【春夏秋冬×学年別】大学生の1日はどんな感じ?起きてから寝るまで完全密着!

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こんにちは!早稲田大学4年のなおきです。

「大学生の一人暮らしって、ぶっちゃけどんな感じなんだろう?」

SNSでは“陽キャ大学生のキラキラ生活”がたまに流れてくるけど、あれってリアルなの?

結論から言うと、大学生の一人暮らしは、時期と学年によって全く違うんです。

春はドキドキの新生活、夏は時間がありすぎてちょっと堕落、秋は落ち着き始めて自分のペースができてきて、冬は寒さと孤独、そして少しの成長。

さらに、1年生の春と3年生の春では、まるで別世界。新歓で緊張していたあの頃から、就活や卒論に追われている今まで、「同じ大学生」でも過ごし方はまったく違います。

そこで今回は、現役早稲田大学生の僕が、春夏秋冬×1〜3年生の一人暮らしライフをリアルに再現してみました。

「起きてから寝るまで」、大学生って本当にこういう生活をしてます。理想も現実も、全部お見せします。

春の1日|新生活&新学期スタート(4〜5月)

1年生編:新歓・履修登録・段ボールのままの春

7:00 起床

スマホのアラームを3つスヌーズして、なんとか起床。
キッチンには昨日買っておいたコンビニのパンと紙パックの野菜ジュース。食べながらスマホで西武新宿線の混雑情報をチェック。

8:15 家を出発

最寄駅の鷺ノ宮から西武新宿線で高田馬場へ。そこから東西線で早稲田駅。

慣れない満員電車でリュックが潰される。体は起きてるけど、頭はまだ夢の中。

「大学って、朝からこんなにしんどいのか…」と初日にして思う。

9:00 授業スタート

1限の授業。早めに着いたつもりが、もう席は8割埋まってる。
前の方に座る勇気もなく、教室の真ん中あたりに。

教授が「この授業は抽選です。人数が多いので落ちるかもしれません」と言い出して、急に不安が倍増。

「え、これって落ちたらどうなるの?代わりの授業どう探すの?」
高校までの「絶対受ける授業」が存在しないことに、いきなり現実を突きつけられる。

12:00 新歓ランチ

ビラを配っていたサークルの人に誘われて、新歓ランチへ。
学食に行くかと思いきや、なぜか馬場のカフェへ。先輩2人+新入生4人で、ちょっとした合コンみたいな空気。

何を話せばいいかわからず、とりあえず「出身どこですか?」を連発。

でも、先輩が「早稲田はとりあえず色々やってみればいいから!」と笑顔で言ってくれて、ちょっと安心。

14:30 授業の合間にキャンパス内をうろうろ

午後の授業まで時間が空いたので、キャンパスを歩いてみる。
が、どこがどの校舎なのか全くわからず、スマホ片手にキャンパスマップが頼り

政治経済学部はある3号館は一番見た目が新しいためわかりやすいが、授業は意外といろんな校舎で行われる。

16:15 授業

午後の授業。座った瞬間から眠気との戦い。
教授の声が子守唄のように響き、気づけばノートには謎のミミズ文字。
隣の席の人がしっかりメモを取っていて、「友達になりたい…」と心の中で願う。

18:00 サークル新歓

放課後はサークル新歓へ。バンド系、映画研究会、国際系サークルなどなど、ビラが多すぎてカバンがパンパン。

1年生限定のお菓子つき説明会に惹かれて、3つはしごするも、何をやってるのか実はあまりよくわからない

でも、先輩たちが優しくて、「ここで友達できたらいいな」と少し前向きに。

21:00 帰宅

鷺ノ宮の部屋に帰宅。電気をつけた瞬間、現実に戻る。
ベッドの横には引っ越しから開けてない段ボール。キッチンのシンクには洗ってない食器。
「明日やろう…」と思いながら、セブンで買った冷凍パスタをチンして食べる。

23:30 就寝

なんだかんだで、初日は体力的にも精神的にもヘトヘト。
布団に入って、「今日、友達できたかな?」「サークル、どれ入ろうかな?」と考えているうちに眠りに落ちる。

▶1年生の春は、“新しいこと”しかない1か月
履修、通学、サークル探し、部屋の整理、全部が“初めて”。
不安も大きいけど、その分「これから始まるんだ」というワクワクもいっぱい。
少しずつ慣れていく毎日が、自分だけの大学生活の始まりです。

