大学生の休日レポ④ アクティビティへ行こう!

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こんにちは!なおきです。

週末、ふと空いた1日。
「せっかくだしどこかに出かけたいけど、普通の遊びには飽きてきたな」
そんなふうに思ったことはありませんか?

大学生活がある程度落ち着いてくると、だんだんと休日の過ごし方もマンネリ化してきます。

定番のカフェ巡り、映画館、ショッピングモール…。

もちろんどれも楽しいけれど、「なんとなく過ごして、なんとなく忘れてしまう」ような休日が続くと、どこか物足りなさを感じることもあるはずです。

そんなときにおすすめなのが、「アクティビティ」です。

体を動かす、自然の中でリフレッシュする、いつもと違う景色のなかで思いきり非日常を味わう——。
アクティビティは、ただ楽しいだけでなく、大学生活の中に“刺激”と“記憶に残る時間”をもたらしてくれます。

登山や川下り、屋内のスポーツ施設まで、種類は多種多様。
「運動が苦手なんだけど…」という人でも気軽に楽しめるものから、ちょっと本格的なチャレンジまで、選択肢は幅広く、自分に合ったスタイルを見つけられるのも魅力です。

今回の記事では、私が実際に体験したアクティビティを紹介しながら、
「なぜ大学生こそアクティビティを楽しむべきなのか?」
「どんな体験があるのか?」
「どんな準備や注意が必要なのか?」
そんなリアルな視点をお届けしていきます。

いつもの休日に、ちょっとだけ“挑戦”と“冒険”を。
きっとそこには、思わぬ発見や、仲間との距離がぐっと縮まる時間が待っているはずです。

大学生がアクティビティを楽しむ理由

大学生活は、時間的にも体力的にも一番自由が利く時期。

社会人になれば、休日にアクティビティをしようと思っても、そもそもまとまった時間が取れなかったり、疲れていて動けなかったり、何より「誰と行くか」で悩んだり。

それに比べて大学生は、平日でも比較的フレキシブルに時間を調整できて、友達同士で「今度行こうよ!」と軽いノリで計画を立てられる、貴重なライフステージです。

そんな大学生にとって、アクティビティはさまざまな“効用”をもたらしてくれます。

まずひとつは、非日常的な気分転換になること

いつもの街から少し離れた場所に足を運び、自然の中で体を動かしたり、普段とは違う景色を眺めることで、思っていた以上にリフレッシュできるのです。

学業や就活、バイトに追われる中で蓄積されたストレスも、自然の空気や全身運動によってすっと軽くなる感覚があります。

ふたつめは、自然と会話が生まれやすいということ。

ただカフェにいるだけでは生まれないような話題や、ふとした笑い、ちょっとしたトラブルでさえも、アクティビティの中ではすべてが“思い出の種”になります。

動きながら、笑いながら、そして達成感を共有しながら過ごす時間は、仲間との距離をぐっと縮めてくれるのです。

さらに、運動不足の解消や体力づくりにもなるというのは、地味だけど嬉しい副産物。

普段は座学やデスクワーク中心の大学生活。気づけば1日数百歩しか歩いていない…なんてことも珍しくありません。

でも、軽めの登山や屋内スポーツ、自然散策を取り入れるだけで、驚くほど身体が元気になるのを実感します。

そして何よりアクティビティは、“大学生価格”で最大限に楽しめるコスパの良さもポイントです。

日帰り〜1泊のプチ旅行の中で体験できるものも多く、交通費と入場料だけで1日中たっぷり遊べる場所も豊富。

「旅行はハードルが高いけど、日常から少し離れたい」——そんな気分にぴったりの選択肢なのです。

“遊び”でもあり“挑戦”でもあるアクティビティ。
日常に飽きたとき、心が疲れたとき、人との距離をもっと縮めたいとき。

大学生だからこそ、その魅力を存分に味わえるタイミングが今、ここにあるのだと思います。

私が体験したアクティビティ

ではここから、私が実際に大学在学中に行ったアクティビティの体験談をご紹介します!

