【文理融合の教育学部生が教える!】文理選択どっちが良いの?

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こんにちは、蔓迷路です。

僕が通う早稲田の教育学部には、教育・国語国文・英語英文・社会・理・数学・複合文化という、文理の垣根を超えた7つの学科があります。

これほど様々な学問系統が入り乱れた学部はなかなか珍しいと思います。

そんな学際的な学科に所属する僕だからこそ考えられる「文系理系どっちが良いの?」という問いへの答えを紹介したいと思います。

学生生活

大学生になって肌で感じる文理の違いは、まず課題の量と質です。

一般に、文系は授業もレポートも少なくて暇が多く、理系は実験がある上に一本一本のレポートも重く常に忙しいと言われます。

結論、これは傾向として間違いではありません。

ただし、心理学専攻では実験があったり、哲学を専攻すればとんでもない量の文献を読むことになったり、逆に数学科では実験がなかったりして、一部例外も存在します。

そうは言っても、比較的文系学生のほうが授業や課題以外のバイト・サークル・趣味に時間を割いている時間は長いと思います。

進路・就活

僕が思うに、これが最も大きく異なる点です。

進路・就職先がどうこう、という話ではなく、そもそも就職するか否か、すなわち大学院進学に対する認識が大きく異なります。

理系は半数が大学院へ進学するので、文系の学生と比べると、大学3年になっても就活に対する意識がそれほど強くなりません。

また、僕の所属する生物専修では、授業も「研究者として必要な資質を育てる」ような構成になっており、大学院への進学が自然と進路選択の上位に浮かんでくるようになります。

実際に、学部HPでも公開されている進路状況を見るとその差は明らかで、大学院進学率が20%を超える文系学科はない一方、理系学科は30%を下回りません。

とりわけ、僕の所属する生物学専修に至っては、学生の4分の3以上が院進しています。

早稲田大学 教育学部パンフレット2022 2020年度 進路状況

http://www.waseda.jp/nyusi/ebro/ug/edu_jp_2021/html5.html#page=29

この傾向は、入試偏差値が高い大学で特に顕著なので、理系を選ぶ際には念頭に置いておいてください!

『博士になったらどう生きる?』 栗田佳代子 監修 勉誠出版
大学1年時に大学院の存在を明確に意識するようになったので、いろいろな方のキャリアを参考にしようと手に取りました。
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結論

学生生活を通して分かった上記の違いを踏まえると、結論、

「文理選択はどっちでも良い」

ことになります。

なぜなら、両者は違うだけであって、優劣ではないからです。

とっておきの処方箋

この記事を読んでいる方の多くは、将来やりたいことが決まっていないことで逆算ができず、結果として進路選択が難航している状況にあるのではないでしょうか。

高校時代の僕もそうでしたし、僕の周りの友達もそうでした。

そんな高校時代の僕にも教えてあげたい、とっておきの対処法があります。

それは、「大学」や「大学生」に触れる機会をたくさん持つことです。

こうすることで、大学の実際を知って、自分の中のモヤモヤしたイメージがどんどん具体性を増していき、その知識は最終的に「こうなりたい」とか「こうなりたくない」といった判断材料に成長します。

今はSNSも普及していて情報源もたくさんあるので、暇さえあれば検索するくらいに、いろいろな情報を貪ると良いと思います。

ということで、僕の記事もたくさん読んでくださいね!(笑)

僕のグローブの親指には “Do What You Love” の刺繍が入っています。
どんな時も大切にしたい言葉です。
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蔓迷路

蔓迷路

早稲田大学 教育学部

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