2年生編:新歓する側の忙しさ/サークル掛け持ち

7:30 起床

眠い目をこすりながら、スマホのアラームを止める。
1年生のときは「大学って遅起きでいいんでしょ」と思っていたけど、新歓期の2年生はむしろ朝が早い

今日はサークルの新歓ビラ配り当番。
「1年経つの、はや…」としみじみしつつ、パンをかじりながら出発。

9:00 本キャンパスでビラ配り

本キャンパスで、サークルTシャツを着てビラを配る。
1年前、自分が全力で避けていたあの新歓ビラを、今は配る側に。
「え、去年の自分、めっちゃ目そらしてたな…」と苦笑いしながらも、
「よかったら来てください〜!」と笑顔で声をかけ続ける。

10:40 教室で爆睡

ビラ配りを終えてからの2限。
教授の話が心地よすぎて、ノートに書いた文字が途中から波打っていく。

友達に肩をつつかれて「起きろ、ヨダレ出てる」と言われてようやく目が覚める。

12:20 新歓ランチ

今日の昼は、新歓で来てくれた1年生たちとカフェへ。
初々しい質問にちょっと照れながら、「2つサークル入ってるけど、結局ヨコシマ。ばっかりかな」と答える。

1年前の自分と重なる子もいれば、全然違うタイプもいて、会話しているうちに「また新しい色が入ってくるんだな」と少しワクワクする。

14:30 空きコマで作業

サークルのチラシを作ったり、新歓動画の素材をチェックしたり。
なんだかんだで“運営する側”としての忙しさが増えてきた2年の春。
「1年のときは“参加するだけ”だったのにな」と思いつつ、楽しいのは変わらない。

17:30 サークル練習

この時期は、サークル練がほぼ毎日。
早稲田の学生会館で、新歓ライブに向けた音合わせ。

20:00 新歓飲み会

夜はヨコシマ。の新歓飲み。
新歓チームのみんなで日々の疲れをねぎらい合う。

2年生の今でさえかなり忙しいと感じるのに、3年生組や係長の仕事量は半端じゃなさそう。

23:00 帰宅

楽しい1日だったけど、帰ってくると現実が待っている。
洗濯カゴは山盛り、冷蔵庫は水とチーズだけ。
シャワーを浴びてベッドに倒れ込み、「明日も朝からビラか…」とつぶやきながら眠る。

▶2年生の春は、“迎える側”としての忙しさと楽しさが同居する時期
去年の不安が嘘みたいに、今は誰かを迎える立場。
慣れてきたけど、気を抜くと一瞬で生活が崩れる。
でもその分、サークルも大学生活も“自分で動かしている感覚”が強くなる季節です。

