私は今大学4年生で、カナダのトロントに留学に来ていて、ちょうど3週間が経ちました。10週間の短期の滞在ですが、本当に帰りたくないと思うほど充実した毎日を送っています(笑)
高校生の皆さんの中にも、留学に興味がある人はいるのではないでしょうか。
中には
半年や1年留学に行ってもネイティブレベルの英語にはならないんじゃない?
短期留学なんて意味があるの?
と感じる人もいるでしょう。今回は、
- どんな人に留学がオススメか
- どんな観点で渡航国を選ぶべきか
- オススメの国
をご紹介します。
留学はどんな人にオススメ?
英語留学は単に英語力を向上させたい人だけではなく、さまざまな人々にオススメです!
言語スキルの向上を目指す人
英語留学は英語力を向上させるための効果的な方法です。
英語をより自然な状況で使うことで、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングのスキルをバランス良く向上させることができます。
日本でもネイティブ英語を身につけることができるというYouTubeを目にする機会があると思います。
確かに正しい勉強法を継続すれば、日本にいながらも英語を上達させることができるでしょう。
しかし、他の国の人々と比べて日本人が苦手とするのは、リスニングとスピーキングです!これらは、ネイティブの英会話を毎日耳にしたり、外国の人と継続して話すことでこそ、上達していくものです。
日本にいるとどうしてもインプットが中心の学習になってしまいがちですが、大切なのはインプットをしながらそれをアウトプットすることです。
留学をすると、嫌でも自分が学んだものを実際に声に出す機会が豊富にあります!
その点で、語学留学は日本で英語を学習するよりも効果的であるといえるでしょう。
国際的なキャリアを目指す人
英語は国際ビジネスや国際機関でのコミュニケーションに必要なスキルです。
英語圏での留学は、国際的なキャリアを追求する人にとって、専門知識だけでなく、国際的なネットワークを築くチャンスでもあります。
日本よりも自由に働くことができたり、拘束時間が短かったり、地域によっては賃金が高かったり、と海外で働くことは非常に魅力的です。
また、英語を使って仕事をするなんて、すごくかっこいいですよね笑
将来は海外に住みたい、と考えている人はぜひ学生のうちから留学経験を積んで、海外について知っておくのがいいでしょう。
私の場合は、幼い頃から英語を学ぶのが好きで、海外駐在に興味がありましたが、今回カナダに行ってみて日本の良さをひしひしと感じました笑
異なる文化を学びたい人
英語圏での留学は、異なる文化や習慣を学び、国際的な視野を広げる絶好の機会です。他国の人々と交流し、異なる視点を得ることで自己成長が期待できます。
英語は単なるツールと言われることが多いと思います。
私はこの留学を通してこの言葉の意味を実感しました笑
語学学校で異なる国の友人が沢山できたのですが、相手の好きなことや国に関することを知りたい、そして自分の国の文化についても教えたいと思った際に、それを伝える手段が英語たった1つしかないということに改めて気付かされたのです。
上手く説明できない時や、相手の英語を理解できない時にはもどかしさや言語の壁も感じました。しかし、英語を通して相手の国に関して知らなかったことを知ることができた時に、英語の有用性に感銘を受けました。
また、カナダではジェンダーレスの進み具合に驚きを受けました。
日本では滅多にみられない光景が日常と化しており、ジェンダーレスが進んだ世界というのはこういうことを言うんだな、と感じさせられました。
私が就活をしていた際に、会社のパンフレットにジェンダーレスに関する記事やインタビューを載せている企業がありました。
それを見て、日本でもようやく受容されるようになってきたと感心していたものの、カナダや他の国と比較すると日本はジェンダーレス社会にはほど遠いな、と感じました。
そういった点で、異なる文化や習慣を直接目や耳で感じたいという人には、海外留学がおすすめです。
自己成長を追求する人
留学は新たな環境で自己を知り、成長する機会です。
新しい状況に適応し、困難に立ち向かうことで、自己肯定感や自己信頼を向上させることができます。
日本にいると、家族や友人が周りにおり、何かを1人で乗り切らなくてはならないという状況はなかなかないと思います。
しかし、留学というのは、新たな地に1人で向かい生活するということで、今までになかった困難が待ち受けているかもしれません。
道がわからなかったり、財布を落としてしまったり、などのトラブルが起きた際も英語を使い、試行錯誤して乗り切らないといけないのです。
知り合いもいない真っ新な土地で、言語を異にする人と会話し、共に生活するという経験は、必ずあなたを成長させてくれることでしょう。
国内の教育環境に飽きた人
留学は新しいアプローチや教育スタイルを体験する機会です。
自国とは異なる教育環境で学ぶことで、新たな刺激やモチベーションを得ることができます。
特に他の国の人と共に英語を学習するという機会は非常に新鮮ですし、あなたを鼓舞してくれるでしょう。
実際に、カナダの語学学校はスピーキング重視の授業スタイルで日本の英語の授業よりも実践的だと感じます。
また、他国の同年代の学生が英語を流暢に話せていたり、発音が綺麗だったりすると、良い刺激を受けて、学習意欲が湧きます。
冒険心旺盛な人
異文化や新しい環境での生活は冒険心をくすぐります。
新しい友人を作ったり、未知のことに挑戦したりすることで、人生をより充実させることができます。
留学では、学習や就労だけではなく、観光や友人との時間も楽しめるため、アクティブな人や好奇心の強い人には最適です!