高尾山登頂〜紅葉と達成感に包まれた秋の休日〜

大学生活の中で最も“季節”を感じたアクティビティといえば、やはり秋の高尾山登山です。

紅葉シーズン真っただ中の11月、サークルの仲の良いメンバー6人で「どこか自然を感じられるところに行こう!」という話になり、都内から日帰りで行ける高尾山を目指しました。

高尾山といえば、東京から電車で1時間ちょっとというアクセスの良さに加え、「都心から最も近い“本格派”登山体験ができる山」として有名です。

ただし、“本格派”というのはあながち冗談ではなく、私たちはあえてリフトやケーブルカーを使わず、麓から頂上まで全て徒歩で登るルートを選択。思った以上に急勾配の道が続き、登りはじめて早々に「これ、けっこうキツくない?」という空気に。

でも、そんな疲労を吹き飛ばしてくれたのが、道中に広がる紅葉の風景でした。

一面の赤や黄色に染まる山肌、落ち葉が敷き詰められた山道、木漏れ日が揺れる登山道——。

季節が変わっていく様子を、まさに“肌で感じる”ことができて、歩くごとに景色が変わるのが楽しくて、疲れもいつの間にか忘れてしまうほどでした。

途中には休憩できる茶屋や売店も多く、立ち寄った店で焼きたての団子を頬張ったときのあの幸福感。

「登山中に団子って、なんでこんなにおいしいんだろう…」としみじみ感じながら、みんなでベンチに座ってほっと一息ついたあの時間は、今でも心に残っています。

そして、約1時間半〜2時間ほどかけてたどり着いた高尾山の頂上
その瞬間に目に飛び込んできたのは、都心のビル群まで見渡せるような壮大なパノラマビュー。

山々が幾重にも重なって続いていく風景の先に、うっすらと富士山のシルエットも見え、「これが“登った者だけに見える景色”か…」と、思わず言葉を失うほどでした。

頂上にはベンチや展望台、そして売店も複数あり、そこだけちょっとした観光地のようなにぎわい。

疲れきっていたはずなのに、不思議とテンションが上がって、みんなで景色を写真に収めたり、おでんや甘酒を買って分け合ったりと、あれこれと動き回っていました。

行きは疲れ、道中は和み、頂上では感動し、帰り道では達成感に包まれる——。

高尾山登山は、まさに「起承転結」のあるアクティビティでした。

日帰りで行けるのに、しっかり“旅をした感覚”が味わえる。そして自然の中で深く呼吸することで、心も体もリセットされる。

そんな豊かさを体感した、忘れられない秋の一日でした。

長瀞満喫〜川と山、自然に包まれたのんびりアクティビティ旅〜

秋も深まり、冬の気配が少しずつ近づいてきた頃。

サークルの仲良しメンバー4人で「日帰りでちょっと自然を感じに行こう」と計画し、向かったのが埼玉県・長瀞でした。

秩父鉄道に揺られながら、のんびりと電車旅を楽しみつつ、長瀞駅に到着。空気はひんやりとしていたけれど、快晴だったこの日は、まさに“小さな遠足日和”でした。

駅を出てすぐ、川の方へ向かう道中には長瀞の商店街が広がっていて、秩父名物の味噌ポテトや鮎の塩焼きなどを売るお店が並んでいます。

「これなんだろう」「ちょっと試食だけ…」とつまみ食いしながら歩く時間は、旅の序盤のワクワク感を高めてくれる大事なひととき。
少しずつ体も温まりながら、目的地であるライン下りの乗船受付所へと向かいました。

休日ということもあり混雑を覚悟していたのですが、思ったよりも人は少なく、受付を済ませたらすぐに出発できるというラッキーな展開に。

早速、ライフジャケットを着て船に乗り込み、長瀞ライン下りがスタートしました。

この日の川の流れはとても穏やかで、想像していたようなスリリングさはなく、静かでゆったりとした時間が流れていきます。

水の音、風の音、そして船頭さんの軽妙なトーク。

寒さは少しあったけれど、それ以上に、長瀞ならではの風景が心をあたためてくれました。

特に印象的だったのは、川沿いにそびえる長瀞特有の“岩畳”と呼ばれる地層がむき出しになった崖

幾重にも重なった岩肌が間近に迫る様子は、まるで自然が造った巨大な彫刻のようで、思わず全員がカメラを構えました。

水面に映る木々の紅葉と岩壁のコントラストが美しく、普段の生活では味わえないスケール感に包まれる瞬間でした。

ただひとり、アクティブ派のメンバーは「もうちょっと流れ速くてもよかったな」と少し物足りなさそうでしたが、それもまた自然相手ならではの“その日だけのコンディション”。

