やっほー!だにだよ!
今日は最近私が勉強してた「IELTS」についてまとめてみました!
なんか名前は聞いてことあるけど、実際どんなテストなの?といったことや、
英検やTOEICとの大きな違い、どんな場面でIELTSのスコアが必要なのかと、「一発でIELTSスコア6.0」を取得した私の勉強法・おすすめ参考書などをご紹介します!
この記事がおすすめな人
- IELTSに興味がある人
- IELTSと英検、TOEICの違いが曖昧な人
- 大学で海外留学に行きたいと思っている人
- IELTSでバンドスコア6.0を目指している人
- 英語が好きな人
【筆者の紹介】
ペンネーム:だにえる(一人称たまにだにになります。)
学校:立教大学経営学部国際経営学科
学年:1年生(2024年現在)
受検方式:一般受験(英検利用)
サークル:軽音系サークル、ベリーダンスサークル
目次
1. IELTSとは何か?
IELTS(正式名称:International English Language Testing System)とは、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、およびイギリスなどの英語圏の国に留学、就労、移住を希望する人々の英語力を測定するグローバルな英語試験です!
英検とは違って世界中で行われており、色々な国の人が自身の英語力を示す指標として受験しています。最近は英検同様に日本の大学入試でもスコアの受け入れが進んでいるんですよ。
イギリスやオーストラリアで開発されている試験なので、アメリカ英語ではなく、イギリス英語が採用されているのが特徴です。
・どんな人が受けるべき?高校生にもおすすめ?
留学を目指す人、海外大学進学希望者、国際的なキャリアを考えている人。日本では海外大学や大学院の入学・留学審査用に取得する人が多い傾向にあります。
難関大・大学院だとスコア7.0以上を求められる場合もありますが、多くの大学や大学院はスコア5.5~6.5くらいが出願基準になっています。
2年以内のスコアなら留学の出願に使えるので、大学入学後海外留学をしたければ高校生のうちにとっておくのもおすすめです。英検準1級のレベル感と同じくらいですし、大学入試にIELTSのスコアが使える学校は多いので、コスパ良いともいえるかもしれません。
2. 英検やTOEICと、IELTSの違い
①英検
日本国内で実施される日本人向けの英語試験。
リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能。
総合的な英語力を測定。
レベルごとに級が分かれており、合格・不合格とスコアで評価される。
コンピューター版と筆記型があり、筆記型の場合1次試験(リーディング・リスニング・ライティング)を通過しないと2次試験(スピーキング)を受験できない。
日本国内の高校入試や大学入試向けに取得する人が多い。
②TOEIC
世界中で実施されているが、主に日本や韓国などのアジア地域での利用が中心。
職場での英語をつかったコミュニケーション能力の測定。ビジネス英語。
主に採用されているのはリーディングとリスニングのみの試験。4技能のものも一応あるらしい。
合格不合格要素はなく、スコアで評価される。990点満点。
就職活動などでのスコア提示向けに取得する人が多い。
③IELTS
世界中で実施されている。
リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能(各項目同じ比重)
英語圏での留学や、英語圏への移住に必要な英語力を測定。
4技能全部の試験を1日で実施。
スコアは1~9.0までの0.5刻みで評価される。各技能でスコアが出て、その平均スコア(通称バンドスコア)が書類などに記入できるスコアとなる。
海外留学や移住向けに取得する人が多い。
3.レベル感
それぞれ評価基準や内容が違うので正確性に欠けてしまう部分もありますが、一般的に英検・TOEIC・IELTSのスコアは以下のように比較されています。
英検準2級ーTOEIC450~490ーIELTS4.0
英検2級ーTOEIC500~600ーIELTS4.5~5.0
英検準1級ーTOEIC600~820ーIELTS5.5~6.0
英検1級ーTOEIC820~970ーIELTS6.5~7.0
TOEIC970~990ーIELTS7.5
主に海外留学で求められるスコアは6.0~6.5なので、英検に換算すると英検準1級から1級くらいのレベルが求められていることがわかります。
4.私が一発でバンドスコア6.0をとるまで
・私がIELTSの勉強を始めたときのレベル
高校3年生の秋ごろに英検準1級、スコア2449を取得していた。(しかし1年かけて3回も落ちている)
共通テストの英語8割(リーディング7割ちょっとと、リスニング9割)
