私は、大学3年生の時にアメリカの東海岸のボストンに留学しました!その際に学んだことを踏まえて、皆さんにお伝えします!♡

留学の目的を明確にしよう
具体的な目的を持つかどうかで留学の質が大きく変わります。ただ何となく海外に行くだけでは、時間や費用を無駄にしてしまう可能性もあるのです。では、どのように目的を明確にすればよいのでしょうか?
自分はなぜ留学したいか?
まず最初に考えるべきことは、「なぜ自分は留学をしたいのか?」です。
例えば、「将来グローバルに活躍できる仕事に就きたい」「専門分野の学びを深めたい」「異文化の中で成長したい」など、人によって理由はさまざまです。
私の場合は卒業要件に留学が入っていたことが留学の主な動機にはなっていますが、「学生のうちに幅広い国籍の人々と関わる経験、自分がマイノリティになる経験」を求めて留学に行きました。
目的に応じた留学スタイルの選択
留学には、語学留学、大学・大学院留学、交換留学、ワーキングホリデーなどさまざま。
例えば、単に英語を学びたいのであれば語学学校が適していますし、専門知識を深めたいなら大学や大学院への留学が必要です。
私の大学では交換留学が主な留学制度になっており、現地の大学の授業を現地の学生と同様に受講していました。大学の制度を使うのか、または自費で外部の留学プログラムを使うのか等、思っている以上に手段は様々です!
目的を具体的な目標に落とし込む
目的を決めたら、それを具体的な目標に落とし込むことが重要。
例えば「半年でTOEFLのスコアを○○点上げる」「毎月○○人の現地の人と交流する」「インターンシップを経験する」など、達成度を測れる目標を設定すると、より充実した留学生活を送ることができます。
私はボストンに留学していた際、「ボストンに留学している日本人学生だからこそできる経験」を常に意識していました。実際に「ボストン日本祭り」という大型イベントの学生実行委員長を務めるなど、留学中は想像以上にすぐそばに刺激的な機会が転がっています!
必要な語学力ってどのくらい?
どの程度の英語力が必要か?
語学留学
初心者でも受け入れてくれる学校が多いですが、授業は基本的に英語なので、日常会話レベルの英語が話せるとより充実した学びができます。TOEIC500点以上があると安心。
交換留学
TOEFL iBT 70〜100点、IELTS 6.0〜7.0 などのスコアが求められることが多い。特に英語圏の大学では、アカデミックな英語力が必要。
ワーキングホリデー
仕事をするため、最低でも日常会話ができるレベル(TOEIC600点以上、英検準2級〜2級程度)が望ましい。接客業ならより高い英語力が求められる。
語学力向上のための準備方法
リスニング力を鍛える
留学先では、ネイティブスピーカーの速い英語を聞き取る必要があります。リスニング力を向上させるために、私が実際に行っていたことは次のようなトレーニングです。
- 映画やドラマを英語字幕で見る(最初は日本語字幕 → 英語字幕 → 字幕なしの順で)
- TED Talksやポッドキャスト(英語のプレゼンを聞き、要点をまとめる)→これ、現地の授業の練習になるのですごくお勧めです☺︎
- シャドーイング(ネイティブの発音やイントネーションを真似して音読)
スピーキング力を伸ばす
- AIを利用:音声機能で英会話の練習をしたいと伝えると、簡単にネイティブレベルの会話ができるので超おすすめ!!(しかも無料!!)
- 言いたいことを英語で考える癖をつける(日常の出来事を英語で説明する練習をする)
- 留学生向けのイベントや国際交流の場に参加する(日本にいる間から外国人と話す機会を作る):大学のサービスで国際交流の機会が意外と沢山ありました!
ライティング・リーディングの強化
- 英語の記事やニュースを読む習慣をつける(BBC NewsやNew York Timesなど):時事勉強にもなるので一石二鳥!
- 英語日記を書く(毎日少しずつでも、自分の考えを英語で表現する練習をする):まずは自分の英語力で書いてみる→わからない表現を辞書で調べる→自分のものにできるまで、様々な例文で使ってみる!
- 大学のエッセイ対策本を活用(アカデミックライティングの基礎を学ぶ)
現地での生活費
生活費の内訳と国ごとの物価の違い
本当に国によって、またはその時の為替相場によって大きく変わるので、あくまでも2024年度アメリカ留学の私の例をご紹介します!