3年生編:授業は最低限、でも就活・インターンが始まりだす

9:00 起床

「えーっと今日は…授業なし、ゼミもなし…」
そんな日は、“なんちゃってフリーランス”のような朝が始まる。

とはいえ、午前中には長期インターンのオンラインMTGがあるので、一応時間通りに起床。

顔はむくんでるけど、ビデオ会議では上半身だけ映ればOK。スーツのジャケットだけ羽織って、下はジャージ。

10:00 インターン先のMTG

Google Meetでスタート。Slackの通知音とともに資料を開き、先輩社員に進捗報告。

メモを取りながら、何度も「え、今のタスク、僕ですか!?」と心の中で叫ぶ。

慣れない用語とテンポについていくのに必死。けど、終わると「意外とやれたかも」とちょっと自信が湧く。

12:30 ランチ

MTG後、チャチャッとランチ。
冷凍庫に常備しているパスタをレンジにかけて、インスタント味噌汁と一緒に。

食べながら、スマホで就活イベントの予定を確認。

14:00 ゼミの課題に取りかかる

そろそろ真面目に文献を読まないと…と思い、ゼミ課題に着手。
だけど難解な文に3ページで撃沈し、気づけばベランダから外を眺めている。

そのまま軽く散歩に出て、公園のベンチでアイスを食べる。春の午後の日差しが気持ちよくて、「こういう時間も悪くないな」と思う。

16:00 カフェで作業

気分転換にカフェへ。
MacBookを広げて、ESのブラッシュアップを始める…が、10分後にはXを開いてスクロール。

周りは就活生っぽい人が多く、カフェがちょっとした“就活ビルのサテライトオフィス”になってる感じ。

18:00 サークルに顔を出す

夜はヨコシマ。の練習日。だけど最近は“後方支援ポジション”になりつつある。

後輩たちの演奏を聞いて「成長したなあ」とニコニコしつつ、自分は譜面のコピーや運営調整など裏方にまわることが増えてきた。

でも、“引き継ぐ側”になる感覚は悪くない

20:30 帰宅

部屋に戻ってからは、Netflixでドラマを観ながらご飯。
少し前までは「何観る?」で盛り上がってたけど、最近は「この企業どう?」という会話に変わってきた。

▶3年生の春は、“大学生活の折り返し地点”で立ち止まる時期
1・2年の春のような“新鮮さ”はなくなって、代わりに“進路”と“現実”がじわじわ迫ってくる。

でもその中で、「何を選ぶか」「どこに身を置くか」を自分で考えるようになる。

静かだけど確かな“大学生としての成熟”が始まる季節です。

夏の1日|テスト・レポート&自由すぎる夏休み(6〜8月)

1年生編:テスト前に慌てる/夏休み=何していいかわからない問題

10:30 起床

大学生になって初めての夏休み。
でもその前に、テスト・レポート・課題のラッシュが襲ってくる。
目が覚めて、スマホを見た瞬間、カレンダーに「期末テスト」と表示されていて一気に覚醒。

「うわ、今日だった!?やば!!!」
急いで洗顔しながら、脳内で昨日読んだスライドを必死に思い出す。
寝起き10分で試験モードに突入。

12:00 大学へ

試験前になると、なぜか部屋を片付けたくなる現象、本当にある。

勉強から逃げたくて、無意味に机を整頓し出したり、アイス食べ始めたり。それでも時間は過ぎていく。

13:00 テスト本番

テスト用紙を見た瞬間、「え、ここ出すの!?」と困惑。
出ると思ってたところが一切出てなくて、とにかく語彙力だけで戦うテストが始まる。

周りのカリカリという音がプレッシャー。
「書いたもん勝ち」理論を信じて、なんとか埋めきる。終わった直後の開放感と脱力感は、テストよりも強烈。

14:30 カフェで休憩

テスト帰りに友達とドトールへ。
「お疲れ〜マジで無理だったわ〜」という恒例の振り返りをした後、各自スマホタイムに突入。

Instagramには旅行、フェス、海、サークル合宿の写真がずらり。
「俺まだ期末レポ終わってないんだけど…」と軽く焦る。

17:00 帰宅

家に帰って、とりあえずベッドにダイブ。
そのままスマホを開いて、YouTube→Instagram→X→LINE→またYouTube……を無限ループ。

19:30 夜ごはん

自炊する気力がない日は、冷凍食品と納豆に頼る。
「今日は和と洋のミックスってことで」と自分に言い訳しながらレンチン。
食べながら録画しておいたバラエティを見て笑う。

22:00 夏休みの予定を立てようとして挫折

Googleカレンダーを開いて「夏休み 予定」で検索。
でも、旅行もライブもバイトも、何かを“決めるのがめんどくさい”。

「何も予定ないのに、なんでこんなに時間が過ぎていくんだろう…」と不思議な気持ちに。

1:45 就寝

夜中まで動画を見続けて、ようやく布団に入る。
「明日からちゃんと生活リズム整えよう…」と毎晩思ってる。
明日もたぶん、昼に起きる。

▶1年生の夏は、“自由の使い方がわからない”時間
高校までと違って、明確な課題も部活も授業もない
時間はあるのに、行動するきっかけがない。
でもこの「何していいかわからない」が、大学生っぽさの第一歩でもある。

2年生編:夏休みは合宿と旅行とバイトで詰まる

8:00 起床

今日はサークルの夏合宿1日目。

寝不足で体は重いけど、集合LINEで気合いが入る。
玄関に山ほど積んだ楽器ケースとアンプを見て、「これが夏のはじまりか…!」と小さく気合を入れて家を出る。

9:30 運転担当として出発

合宿の移動は車組と電車組に分かれていて、僕は車の運転担当。
「助手席は音楽担当ね」と言って流してもらう夏ソングで車内は即ライブ会場化。

12:00 山中湖到着

民宿に着いた瞬間から、ライブの準備モード
アンプを運び、マイクスタンドを立て、PAを調整し、照明チェック。汗だくだけど、仲間たちと動く時間は不思議と楽しい。

14:00 自由時間

ライブ設営などの準備があらかた終わったら、あとは夕飯まで自由時間。

本番が不安だからと部屋にこもって練習にいそしむ同期もいれば、速攻で宿舎を飛び出して湖へ向かう者も。

20:30 打ち上げスタート

夜は宴会タイム。定番のビンゴゲームのあとに始まるのは、恐怖の「芸披露コーナー」

僕は2年生男子3人でプリキュア5のコスプレ&ダンスをやることに。
「マジでやるの!?」と笑われながら、ステージで本気を出す。
盛り上がって拍手が起きた瞬間、「やってよかった…」と思う自分がいた。