静かな川下りも、仲間との会話や空気を味わうにはぴったりの時間でした。

ライン下りのあとは、近くにある宝登山(ほどさん)へ。
ロープウェイもありましたが、「せっかくだから登ってみよう」となり、徒歩で登頂にチャレンジ。

高尾山ほど高くない山なので、登山というよりはハイキングに近い感覚で進めましたが、それでも体を動かすにはちょうどよく、いい運動になりました。

登るうちに少しずつ空が赤く染まりはじめ、山頂に着いたころにはちょうど夕暮れどき

そこから見えたのは、沈む夕日が山の稜線に重なりながら、空をオレンジ色に染めていく光景。

その静けさと美しさに、誰もが言葉を失い、しばらく無言でその景色を眺めていたのを覚えています。

帰りは体力を考えて、ロープウェイでのんびりと下山。

眼下に広がる街並みの灯りと、山のシルエットが交わる風景は、朝から続いた自然の旅の“ラストシーン”として完璧でした。

高尾山が“登ることの達成感”なら、長瀞は“移動そのものが癒やしになる旅”。

のんびり、ゆったり、でも自然のスケールにしっかりと包まれる体験は、普段の忙しさや緊張感をふっと手放せる大切な時間でした。

三島スカイウォーク〜空とつながる吊り橋、スリルと自然の冒険旅

この日は、大学に進学後も仲良くしていた高校の同期5人での休日プラン。

「どこか“アクティビティっぽい”ところに行きたいよね」と話しているうちに、ふと誰かが口にしたのが三島スカイウォークでした。

長さ400mを超える日本一の吊り橋に、富士山を望む絶景、さらにはジップラインやアスレチックまで揃うという、まさに“空と遊べる”スポット。

テンションはすぐに高まり、「これは行くしかない!」ということで計画がスタート。

当初はドライブで行く案も出ていたのですが、免許を持っているのが1人だけだったこともあり、安全面を考慮して電車で行くことに。

「無理に運転せず、現実的な方法を選ぶ」という判断ができるようになったのも、大学生になってからの成長かもしれません。

到着した三島スカイウォークは、想像以上の開放感。
吊り橋に足を踏み入れた瞬間、眼下には豊かな緑の渓谷が広がり、その先には三島の町並みと遠くにうっすらと浮かぶ富士山のシルエット。

