国際系/理系/文系って何が違うの?~私が選んだ学部の理由~

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こんにちは!早稲田大学国際教養学部4年のせうです!

「国際系/理系/文系って何が違うの?

私が国際教養学部を選んだ理由や経験について書いていこうと思います。

私の原点〜ディズニーチャンネルから始まった国際への憧れ〜

私の国際系への道は、実は小学生の頃から始まっていました。きっかけはディズニーチャンネル!毎日学校から帰ってくると、『ハンナ・モンタナ』や『ウィザーズ・オブ・ウェイバリー・プレイス』を見るのが日課だったんです。英語はほとんど分からないのに、字幕を追いながら必死に見ていました(笑)。

アメリカの日本の学校とは全然違う雰囲気や文化に、小さな憧れが芽生えたんですよね。特にキャラクターたちが着ているカラフルな服やおしゃれなインテリア、自由な雰囲気に「いつか私もあんな世界で暮らしてみたい」って強く思うようになりました。

そんな私の小さな夢が現実に一歩近づいたのは、中学3年生の時。学校の修学旅行で、3週間ニュージーランドへ行くチャンスがありました。これが私の初めての海外体験。最初は不安で胸がいっぱいだったけど、現地の家庭にホームステイして学校に通う経験は衝撃的でした!

ホストファミリーは優しくて、毎晩一緒に映画を見たり、週末にはビーチに連れて行ってくれたり。最初は英語で会話するのが緊張して、言いたいことが伝わらなくて悔しい思いもたくさんしました。でも、日に日に少しずつ会話ができるようになって、「あれ?私、英語話せるかも!?」って自信がついたのを覚えています。

ニュージーランドの学校では、日本とは全然違う授業スタイルにびっくり!みんな積極的に発言するし、先生との距離が近くて、質問がどんどん飛び交う。私は最初、発言するのが怖くて黙っていたんですけど、クラスメイトが「What do you think, Misaki?」って意見を求めてくれて。そのときの「あ、私も意見を言っていいんだ」っていう気づきは、今思えば大きな転機だったと思います。

でも、正直に言うと、この修学旅行ではほとんどの時間を日本人の友達と過ごしていました。せっかく海外にいるのに、結局日本語で話して、日本食が恋しくなって…。「これじゃあ意味ないじゃん」って後から思うようになったんです。

高校1年生になって、3ヶ月間のアメリカ留学にチャレンジしました。カリフォルニアのサンディエゴの高校に通って、現地の家庭にホームステイ。今度こそは「日本人と群れない!英語漬けの生活をする!」って決意したんですが…これが難しい(泣)。

というのも、私が行ったプログラムには他の日本人留学生もいて、学校で困ったことがあると、つい日本人同士で助け合っちゃうんですよね。ランチタイムも自然と日本人で固まるようになって…。現地の友達も作れたけど、本当に心を開いて話せる関係になるまでには至らなかったんです。

3ヶ月があっという間に終わった時、「もっと長く滞在して、本当の意味での国際交流がしたかった」という思いが強く残りました。日本人と関わりすぎたことへの後悔。「次の留学では絶対に英語オンリーの環境に身を置きたい」という気持ちが、その後の私の進路を大きく左右することになります。

高校2年生になると、進路について真剣に考え始めました。理系?文系?どっちに進むべき?って悩む時期ですよね。私の場合、数学や物理がとにかく苦手で、「理系は絶対無理!」って早々に決めつけてました(笑)。一方で、世界史の授業は大好きで、特にヨーロッパの王朝の歴史とか、アメリカの独立戦争の話に夢中になっていました。

世界史を学ぶうちに、「もっと広い視野で世界を見てみたい」という気持ちが強くなっていきました。でも、ただの文学部や経済学部じゃなく、もっと国際的な環境で学びたい…。そんな時に見つけたのが、早稲田大学の国際教養学部だったんです。

「全ての授業が英語で行われる」「1年間の海外留学が必須」「世界中から集まる留学生と一緒に学べる」。パンフレットに書かれたこれらの言葉に、心が躍りました。「これだ!私が求めていたのはこれだ!」って。

高校3年生になると、受験勉強に本腰を入れました。国語、世界史、英語が受験科目。特に英語は、留学経験を活かして得意にしていきたいと思って、毎日CNNを見たり、英語の小説を読んだりしました。世界史も大好きだったから、暗記が苦にならなかったんです。

受験当日は緊張で足が震えたけど、「絶対に国際教養学部に入りたい!」という気持ちだけで乗り切りました。合格発表の日、自分の受験番号を見つけた瞬間は、今でも鮮明に覚えています。「やった!これで本当の国際体験ができる!」って、飛び上がるほど嬉しかったなぁ。