24:00 夜更けのトーク

宴会が終わったあと、残ったメンバーでベランダに出て、夜風を浴びながらまったりトーク。
「この夏終わらせたくないね」なんてベタなことを口にする人もいて、
「でも秋が来るから夏は輝くんだよ」と返すやつがいて、なんかエモい空気になる。

▶2年生の夏は、“自分たちで作る最高の思い出”が詰まっている
1年のときは「参加者」だったイベントを、今は「作る側」として楽しむ。

スケジュールはびっしりだけど、どれも自分で選んだ“やりたいこと”だから、しんどさすら愛おしい。

大学生の夏は、こんなふうに全力で動き回るほど、あとでじわっと心に残るものになります。

3年生編:夏=長期インターン・OB訪問・自己分析の海

7:00 起床

スヌーズ4回目でようやく起床。

今日はインターンとOB訪問、そしてESの提出…フルコースの1日が始まる。

8:45 出発

久々のスーツで西武新宿線に乗ると、周囲から少し浮く。
学生なのに社会人っぽい、でも本物の社会人ではない——そんな“中途半端な存在”になった気がして、少し居心地が悪い。

「2年の夏は海行ってたな…」とスマホの写真を見て、一瞬だけ気持ちが遠くなる。

10:00 インターン

都内の企業での長期インターン。

出社後すぐ、Slackでタスクのリマインドが飛んでくる。
「13時までに次回記事の構成提出お願いします」
カフェオレを飲みながら必死に考える。

先輩は優しいけど、“ちゃんと仕事として求められてる”のが怖くもあり、やりがいでもある。

13:00 ランチ面談

午後は若手社員さんとのランチ。
「どんな業界に興味あるの?」「やりたいことって何?」と聞かれ、
毎回答えがブレてしまう自分にモヤモヤする。

「実はまだ、全然わかってないんです…」と正直に言うと、
「それを見つけるために動いてるんでしょ?それで十分だよ」と返してくれて、なんだか少しだけ救われる。

15:00 カフェでOB訪問

面談後、近くのカフェに移動して就活対策のOB訪問。
大学の先輩が「入社3年目でやっと一人前って言われるよ」と笑っていて、学生の想像以上に長くて地道なキャリアの話に、思わず黙り込んでしまう。

でもそのリアルを聞けることがありがたくて、メモ帳が真っ黒になるまで書き続けた。

17:00 帰宅

帰宅後すぐ、ESに取りかかる。
冒頭の「自己PR」に30分悩む。
隣では2年生のサークルメンバーが、旅行の予定をLINEで話していて、ふと切なくなる。

「何もしてないと不安。でも、何をすれば正解なのかわからない」
そんな夏の感情が、胸の中でぐるぐる回る。

20:00 自己分析タイム

ネットで拾った自己分析テンプレを見ながら、自分の「強み・弱み・価値観」をノートに書く。

気づけば「責任感があります」とか「協調性があります」みたいな、よくある言葉ばかり並ぶ。

「これ、全部“それっぽい”けど、“自分の言葉”じゃない気がする」
そんな違和感を覚えて、ノートを閉じる。

23:30 夜の散歩

コンビニにアイスを買いに行くついでに、近所を10分ほど歩く。
誰もいない夜道と、ほんのり涼しくなった風が心地いい。
「今日はちゃんと動けたかな」と考えて、
「まあ、途中サボったけど、がんばった方だよな」と自分に言い聞かせる。

▶3年生の夏は、“自由だった夏”へのノスタルジーと、“未来への焦り”が入り混じる時間
2年の夏はスケジュールがパンパンでも楽しかった。
3年の夏はスケジュールがパンパンで、楽しいより「不安の正体」を探してる気分。

それでも、自分で動いて、自分で決めようとする日々の中で、
少しずつ“大学生から社会人へ”の橋を渡っていく感覚が、確かに芽生えてきます。

秋の1日|落ち着いてくるけど、ちょっと気が緩む時期(9〜11月)

1年生編:授業にも生活にも慣れてきた“ゆるやか中だるみ期”