学校で受けさせられた簡易TOEIC(リーディングとリスニング)のスコアが600ちょっと。(英検2級レベル。めっちゃへこんだ。)
高校時代ほどしっかり英語の勉強、特にリーディングやリスニング、ライティング対策をしていなかったため、ちょうどIELTS対策を始めたころは英語力の低下が著しかったです。
でも、大学内の英語のクラスのレベルが高く、留学経験者や帰国子女、ハーフなどのハイレベルな同級生に囲まれて、毎週スピーキングの授業をしていたため、スピーキング力は格段に上がっていた頃だと思います。
・全体の学習計画、費やした期間
私の場合、正直あんまり計画性を持って勉強をしなかったため、半分くらい直前に詰め込むような形になってしまいました。。
費やした時間はトータルでだいたい5か月くらい。本格的に勉強を始めたのは2か月前から1か月前くらいだったと思います。
<単語対策>
準備を始めたのはだいたい夏休み前くらいで、当時やってた勉強といっても、スコア5.5から6.0に必要とされている単語帳のページを5周くらい軽くパラパラ見たかなっていう程度です。
「新しく単語を覚えたぞ!!」というよりは、どちらかというと、「大学受験時代にやった単語を思い出す」といった感じで単語帳を使っていました。
とはいえ、IELTSはイギリス英語なこともあって、少し馴染みのない単語を覚えることもちょくちょくありました。
新しい単語を覚えるのは単語帳より、公式問題集を解いていてわからなかった単語を確認している時が多かったと思います。
<テストの傾向をつかむ>
まあまあしっかり問題を解くようになったのはだいたいテストを受ける3か月前のこと。友達のおさがりでもらった問題集の最後のページに載っていた、模擬試験を解いてみることに。
リーディングは時間をはからずにやってみると、だいたいスコア5.5くらいの正答率でした。英検よりも心なしか簡単に感じました。なかなか勉強するのに重い腰が上がらず、ハードルを高く感じていたところもありますが、意外とやってみたらいけるような気がしました。あとは時間内にいかに正答率を上げるかといった対策が必要だと思い、勉強計画を立て始めます。
リスニングはほとんどが空欄を自分で埋める(スペルも自分で書く)スタイルで大混乱。今まで英検も共通テストも選択肢を選ぶ形式で、そっちで慣れていたので、全然解けず絶望していました。
ライティングはTASK1と呼ばれる、グラフを読み取って150語で正確に書き写すのに大苦戦。英検や普段の大学の授業では、自分の意見をまとめるエッセイが出題されていたので、似た形式のTASK2の方は比較的かけはするものの、1が全然かけない!TASK1の対策に時間をかけることに。
スピーキングはこの時点では特に何もやっていませんでした。
一度模試を解いてからは、リーディング・リスニングのYOUTUBEで解き方やコツが特集されている動画を見たり、アプリを入れて気が向いたやってみたり、問題集のリーディングセクション(問題の形式別に解き方や例題が載っていた)を一通りやるなど、リーディングとリスニングの対策に力を入れていました。
<問題集を解きまくる。ライティング・スピーキングの型を覚える>
テスト1か月前くらいからは、公式問題集を使ってリーディングの問題を通しで解いてみること、そして丁寧に解きなおし・間違えた問題の原因を探るといったことを繰り返しやっていました。
また、この時期、ライティング・スピーキングの対策がほとんどできていなかったことに危機感を覚え、友達に専用の参考書を借りて対策をし始めました。
具体的に、ライティングはTask1(グラフを読み取って説明するパート)のグラフはだいたい7種類の中のどれかのグラフが出題されるので、その7種類全部の模範解答、解答パターンを頭に叩き込むといった対策をしました。
また、スピーキングの方も、それぞれのパートに合わせて頻出のトピックに合わせて解答を準備したり、表現や文法を覚えたりして個人で準備し、英語がペラペラな友達に面接に付き合ってもらうなどをしました。
英検と同様、6.0くらいのレベルを目指すとしたら、スピーキングやライティングは特に、参考書に載っている表現や文法を自分のものにするくらい使えるようにすることが、早道なのかなと思います。
それ以上のスコアを目指すとなると、ライティングやスピーキングの場合、暗記しているとみなされた場合は減点されてしまうとも言います。
5.各セクションの勉強法・おすすめ参考書まとめ
<まずそれぞれの対策を始めるにあたってやるべきこと>
①目標スコアを決める。
まずはどのくらいのスコアをとりたいか目標を定めましょう。
目指すレベルによって対策の内容や、優先して勉強する部分などが異なってきます。
レベル感がわかりにくい人は、先ほど載せた英検やTOEICなどの級、スコアとの換算表を載せているので、そちらも参考にしてみてください!