振り返ってみると、小さい頃のディズニーチャンネルから始まった小さな憧れが、少しずつ形になっていったんだなって感じます。中学・高校での海外経験、そして「もっと本格的な国際体験がしたい」という思いが、私を国際教養学部へと導いてくれました。

進路選択の岐路〜理系・文系・国際系の違いに悩んだ日々〜

高校生活も折り返し地点を過ぎると、周りの友達も少しずつ進路について話し始めるようになりました。理系クラスの子たちは医学部や工学部を目指して、文系クラスの子たちは法学部や経済学部について調べ始めて…。でも私は「どこに行きたいんだろう?」ってまだモヤモヤしていました。

私のクラスは文系クラスで、理系科目は基礎的なものしか勉強していなかったんです。正直に言うと、数学の授業で「x²+y²=」とか出てくると、もう頭が真っ白になっちゃうタイプ笑。物理の実験も、結果はなんとなく分かるんだけど、なぜそうなるのか?という理論になると?状態でした。

だから理系学部は早々に選択肢から外れていたんですが、問題は「文系のどの学部がいいんだろう?」ということ。親や先生からは「早稲田なら法学部か商学部がいいんじゃない?」って言われることも多かったです。でも、なんだか自分の中でしっくりこなくて…。

そんな風に悩んでいたある日、進路指導室でパンフレットを眺めていたら「国際教養学部」という言葉が目に飛び込んできたんです。最初は「国際…教養…?なにそれ?」って感じだったんですけど、読み進めていくうちに、どんどん興味が湧いてきました。

パンフレットには「グローバル化する社会で活躍できる人材の育成」「全授業英語で実施」「多様な文化的背景を持つ学生との交流」などの言葉が並んでいて、「これって私がずっと求めていたものじゃん!」って思ったんです。

でも、国際教養学部って具体的に何を学ぶの?って思いますよね。実はこれが私も最初に抱いた疑問でした。調べてみると、文系科目だけでなく、環境問題や科学技術の発展など、理系の要素も含んだ幅広い学問を学べることが分かりました。「文系か理系か」という二択ではなく、両方の視点から世界の問題にアプローチできる…それが国際系の魅力だったんです。

高校の担任の先生に「国際教養学部に興味があります」と相談したとき、先生は少し驚いた顔をしました。「佐藤さんなら法学部とか経済学部の方が就職に有利だと思うけど…」って。確かに、伝統的な学部と比べると知名度は低いし、「国際教養って結局何を専門にするの?」という疑問を持つ人も多いと思います。

でも私は、自分の「海外で学びたい」「英語環境で勉強したい」という思いを大切にしたかったんです。それに、ただ英語が話せるだけではなく、様々な分野の知識を持った上で国際的に活躍できる人になりたいと思っていました。

国際教養学部と他の文系学部の違いについてもっと知りたくて、オープンキャンパスに参加したんです。そこで実際に授業を体験したり、在学生の話を聞いたりする機会がありました。

印象的だったのは、在学生のプレゼンテーションスキルの高さ。英語で堂々とプレゼンをする姿を見て、「私もこんな風になりたい!」って思いました。また、ディスカッションの時間では、様々なバックグラウンドを持つ学生が意見を交わす様子が見られて、「ここなら視野が広がりそう」と感じたんです。

高校時代の私は、「理系か文系か」という二択ではなく、「国際系」という新しい選択肢を見つけたことで、自分の進むべき道が見えてきました。文系の視点と国際的な視野を兼ね備えた学びができる場所。それが私にとっての国際教養学部だったんです。

早稲田大学国際教養学部の実態〜入ってみて分かった国際系の姿〜

いよいよ大学生活がスタート!入学式の日、胸を躍らせながら早稲田大学の門をくぐったことを今でも鮮明に覚えています。国際教養学部の入学式は、他の学部とは一味違っていました。日本人学生だけでなく、世界各国からの留学生も一緒に参加していて、学部長の挨拶が英語と日本語の両方で行われたんです。「ああ、本当に国際的な環境に来たんだな」と実感した瞬間でした。

入学前は「全ての授業が英語!?大丈夫かな…」ってかなり不安だったんですが、実際に始まってみると…やっぱり大変でした(笑)。最初の授業で教授が話す英語の速さに「聞き取れない!」とパニックになったことを覚えています。留学経験があったとはいえ、アカデミックな内容を英語で学ぶのは全く別次元の難しさでした。