9:15 起床

今日は2限から。というだけで、朝が優雅に感じられる。

10:30 登校

夏よりも通学電車は快適で、汗だくにならずにキャンパスに着けるのが嬉しい。

途中の並木道では、黄色くなりかけの銀杏の葉がひらひらと落ちてくる。

ああ、早稲田の秋ってこんな感じなのか。季節の移ろいを感じながら通学するなんて、なんだか大学生っぽい。

11:00 授業

語学の授業。授業には慣れてきたけど、最近ふと「この単語、いつ使うんだろう?」とか「この講義、意味あるのかな」って思ってしまう。

1学期の緊張とやる気が少し抜けて、「目の前のことに集中できない日」が増えた。

それでも、周りの人と小声でツッコミ合ったり、先生のジョークに笑ったり。

あえて真面目すぎない空気が、ちょっと心地よい。

12:30 ランチ

学食のカレーも、コンビニのおにぎりも、だんだん飽きてきた。
かといって、おしゃれなカフェに行くほどのモチベもない。
今日も「まあ…すき家でいいか」と自分に言い聞かせる。

先輩が「秋は“ワセメシ迷子”になる時期」と言ってたの、今ならわかる。

14:00 空きコマ

図書館でレポートを進めようと思ってたのに、ソファに座った瞬間、睡魔に負ける。

ふと気づいたら20分経っていて、「やば、寝てた…」と焦るけど、誰も責める人はいない。

“自由な時間を自由に過ごせる”のは、大学生の特権かもしれない。

15:00 サークル練見学

最近はまだサークルにがっつり関わるというより、ライブに出たり、観客としてだけ見に行ったり、思い思いに過ごしている。

練習を覗きに行って、2年生が真剣に演奏してる姿にちょっと見とれる。

「自分もああなれるのかな」「でも、楽しそうだな」って思いながら、端っこで拍手してるだけでも楽しい。

“まだ何者でもない自分”を感じつつ、その可能性が開けていく気配もどこかにある。

18:00 帰宅

「大学生活って、これでいいのかな?」とふと思うけど、特に答えは出ない。

とりあえず、冷蔵庫の残り物でチャーハンを作って、テレビをつける。

「そろそろレポートやらないと」と思ってPCを開く。
でも気づけばYouTubeで秋の夜長に合うジャズBGMを流して、Xをスクロール。

「まあ明日まだ提出じゃないし」って言い訳しながら、やらない自分も含めて、なんか大学生って感じだなと思う。

▶1年生の秋は、“ゆるやかな中だるみと、自分への問い”が始まる季節
春の新鮮さ、夏の自由が落ち着き、日々が日常になっていく時期。
焦りもあるけど、それ以上に“等身大の自分”に慣れていく感覚が芽生える。