わずかに揺れる足元に「ちょっと怖いかも…」と笑いながらも、全員で写真を撮ったり、わざと小走りして揺らしてみたり。

怖さと楽しさが絶妙に入り混じる体験に、自然とテンションが上がっていきました。

橋を渡った先には、まるでアスレチックパークのような施設群が広がっていて、その中心にあるのが目玉アクティビティのひとつ、ジップライン

「せっかくだからやってみよう!」ということで、全員で受付を済ませ、いざ挑戦。

スタート地点に立ったときはさすがに少し緊張もありましたが、
「ターザン風に叫びながら行こうぜ!」という軽いノリが発動し、ひとりずつ空へと滑空。

風を切る音、遠くまで続く景色、そして体ごと空を駆け抜ける感覚は、“空を飛ぶってこういうことか”と思えるほどの爽快感でした。

ただ、全員が一致して感じたのは「もっとやりたい…けど、値段が結構する」という現実(笑)。

スカイウォークの各種アクティビティは本格的な分、ひとつひとつがやや高めの価格設定。

予算と相談しながら、「今日はジップラインだけにしておこう」と潔く判断。そういうところも大学生らしさなのかもしれません。

アクティビティのあとは、ちょっと早めの休憩タイム。

施設内にあるカフェで、友人が頼んだのは三島産のいちごを使ったフルーツサンド。

「これは写真映えでしょ!」と撮影大会が始まり、全員で一口ずつ味見。甘酸っぱさとクリームの組み合わせに「これ絶対また食べたい」と大好評。

一方私は、あったかいコーンスープと地元野菜のキッシュをチョイス。

外で体を動かしたあとに飲むスープは、なんであんなに沁みるんでしょうか。

心も体もぽかぽかになりながら、広場のベンチでまったりした時間を過ごしました。

三島スカイウォークは、吊り橋というインパクトのある入口から始まり、スリル・自然・遊び心が絶妙に組み合わさった“冒険ベースキャンプ”のような場所。

特にジップラインの爽快感と、景色のスケール感は他には代えがたい体験でした。

そして、遊ぶことと同じくらい、安全性や予算をみんなで話し合いながら旅を組み立てることの大切さも学べた一日だったと思います。

アヒルボート体験〜水上で感じる静けさと癒しの時間

大自然を全力で駆け巡るようなアクティビティもいいけれど、ときにはのんびりとした時間の流れの中で、静かに楽しむアクティビティもまた格別です。

そんな“癒し系アクティビティ”として私の中で印象深かったのが、箱根と山中湖で体験したアヒルボートでした。

まず訪れたのは、神奈川県・箱根。

この日はサークルメンバーと一緒にドライブで箱根神社を訪れた帰り道。

すぐ近くに広がる芦ノ湖で「せっかくだからボートでも乗る?」という流れになり、気軽な気持ちでアヒルボートに乗り込むことに。

芦ノ湖には、「平和の鳥居」と呼ばれる水上に建つ大きな鳥居があり、湖上から鳥居を間近に眺めるという貴重な体験ができるのが魅力のひとつ。

ゆっくりと足こぎでボートを進めながら、鳥居の輪郭が次第に大きくなっていく感覚は、まるで静かな儀式のようでした。

周囲はとても静かで、風の音と水面のゆらぎだけが響く時間。
「最近こういう、何もしない時間ってなかったな」とふと思いながら、ただ湖の上で揺られているだけで、じんわりと心がほぐれていくのを感じました。

一方、別の日に訪れた山梨・山中湖では、また違ったアヒルボート体験がありました。

こちらもサークル仲間との旅の中で立ち寄ったもので、湖の周辺には実際のアヒルや白鳥などの水鳥たちがたくさん泳いでいるのが特徴です。

ボートをこぎながら水面を眺めていると、気づけば本物のアヒルたちがこちらに寄ってきていて、「え、野生なのにこんなに近いの!?」と驚きの連続。

ボート乗り場では水鳥用の餌も販売されていて、ボートの上から手で餌やりをすることもできます。

アヒルたちは慣れた様子で近づいてきて、つぶらな瞳でこちらを見つめてくる姿がなんとも愛らしい。

普段スマホ越しに見る“かわいい動物”とは違い、実際に目の前で動く生き物とふれあう体験には、画面には映らないリアルな温かさがありました。

湖を渡る風、寄ってくる水鳥、きらきら反射する水面——
大きな感動や興奮とは少し違うけれど、「大学生活の中で、こういう静けさも必要だったんだな」と思わせてくれる時間でした。

アヒルボートは、一見子ども向けの遊びのようにも見えるかもしれません。

けれど、大学生にこそおすすめしたいのは、こうした「ゆっくり過ごす」アクティビティです。

遊ぶこと=アクティブに動く、だけではなく、“心を緩める”という選択肢もまた、かけがえのない休日のかたちだと感じました。

VSパークで全力バトル!〜笑いとドキドキが交差する冬の屋内アクティビティ

まだ肌寒さの残る冬の終わりごろ。

この日は、サークルのメンバーと一緒に越谷レイクタウン内にある「VSパーク」へ行きました。

実はこの日、私は内心ちょっと特別な気持ちで臨んでいて……というのも、当時気になっていた相手を初めて“個人的に”遊びに誘った日でもあったのです。

「大人数の中なら自然に距離を縮められるかも」なんて淡い期待を抱きつつ、みんなで現地集合。

まずはショッピングモール内のフードコートで食事を取り、腹ごしらえを済ませてから、いよいよVSパークへ突入!

VSパークは、最新の体感型アトラクションが詰まった屋内型スポーツエンタメ施設

屋外アクティビティとはまた違う、ゲーム感覚の競技がたくさんあって、運動が得意じゃなくても全力で楽しめる場所です。

入り口からすでに音と光の演出でテンションは急上昇。グループ全体が「ここ、やばいね!」「どれからやる!?」とソワソワしながら盛り上がっていきました。

最初に挑戦したのは、動物や恐竜と競争できるタイムトライアル系のアトラクション

私はノリで「じゃあチーター行ってみるか」と選んだものの、結果はあっさり敗北。

電光掲示板に“圧倒的な差”で表示されたスコアを見て、「いや無理無理!」と大笑い。

こういう“負けて楽しい”体験ができるのも、ゲーム型アクティビティならではの魅力です。

続いて挑戦したのは、体を使って色をタッチしていく「人間ツイスター」のようなアトラクション。

人数に分かれて、壁や床に点滅する指定された色のパネルにそれぞれが素早く触れるという、瞬発力と柔軟性が試される競技です。

ここでは、自然と体が近づく&密着する場面もあり、同性ペアでやるときは笑いが止まらず、「ちょ、近すぎ!」「腕つった!」と叫びながら、グループのテンションは最高潮に。