でも、そこが国際教養学部の面白いところでもあります。授業の内容だけでなく、英語力も同時に鍛えられるんです。最初はリーディングの課題に何時間もかかっていましたが、次第に慣れてきて、英語で考え、英語でディスカッションする力が身についていきました。

国際教養学部のカリキュラムの特徴は、本当に幅広い分野を学べること。1年次は「基礎演習」という少人数のゼミ形式の授業があって、クリティカルシンキングやアカデミックライティングの基礎を学びます。それ以外にも、「国際関係論」「比較文化」「メディア研究」「環境科学」など、様々な分野の入門科目が用意されています。

私が最初に衝撃を受けたのは、授業スタイルの違いでした。高校までは「先生が話すことをノートに取って、テスト前に暗記する」というスタイルが中心でしたが、大学では全然違います。特に国際教養学部では、「ディスカッション」と「プレゼンテーション」が重視されていて、毎週のようにグループワークがありました。

授業内容について具体的にお話すると、「Culture, Mind and Body」「Economy and Business」「Governance, Peace and Human Rights」「Communication」「Science, Technology and Environment」という5つの分野から科目を選べます。理系的な要素を含む科目もあれば、純粋に文系的な科目もあって、自分の興味に合わせてカスタマイズできるのが魅力です。

私が特に印象に残っている授業は、2年生の時に受けた「International Relations in East Asia」という科目です。日中韓の関係や歴史問題について学んだのですが、クラスには日本人、中国人、韓国人の学生がいて、時にはかなり熱いディスカッションになることもありました。

課題の量もハンパないです!毎週のようにエッセイ(しかも英語で!)を書いたり、グループプレゼンの準備をしたり…。特に1、2年生の時は「これ本当にこなせるの?」と思うほど大変でした。でも、そのおかげで英語力だけでなく、論理的思考力やプレゼンテーション能力も鍛えられたと思います。

時間割も、文系学部のイメージとは少し違うかもしれません。朝から夕方まびっしり授業が入っていることも珍しくなくて、「文系だから楽~」なんてことは全然ありません(笑)。課題をこなすために、図書館に籠もる日々が続くこともしばしば…。

でも、そんな忙しい日々の中でも、様々な国籍の友達と交流する時間は本当に楽しかったです。授業後にカフェで話したり、週末に一緒に出かけたり…。英語が公用語のクラブやサークルに入って、留学生との交流を深めることもできました。

文系・理系・国際系の違いについて考えると、国際教養学部は本当に独特な位置にあると思います。文系的な「人文・社会科学」の基盤を持ちながらも、時には理系的な「データ分析」や「科学的アプローチ」も取り入れる。そして何より、「国際的な視点」から物事を考える力を養うことができるんです。

例えば、貧困問題について考えるとき、文系的アプローチなら「社会構造や歴史的背景から考察する」、理系的アプローチなら「統計データを分析して要因を特定する」ことになるでしょう。国際系では、その両方を行いながら、さらに「異なる国や地域ではどうなのか」「文化的背景はどう影響しているのか」という視点を加えることができます。

でも、正直に言うと、国際教養学部の「何でも広く学べる」という特徴は、時に「専門性が足りない」という不安にもつながります。就職活動が近づくにつれて、「私は結局何が専門なの?」と悩むこともありました。法学部なら「法律」、経済学部なら「経済学」という明確な専門分野がありますが、国際教養学部は「国際教養」という言葉自体が少し曖昧で…。

ただ、3年生になって専門演習(ゼミ)を選ぶ頃には、自分の興味のある分野が見えてきました。私の場合は、「異文化コミュニケーション」と「メディア研究」の分野に興味を持ち、「グローバル社会におけるメディアの役割」をテーマにしたゼミを選びました。

こうして振り返ると、国際教養学部の「専門が曖昧」という特徴は、逆に「自分で専門を見つけていく自由がある」ということでもあるんですよね。最初から専門が決まっているわけではなく、様々な分野に触れる中で、自分の興味や適性を見つけていくことができます。

留学体験〜国際系ならではのターニングポイント〜

国際教養学部の最大の特徴と言えば、やはり「1年間の海外留学が必須」であることですよね。入学当初から「留学先はどこにしようかな」と考えるのが楽しみでした。実は、高校時代の短期留学で「日本人と群れすぎてしまった」という反省があったので、「今度こそ本当の国際体験をしたい!」という思いが強かったんです。

留学先を選ぶプロセスは、想像以上に大変でした。国際教養学部には、世界中の約100校以上の大学と提携があって、本当に選択肢が多いんです。アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの英語圏はもちろん、フランス、ドイツ、中国など、非英語圏の大学も選べます。