2年生編:“自分のペース”で回り始める秋/余裕と迷いの狭間

8:00 起床

春や夏よりも規則正しくなった気がする。
前日はバイトで遅かったのに、なぜか目覚まし前に起きてしまった。
「生活、だいぶ整ってきたな…」とちょっと感心する朝。

でも朝ごはんは安定の“冷蔵庫にあった菓子パン+冷えた麦茶”。栄養バランスは、まだ改善の余地あり。

9:30 授業

今日の1限は経済系の必修。
1年のときは全部ノートに書いてたけど、今はもう“効率重視”スタイルに移行済み。

「ここ出そう」ってポイントだけ押さえて、あとは頭を空っぽにして座る。

周りを見渡しても、スマホで漫画読んでる人、ウトウトしてる人多数。

“わかってきた感”と“気の緩み”が、いい感じに共存している。

12:00 学食ランチ

今日はサークル同期と食堂でランチ。
「この前のライブどうだった?」「あの子、入るのかな?」みたいな他愛もない話が延々続く。

特別な話題はないけど、こういう“ただ会って喋るだけ”の時間が一番ホッとする。

13:30 空きコマ

サークルの冬合宿告知ムービーを編集。
プロの編集じゃないけど、「誰かがワクワクしてくれたらいいな」と思いながら作ってる時間が結構好き。

「この作業、将来何かに繋がるのかな…」とふと思うけど、とりあえず目の前の“今やりたいこと”に集中。

15:30 バイト

1年生から始めた配達バイトもだいぶ慣れてきた。

はじめは配達も先輩の同行が必要だったが、いまでは独り立ちして街を走り回っている。

夏の時期は暑すぎて体力的にしんどかったけど、大分涼しくなって働きやすい季節に感謝。

22:30 帰宅

家に帰ってシャワーを浴びたあとは、YouTube→X→Netflixの無限ループ。

このままだと寝落ちコースだけど、なぜかそれも心地いい。

「なんか最近、落ち着いてきたな…」と思う反面、
「このままで大丈夫なのかな」と小さく不安も湧いてくる。

▶2年生の秋は、“心地よい日常”と“ゆるやかな迷い”の共存

大学生活にもサークルにもバイトにも慣れてきて、
“ちょうどいい距離感”や“ちょうどいいテンポ”が掴めてくる時期。

でもその分、「この先どうしよう」「今の延長に、やりたいことはあるのかな?」という“未来へのぼんやりとした不安”も同時に感じ始める。

3年生編:就活モード突入/サークル・授業・進路、全部選び直す秋

7:45 起床

オンライン企業説明会が朝9:00から。
大学生にはしんどすぎる時間だけど、プレエントリー中の企業なのでがんばる。

コーヒーを淹れながら、「これがあと半年以上続くのか…」とため息をつく。

画面映えのために、背景を白い壁にして、ワイシャツを羽織る。
部屋着のままの下半身は、カメラに映らなければ問題ない。

9:00 オンライン説明会

企業の人事が語る“熱いメッセージ”を聞きながら、Chat欄に感想を書き込む。

「◯◯に共感しました!」「志望度が上がりました!」と、みんなのコメントの“就活テンプレ感”にちょっと疲れる。

でも、どこかで「自分だけ置いていかれたくない」と思ってしまうのも本音。

説明会後、早速OpenESを編集し始める自分に、「ああ、もう戻れないな」と思う。

10:30 二度寝

説明会が終わってベッドに倒れ込む。
インプットが多すぎて、頭がパンパン。
「企業理念」「求める人物像」「若手が活躍」…全部聞いた気がするけど、何も残ってない。

11:30 ゼミ

後期から始まったゼミも、本格化してきた。
ディスカッションでは、無意識に「論理的な視点」や「社会との接続」を意識して話してしまう。
教授から「それ、企業で言われた?」とツッコまれて赤面。

“就活っぽさ”が自分の中にしみ込んできていることに、気づいてしまう。

13:00 ランチ

サークル同期とごはん。最近は就活が話題になるようになった。

「5社エントリーした」「逆求人で面談組まれた」「インターン行ったら圧迫面接だった」など、情報が飛び交う。

去年までの「ライブどうだった?」「旅行どこ行った?」とは話題の重さが違う。
でも、その分だけ互いの距離が深まる瞬間もある。

15:00 カフェ

カフェでパソコンを開く。
ESの文章を読み直しては、言い回しを変えて、また戻す。
「伝えたいことがあるのに、言葉がうまく並ばない」

隣の席には、明らかに同じ就活生らしき人がES添削をしていて、思わず目が合う。
「みんな同じなんだな」と思うと、少しだけ安心する。

18:00 サークル

夜は練習を見に行く。
もう中心に立つことは少なくなったけど、今の自分が手伝えることはある。

後輩たちが「先輩、ちょっとこれ見てください!」と頼ってくれるのが、純粋に嬉しい。

でも同時に、「あのときの自分は、あんなに輝いてたかな」と、少し寂しくもなる。

22:00 帰宅

帰ってすぐ、就活スケジュールをスプレッドシートで整理。
「説明会参加済」「ES提出済」「面談日未定」など、区分されたセルがズラリと並ぶ。

数が増えるほど、安心できると思ってたのに、むしろ焦る。
“やってる感”はあるけど、“進んでる実感”はまだない。

▶3年生の秋は、“選び始める秋”/いよいよ自分と向き合う時が来た

1・2年で“なんとなく選んできた”授業、サークル、バイトとは違って、
就活は“本気で選ばなきゃいけないもの”が目の前に来る。

誰かに正解を教えてもらえないからこそ、「今までの自分」と「これからの自分」が正面から向き合う時間になる。

冬の1日|冷え込みとともに訪れる、静けさと“次”への焦り(12〜3月)

1年生編:はじめての大学の冬

9:30 起床

12月。外は完全に冬。

暖房はまだつけてない。電気代の節約と、“布団の中が世界で一番快適”という事実が理由。
SNSを見ると、友達が「家で雪見だいふく食べてる」とか「帰省した」なんてポストをしてて、年末のムードをじんわり感じる。