逆に、異性同士だとちょっとドキドキしすぎて逆にぎこちなくなるかもしれないので、ペア選びはやや慎重に(笑)

その後は、的当てゲームやラケットが巨大な変則卓球などを次々と体験。

「これ当たる気しないんだけど!」「ラケットデカすぎて逆に打てない!」とツッコミが飛び交い、ゲームセンターとは一味違う“体ごと遊ぶ”体験が続いていきました。

屋内なので天候にも左右されず、服装も自由。動き回ってちょっと汗ばむくらいになる頃には、最初に感じていた冬の冷たさはすっかり忘れていました。

そして、全員で遊び切ったあとは、再びフードコートに戻ってまったりと反省会(という名の感想戦)。

「あれの顔、マジでやばかったよ!」「次はあれもやってみたい!」と話が尽きず、気づけば自然と隣の人との距離も近くなっていた気がします。

そう、“体を使って遊ぶ”ことには、人との距離を自然に縮めてくれる魔法のような力があるのかもしれません。

ちょっと気になる相手に声をかける勇気。
グループでの気兼ねない盛り上がり。
そして全力で遊んだあとの、心地よい疲労感と満足感。

VSパークはまさに、“大学生の休日”にふさわしい、笑いとドキドキの詰まったアクティビティ空間でした。

さいごに

大学生活は、時間があるようで、実はあっという間です。
授業、サークル、アルバイト、就職活動。

それぞれが忙しくなり、いつの間にか集まる機会も減ってくる。
気づいたときには、「あの頃、もっと遊んでおけばよかったな」と思うこともあります。

そんな中で、アクティビティは“記憶に残る時間”をつくる最高の手段だと、私は思います。

ただどこかに出かけるのではなく、自然の中で汗をかいたり、笑い転げたり、少しの怖さに手を握ったり。

そういう“体ごと経験する時間”は、心に強く刻まれて、何年たっても思い出すことができます。

思い返してみても——
高尾山の頂上で見た紅葉と空の色、
長瀞の静かな川面と、寒さに震えながら食べた団子の温かさ。
ジップラインで空を滑った三島の風景、
湖の真ん中でアヒルに囲まれながら静かに過ごした箱根の午後、
VSパークで体力の限界まで遊び、気になる人の笑顔にドキッとした夜——

どれも、一瞬で過ぎ去ってしまったようでいて、心の中では確かな輪郭をもって残っています。

そして、そのすべてに「一緒にいた誰か」の姿が必ず重なっているのです。

アクティビティは、人との距離を縮める不思議な力があります。

どんなに気まずい関係でも、同じ景色を見て、同じ体験をすれば、言葉じゃなくても通じ合えることがある。

沈黙が気まずく感じないくらい、心が自然とつながっていく。
それは、何もしないで過ごす時間にはない、濃密な共有感です。

もちろん、すべてが完璧な旅になるとは限りません。

疲れすぎて文句を言ったり、ちょっとしたすれ違いがあったり。

でも、それすらも「笑って話せる思い出」に変わっていくのが、アクティビティの魅力でもあります。

大学生という時間は、誰かと“真剣に遊べる最後の時間”かもしれません。

社会に出れば、みんなの時間はどんどんバラバラになっていく。

だからこそ、今この瞬間に、少しだけ面倒な準備や遠出も含めて、“一緒に行こう”と思える仲間がいることは、とても尊いことです。

「今度、○○行こうよ」
「行きたいね〜」で終わる会話を、「行こう、いつにする?」に変えられるうちは、
まだまだ学生生活は、輝いているのだと思います。

そんな一歩を、どうか大切に。
そして、その時間を通じて、ただの“友達”だった人が、“一緒に思い出を語れる仲間”へと変わっていく感覚を、ぜひ体験してみてください。

なおき

なおき

早稲田大学 政治経済学部 政治学科

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