大学生になって時間も自由も増えたし、たくさん旅行に行きたいなあ。なんて考え始める大学生、多いと思います。
私もそのうちの一人で、大学生になってからたくさん国内外の旅行に行っています!
入学してから1年で国内は箱根、草津・軽井沢、伊香保、小豆島、愛媛(道後温泉・下灘駅等)、香川、徳島、淡路島へ。そして、海外は台湾、韓国、ベトナムに行きました!
バイト代はほぼ旅行代につぎ込んでいるような感じです。
そして、旅行をたくさん経験していくうちに「一人旅」の虜になりました。
最近よく友達から「なんで一人で行くの?」「一人旅って怖くないの?寂しくないの??」などと聞かれるので、
今回は「私が一人旅をする理由」や、「よくされる質問のアンサー」、「体験談・おすすめの国」について書いてみようと思います。

目次
- 1 私が一人旅をする4つの理由
- 2 知らない土地・文化・人の雰囲気を全身で享受できるから
- 3 自分で好きに決めて、自由に行動できる
- 4 自分の力を試せる
- 5 生を実感できる
- 6 人のあたたかさに触れられる
- 7 よくある質問に本音で答えてみた
- 8 Q1. 一人旅って寂しくないの?
- 9 Q2. 一人旅って怖くないの?
- 10 Q3. 困ったときどうするの?
- 11 これまで行った国と、おすすめポイント
- 12 台湾
- 13 韓国
- 14 ベトナム
- 15 旅の中で出会った“人”の話
- 16 怪しい占い師と通訳in台湾
- 17 台湾の帰りの飛行機で隣になったおじさん(日本人)
- 18 ホットホットおばさんin韓国
- 19 チョセヨおぢin韓国
- 20 偽grabニキinベトナム
- 21 こんな人に一人旅を勧めたい
- 22 まとめ
私が一人旅をする4つの理由
知らない土地・文化・人の雰囲気を全身で享受できるから

まず、私が最も一人旅に魅力を感じる理由はこれです。
「知らない土地や文化・人の雰囲気を、全身で享受できるから」です。
1人で旅行に行くと、基本自ら友人や家族に連絡を取らない限り、会話をするとなると現地の人とすることになると思います。
また、困ったり不思議に思ったときも、友達同士、家族同士で協力して自分たちで解決したりしがちです。
あるいは、なにか新しい発見や疑問を見つけてもそれをスルーしてしまいがちな気がします。
でもそこで、一人だと解決するためにどうしても現地の人に頼るか、自分で考える必要が出てくるため、必然的に「しっかり問題や疑問に向き合うことができます」。
言い換えれば、「より深く現地の文化を体験できる」ことにも繋がります。
実際一人旅だと不便に感じることも多いですが、逆にその不便さゆえに異文化を全身で享受できると思うんです。
自分で好きに決めて、自由に行動できる