10:30 朝ごはん兼昼ごはん

特に予定がない日は、起きてすぐ何かを食べる。
年末が近づくと食材の買い出しも面倒になって、冷凍庫の在庫整理モードになる。

12:00 大掃除

急にスイッチが入って、掃除を始める。
「大学生のくせに、大掃除とかするの?」と自問しつつ、
本棚を拭いたり、積まれたプリントを捨てたり。

15:00 散歩

天気がよかったので、高田馬場〜早稲田あたりの通学ルートを、あえてゆっくり歩いてみる。

誰もいないキャンパスは、普段の喧騒とは違って、やけに静かで落ち着く。

帰省ラッシュもまだ始まってない静かな12月の午後。ひとりの時間も、悪くない。

17:30 帰宅

夜ごはんの準備。食材は少なめなので、
“もやしと卵のなんか”みたいな料理でやり過ごす。

23:30 夜ふかし

布団の中で、Amazonを開いて“こたつ”を検索。
「でも一人暮らしでこたつ買うのってどうなんだろう」とか考えて、買わないまま冬が終わりそう。

でも、こういう“どうでもいい悩み”がある時間こそ、なんか穏やかで好き。

▶1年生の冬は、“なにげない毎日”が、じわじわと記憶に残る季節

春の緊張、夏の自由、秋の落ち着き。
それをぜんぶ通り過ぎた先にある、冬の“静かな日常”

誰かと騒がなくても、遠出しなくても、
ストーブの音とレトルトカレーだけで、十分幸せだったりする。

2年生編:サークル、バイトの責任、就活の入り口。全部来る冬。

8:15 起床

今日はサークルの冬合宿準備と、バイトの納品作業がある。
「動け、自分」と言い聞かせて、布団を3回めくってようやく起き上がる。

10:00 サークル

冬合宿用の動画編集の最終チェック

2年の冬は“裏方”ではなく“主催者側”。イベントの全体設計も任されるようになって、

「どこで盛り上げて、どこで泣かせるか」まで計算するのが楽しい。

同時進行で、新歓ライブの構成も相談。
「1年の頃に“POP STAR”やってた頃と比べて、俺らも変わったな」と言い合いながら、

真剣なミーティングがいつの間にか笑いに変わっていく。

12:30 コンビニ飯

昼ごはんは、ファミマのパスタ&ファミチキ。
「ちゃんとしたもん食べたいね〜」と言いつつ、結局いつもの味で満足している自分がいる。

後輩が「あの動画、マジで神っす」と言ってくれて、「誰かの記憶に残るものを作れたんだ」とじんわりくる

15:30 冬合宿リハ

夜はサークル合宿の最終リハーサル。ライブ演奏の確認が終わった後、

本日のメインは「宴会芸:フルーツジッパー」のダンス最終確認。

男子5人でコスプレして踊る、全力のやつ。
「恥ずかしいけど、ここで全力じゃない方がダサいよな」と再確認し、鏡の前で手の角度までそろえるガチ練習。

終わったあとは、みんなで爆笑。「これ、ちゃんと受けるのかな?」と思う。

20:00 鍋会

練習のあと先輩宅に集まり、鍋パ。
豚肉と白菜、豆腐とキムチ。安くて美味しくて、体があたたまる。

「これで今年も終わるな〜」という空気が流れるなか、
「来年は俺たちが引っ張ってく番だな」と言う同期の言葉に、妙な責任感と嬉しさが混ざる

22:30 帰宅

帰宅してシャワーを浴びながら、
「ああ、今日はちゃんとやることやったな」と小さくガッツポーズ。

動画も仕上がったし、宴会芸の練習もOK。
全部が中途半端だった1年の冬とは、ちょっと違う。

24:00 就寝

年が明ければ3年生。いよいよ就活が本格化する。
LINEには「逆求人登録した?」という先輩からのメッセージ。
「そろそろ、やらなきゃな」——その言葉が胸に刺さる。

でも今夜は、ただ今日を振り返りながら眠りたい。
明日の自分に少しだけ期待して、電気を消す。

▶2年生の冬は、“任される楽しさ”と“未来への意識”が交錯する季節

1年生の頃は「大学生活って何?」と手探りだったけれど、
2年生の今は、少しずつ“回していく側”になってきた。

それが楽しくて、やりがいがあって、だけど少しプレッシャーで、
その全部が“大学生活の中心”にいる証拠なんだと思います。

3年生編:年末年始の静けさの中で、就活の焦りがこだまする

7:30 起床

今日はオンライン面談2件+ES締切1本
高校生の頃は「冬休み=ごろごろ期間」だったのに、今はむしろ一年で一番落ち着かない。

9:00 企業面談①

カメラ越しに「なぜ弊社を志望されましたか?」
何度も繰り返してきたセリフが、今日も口から自然と出る。
笑顔、抑揚、言葉の選び方。もう“流れ作業”になってきていて、怖くなる。