選考方法は、基本的にGPAと英語のスコア(TOEFLやIELTSなど)で決まります。人気の大学は競争率が高くて、1年生の頃から「留学のためにGPAを上げなきゃ!」と必死に勉強する学生も多いです。私もその一人で、1年生の時は毎日図書館に籠もって課題をこなしていました。

私が最終的に選んだのは、カナダのブリティッシュコロンビア大学(UBC)でした。選んだ理由は、まず「英語環境で学びたい」ということ。それから、「多文化共生」に関する授業が充実していたこと。そして何より、「日本人留学生が比較的少ない」と聞いたからなんです。高校時代の「日本人と群れる」経験を繰り返したくなかったので、あえて日本人が少ない環境を選びました。

留学前の準備は本当に大変でした。ビザの申請、海外保険の手続き、住居の手配…。特に住居は頭を悩ませました。「学生寮」か「ホームステイ」か「アパート」か…。結局、私は「学生寮」を選びました。理由は「様々な国の学生と一緒に生活したい」という思いと、「自分の時間も確保したい」という考えからです。

出発前は本当に不安で、「1年間も一人で海外生活…大丈夫かな」と何度も思いました。でも同時に、「これが私の長年の夢だった!」というワクワク感もありました。空港で両親に見送られる時、「次に会うのは1年後」と思うと涙が出そうになりましたが、「絶対に成長して帰ってくる!」と決意を新たにしました。

カナダに到着した最初の1週間は、本当に大変でした。時差ボケに悩まされ、新しい環境に慣れるのに苦労しました。特に、寮のルームメイトとのコミュニケーションが不安で…。私のルームメイトはカナダ人とインド人の2人で、最初は「英語で上手く話せるかな」と緊張していました。

でも、彼女たちは本当に親切で、分からないことがあれば何でも教えてくれました。「日本語で何て言うの?」と興味を持ってくれたり、日本の文化について質問してくれたり…。特にインド人のルームメイトとは、「海外で学ぶ留学生」という共通点があって、すぐに打ち解けることができました。

授業が始まると、また新たな挑戦の連続でした。UBCは世界トップクラスの大学で、授業のレベルも高いんです。特に最初の頃は、ネイティブスピーカーの話すスピードについていけなかったり、専門用語が理解できなかったりと苦労しました。

印象的だったのは、「授業中の発言」の重要性です。日本の大学では、基本的に講義を聞いてノートを取るスタイルが多いですが、UBCでは「ディスカッション」が重視されていました。成績評価にも「Class Participation(授業への参加度)」が含まれていて、黙って聞いているだけでは高評価は得られません。

最初の頃は、「間違えたらどうしよう」「変なことを言ったらどうしよう」と思って、なかなか発言できませんでした。でも、あるカナダ人の友達が「完璧じゃなくていいんだよ。自分の考えを伝えることが大切なんだ」と言ってくれて、少しずつ勇気を出して発言するようになりました。

留学の終わりが近づくにつれて、「帰りたくない!」という気持ちが強くなっていきました。1年間という時間は、あっという間。やっと環境に慣れて、友達もできて、充実した日々を送れるようになったのに、もう帰国の時期…。複雑な気持ちでいっぱいでした。

特に仲良くなった友達とのお別れは本当に辛かったです。でも、「これで終わりじゃない、また会おう!」と約束して連絡先を交換しました。実際、その後も定期的にビデオ通話をしたり、SNSで近況を報告し合ったりしています。国際的な友情は、留学で得た最も大切な宝物の一つです。

友達の家でホームパーティー♡

国際系での学びが私にもたらしたもの〜文理の枠を超えて〜

1年間の留学を終えて日本に帰国した時、最初に感じたのは「逆カルチャーショック」でした。日本の電車の静かさ、コンビニの品揃えの豊富さ、人々の礼儀正しさ…。当たり前だと思っていた日本の文化が、新鮮に感じられたんです。

特に驚いたのは、自分の「日本語」に対する違和感。英語漬けの生活をしていたため、日本語で話そうとすると言葉が出てこなかったり、英語の表現を直訳してしまったり…。友達からは「英語混じりの話し方になってるよ」と指摘されることもありました(笑)。

でも、そんな「違和感」も含めて、留学は私に大きな変化をもたらしてくれました。一番大きな変化は「多様な視点で物事を考えられるようになった」ということ。例えば、ニュースを見る時も、「日本の視点」だけでなく「他の国ではどう捉えられているのか」を考えるようになりました。