②実力を知る
問題集や、ネットに載っている問題をいったん解いてみて、自分が何問くらい正解できるのか、どのセクションのどの問題が得意で、どの問題が苦手なのかをあぶりだしましょう。
一般的には日本人は、比較的リーディングとリスニングのスコアが高い傾向にありますが、実際人によって得手不得手は異なると思うので、自分の強みと弱みを理解した上で学習計画を立てるのが、目標スコア達成への近道だと思います。
<私が実際やっていた各セクションの攻略法>
リスニング:
・YouTubeで自分の興味がある分野のスピーチ動画を見て(もちろん英語)、なるべく字幕を見ないようにして聞き取れるようにする。「この表現いいいな」と思った表現や、「聞き取りにくい部分」を自分で音読してみましょう。
・アプリなどを使ってIELTSのリスニングの形式に慣れてみましょう。
リーディング:
・問題集などで演習を繰り返し、形式に慣れる!あとは、わからない単語を確認したり、間違えた部分を次から解けるように丁寧に原因究明したりしましょう。
全然読めない!って感じた人は、単語帳を使って単語力を伸ばしましょう。
ライティング:
・アイエルツのライティングでよく出るテーマのネタを事前に考えておく!
・専用の参考書に載っている例文を覚えて表現力や文法力を鍛える!
・Task1は特に、7種類のグラフ全部を1回ずつは練習して、表現やコツをつかんでおきましょう。当日焦らなくて済みます。
・書いたエッセイはchatgptや英語の先生に添削してもらいましょう。
スピーキング:
・アイエルツのスピーキングでよく出るテーマのネタを事前に考えておく!(特に自己紹介・学校や仕事・地元については頻出!)
・専門の参考書に載っている表現や文法を暗記して自分のものにする!
・youtubeの英語話者のスピーチの表現を盗む。
・英語ができる友達や先生に手伝ってもらって実践を積む。
使った教材・リソース
・【音声ダウンロード付】IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集/旺文社
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↑主にライティング対策、スピーキング表現を身に着けるのに利用しました。
・IELTS 18 Academic Student’s Book with Answers with Audio with Resource Bank: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests)
↑アイエルツの公式問題集と呼ばれる問題集です!
イギリスで出版されているので、全部英語。主にリーディングとリスニング対策に使いました。
・実践IELTS英単語3500 改訂版
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↑単語帳です。バンドスコア別に覚えるべき単語がまとめられているので、自分の目指すレベルに応じて効率的に単語を覚えられます。ざっと大学受験時代に覚えた単語を覚えなおしたり、イギリス英語独特の単語や意味を覚えたりしていました。リーディング全然読めない!という人は特に単語覚えるのが読めるようになる近道かもしれません。
・YouTube動画
「10代のことの自分に伝えたいこと」「今の若者に伝えたいこと」などなど、面白そうなトピックの英語話者のスピーチなどは実際ネイティブが使ってる表現や、文法を盗むのに最適です。
たまにスラングがあるのでそこの見極めは必要ですが、楽しく勉強ができます。
スピーキングの対策にも、リスニングの対策にもなります。
・chatgpt
主にライティングで書いたエッセイの添削に使っていました。
評価項目ごとに予想スコアを出してくれたり、目標スコア達成に向けた改善点などを提示してくれるので、便利でした。
自分のやりがちなミス傾向も客観的に指摘してくれるので、ありがたかったです。
・スマホアプリ
アイエルツ対策のリーディングとリスニングのアプリを何個か入れて電車内で使っていました。
なかなか本格的な勉強に重い腰が上がらない人や、まとまった時間が取れない人におすすめです。
まとめ
IELTSは主に英語圏の海外大学や大学院進学、そして海外移住向けに世界中の人が取得している試験です。
合格、不合格といった評価基準でなく、4技能のそれぞれのスコアの平均スコアで評価されます。
近年では大学受験で英検同様、スコアが使える学校がたくさんあるので、大学進学後に海外大学受験を目指す人は高校のうちに取得しておくと、後々楽です!
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ばいばーい