一人旅の大きなメリットの一つとして、やはり「自分で好きな時に好きなことをできる自由度」があります。
どうしても人と行く旅行って、周りと合わせなければならない場面が多くて思うように行動できない時もありますよね。
特に、私はがちがちに計画を立てて、それに沿って行動するのがあんまり好きではないので、その都度その都度調べて行きあたりばったりな旅をするのが好きです。
それゆえ、一緒に行く友達が計画的に動きたいタイプな場合、お互いにストレスを感じる場面も多いです。(逆に人と行く旅行だと、無計画な私ひとりじゃ見れなかった景色が見れるっていうメリットもあります。ありがたい。)
少し疲れたらすぐ休憩できたり、予定よりもう少し長居・あるいは早く移動したいと思ったらすぐ行動できたりと、自分のペースで動けるのが一人旅のメリット。
自分で好きなように動きたい人、自分で考えて実行するのが好きなタイプの人は、一人旅おすすめです。
最初はちょっとハードル高く感じるかもしれないけど、一度行ってしまえばたいていのことは何とかなりますし、楽しいですよ。
自分の力を試せる
日頃生きていて、自分一人の力の限界に挑戦することってそんなに多くないと思います。
特に私は何の部活も、スポーツやコンテスト系の活動もやっていないので、毎日ぬくぬく過ごしています。
また、日頃当然のように日本語が通じて、日本人としての共通のルールが通じて、といった環境にいるとき、私たちは日本人という共同体の「マジョリティ側」にいます。
例えば、言語も違う、文化も違う国に、一人で行ってみる。
そうすると、その国では私たちの存在は「マイノリティ」になります。
そうなると、日本では「なんとなく」「何も考えることなく」できていた生きるための活動すべてが「試練」になります。
その難易度は国によって異なりますが、異国で一人で過ごすとなると、一度は経験することだと思います。
そういった試練を解決していくために、一人旅では「自分で調べ、自分で尋ね、自分で選択し、自分で交渉し、自分で行動する」必要があります。
だから、一人旅では「自分の力を試すことができる」のです。
先日ベトナムで一人旅していた時、現地で飛行機が大幅遅延して、本来の飛行機の集合場所が何度も変更されたんです。
アナウンスも英語だし、空港はがやがやしていて聞こえないしですごく不安でした。その飛行機に乗れないと、乗り継ぎで日本に帰る飛行機にもだいぶ影響が出てしまう(お金ないのに)。
とはいえ一人でキョロキョロしているところで誰も助けてはくれないので、片っ端から近くの外国人に英語で「同じ飛行機だったりする?」と尋ねて情報交換をしたり、空港スタッフに助けを求めたりなど、たくさんアクションを起こしました。
結局人頼ってるじゃん!とも捉えられてしまいますが、自分で仲間を作って、母国語ではない言語で情報を得て、というのもなかなか私の中では頑張りました。ただでさえ、私は日本語が通じる相手に対しても人見知りですから。
こんな感じで、なにかと旅先では試練がたくさん起きるので、その都度自分の殻を破って日頃の限界を超える経験ができるんです。
生を実感できる
理由三つ目と少し近いですが、一人旅ではなにかと「ああ、生きてる!」と感じられる場面が多いです。
旅先では、全然知らない土地で全然知らない人たちが、その土地の文化で生活しています。
同じ人間とはいえ、その土地によって交通機関や仕事の内容・割合、マインドの違いには驚かされます。海外ならよりそれを感じますが、日本国内でも感じることができます。
さらに、日本の田舎の方や発展途上国の方での体験は、東京ではなかなかできないスリリングな経験をすることもできます。
世界は広い、日本も広い。言葉で理解するのと、実際見てみるのとではまた違います。
例えば、去年の夏行った台湾には、たくさん物乞いがいました。日本でも都心の方でホームレスをしている人をよく見かけますが、私のイメージだと一般の人に対してお金や食べ物を求める人はそんなにいない気がします。
台湾の物乞いは、話しかけてきたり、近づいてきたりします。
暑い中、土下座をしながら物乞いをしたり、ボロボロの服を着てこちらに向かってくる人を見るとすごく悲しくなります。
ベトナムの場合はかごを担いでものを売りに近づいてくる人が多いです。私が行った場所だと、物乞いはあまり見かけなかったものの、個人で何かものを売って生活している人を多く見かけました。
調べたところ、タクシーの運転手やそういった物売りなどはそういった仕事でその日暮らしをしているといいます。
毎日を精いっぱい生きている人達がたくさんいました。
もちろん、毎日を精いっぱい頑張って生きているのは日本人も同じです。
しかし、安定した給料はなく、その日暮らしをしている人たちの数は断然ベトナムとか、そっちの方の国の方が多いと思います。
台湾やベトナムでは日本より活気にあふれていて、「生きていくぞ」というパワーを感じます。
「個人」というより「仲間」を大事にしている気がします。
ベトナムのタクシーの運転手もやたら信号待ちの時間や呼び出し待ちの間は近くの同業者(多分初対面)や道でものを売っている人と話していたり、市場の人たちもわちゃわちゃ楽しそうの過ごしていました。
決して日本や東京を卑下したいわけではないのですが、こういった温かい雰囲気や活気は発展途上国の方や、日本の地方あるあるだと思います。
1人旅だとそのわちゃわちゃした感じの雰囲気に混ぜてもらえることも多いので、よりその活気・パワーを全身で享受することができます。
私はベトナムで急に現地の人たちの飲みに参加させてもらえました(笑)
人のあたたかさに触れられる