一言で言えば、英語留学は言語力の向上だけでなく、個人的な成長や新しい経験を求める人にとって魅力的な選択肢です。
留学の目的や目標に合わせて、適切なプログラムや国を選ぶことが大切です。
留学先を選ぶ重要なポイントは?
留学先を選ぶ際には慎重な検討が必要です。お金と時間が掛かるからです。
貴重な20代の時間を費やしてまで行った留学先で、嫌な思いや実にならない経験をするのは嫌ですよね。
よって、留学先を選ぶ際には以下の軸を参考にして国を選んでみてください。
プログラムの内容
留学の主な目的は質の高い英語教育を受け、英語を流暢に話せるようになることでしょう。
よって選ぶ大学や語学学校が自身の学びたい分野に対応しているかを確認することが大切です。
私は、10週間の短期留学だったため短期でも通学可能な語学学校を選びました。
また、スピーキングスキルを伸ばしたいと感じていたため、語学学校の中でも特に会話重視の授業を展開している語学学校を選びました!
語学学校を選ぶ際は、エージェントに相談するのもよいですし、自分で口コミサイトや語学学校比較サイトなどで校風やプログラム内容を確認してみてください。
せっかく英語を伸ばしに留学に来ているのだから、自分の目標に合った教育機関を選びましょう。
言語の癖
英語を学びたい場合は英語圏の国が適していますが、その国のアクセントや地域特有の表現にも注意が必要です。
人気の留学先として挙げられるのが、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・シンガポールですが、国によってかなり英語の発音や使用する単語が変わってきます。
アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、シンガポールの英語にはそれぞれ特有の発音、表現、文化的な癖が存在します。これらの国々は地理的に離れており、異なる歴史や文化を持っているため、英語の使用においても独自の特徴が見られます。
アメリカ英語
単語の最後や母音の前にある「r」音が強調されます。
また、アメリカ英語では母音の発音が比較的明瞭で、イギリス英語と比べて子音が軽くなる傾向があります。
単語を繋げて発音する傾向があるため、日本人にとっては、アメリカ英語を聞き取ることや実際に発音することは特に難しいです!
カナダ英語
カナダ英語は、アメリカの影響を受けているため、アメリカ英語に近いです。
しかし、カナダ独特の表現やスペルも存在します。たとえば、「centre」(中心)や「colour」(色)など、イギリス英語に近いスペルを使うことがあります。
イギリス英語
古典的な発音と表現が特徴です。子音がはっきり発音され、母音の発音がアメリカ英語よりも多様です。
イギリス英語では、「r」音が後ろにある場合でも、アメリカ英語ほど強調されずに発音されることがあります。
また、イギリス英語は独自のスラングや表現を多く持ち、その地域ごとに微妙な違いがあります。
日本人にとっては、イギリス英語が耳馴染みがいいと言われています。
オーストラリア英語
イギリス英語の影響を受けながらも、独自の発音や表現を持っています。
また、短縮形や俗語が多く使用され、軽快なトーンで話すことが一般的です。
シンガポール英語
多言語の影響を受けた独自の英語バリエーションです。
シンガポールは多民族国家であり、英語は公用語として使用されていますが、中国語、マレー語、タミル語などの影響を受けた表現や文化的な要素が組み込まれています。
そのため、シンガポール英語は独自のアクセントやフレーズがあり、他の英語とは一線を画す特徴があります。
これらの特徴も理解した上で選ぶようにしましょう!
