今、アメリカ・カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)に留学中です!その中で「せっかくアメリカにいるのだから、この国でしか見られない景色を自分の目で確かめたい」と思って旅をしています。
その中でもずっと憧れていたのがアリゾナ。
名前だけは誰もが知るグランドキャニオンや、スピリチュアルな街として有名なセドナ、そして映画に出てきそうなルート66の小さな町セリグマン…。雑誌や写真で何度も見て「いつか行きたい」と思っていましたが、いざ地図を開いてみるとロサンゼルスからはかなりの距離。
実際に旅をしてみると、道のりは長かったけれど、それ以上に得られるものが大きかったです。目の前に広がる大自然の迫力や、夜空を埋め尽くす星々、すべてが心に残る体験になりました。
目次
グランドキャニオンの圧倒的スケールの大自然

アリゾナ旅行の最大の目的地といえば、やはりグランドキャニオンです。アーバインから長時間のドライブを経て、やっと展望台にたどり着いた瞬間、言葉を失うほどの衝撃を受けました。
最初に出たのは「なにこれ……」という一言。地図や写真では何度も見てきた場所なのに、実物はまったく別物でした。果てしなく続く谷の広がり、幾重にも重なる地層の色彩、その奥に流れるコロラド川――人間の想像をはるかに超えたスケール感に、ただ立ち尽くすしかありませんでした。
私が訪れたのはちょうど夕暮れどきでした。グランドキャニオンといえば、やはり夕日が一番美しい時間だと言われています。
展望台に集まった人たちは、皆同じ方向を見つめながら静かにその瞬間を待っていました。やがて太陽が地平線に沈むと、あたりが一気に赤紫色に包まれ、空のグラデーションと岩肌の色が溶け合うように変化していきました。言葉を交わす人はほとんどなく、ただ全員がその景色に息をのんでいたのが印象的でした。
私が見たのは「ホピ・ポイント」からの夕日です。特に人気の展望スポットで、駐車場は混雑しますが、それでも足を運ぶ価値があります。刻一刻と変わる空と大地の色彩は、どんな写真でも完全には収められないと思いました。
印象的だったのは、展望台にいた人々が皆、自然と静かに空を見つめていたことです。国籍も年齢も違う人たちが、一つの夕日を前に同じ感動を分かち合っている。その姿を見て、「人間は本来、自然の一部として同じ時間を共有できる存在なんだ」と思いました。言葉や文化が違っても、心を揺さぶる瞬間は共通している。そんな「人間を超えたつながり」を感じさせてくれる場所でもありました。
次に訪れる人へのアドバイス
- 夕日は必見:時間帯によって表情が劇的に変わるので、ぜひ日没前から展望台へ
- 服装に注意:日中は暑くても夕方以降は冷えるので、羽織ものを用意すると安心
- ライトを持参:夜は本当に真っ暗になるので、懐中電灯やスマホライトが必需品
- 水分補給を忘れずに:乾燥しているため、こまめに水を飲むことが大切
- 展望台の選び方:夕日はホピ・ポイントが特に人気ですが、混雑を避けたいならヤヴァパイ・ポイントもおすすめ
セドナ:赤い大地と星降るスピリチュアルタウン
グランドキャニオンを出発して、しばらくは荒野と地平線が続くだけの単調な景色が広がっていました。けれど1時間、2時間と進むにつれて、遠くの空の下に赤茶色の岩山が姿を現します。
セドナは「世界でも有数の癒やしの町」と呼ばれていますが、まだ中心地に入る前からその雰囲気は漂っていました。乾いた空気に混じって感じる土の匂い、太陽に照らされて燃えるように輝く赤岩。自然と心が静かになっていくのを感じ、「これはただの観光地ではない」と直感しました。
翌日は「カセドラルロック(Cathedral Rock)」に挑戦しました。