私が一人旅をする理由、最後は「人のあたたかさに触れられる」ということ!
初めての海外一人旅で訪れた台湾で、強く実感しました。
九份という、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』のような景色で有名な観光地へ向かうために、高速バスに乗ろうとしたときのことです。
事前に十分な下調べができていなかった私は、運賃の支払いは現金200台湾ドルまたはICカードでないとならないという乗車ルールを知らず、バスに乗ろうとした際に運転手のおじさんに止められてしまいました。
旅行初日だったこともあって、大きいお金しか持っていなかったんです。
運転手のおじさんは頑なに中国語しか話さないし、どうすれば良いかもわからず、焦りと戸惑いで立ち尽くしていました。
すると、後ろに並んでいた中国人(?)のおじさんが、私の分の200台湾ドルを出してくれたんです。
その人は中国語を話されていたので、詳しいやり取りはできませんでした。
パニックで感謝の言葉すらきちんと伝えることができないままバスに乗り、おじさんは満員でバスに乗ることもできず、そのまま発車しました。(かわいそうすぎる)
孤独と戸惑いと緊張が一気にほどけて、嬉しさと安心感、そして知らない誰かが自分のためにさりげなく手を差し伸べてくれたという事実に涙が出てきました。
私は今、東京の都心にある大学に通っています。日々多くの人に囲まれながら生活していますが、誰かが困っていても「スルーするのがある種の優しさ」と考えるような風潮も少なからず感じています。
あえて関わらない、見て見ぬふりをする。それもまた都会で生きる一つの知恵であり、自分も含めて多くの人忙しく、心に余裕がない状態なので仕方がない部分もあるとは思います。手伝おうとして嫌な思いをすることもありますし。
しかし、東京を離れ、旅に出てみると、困っているとだいたい誰かが手を差し伸べてくれています。やさしさに触れられる場面が多いんです。
一人旅をしていると、不安や困難に直面する場面も多くありますが、その分、誰かのやさしさに触れる機会も増えます。
旅の醍醐味は、美しい風景や美味しい食べ物だけではなく、そうした人と人とのふれあいにこそあるのではないかと、私は感じています。
数回の一人旅を通じて、「人は一人では生きていけないこと」、「人間同士、もちつもたれつ生きていくこと」を学びました。

よくある質問に本音で答えてみた
Q1. 一人旅って寂しくないの?

寂しいです!(笑)
でも、すごくわくわくします。
全部自分で考えて行動しなければならないので、寂しさを感じている場合じゃないことも多いですが、ふとした瞬間に孤独を感じることはあります。
そういうときは、潔く家族や友達に連絡しています。
「今ここにいるよー!」とか「こういうことがあったんだよー!」とか報告をしています。
SNSなどを投稿していると、友達からメッセージが来ることもあるので、そういうのに対応していたりもします。
Q2. 一人旅って怖くないの?
怖いときもあります!
でも、事前に怖い思いをしないように、場所ごとの治安やルールなどは入念に調べてから行くようにしています。
例えば、ベトナムのホーチミンでいうと、「バックパッカー通り」と呼ばれる地区はすりやぼったくりが多かったりと治安が悪いと言われています。
女の一人旅(しかも世間知らずな大学生)ということで、そういう危ない場所にはなるべく近づかないようにしていました。
あとは、スリ対策にパスポートやスマホは常に小さいポシェットに入れ、大きめのズボンの中に入れていました。
事前にまともにリサーチしなかったり、危ない挑戦をしようとすると怖い思いをします。
警戒しすぎなくらい、安全には気を使って過ごしていました。
逆に、国選びや事前リサーチをしっかりしておけば楽しく旅できますよ。
Q3. 困ったときどうするの?
旅はトラブルがつきもの。どうしても困る場面は出てきます。
そういう時は、現地の人(特に店員さんや駅員さんなど)あるいは私たちと同じ境遇の外国人観光客を頼るといいです。
もちろん、自分でその場でスマホなどで調べるのも一つの手ですが、潔く周りの人に助けを求めるのが楽です。
人を選ぶ必要はありますが、だいたい力になってくれます。
それに、人とコミュニケーションをとるのも一人旅の醍醐味です。
英語に自信がない人も、翻訳を見せれば対応してくれる場合が多いので大丈夫!
これまで行った国と、おすすめポイント
台湾

