほとんどない。
• 正直で率直、公平に人と接する。
• 日常を大切にしながら、より良い人生を目指して歩み続ける。
高めの理想や目標を持ってる、理想通りじゃないとへそを曲げがちなのはわかります。実際確かになるべく公平に人と接するようにも心掛けています。
◯個性的な人の特徴
• ユニークで創造的、独創的。
• 感動や芸術性を大切にする。
• 平凡や他人と同じであることを嫌う傾向がある。
• 感受性と人間関係
• 感受性が鋭く、人の気持ちに敏感。
• 個人の個性や雰囲気の素晴らしさにすぐ気づく。
• 個人主義的で自己探求を好み、自分に対して正直。
• 大きなグループを避け、自分を理解している限られた人々と深いつながりを求める。
• 行動と表現
• 感動を芸術的な方法で表現しようとする。
• 物事を個人的に受け止め、個人的に発表しようとする傾向がある。
• 内面の葛藤
• 他人から理解されていないという不満を持つ。
• 他人を嫉妬したり、羨望することがある。
こちらもなんかわかります。自分に対しても、周りの人に対しても「個」を求めがちなところはあるかもしれません。
一方で、1番星の数が少なく、対局的な性格が「堅実家(忠実な人)」という項目でした。
〇忠実な人の特徴
・責任感が強く、安心安全を重視する行動ができる
・誠実でルールを守る意識が高く、厳しい規律の中でも対応可能
・洞察力があり、人の意見を取り入れて良い判断を導き出す
・温厚で仲間思い、まとめ役やサポート役として信頼される
・慎重で自分に自信が持てないため、決断力に欠ける
・変化を嫌い、現状維持を好む傾向がある
・問題があると神経質になり、防御的になりやすい
・頼れる人がいないと不安に陥り、行動が遅くなることがある
・疑り深く、信頼関係が構築されるまで慎重になる
うん。まあ確かにどんどん改革!「個性」を重視!というタイプとは反対のタイプですね。
なるほど興味深い。
先ほど紹介したMBTIとはまた違い、複数のタイプの要素に診断されることもあるし、逆に1番自分とかけ離れたタイプも知ることができるのがこの「エニアグラム」の特徴ですね。
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3.mgram
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「mgram」とは、累計1000万人以上の性格データに基づいて、8つのハッシュタグで自分の性格を表現してくれるサイトです。
問題に回答することで、あなたの性格の中で特徴的な8つの要素、通称「私を構成する8つの性格」を知ることができます!
8つの組み合わせは人それぞれ違うのが特徴。全く同じ組み合わせの結果が出る確率はなんと7億人に1人の割合になるんだとか!(そういうの聞くとわくわくしますね)
「私を構成する8つの性格」のほかにも、「相性の良い相手の存在確率」、標準的な日本人と比較した「私の4つの特異性」といった項目も同時に診断することができます。有料版だとほかにも色々あるみたいですね。
ということでこれも私が実践してみました!
〇だに(筆者)を構成する8つの性格
#協調性あります
#ひとりの時間も大事
#好奇心高め
#豆腐メンタル
#警戒心旺盛
#少しこだわる
#考えすぎない
#ちょっとドライ
あれ!!!なんか意外じゃない?!
今までの診断テストでは結構明るいねー冒険大好きだねー個性だねー。って感じだったのに、今回は意外と内向的な要素が多めじゃないですか?
でも確かに、明るい、友達大好き、冒険大好き、みたいな要素もある一方で、1人の時間が大切だったり、人見知りがちだったりっていう要素もあります。
なんというか、mgramが1番リアルな私の深層まで診断してくれた気がします。やっぱりより組み合わせの種類が多い分、精密なんでしょうね。
〇だにの相性の良い相手の存在確率:2058人に1人
相性が良い相手とは、ここでは「自分と性格因子の共通点が1つ以上あり、大局的な性格要素が少ない相手」のことを指すそうです。
2058人に1人っていうのは果たして多い方なんでしょうか・・・。
既に出会えてたらその人を大切にしないといけませんね。
〇だにの4つの特異性(だにを標準的な日本人と比べたら・・・)
①強靭性が超特異的に低い
②慎重性が特異的に高い
③主体性が特異的に低い
④社交性が特異的に低い
おい悪口じゃないか!笑
どれも何となくわかるけど、③の主体性が特異的に低いのはちょっとびっくりでした。
なんでだろう。自分がわくわくすること以外には本当に興味がないのを見抜かれてしまったのでしょうか。
ちなみに友達の結果を見たところこんなにひどいことは言われてなかったので、そんなに構えないで大丈夫だと思います。笑
〇だにの性格と才能(8原石)
#包容力
#ぼっち力
#開拓者
#芸術家肌
#安全第一
#切れ者
#ストイック
#すごい実行力
うんうん。こっちはすごくわかります。
開拓者と安全第一が共存してるのが特に興味深いですね。
どうやらこの他にも「適職」や「可能性」、「欠点」といった項目もあり、それぞれ詳しく分析されているようです。
質問数が多いので時間はかかりますが、今回紹介した診断サイトの中では最も精密度も高めでかなり参考になります。
比較的時間に余裕がある人、より詳しく自己分析してみたい人にはおすすめです。
3.自己分析した結果をどう活かす?