国の場所
地理的な位置も重要です。
文化や気候、アクセス可能な他の国など、自分の好みに合った地域を選びましょう。
また、留学先が安全であるかどうかも確認しておくべきです!
現在私が住んでいるトロントは、日本よりも北に位置しているため、なんと夏は21時すぎまで日が沈みません、、!
また、寒い冬が苦手な人は日本が冬の時期にオーストラリア等の南半球の国に留学に行くのも一つの手ですね(笑)
留学費用
授業料や生活費、教科書代などの費用を予算内で抑えられるかどうか確認し、経済的な負担を軽減する方法を考えることが重要です。
特にアメリカは、円安なこともありかなり出費が嵩むでしょう。
私は今カナダのトロントにいますが、宿泊費から食費まであらゆる費用が日本の2倍です、、、(感覚が狂って来ました笑)
飛行機代や語学学校代だけでも、大きな金額ですが、生活費なども考慮に入れて、滞在可能な国を選ぶことをオススメします。
オススメの国は?
英語を学びたい大学生に人気の国は、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、シンガポール等々です!
また、気になる留学コストも国ごとにまとめてみました!
アメリカ
メリット
- 多様な選択肢: 世界中から留学生が集まる国で、多くの大学と専攻が揃っています。専攻やコースの選択肢が非常に広く、自分の興味に合った分野を学ぶことができます。
- カルチャーエクスペリエンス: 多様な文化が共存する国であり、異なるバックグラウンドの人々と交流できます。多様な環境での生活経験が、留学生活をより充実させます。
- 世界的な研究機関: 世界中で評価される多くの研究機関や大学があり、最新の知識と技術を学べます。
デメリット
- 費用の高さ: 一般的に他の国に比べて学費が高めです。生活費も高いことがあります。
- ビザ手続きの複雑さ: ビザ取得が必要で、手続きが複雑です。
アメリカは有名な観光スポットやイベントがたくさんあり、楽しめること間違いなしです!ただし、生活費の高さがネックですよね。
英語学習だけではなく、他のイベントも十分に楽しみたい人や、アメリカに強い憧れがある人は、費用が高くともアメリカを選んでも良いと思います^^
カナダ
メリット
- 安定した社会環境: 安定した政治・社会環境で、留学生にとって安心感があります。治安が良く、安全な環境で学びたい人に適しています。
- 高品質な教育: 国際的に高い評価を受けており、品質の高い教育を提供しています。実務的なスキルや専門知識を習得できるプログラムが充実しています。
- 多様な文化と自然: 多様な文化が共存し、美しい自然景観も魅力的です。留学生活を通じて多くの異なる経験をすることができます。
デメリット
- 寒冷な気候: 冬季が厳しく、特に北部地域では寒冷な気候が続きます。
- 学費の上昇: 近年、一部の大学で学費が上昇している傾向があります。費用を見積もる際に注意が必要です。
カナダは、なんといってもいい意味で丁度いい!バランスの取れた国です。
アメリカ英語を学びたいしアメリカにも行きたいが費用面で懸念がある人や、大都市に憧れるが自然も楽しみたい人にはもってこいです!
ちなみに、東側のバンクーバーは広大な自然が魅力ポイントで、西側のトロントはダウンタウンとなっています。
トロントは、大都市でありショッピングや多くのイベントを楽しめるのに加え、至る所に居心地の良い巨大な公園があります。
また、トロントからは飛行機に1時間半乗るだけでアメリカのNYに行けてしまいます!
私も、1週間前に飛行機を予約し、今週の週末に3泊4日でNY旅行に行く予定です(笑)日本からであれば飛行機代だけで30万と半日近くかかってしまうものの、ここからであれば5万と1時間半・・・最高ですね。
トロントの話ばかり長くなってしまい、すみません笑 次にいきましょう!