「これって本当に“自分の言葉”なのかな」
面談が終わったあと、画面の黒くなった自分の顔に少しだけ落ち込む。

10:30 一瞬の自由時間

やっとひと段落。スマホでYouTubeを開くも、なぜか心が休まらない。

「この時間、ES書けるんじゃないか?」「逆求人の返事しなきゃ…」
完全オフにできない自分が、だんだん当たり前になってきた。

結局、大学の就活支援センターのページを開いてしまう。
“何もしてないと置いてかれる感覚”が、心をそわそわさせる。

12:30 お昼ごはん

今日はセブンの明太クリームパスタ。
味は安定だけど、心に余裕がないと、何を食べても“作業”になる。
YouTubeの「25卒の就活振り返り」動画を流し見しながら、箸を動かす。

「あの人たちも、こういう日を乗り越えたんだろうか」とぼんやり思う。

14:00 ES提出

最後まで自己PRの語尾を迷ったまま、「えいや」で送信ボタンをクリック。

「正直、もう少し練りたかったな」と思っても、期限は待ってくれない。

送ったあと、妙にソワソワして、
すぐには次のことに手をつけられない。“出したのに安心できない”のが、今の就活。

16:00 面談②

2件目の面談。午前中とほぼ同じ自己PRをしたはずなのに、
こちらの企業の方はすごく興味を持って聞いてくれて、会話が盛り上がる。

「あれ?もしかして、自分の言葉ってちゃんと届いてるのかも」
少しだけ勇気が出て、メモ帳に「この言い方よかった」とメモを残す。

18:00 散歩

夕飯を買いに出たついでに、少しだけ遠回り。
近所の公園で小さなイルミネーションが点灯していて、カップルが手をつないで歩いている。

「自分も、こんな冬を過ごせると思ってた」
そんな考えがよぎるけど、すぐに打ち消して歩き出す。
今は、今をやるしかない。

22:30 就寝

布団に入って、スマホのメモアプリを開く。
今日の振り返りを書いているうちに、「よくがんばったじゃん」と自分に言いたくなる。
完璧じゃない。でも、止まらずに動いてる。

「明日も、同じくらいがんばれたら十分だな」と書いて、画面を閉じる。

▶3年生の冬は、“焦りながらも、一歩ずつ自分を肯定する時間”

この時期、何が正解かわからない。
情報は溢れていて、まわりはどんどん動いていて、自分だけ取り残されてる気もする。

でも、迷いながらでも動いてる自分は、ちゃんと前に進んでいる。
完璧じゃなくていい。たまに弱音を吐いてもいい。
そう思える日が、少しずつ増えてきたのが、3年の冬でした。

まとめ|一人暮らしの大学生活は、季節と一緒に自分も変わっていく

春、ドキドキの新生活に不安とワクワクが入り混じる1年生。
夏、時間の使い方に悩みながら自由と誘惑に翻弄される日々。
秋、ちょっと立ち止まり、自分のペースや関係性が見えてくるようになる。
冬、慌ただしいイベントの合間で、「この先」のことを少しずつ意識し始める

どの季節にも、キラキラだけじゃないリアルな日常があって、
どの学年にも、それぞれの「らしさ」と「変化」がありました。

一人暮らしをしていると、楽しいことも、苦しいことも、全部ひとりで抱える日があります。

誰も起こしてくれないし、夜中に寂しくなることもある。
でもその分、誰にも邪魔されない“自分のリズム”と“自分の言葉”を見つけていく時間でもあります。

大学生活って、「自由」って言われるけど、
実は自由の中で、自分で選び、自分で立っていく”ことの連続です。

一人暮らしも最初は不安かもしれません。
でも、炊飯器の音にホッとしたり、自分で掃除した部屋に満足したり、そういう小さな積み重ねが、“ひとりでも大丈夫”な自分を作っていきます。

進路を考えている人、早稲田を目指している人、
どんな選択をしても、どんな場所に進んでも、
きっとあなたの春・夏・秋・冬が、特別な時間になりますように。

なおき

なおき

早稲田大学 政治経済学部 政治学科

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