登り始めは比較的緩やかで、赤茶色の道を歩きながら振り返るとセドナの街並みと赤岩の風景が少しずつ遠ざかっていきます。しかし中盤以降は一気に傾斜が増し、両手を使って岩をよじ登らなければならないほどの急斜面が続きました。汗が額から滴り落ち、息も上がってきますが、そのたびに視界に広がる景色が「もう少しがんばろう」と背中を押してくれました。
そして頂上にたどり着いた瞬間、そこには360度の大パノラマが広がっていました。赤岩の大地がどこまでも続き、遠くの山々まで一望できる景色は、まるで別世界に迷い込んだかのよう。岩の上に腰を下ろしてしばらく眺めていると、時間の感覚がなくなり、ただ「ここに生きている」という事実だけが鮮やかに残りました。都市の喧騒や日常の悩みはすべて遠ざかり、「この瞬間のために登ってきたんだ」と心から思える体験でした。

自然を満喫した後は、セドナのダウンタウンを散策しました。
特に印象に残ったのが「青いマクドナルド」です。通常なら黄色い“M”マークですが、セドナでは景観を守るためにターコイズブルーになっています。
見慣れたロゴが青色に変わっているだけなのに、「ここでしか見られない」という特別感がありました。
私が忘れられないのは夜に訪れたベルロックでのスターゲイジング(星空鑑賞)です。街の明かりが少ないセドナの夜空は、まるで宇宙に直接つながっているかのように澄み切っていました。車を降りて見上げた瞬間、あまりの星の多さに「え、こんなにあったの?」と声が出てしまったほどです。普段の生活では見えない細かい星までびっしりと広がり、天の川もはっきり確認できました。
ただし、夜のベルロックは本当に真っ暗で、足元すら見えません。懐中電灯やスマホのライトがなければ、駐車場からトレイルに入るのも心細いです。正直少し怖さもありましたが、その分、星空の迫力は昼間の景色を超えるものでした。
次に訪れる人へのアドバイス
- カセドラルロックは午前中に行くのがおすすめ:日中は暑さが厳しく、混雑もしやすい
- 水分と日焼け対策は必須:乾燥しているので、思った以上に体力を消耗します
- 星空観賞はぜひ体験してほしい:市街地から少し離れるだけで、驚くほどの星が見られます
- 青いマックは立ち寄りスポットとして◎:写真映えはもちろん、旅の記念になります
フェニックス:砂漠の中に広がる大都会
フェニックスは「砂漠」と「都会」が同居する不思議な場所でした。
ここで過ごした時間は長くはありませんでしたが、タコスを頬張りながら眺めた街の風景や、人々が当たり前に暮らしている日常の空気が、旅の中に小さなリアリティを与えてくれました。
セドナを出発してアーバインへ戻る道のりは、とにかく長いドライブでした。荒野を貫くハイウェイをひたすら走ると、左右に広がるのは乾いた砂漠の大地。舗装された道路の両脇には背の高いサボテンや低木が点々と生えているだけで、人の気配はほとんどありません。
そんな風景の中で、遠くに小さなビル群が見えてきました。
そう、そこがアリゾナ州最大の都市・フェニックスでした。乾いた砂漠のただ中に突如として現れる大都市は、どこか不思議で、オアシスのようにも、人工的な要塞のようにも見えました。
フェニックスは人口150万人を超えるアリゾナ州最大の都市。周囲はどこまでも乾いた砂漠が続いているのに、その中心にこれほど近代的な街が築かれていること自体が驚きでした。
また、フェニックスはスポーツや文化の拠点でもあります。中心部にはNBAのフェニックス・サンズの本拠地アリーナや、MLBのダイヤモンドバックスが本拠を構えるチェイス・フィールドなどがあり、スポーツ観戦を楽しむ人々でにぎわっていました。
日差しは強烈で、真夏の昼間は40度近くに達することも珍しくないそうですが、その中で人々はサングラスと冷たいドリンクを手にしながら日常を営んでいます。
ふと目についたローカルなタコス屋さんに立ち寄りました。