私が初めて一人旅をした国は、台湾でした!
旅慣れしていない私にとって、海外旅行というだけでも大きな挑戦でしたが、台湾は一人旅初心者にとってすごく優しい国でした。
まず、台湾は日本語が比較的通じやすく、親日的なので、現地の方とのコミュニケーションにおいて困ることはあまりありませんでした。英語よりむしろ日本語の方が通じた気がする。
実際、観光地や飲食店では、日本語でメニューが用意されていたり、簡単な日本語を話せる店員さんがいたりと、助けられる場面が多くありました。また、人々の表情や雰囲気からも、日本人に対するやさしさや好意を感じることができました。

観光地として印象的だったのは、何と言っても「九分(きゅうふん)」です。
山の斜面に広がる街並みはレトロであたたかい雰囲気で、夕暮れ時にはジブリ映画『千と千尋の神隠し』の世界のような幻想的な風景が広がっていました。
たくさんつるされている赤い提灯の明かりと、赤や黄色などのレトロな建物、たくさん食べ物屋さんやお土産屋さんがあるのですが、狭い小道を歩いているだけで楽しかったです。
もう一つの思い出は、「台湾シャンプー」です。
美容室で受けられるサービスで、髪を洗うだけでなく、シャンプー中にマッサージをしてくれたり、泡を使って変な形の髪型にしてくれたりとなかなか面白かったです。
写真映えもしますし、すごく気持ちいいし、超おすすめです。
好きすぎて滞在中2回もいってしまいました(笑)

夜市も台湾旅の大きな楽しみの一つです。
夜市を訪れたときは、屋台の数の多さと賑やかな雰囲気に驚きました。小籠包や魯肉飯、タピオカミルクティーなど、気軽に本場の味を楽しめるのが魅力。テイクアウトができるお店も多いので、色々な料理を楽しめます。
そして、何より台湾で印象的だったのは、人のやさしさ・あたたかさです。
店員さんは言葉は通じなくても接客中はずっとニコニコしてくれたり、助けてくれようとしてくれます。
それに、お店のこととは関係ない困りごとも親身になって考えてくれます。道案内とかですね。
台湾は、初心者が最初の一歩を踏み出すにはぴったりの国です。
観光、食、文化、そして人の温かさ――どれを取っても満足できる旅になると思います。
また、台北における主要な観光地間はMITと呼ばれる地下鉄ですぐ移動できるので、短い期間でも十分に楽しめるのもポイント。
これから一人旅を始めたいと考えている方、あるいは初めて海外旅行に行ってみようと思う人には、心からおすすめしたい場所です。
韓国
韓国へは一人旅ではなく、当時付き合っていた彼氏と行きました。
しかし、実際に現地を歩いてみて、「ここは一人旅でも絶対に楽しい」と強く感じた場所でもあるので紹介します。
理由はたくさんありますが、特に印象に残っているのは、文化とアクセスのバランスの良さ、そして韓国ならではの伝統と現代の融合です。
まず、旅の中で最も心に残っている体験は、ソウルにある「景福宮(キョンボックン)」での文化体験でした。景福宮は、朝鮮王朝が14世紀・高宗の時代に建てられた伝統的な宮殿です。
ここでは周辺のお店で韓国の伝統衣装であるチマチョゴリをレンタルすることができ、伝統衣装を着たまま宮殿を歩くことができます。
私たちもチマチョゴリを身にまとい、色とりどりの衣装に身を包んだ観光客たちと一緒に、広々とした宮殿の敷地内を散策しました。日本人の女子大学生、たくさんいました。
写真を撮るだけでなく、実際にその文化に触れながら歴史を体験できたことは、非常に貴重な思い出です。
また、時間によっては伝統的な衣装をまとった傭兵のパレードを見ることができます。当時の儀式を再現しており、楽器や編成なども従来のものが使われています。
初めてほら貝吹いてるのを生で見ました(笑)
韓国を訪れて強く感じたのは、「伝統文化と現代文化が共存している面白さ」です。たとえば、景福宮のような歴史的建造物が堂々と市街地に残っている一方で、すぐ近くには最先端のファッションやK-POPカルチャーがあふれるエリアが広がっています。スカイツリーの近くに浅草がある東京とも似ていますね。
伝統的な韓屋(ハノク)村の静けさと、弘大や明洞のような若者文化の活気を同じ都市内で感じることができます。台北と同じく、短期間の滞在で十分観光を楽しめるのがポイント。
韓国は、台湾と比べたら言葉や文化に少しの距離感はあるものの、旅行者への受け入れ体制がしっかりしており、女性一人でも安心して過ごせる場所だと感じました。
実際、カフェやショップ、博物館など、ひとり時間を楽しめる空間も豊富です。
彼氏と訪れた思い出の場所ではありますが、次は一人でも訪れてみたい、そんなふうに思わせてくれる国でした。
ベトナム