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1. 自分の強みを見つける
今回の自己分析ツールを利用することで、自分の強みを把握することができたと思います。
例えば、「人と話すのが得意」「コツコツ作業をするのが好き」「新しいアイデアを考えるのが面白い」などなどですね。
これらの強みを活かせる場面はたくさんあります。進路選びでは、例えば人と話すのが得意な人は営業や接客の仕事が向いているかもしれません。一方で、集中力がある人は研究職やプログラミングなどの分野で活躍できるでしょう。
また、強みは部活動や学校行事、アルバイトでも発揮することができます。例えば、企画力に自信があるなら文化祭のリーダーに挑戦してみるのもいいでしょう。こうした経験は、進学や就職活動で大きな武器になります。
自分の強みを活かした行動を率先してやったり、力を発揮できる環境に飛び込むことで「より楽しく、充実した日々」を過ごすことができるようになること間違いなし!
2. 苦手なことを克服する方法を考える
自己分析では、自分の苦手なことや弱点も明らかになります。
しかし、それを知ることはポジティブなことです。苦手なことが分かれば、それを克服する方法を考えられるからです。
例えば、「人前で話すのが苦手」と分かったら、友達と話す練習をしたり、スピーチの練習をしてみるのも良いでしょう。克服するのが難しい場合でも、その苦手な部分を補う工夫ができます。例えば、プレゼンが苦手なら、資料作成を工夫して視覚的に伝えやすくするなどの方法があります。
自分の苦手克服、あるいはそれを補うための方法を考えて実践することで、より日々の生活や将来をポジティブに生きられるようになるかもしれません。
3. 将来の目標を具体的にする
自己分析の結果をもとに、将来の目標を具体化することができます。
たとえば、「好奇心が強くて新しいことが好き」という性格が分かったら、研究職や起業家といった道が考えられます。一方、「人をサポートするのが得意」という性格なら、医療や教育、福祉といった分野が向いているかもしれません。
目標が具体的になると、今やるべきことも明確になります。もしもあなたが医療系の仕事を目指すなら理系科目の勉強に力を入れるべきですし、デザイン系に興味があるなら美術の勉強やデザインソフトの習得を始めると良いでしょう。
具体的な目標があればあるほど、日々の努力が意味を持ちます。
実際、私も色々診断をしてみて改めて自分はクリエイティブなことをしているときが1番楽しいし、人からも褒めてもらえることに気が付けました。
それから将来、記事のライターや映像、イベントごとのディレクター業務を志すようになり、今こうして記事を書くアルバイトをしています。
4. 周りの人に自分を伝える
自己分析を通じて得た情報は、周りの人に自分を伝えるときにも役立ちます。
進路相談の場で先生に「自分はこういう性格で、こんなことが得意だから、この道を考えています」と話せれば、より的確なアドバイスがもらえるでしょう。
自分の好きなこと、得意なこと、やりたいことは積極的に口に出しているといいといいますし。
また、自己PRとして活用することもできます。例えば、「責任感が強く、最後までやり抜く力があります」といったアピールポイントが明確になれば、面接やエントリーシートで説得力のある言葉が書けます。
まだ高校生のうちは学校内やちょっとしたアルバイトなどが中心になるかもしれませんが、大学・社会人になって以降はそれがきっかけで仕事をもらうチャンスがもらえるかもしれません。
5. 行動に移す
最後に、自己分析の結果を行動に移すことが何よりも大切です。
「自分はこれが得意」「こういう性格だ」と分かっただけで満足してはいけません。
それを活かして、実際に行動を起こしましょう。例えば、興味のある分野のイベントに参加したり、アルバイトやインターンシップを経験してみたりするのも良いですね。
小さな一歩でも、行動を重ねることで自信と可能性が広がります。
※ただし診断結果が全てだとは思いこまないこと!!
確かに、性格診断は自分を知るうえで役立つツールですが、その結果が全てではありません。性格診断は、あくまで自分を知るための「ヒント」にすぎないからです。
例えば、診断で「内向的」と出たからといって、外向的な行動ができないわけではありませんし、「リーダータイプ」と言われたからといって、サポートメンバーとしての働きが劣っているわけでもありません。
診断結果を絶対視せず、「なるほど、こういう一面もあるのか」と受け止め、自分の中でバランスよく解釈することが大切です。
診断結果を受けて、これを自分の経験や周りの人の意見と照らし合わせてみると、より深い気づきが得られるかもしれません。
例えば、「挑戦が好き」と診断されたけれど、実際には慎重に計画を立てることが得意だと気づいた場合、その両方を活かせる進路を探すことができます。
性格診断はあくまで補助的なもの。その日の体調などでも大きく左右されるものなのです。そのため、自分を知るためのきっかけとして活用し、診断結果だけに縛られない柔軟な考え方を持ちましょう。
まとめ
進路ややりたいことに迷ったとき、自己分析は自分を見つめ直す大切な手段です。それに、自分のことを知るのって楽しいですよね。
今回ご紹介した 16Personalities、エニアグラム、mgram は、それぞれのアプローチで自分の性格や強みを見つけるサポートをしてくれます。
自己分析を活用するポイント
- 診断結果に基づき、自分の強みや可能性を活かせる選択肢を考える。
- 弱みを克服するためのヒントとしても役立てる。
- 分析結果をもとに具体的な進路や目標を設定する。
将来の進路ややりたいことが見つからず、悩むのは自然なことです。
そんな時、まずは自己分析を通じて「自分を知る」ことから始めてみましょう!自分を理解することで、新たな道が見えてくるはずです!