店の外観は派手ではなく、ごく普通のファストフード店のよう。けれど中に入ると、漂ってくるスパイスの香りに一気に食欲をそそられました。頼んだのはシンプルなビーフタコス。スパイシーに味付けされた肉に、フレッシュなレタスとトマト、そしてサルサソースがたっぷりかかっています。トルティーヤはほんのり香ばしく、かじるたびに肉汁と野菜の食感が口いっぱいに広がりました。
旅の途中で食べた一皿に過ぎませんが、その味は妙に印象に残っています。
パームスプリングス:帰路を彩った砂漠のリゾートタウン
フェニックスを出てアーバインへ向かう帰路は、またしても長い砂漠ドライブ。
ひたすら真っすぐに続き、車窓から見えるのは乾いた大地と揺らめく地平線ばかりでした。
そんなとき、不意に目の前にヤシの木の列が現れました。そこが、砂漠に浮かぶリゾートタウン、パームスプリングスでした。
第一印象はまさに「オアシス」。長旅の疲れをふっと癒やしてくれるような存在感に、「ここに立ち寄れてよかった」と心から思いました。
車を停めて少し歩き出すと、街全体の雰囲気が一変します。メインストリート沿いにはカラフルでモダンな建物が並び、ブティックやギャラリー、雑貨店が次々と目に飛び込んできます。
道路沿いにはリゾートホテルやスパ施設が点在し、真っ白な壁と青いプールが織りなす景色は、乾いた砂漠に突然現れた楽園そのものでした。
短い時間しか滞在できなかったことが、かえって心残りになりました。「あの角を曲がった先にはどんな建築があるんだろう」「もっと歩けば隠れたアートに出会えたかもしれない」――そんな想像をかき立てられる街はそう多くありません。
次に訪れる機会があれば、建築ツアーやギャラリー巡りなど、芸術をじっくり味わう一日を過ごしてみたいと強く思いました。
車で巡るアリゾナの旅
移動時間の長さとスケール感
移動時間は想像以上でした。
- アーバイン → セリグマン:約6〜7時間
- セリグマン → グランドキャニオン:1時間半ほど
- グランドキャニオン → セドナ:2時間半前後
- セドナ → フェニックス:約2時間
- フェニックス → パームスプリングス → アーバイン:5〜6時間
数字で見ると「数時間」と軽く思いがちですが、実際に走るとその長さはずっしり感じられます。地図上では近そうに見えても、走っても走っても目的地に着かない。
特に印象的だったのは、景色がなかなか変わらないことです。日本なら30分も走れば山や川、街などが現れて景色が変わりますが、アリゾナでは延々と砂漠。太陽の位置だけが少しずつ変わっていくのを見ながら、「まだ着かないのか」とため息をつく瞬間もありました。でもその反面、「果てしない道を走る」こと自体が非日常であり、ロードトリップならではの醍醐味でもありました。
休憩スポットと工夫
道中で頼りになるのは、ガソリンスタンド兼コンビニのようなスポット。飲み物やスナック、軽食が買えるだけでなく、トイレ休憩もできます。
日本のサービスエリアほど充実していませんが、その分「旅の途中で立ち寄る補給所」という雰囲気。
休憩のタイミングはとても重要です。街と街の間は本当に何もない区間が多く、ガソリンが少し減ってきたら迷わず給油しておくのが鉄則でした。飲み物も常に多めに用意し、特に暑い昼間は数本まとめて冷やしておくと安心。
大変だったのは気候。昼間は40度近くまで上がることもあり、車の外に出るだけで熱気に包まれます。逆に夜は一気に暗闇が広がり、街灯がほとんどないため真っ暗な道を走ることに。
車で巡るからこそ味わえた自由さ
大自然の中を何時間も走るドライブは確かに大変でした。でも、車旅ならではの楽しさがそれを上回りました。気になる景色があれば自由に車を停めて写真を撮り、ちょっとした町があればふらりと寄ってみる。公共交通機関の旅では得られない「寄り道の自由」が、旅を一層豊かなものにしてくれました。
宿泊先:ベルロックのふもとで過ごす夜
今回は、セドナ・ベルロック近くにあるホテルを選びました。家族経営のモーテルを思わせる温かさが漂っていました。