私が訪れた国の中で、もっとも「旅の冒険心」をくすぐられた場所、それがベトナムです。
決して「気軽な旅」とは言えないかもしれませんが、だからこそ一歩踏み出す価値がある――そんなふうに感じさせてくれる、エネルギーあふれる国でした。
中〜上級者向けの旅先として、ぜひご紹介したいと思います。
ベトナムを訪れてまず驚かされるのは、まさに「バイクの洪水」とも言えるほどの交通量です。
道路を渡るだけでも一つの試練のようで、最初は足がすくむほどの勢いがあります。ですが、慣れてくると、意外と歩けることにも気が付きます。
こういう場合のコツは、ゆっくりゆっくり同じペースで歩いて渡ること。途中で止まったり、後ろに退いたら轢かれます。バイクがうまいことよけてくれます。予測不能な動きだけしないようにしましょう。
交通の面で特に印象的だったのは、バイクタクシー、いわゆる「バイタク」の体験です。
ヘルメットを渡され、現地の方の後ろに乗って街中を駆け抜ける感覚は、まさにアトラクションのよう。風を感じながら見るベトナムの景色は、歩いているだけでは味わえないスピード感と高揚感がありました。
ジェットコースターとかより全然命の危険は感じますが、絶叫系苦手な私はなぜか楽しめました。
なんならベトナムにおいて一番楽しかったの、バイタクの爆速移動でした。

また、ローカル市場を歩いていると、雑多なエネルギーに圧倒されます。
果物や雑貨、食べ物などが所狭しと並び、交渉が前提の価格設定に最初は戸惑いました。ですが、何度かやり取りを重ねていくうちに、その駆け引きも旅の楽しみの一つになっていきます。うまいこと値切れた時なんかはすごく嬉しいですね。おばさん超悔しそうな顔してます。
整備された観光地では味わえない、生きた文化がそこにはありました。
最初はうまく言いくるめられて大損しました(笑)悔しい!

そんな中でも、女性として特に心に残ったのは「アオザイ体験」でした。
ベトナムの伝統衣装であるアオザイは、身体にフィットする繊細なシルエットが特徴で、世界で最も美しい伝統衣装とも言われているんです。
市場でオーダーメイドのアオザイを作ってもらうサービスもありますし、お土産屋さんなどで既製品を買うこともできます。また、韓国のチマチョゴリと同様、レンタル衣装屋さんも観光地にはたくさんあるので、そこで借りることもできます。
私はホイアンと呼ばれる旧市街のレンタル屋さんでレンタルしました。私がレンタルしたのは、オーソドックスな白いアオザイ。
どうやら一応アオザイには色によって年齢や結婚状況などが違うらしく、一般的には学生や未婚の女性は白いアオザイ、既婚の女性は落ち着いた色のアオザイ(特に黒いズボンを履くらしい?)を着るみたいです。
伝統的な学校だと、アオザイが制服な学校もあるみたいですね。
旧市街と呼ばれる、日本でいうところの川越や金沢のような伝統的な街並みが特徴の街は、たくさんフォトスポットがあります。
アオザイを着てたくさん写真を撮ることができました。