イギリス
メリット
- 高品質な教育環境: 世界的に評価される名門大学が多く、歴史ある教育環境で学ぶことができます。優れた教授陣や設備を通じて専門知識と実践的なスキルを磨くことができます。
- 多様性とカルチャーエクスペリエンス: 多様な文化が共存し、異なるバックグラウンドの人々と交流する機会が豊富です。英国独自の歴史や文化に触れ、多彩な体験をすることができます。
- ヨーロッパへのアクセス: ヨーロッパ内の国々へのアクセスが便利で、週末や休暇を活用してさまざまなヨーロッパの都市を訪れることができます。
- 英語環境: 公用語が英語なので、日常生活や学習を通じて英語スキルを向上させる良好な環境が整っています。
デメリット
- 高い生活費: 生活費が高めで、特に大都市圏では費用がかかります。住宅や食事、交通などのコストを考慮して予算を計画する必要があります。
- 短い学期制度: 短い学期制度を採用しており、情報を迅速に吸収し、時間を有効に使うスキルが求められます。時間管理が重要です。
- 気候の変動: 変動が激しく、雨が多いことがあります。季節や天候の変化に対応する必要があります。
ヨーロッパ旅行に気軽に行けることが、イギリス留学の一番の魅力ですよね!
ただし、雨が多かったり曇りが多かったりすることで、晴れが好きな人は気分が落ち込みやすくなるかもしれません。
気候を重要視する人は、イギリスの気候について調べたのちに意思決定をすることをオススメします!
オーストラリア
メリット
- 高品質な教育環境: 高品質な教育を提供する大学が多く、国際的に評価されています。教育システムは学生の実務的なスキルを重視し、卒業後のキャリアにも貢献します。
- 多文化環境: 多様な文化が共存する社会であり、異なる国籍やバックグラウンドの人々と交流する機会が豊富です。
- 美しい自然環境: 自然豊かな環境での留学が可能で、自然景観やアウトドアアクティビティを楽しむことができます。
デメリット
- 遠い距離と時差: 時差が大きいため、家族や友人とのコミュニケーションが難しいことがあります。
- 生活費の高さ: 生活費が高めで、特に都市部では費用がかかることがあります。
オーストラリアは、自然の豊かさで有名ですよね。ただし、虫がよく出るなんて噂も!
また、オーストラリアはワーキングホリデー渡航先として一番人気です。日本人にとって、オーストラリアのワーホリビザの取得は容易で、治安も気候も良いため、ワーホリ人気国となっています。
ワーキングホリデーを考えている人は、ぜひ渡航先としてオーストラリアを視野に入れてみてください。
シンガポール
メリット
- 国際的な環境: 多国籍な環境で、留学生はさまざまな国からの学生と交流できます。また、英語が公用語なので、英語力を向上させるのに適しています。
- 経済ハブ: アジア地域の経済的な中心地の一つで、多くの国際的な企業が拠点を持っています。これにより卒業後のキャリアに有利な可能性があります。
- 高度な教育施設: 高度な教育施設を備えており、専門的なスキルを学ぶことができます。
デメリット:
- 比較的小さい: 国土が限られているため、留学生活が独特な環境となる可能性があります。
- 生活費: 生活費は中程度ですが、都市圏によってはやや高めの場所もあります。
シンガポールは、生活費用が他国と比べて安いことが最大のメリットです!
留学を検討する際には、教育環境や生活スタイルだけでなく、自身の目標や予算にも注意を払うことが重要です。
どの国でも、しっかりと計画を立てて、留学生活を充実させましょう^^
無料留学カウンセリングはこちら留学に少しでも興味があるなら、GO!
留学費用に関しては、滞在形式や国によってもかなり変わってきます。
語学学校に通うのであれば、半年の場合は100万、1年の場合は200万以上は充備しておくのが無難です。
また、少しでも費用を抑えたいのであれば、物価の低い国を選んだり、コンドと呼ばれる寮ではなく、ホームステイを選んだり、エージェントを利用せずに自力で選んだり、等の工夫をすることをおすすめします!
英語留学は言語力の向上だけでなく、個人的な成長や新しい経験を求める人にとって魅力的な選択肢です!
留学を考えているのであれば、できるだけ早く手をつけると良いですよ^^
無料留学カウンセリングはこちら