早慶法学部や早稲田商・社学・教育に現役合格した私が使っていた参考書を紹介しながら、その参考書の良い点・悪い点などをお伝えしたいと思います!
目次
英語
単語帳・熟語帳
私はターゲット1900やシステム英単語などの王道の単語帳ではなく、予備校で配布された単語帳を使っていました。
正直、基本的な英単語を学習するための単語帳は自分が使いやすいと思えばどれでも問題ないと思います。
早慶レベル単語を身に着けるために私が使っていた単語帳は
です。”4訂版”なのがポイントです。
現在販売されているパス単準1級は”5訂版”に改訂されています。
4訂版と5訂版では大きく難易度が異なっており、4訂版の方が早慶頻出の単語が多く掲載されています。
私自身何度も「パス単やっててよかった~」と思うことがあり、過去問をやっているときも、覚えた後の方が分からない単語の数が減って長文がスラスラと読めるようになりました!
熟語帳は
を使っていました。
数ある熟語帳の中で、圧倒的な量が掲載されているのが、解体英熟語の強みです。難点としては、赤シート対応になっていないので、やや覚えずらいことです。私は写真のように紙を重ねて張り合わせただけのもので隠しながら覚えていました。
解体英熟語を完璧にすれば、早慶レベルの熟語にも対応することが出来るでしょう。
文法
の3つを使っていましたが、正直、Vintageだけで十分だったと今は思います。
なぜなら、入試では英文法はほとんど使わないからです。
もちろん、基礎的な文法を理解していないと長文読解が出来なくなってしまいます。
しかし、難易度の高い英文法を完全に理解していないと長文が読めないかというとそんなことはありません。
私が使っていた英文法・語法1000とファイナル英文法難関大編は入試にはあまり出てこないような難しい英文法が紹介されています。
特に、ファイナル英文法は難関大編なだけあって、相当難しいです。
英文法・語法1000の方は難しい文法だけでなく基礎的な文法も掲載されているのでおすすめできないわけではないのですが、参考書のタイトルにもあるように、1000問以上の問題がありとにかく量が多いので、時間があれば取り組んでみてください。
正誤問題/誤文訂正
文法問題の中で一番厄介だと思います。
慶應義塾大学法学部(年による)、早稲田大学法学部・社会科学部・人間科学部、中央大学法学部などの難関私大でこの形式の問題が出題されます。
早稲田大学では「誤りなし」の選択肢が入るのでとにかく難しいです。
この対策として私が使っていたのが、
です。
正誤問題が500も掲載されていて量は十分です。
問題の解説はもちろん、文法の復習事項が一緒に記載されているので文法の復習にもなって一石二鳥です。
私はこの問題集を5~6周程して完璧な状態で臨みましたが、早稲田大学法学部入試の本番では4問中2問しか正解することが出来ませんでした。(他で巻き返しました笑)それくらい正誤問題が難しいということですので、文法がある程度できるようになったら、正誤問題にも取り組みましょう。
長文読解
私は予備校でのプリントに加えて、
を使っていました。
単語帳と同じで、自分のレベルにあっている参考書であれば、基本的にはなんでもいいと思います。
選ぶポイントとしては、音声がついているかどうかです。
速読力を向上させるために不可欠なのが音読です。音読するときに音声がついているとやりやすいので、音声がついている参考書を選ぶのがいいと思います。
ちなみに、全レベル問題集には音声がついていますが、やっておきたい長文シリーズにはついていないのでご注意ください。
和訳/英訳
和訳は
を使い、英訳は予備校で添削指導などをしてまらってました。
和訳の方も、ポレポレを解いて先生に添削してもらっていました。この2つはできれば、信頼できる先生に見てもらったほうが安心ですし、伸びやすいと思います。私も英作文は7月から入試直前までずっと同じ先生に見てもらっていました。
発音・アクセント/会話文
出題されることがほとんどないこの分野ですが、発音・アクセントに関しては早稲田大学法学部で、会話文に関しては慶応義塾大学法学部,早稲田大学商学部などでほぼ毎年のように出題されています。
この2つの分野に関しては、特に参考書などは使っていませんでした。その代わり、ネットでよく使われる会話表現や発音・アクセンの基本的なルールについて調べて自分でノートにまとめていました。
リスニング
リスニングに関しても私大入試ではほとんど出題されません。
共通テストでは必要なので対策はしていました。
先ほど触れた音読はリスニングの上達にも効果があるため、毎日音読はしていました。