楽しいことや、新しい発見が多かったベトナムの旅は、予定通りにいかないことも多く、時にはハードルを感じる場面もありました。正直、ぼったくりやスリなどの被害は後を絶ちません。白タクにぼったくられて落ち込んだこともありました。
けれど、その分、達成感や発見の喜びはとても大きく、一つ一つの体験が濃密に心に残っています。
整った旅に少し飽きてしまった方や、旅に“冒険”を求める方には、ぜひおすすめしたい場所です。
そんなふうに感じさせてくれる、刺激的で奥深い国でした。
次行くときはメコン川デルタでもう少し野生を感じたいです。

旅の中で出会った“人”の話
ここで、旅先で出会った面白い人たちのエピソードを紹介していきます。
怪しい占い師と通訳in台湾
台湾・行天宮の占い横丁で出会った現地人のおじさんとおばさんです。
占いが有名な横丁があるということで行ってみると、地下に占いのお店が並んでいました。
「どこがいいかなあ」と悩んでいると、それぞれのお店から人が出てきて客引きをされます。
どこも同じような占いのメニューで、だいたい同じような金額だったので決めかねていると、いかにも怪しそうなおじさんが日本語でしつこく話しかけてきました。
ちょっと不安だったものの、その人のお店に決め、おじさんについていくことに。
そこには占い師のおばさんが座っており、笑顔で歓迎してくれました。
おばさんは、生年月日や手相、顔面などを見てタブレットに情報を打ち込んでいきます。さっきのおじさんは通訳として日本語で色々質問をしてきます。
だいぶ現代的な占いだなあなんて思いつつ、超早口なおじさんの質問に答えていきます。
とにかく彼の日本語は早口で、困惑しているとおばさんが「落ち着きなさいよあんた!」と肩をぶったたきます。
彼は東京の大崎の語学学校で日本語を勉強したといいます。同じ山手線沿いの私の大学も知っていました。
最終的に勉強をするときにおすすめの顔面の方向、ラッキーカラー、恋愛運などを占ってもらい、占いは終了。
のどが渇いていたので、最後におすすめの飲み物屋さんをおばさんに尋ねたところ、「セブンイレブン」と言われました。
台湾の帰りの飛行機で隣になったおじさん(日本人)
台湾の帰りの飛行機の隣の席は、60代くらいの日本人の夫婦でした。
おじさん(おじいさん?)はおそらく洗いまくってもう色が褪せてしまったであろうアロハシャツを着ており、超観光客って感じの恰好。おばさんは機内食だのなんだののイベントが発生するたびに「来たわよ!」とせかせかしています。
そんなに飛行機に慣れていなかったのと、見るからに若い女が一人で乗ってるわけですから、多分隣のご夫婦も心配してくれていたんでしょう。
なにかと手伝ってくれたり、気にかけてくれたのですが、私、あまりの台湾旅行の楽しさに帰国がつらく、飛行機で着陸前に静かに泣いていたんです。
静かに泣いていたのですが、何となく察したらしく、窓に反射して映っているおじさんもなぜかすごく悲しそうな顔をしていました(笑)おばさんもおじさんにこそこそ「大丈夫なの?話しかけないでいいの?」など必死に話しかけていました。優しい、、、(笑)
泣いてる挙句スマホを席の下に落としてしまい、とれなくて困っていると「CAさんを呼ぼう!!!!!」とご夫婦も大パニックになり、大騒ぎでした(笑)
お二人のやさしさにはすごく助けられました。
でもどう触れていいのかわからなかったのでしょう。ちょっと面白かったです。
ホットホットおばさんin韓国
韓国の夜市に行った時に出会ったおばさんです。
たくさん屋台が並んでいて、店員さんと目が合うと話しかけてきたり、手を振ってきたりします。