フロントのスタッフもとてもフレンドリーで、「星を見るならここがいいよ」「夕食ならこのレストランがおすすめだよ」といった地元ならではの情報を教えてくれるのが嬉しかったです。
値段とロケーション
一泊あたり100〜150ドル前後。日本円にすると決して安い金額ではありませんが、立地や環境を考えれば十分に納得できる価格でした。
セドナのダウンタウンまでは少し距離がありましたが、その分観光地のにぎわいから離れ、静かに過ごせるのが魅力でした。
モーテルの選択肢
ハイウェイ沿いのモーテルも多くあります。価格帯は70〜100ドル程度と比較的リーズナブルで、部屋は簡素ですが最低限の設備が整っていて「とりあえず一夜を過ごす」には十分です。
豪華さや景観には欠けるかもしれませんが、「移動を優先して安く泊まりたい」という旅のスタイルにはぴったり。
Airbnbの魅力
もう一つの選択肢はAirbnb。セドナ周辺には、アーティストが暮らす一軒家や、自然に囲まれたキャビンを貸し出している物件が多くあります。1泊あたり100〜200ドルとホテルと同程度かやや高めですが、キッチンやリビングを使えるため「暮らすように泊まる」体験ができます。
旅行プラン例
ここでは、私が実際に体験した 2泊3日の旅行プラン と、もしもう一泊できたら行きたかった 3泊4日のモデルプラン を紹介します。
実際の2泊3日でも十分充実した旅になりましたが、3泊4日にすると「アンテロープキャニオン」「ホースシューベンド」といった“憧れの絶景”まで組み込めるのが魅力です。
私が実際に回った2泊3日のルート
- 1日目:アーバイン → セリグマン → セドナ(泊)
- 2日目:セドナ → グランドキャニオン(日帰り) → セドナ(泊)
- 3日目:セドナ(カセドラルロック/青いマック) → フェニックス → パームスプリングス → アーバイン
もしもう1日あれば…3泊4日のモデルプラン
- 1日目:アーバイン → セリグマン → グランドキャニオン(泊)
実際の旅と同じくセリグマンでルート66を体験した後、そのまま北上してグランドキャニオンへ。サウスリム周辺に泊まれば、夕日と朝日の両方を楽しめます。日帰りでは味わえない「大渓谷に泊まる贅沢」を感じられるはず。
- 2日目:グランドキャニオン → ペイジ(アンテロープキャニオン/ホースシューベンド)(泊)
ペイジまで移動し、昼間はアンテロープキャニオンのガイドツアーへ。光のビームが差し込む瞬間はまさに自然の芸術。夕方はホースシューベンドで、馬蹄形に蛇行するコロラド川を見下ろし、大地のスケールを実感。ペイジに宿泊すれば移動の負担も減ります。
- 3日目:ペイジ → セドナ(泊)
午前に移動して午後はセドナ観光。ベルロックやカセドラルロックでハイキングを楽しみ、夜はスターゲイジング。アンテロープやグランドキャニオンの「迫力」とは対照的な「癒やしの自然」に心が整います。
- 4日目:セドナ → フェニックス → パームスプリングス → アーバイン
最終日は実際の旅と同じようにフェニックスとパームスプリングスに立ち寄りつつ、都会とリゾートの雰囲気を楽しみながら帰路に。
費用の目安
私が実際に回った 2泊3日ロードトリップ を想定した場合のおおまかな目安を紹介します。「どこにお金をかけて、どこを節約するか」で、同じ2泊3日でも 500ドル旅 にもなるし 1,200ドル旅 にもなるのがアリゾナ旅行の面白さです。
移動費
- ガソリン代
走行距離は約1,500km(1,000マイル弱)。
アメリカ西部のガソリン価格は1ガロン(約3.8L)あたり4.3〜5ドル前後。燃費をリッター10km程度とすると、必要なガソリンは40ガロン以上。つまり150〜200ドル程度はかかります。SUVやミニバンならもっとかさむ可能性があり、200〜250ドルを見ておいた方が安心です。 - レンタカー代