就職活動においても、国際教養学部での学びは大きな強みになりました。私は現在、外資系コンサルティング会社から内定をいただいています。面接では「多様な視点で問題を分析できる力」や「英語でのコミュニケーション能力」が評価されました。

特に印象的だったのは、最終面接で「あなたが考える国際教養学部の強みは何ですか?」と質問されたこと。私は「文理の枠を超えた複合的視点」と「多様な文化的背景を持つ人々と協働する力」を挙げました。面接官からは「まさに今の時代に必要なスキルですね」と言っていただけました。

国際教養学部の学びは、「キャリア」だけでなく「人生観」にも大きな影響を与えてくれました。様々な国の学生と交流する中で、「幸せの形は一つではない」ということを実感しました。日本では「大企業に入って安定した生活を送る」というのが一般的な成功モデルかもしれませんが、世界には様々な生き方、働き方があることを知りました。

就職活動を通じて感じたのは、「国際教養学部の価値」が社会でも認められつつあるということ。以前は「国際教養って何?」と首をかしげられることも多かったのですが、最近では「グローバルな視点を持った人材」として評価されることが増えています。


留学から帰国する時に香港人の親友から😭

これから進路選択する後輩たちへ〜国際・理系・文系の選び方〜

私が高校生だった頃、周りの人から「将来何になりたいの?」とか「どんな仕事に就きたいの?」って聞かれて、明確な答えが出せなくて焦った経験、ありませんか?私は本当にそうでした。

結論から言うと、私が学部選びで大事だと思ったポイントは以下の3つ

自分が「楽しい」と思える時間が長い分野を選ぶ

得意・不得意をちゃんと認識する

将来の可能性を閉ざさない選択をする

まず1つ目。私の場合、海外ドラマを見ている時間が本当に楽しくて、英語の勉強も苦になりませんでした。一方、数学や物理の問題を解いているときは、正直「早く終わらないかな〜」って思ってばかり。これって結構重要なサインだったんですよね。高校生活の時点で「この勉強、楽しい!もっとやりたい!」って思える科目があるなら、それは大きなヒントです。

2つ目は自分の得意・不得意を冷静に見極めること。私は理系科目が本当に苦手でした。特に数学と物理。何度解説を聞いても「なんで?」ってなることが多くて。でも世界史は暗記も論述も楽しくて、自然と勉強時間が増えていました。こういう「自然と時間を使ってしまう分野」は自分に合っている証拠だと思います。

3つ目は将来の可能性について。「国際系」を選んだ理由の一つは、ここなら文系・理系どちらの知識も少しずつ取り入れながら、自分の興味を広げていけると思ったからです。中途半端に聞こえるかもしれませんが、18歳の時点で「これしかやらない!」って決めるのはちょっと怖くなかったですか?私はそう思いました。国際教養学部なら、経済学、政治学、文化研究など幅広く学べるし、もし興味があれば統計なども勉強できる。この「選択肢の幅広さ」は私にとって大きな魅力でした。

学部選びで失敗したくないなら、自分が「没頭できる時間」が長い分野を選ぶのが一番だと思います。勉強って正直しんどいときもあるけど、好きなことなら「しんどいけど楽しい」になるんですよね。私の場合は英語や異文化コミュニケーションがまさにそれでした。

まとめ

「文系・理系・国際系」どれを選ぶにしても、完璧な選択肢はありません。どの道にも魅力と課題があります。大切なのは「自分が心から興味を持てる分野」を選ぶこと。それが4年間のモチベーションを保つ最大の源になります。

もし今「やりたいことがはっきりしない」と悩んでいるなら、それも全然OKです!私も最初は「海外に興味がある」という漠然とした思いだけでした。大学に入ってから色んな授業を取る中で、徐々に「これが好き!」という分野が見えてきたんです。

高校生の時点で「将来の全てが決まる」わけではないので、あまり肩に力を入れすぎず、「今の自分が少しでも興味があること」を大事にしてみてください。そして何より、自分の感覚を信じること。「なんとなくこっちの方がワクワクする」という気持ちは、案外正直なサインだったりします。

私は国際教養学部を選んで本当に良かったと思っています。でも、それは単に「国際系が一番」というわけではなく、「私という人間にとって」最適だったということ。あなたにとっての最適な選択は、きっと私とは違うはずです。

自分の心に正直に、そして少しの勇気をもって一歩踏み出してみてください。その先には、きっと素敵な大学生活が待っていますよ!

せうちゃん

せうちゃん

早稲田大学 国際教養学部

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