呼び込みでがやがやしているのですが、トッポッキを売っているおばさんが死んだ顔で「ホットホットー」って呼び込みしていました。
おいしいよーとか、安いよーとかでもなく、「あたたかさ」で周りと差別化を図ろうとしているおばさんのシュールさが、私のツボにはまりました。
チョセヨおぢin韓国
続いて紹介するのが、韓国の「チョセヨおぢ」。
彼はカカオタクシーのドライバーです。
カカオタクシーという配車アプリは、自分の居場所と乗りたい車のグレードを指定すると、その場所までタクシーが迎えに来てくれるというシステムのアプリです。
自分の現在地に来てくれる場合もあれば、少し離れた場所に待ち合わせすることもあるのですが、その際、向こうこちらを見つけて「おーい!」と呼んでくれる場合もあります。
朝一番に呼んだタクシーを探していると、私たちのドライバーさんが半ギレで「チョセヨーーーーー!」とこちらを呼んでいました。
朝だから機嫌が悪かったのでしょうか。乗った後も、運転しながらスマホを取り出し、カカオトークを開いてなぜかユニクロの公式ラインのブロックだけして運転に再開するという謎のムーブをかましていました。
不思議なおじさん。チョセヨおぢでした。
偽grabニキinベトナム
とにかく白タクによるぼったくり被害が後を絶たないベトナム。
実際私もしょっぱなの空港からの移動で白タクのお兄さんに超ぼったくられました。
そんな被害に遭って、「もうGRAB(ベトナム最大規模の安全配車アプリ)しか使わん!」と決意して1日を過ごしていた夕方ごろの話です。
その日のうちに国内線でホーチミンからダナンに移動する予定だったため、「そろそろいい頃合いかな」というタイミングでバイタクを呼ぼうとしていたのですが、なんと通勤ラッシュで大渋滞。バイタクが私のいる場所まで来ることができず、何回もキャンセルされてしまいました。
飛行機に間に合わなかったらどうしよう。と慌てていると、grabの制服を着たバイクに乗ったお兄さんがこっちに向かってきました。
「タンソンニャット空港へ!」と飛び乗り、渋滞の中を出発します。
最初はなにかとおしゃべりに夢中でたらたら走っていたのですが、間に合わないので「とばせー!!!」としつこく伝えて爆速で向かいました。
最後の支払いで気が付いたのですが、彼もgrabの制服を着ただけの白タクでした。かなりの金額ぼったくられたのですが、急いでいたし、こちらの要望も無理やり聞いてもらっていたのでやむを得ず払いました。
市場とかで普通にパチモンの制服売ってるんですよね。
白タクトラップ、そう来るかあって感じです。ちゃんとアプリを使わないとだめですね。
こんな人に一人旅を勧めたい

最後に、一人旅がおすすめな人の特徴についてまとめたいと思います。
私が思う、一人旅がおすすめな人の特徴は、
- 大学生
- 最近もやもやしている人
- なんのやる気も起きず、無気力な人
- 毎日がマンネリ化している人
- 自分の力を試してみたい人
- つい、いつも人に頼りすぎてしまう人
です。
一人旅なんて、自立してて孤独に強い人にしか向かないんじゃないの?とか、
一人旅なんてすごい人がすることなんじゃないの?
みたいに、ハードルを高く感じる人は多いと思います。
しかし、誰でもいざ「行こう」って決意さえして航空券をとってしまえば、割と何とかやっていけます。行き場所によって難易度の差はあれど。
少しでも気になるなら、挑戦してみるべきだと思います。
「いつだって今が自分の人生において一番若いのだから」(決まったー!)
まとめ

私が一人旅に行く理由、一人旅の魅力、伝わったでしょうか。
なかなか言語化するのも難しいくらい、魅力はたくさんあります。
少しでも、一人旅の魅力が伝わっていたら幸いです。