また、YouTubeで地獄の英語リスニングトレーニングと検索して出てくる英語の音源を毎日聞いていました。聞き流しの効果については賛否両論がありますが、少なくとも私は効果を感じました。
毎日英語の音に触れること、耳を慣らすことが大切なのだと思います。
あとは、共通テスト予想問題集をやりこめば、リスニングの勉強は事足りると思います。
現代文
私は現代文の勉強は予備校だけで、他に自分では一切やっていませんでした。
王道ではありますが、私の友達が使っていたのは
です。
現代文単語の勉強として、キーワード読解などの参考書を使う方もいますが、私はある程度語彙力があれば、わざわざ使う必要はないと思います。
恣意的、普遍的、相対的、アイデンティティ…このあたりの言葉の意味が分かるのであれば、あと問題を解いていて意味を知らない単語を調べれば十分だと思います。
現代文の単語を覚えたところで、実際にはほとんど出ないし、四字熟語や慣用句の方がまだ必要性が高いです。
問題を解いて読解力を身に付けましょう。
古文
単語
を使っていました。
数字だけ見ると掲載語数が少なそうで心配になるかともいるかと思います。しかし、実際には派生語や関連語、慣用表現などもあるので400~500語を覚えることになります。イラストが分かりやすくて覚えやすいのでおすすめです。
古文常識
を使っていました。
私は全部読みましたが、量は割と多いです。出家・死,男女交際の分野を優先してやって、あとは時間がなければ軽く目を通すほどでいいと思います。
前述した2つは読解において非常によく出題されるテーマであるので、ここだけはマドンナ古文常識で押さえておきましょう。
文法
私は学校で配られたプリントが分かりやすかったので、そのプリントで覚えました。英文法同様、入試問題で直接問われることはあまりありません。
しかし、古文の文法は理解していないと、全く読めなくなってしまう恐れがあります。使う参考書は自分に合うものを使えば差支えないですが、とにかく早く取り組みましょう。
読解
古文の文章は多読が大切だと思い、とにかくたくさんの文章を読みました。
の3つを使っていました。この中で一番おすすめしたいのが、多読トレーニングです。
掲載されている文章が多い上に、文章ジャンルが多様なので、非常に力が付くと思います。各文章にワンポイント解説動画がついていて有益です。私が古文が得意科目になった一冊だと言えるでしょう。
和歌
特に苦戦するのが和歌だと思います。その分和歌によって差がつくとも言えます。和歌に特化した参考書はあまり出版されておらず、私自身探すのに非常に苦労しました。
そんな私が見つけて、とても分かりやすく和歌が分かるようになった参考書が
です。タイトルから、10日間でやりきるものなのかと思いますがそんなことはないです。難易度が高く時間がかかるので、自分のペースで少しづつ進めることをおすすめします。この一冊をやるだけで和歌の問題に対する考え方が変わるでしょう。
漢文
句法
を使っていました。漢文句法は漢文を読むうえで必須の知識です。これに関しても自分の使いやすいもので構いません。
漢文常識/単語/漢文特有の読み
漢文常識ほ古文常識に比べて意識している人が少ないと思われますが、知っているのと知らないのでは大違いです。私は
句形とキーワードの第三章
を読んでいました。
句形とキーワードは一章が句形、二章が漢文特有の読み、三章が漢文常識という三部構成になっています。なぜ一章と二章を使わないのかというと非常に細かいからです。これらをすべて覚えようとすると時間がかかってしまいます。
漢文常識といわれて具体的なイメージが浮かばないと思いますが、句形とキーワードには、よくある文章展開,君主・臣下の理想の姿,政治のあり方,個人の生き方などが掲載されていて、これらを知っておくだけで、文章が圧倒的に読みやすくなると思います。
単語と漢文特有の読みに関しては、句法の参考書の巻頭・巻末についていることが多いのでそれで事足りると思います。漢文特有の読みに関しては、句法とキーワード二章において難易度、出題頻度で色分けされいているので、そこで難しいもの以外を覚えるのもアリだと思います。
読解
漢文読解の参考書も多くはありません。その中で私が使っていたのが
です。とにかく掲載されている文章の量が多いので、この一冊と過去問で事足りると思います。
日本史
現代文同様、予備校のテキストを使っていました。私の周りで使っている人が多かったのは、
詳説日本史B(教科書)
の2つです。
実況中継は高2の時に私も使っていました。講義口調で分かりやすいのですが、4巻もあるため、周回がしずらいのが難点です。
教科書は実況中継とは対照的で、説明が堅苦しくて分かりずらいと感じますが、簡潔にまとまっていて周回しやすく、早慶レベルの用語もしっかり押さえることが出来るのでいいと思います。