家賃(住居費)
- 学生寮:月10〜25万円(光熱費込みの場合が多い)
- シェアハウス:月10〜15万円/1人(地域による)
- 一人暮らし:月20万円〜(都市部ではさらに高額)
食費
私は学生食堂があったので、学費にあらかじめ入っていましたが、自炊中心なら月5万円〜、外食中心なら最低月10万円はかかると思います。
日本食スーパーなどもありますが、本当に日本の比にならないほど高いので、日本からインスタント系のものを沢山持っていくのが英断です(笑)
交通費
電車:日本とそこまで変わらないイメージでした。ただ日本のように時間ぴったりに来ることがほとんどなかったので、電車はあまり使わなかったです。
タクシー・ウーバー:日本のように地下鉄が色んなところに通っているわけではないので、タクシーなどを使う機会がかなり増えると思います。月5万円ほどはかかっていたイメージ、、、
通信費(スマホ・インターネット)
- 月3000〜8000円程度。プリペイドSIMを利用すると節約できる。
交際費・娯楽費
- 旅行や趣味にかかる費用。都市部では娯楽費が高くなりがち。
国・地域ごとの生活費の目安
国・都市 | 家賃(月額) | 食費(月額) | 交通費(月額) |
---|---|---|---|
アメリカ(ニューヨーク) | 15〜25万円 | 5〜10万円 | 1〜2万円 |
イギリス(ロンドン) | 12〜22万円 | 4〜8万円 | 1〜2万円 |
カナダ(トロント) | 10〜18万円 | 3〜6万円 | 1万円程度 |
オーストラリア(シドニー) | 12〜20万円 | 4〜7万円 | 1〜2万円 |
ドイツ(ベルリン) | 7〜12万円 | 3〜5万円 | 1万円以下 |
フランス(パリ) | 10〜18万円 | 4〜7万円 | 1万円程度 |
都市によって物価に大きな差があるため、自分が行く地域の生活費を調べておくことが大切です。

授業のスタイルと勉強法
日本と海外の授業スタイルの違い
比較項目 | 日本の授業 | 海外の授業 |
---|---|---|
講義形式 | 教授が話し、学生はノートを取る | 学生同士のディスカッションが多い |
発言の重要性 | 積極的に発言する機会は少なめ | 発言や意見交換が評価の対象 |
評価基準 | 期末試験やレポートが中心 | 授業中の発言・グループワーク・レポート・試験の総合評価 |
宿題・課題 | 予習復習やレポートが多い | 事前リーディング・グループワーク・プレゼンが多い |
教師との関係 | 教師が主導、学生は受け身 | 教師と学生がフラットな関係 |
このような違いがあるため、海外の授業では 「自分の意見を持ち、積極的に発言する姿勢」 が特に重要になります。
海外の授業スタイル別の特徴と対応策
ディスカッション型授業
特徴
- クラスの多くの時間が学生同士の議論に使われる
- 教授は「ファシリテーター(進行役)」として、学生の意見を引き出す
対応策
✅ 事前リーディングを徹底する
→ 指定された資料や論文をしっかり読んで、自分の意見を持っておく
✅ 意見を簡潔にまとめる練習をする
→ いきなり長く話すのは難しいので、まずはシンプルな意見を言う練習から始める(例:”I agree with this point because…”)
✅ 発言のチャンスを逃さない
→ 「話すタイミングを見失う」ことがないよう、勇気を持って発言してみる
プレゼンテーション型授業
特徴
- 個人またはグループでリサーチし、スライドを作成し発表する機会が多い
- 「話し方」「スライドの見やすさ」「質問への対応力」が評価される
対応策
✅ スライドはシンプルに
→ 文字ばかりのスライドではなく、視覚的に伝わりやすいデザインを意識する(図やグラフを活用)
✅ スクリプトを作成し、練習する
→ 英語でプレゼンする場合、あらかじめ原稿を作り、何度か練習することで自信をつける
✅ 質疑応答の準備もしておく
→ 発表後に質問を受けることが多いため、「よくありそうな質問」を想定して答えを考えておく
レポート・エッセイ中心の授業
特徴
- 課題レポートやエッセイの提出が頻繁に求められる
- 「論理的な構成」「批判的思考」「引用の正確さ」が評価のポイント
対応策
✅ エッセイの基本構成を理解する
→ 明確な主張を作り、論理的に展開する
✅ 情報の引用ルールを守る
→ 海外では「盗作」が厳しくチェックされるため、APA・MLAなどの引用形式を学んでおく
✅ ネイティブの文章を参考にする
→ 英語の論文や新聞記事を読み、自然な表現や論理の組み立て方を学ぶ
グループワーク中心の授業
特徴
- チームで課題を進めることが多い(ディスカッション、プレゼン、レポート作成など)
- コミュニケーション能力や協調性が求められる
対応策
✅ 自分の役割を明確にする
→ 「リサーチ担当」「スライド作成担当」「発表担当」など、役割を決めておくとスムーズに進む
✅ 積極的に意見を出す
→ 海外では「発言しない=貢献していない」と思われることも。小さな意見でも積極的に発信する
✅ スケジュールをしっかり管理する
→ チームメンバーと締め切りを共有し、計画的に進める
効果的な勉強法(留学先での学習習慣)
毎日少しずつ予習・復習をする
- 1日10~15分でもいいので、その日の授業の内容を振り返る
ノートを取る習慣をつける
- ただ書き写すだけでなく、「要点」を整理してメモする(例:マインドマップを活用)
ライティングスキルを鍛える
- 毎日短い日記や要約を書き、文章力を伸ばす
- Grammarlyなどのツールを活用し、文法チェックをする
現地の学生と勉強する
- 一緒に勉強すると、新しい視点や学習方法を学べる
オンラインリソースを活用する
- Khan Academy, Coursera, TED Talks などで追加学習をする
まとめ
留学経験者全員が声を揃えて「行ってよかった!」と言うくらい、毎日が刺激的で日本では決して出来ない経験ばかりで溢れています。
社会人になるとなかなかまとまった時間を取ることが難しいため、少しでも留学に興味がある方は前向きに検討することを強くお勧めします!☺︎