車種や保険の有無によって大きく変動しますが、2泊3日なら200〜300ドル前後が相場。保険をフルに付ければさらに+100ドル程度。複数人でシェアすれば1人あたりの負担はかなり抑えられます。
👉 移動費合計:350〜500ドル程度
宿泊費
- ホテル(セドナのベルロック近く)
自然を満喫できる立地のホテルは1泊100〜150ドルが目安。窓から赤岩が見えるようなロケーションは、値段以上の価値がありました。 - モーテル
ハイウェイ沿いに多く、70〜100ドルほど。清潔さや快適さは最低限ですが「寝るだけ」と割り切るならコスパ抜群。 - Airbnb
一軒家やゲストハウスを借りるスタイル。キッチン付きで自炊も可能なので、グループや長期滞在にはおすすめ。1泊100〜200ドルほどで、人数が多いほど割安になります。
👉 今回のように2泊なら、200〜300ドル前後が相場。
食費
カジュアル中心
ファストフードやカフェ、メキシコ料理店などで1食10〜15ドル。1日3食で30〜50ドル。
2泊3日で合計すると100〜150ドル程度。
少しリッチに
旅行中にレストランやステーキハウスを挟むと、プラス50〜100ドル程度。記念日に近い気分で食事を楽しみたい人は予算に加えておくと安心です。
観光費用
- グランドキャニオン国立公園入園料
車1台あたり35ドル(7日間有効)。人数で割れるので、複数人だと1人あたりの負担は小さくなります。 - セドナの州立公園駐車パス(レッドロックパス)
1日5ドル。主要なトレイルヘッドや景勝地に行くなら必須です。 - その他
お土産、スナック、飲み物などで50〜100ドル程度は見ておくと安心。特にセドナやルート66の町では思わずグッズを買いたくなるので要注意です。
合計の目安
- 移動費:350〜500ドル(レンタカー+ガソリン)
- 宿泊費:200〜300ドル
- 食費:100〜150ドル
- 観光費用:50〜100ドル
👉 合計:2泊3日で1人あたり700〜1,000ドル程度(約10万〜15万円)
節約のコツ
- 宿泊をモーテルにすれば、1泊あたり30〜50ドル節約可能
- 食事はスーパーやテイクアウトを活用すると、1日10〜20ドル程度まで抑えることも可能
- レンタカーやガソリン代はシェアが最強。2〜3人で行けば、移動費は1人100〜200ドル程度にまで下がります
おわりに
次に行く人へのおすすめポイント
私がおすすめしたいのは「時間帯を意識すること」と「星空を逃さないこと」です。
昼間の絶景はもちろん素晴らしいのですが、朝日や夕日の時間帯にしか見られない色の変化は、何よりも心を揺さぶります。グランドキャニオンで夕日が沈む瞬間や、セドナで赤岩が朝日に染まる光景は、その場に立ってこそ味わえる特別なものです。
そして夜のスターゲイジング。都会では絶対に見られない満天の星空は、ただ空を見上げるだけで「ここに来てよかった」と思わせてくれるはずです。ベルロックやカセドラルロックのふもとで見る星空は、大地のシルエットと重なり、まるで宇宙と地球の境目に立っているような感覚を与えてくれます。
また、移動中のドライブそのものも見どころのひとつ。何時間も続く砂漠の景色や、遠くに見える地平線は、退屈どころか「大地の広さ」を実感させてくれる時間です。アリゾナでは「目的地に着くこと」だけでなく、「道中の風景」も旅の大切な一部になると感じました。
高校生のみなさんへ
アメリカに留学していると、週末や休みを使って少し遠出するだけで、こんな壮大な景色に出会えるんです。勉強や部活で忙しい毎日を過ごしている人も、未来の自分がこんな景色を見ている姿を想像してみてください。それだけでも、今頑張る力になると思います。
グランドキャニオンの圧倒的なスケールや、セドナの満天の星空は、写真で見るより何倍も心に響きます。もし将来、アメリカに行く機会があれば、ぜひアリゾナに足を運んでみてください。