こんにちは!愛知県立大学卒のあおいです。
みなさん「ソーシャルアパートメント」って聞いたことありますか?私が会社員時代に1年ちょっと住み、まさに「第二の青春」を楽しんだ場所です。
「新しい出会いが欲しい!」という人や「シェアハウスとか興味あるけど、四六時中他の人と一緒はちょっと。。」という人にはうってつけの場所なので、是非見ていただければと思います。
目次
ソーシャルアパートメントとは?
世界が広がる居住スタイル、それがソーシャルアパートメント。
https://www.social-apartment.com/
シェアハウスは楽しそうだけど、自分の時間や空間はマンション並に確保したいという方向けの新しい一人暮らしのスタイル。
ソーシャルアパートメントとは、グローバルエージェンツという会社が建てている新しい居住スタイルの物件で、東京を中心に札幌・大阪・京都・福岡に約60棟ほど建てられています。
物件により異なりますが、大体の概要は以下の通り。
- 大体50戸〜100戸ほどのマンション
- 自分だけの部屋がある(もちろん鍵付き)
※物件によってはミニキッチン、シャワー、トイレも部屋に付いている。 - キッチン、ラウンジ、ワークスペース、ランドリーは共有
- 家賃は約5万〜10万ほど
自分だけの部屋はちゃんとありつつ、共有のキッチンで一緒にご飯を作ったり、ラウンジで一緒にお酒を飲んだりして他の住人とコミュニケーションをとることが出来る、まさに一人暮らしとシェアハウスのいいとこ取りな物件です!
また、ラウンジには大型スクリーンがあったり、ビリヤード台が置いてあったり、wifi完備のワークスペースがあったりと、普通のシェアハウスにはなかなかない充実した設備も整っています。
私がソーシャルアパートメントに引っ越した理由
私は会社員時代に、東京にあるソーシャルアパートメントの中の一つ「ワールドネイバーズ清澄白河」という物件に約1年間住んでいました。
もともと就職を機に愛知の田舎から上京し、はじめは千葉県の市川市に住んでいたのですが、住み始めて2年ほど経ったとき、平日は会社の人達と飲みに行き、休みの日には学生時代からの友人たちと遊ぶ、せっかく地元から離れた地に来たのに、決まった人達としか会っていないことにもったいなさを感じ始めていました。
もう都会での生活にも慣れてきたし、もっと新しい人達と出会いたい!と思っていたときに友人から「ソーシャルアパートメント」なるものがあるらしいと聞き、早速調べてみることに。
「シェアハウスとか興味あったけど、仕事で疲れて帰ってきたときに一人の時間が持てなかったりするのはなぁ。」と思っていた私にはまさに!のコンセプトで、ちょうどそのとき「ワールドネイバーズ清澄白河」が新しくオープンするということで内覧に行ってきました。まだ建設途中の建物内を見せてもらい、ワクワクが止まりませんでした。
しかし、当時まだ住んでいた物件の残りの期間とワールドネイバーズ清澄白河の入居可能日を考えると2ヶ月ほどダブルで家賃を払わなければいけないということが分かり、また後で申し込みをしようと思っていたら、瞬く間に満室になってしまい、引っ越すことが出来ませんでした。。。そのときは泣く泣く諦め、当時住んでいた物件の契約をもう1年伸ばすことに。
しかし諦めきれず、ちょくちょく空き状況をチェックする日々。そしたらなんとちょうど1年後に運良く空きが出て、迷わず入居を決めました。
私が住んでいたソーシャルアパートメントの概要
- 家賃:約10万円
※物件にカフェが併設されておりそこで毎月5,000円分は無料で飲食可能。 - 場所:清澄白河駅・木場駅から徒歩15分
- 部屋:1K(7.5畳くらいの大きさ。)ミニキッチン・トイレ・シャワー・洗面台・エアコン付き
- 共有スペース:ビリヤード台・ラウンジ・キッチン・ワークスペース・ランドリースペース・バーラウンジ・ルーフトップテラス
- 部屋数:130戸(10階建て)
- 男女比:半々くらい
- 年齢層:20代〜40代
- 国籍:3〜4割ほど外国人
(アメリカ、オーストラリア、イギリス、イタリア、フランス、中国、台湾など) - 職業:バラバラ。本当に様々な職種の人がいました。家賃が高めなので、学生さんは少なかったです。
- 清潔感:毎日クリーナーさんがキッチンなどの掃除をしてくれるため、割とキレイでした。(長期休みのときはクリーナーさんも休みなので、荒れるときもあります。)
水回りはさすがに部屋に欲しいと思っていたので、部屋にトイレやシャワーが付いている物件にしました。ユニットバスだったので、住む前は「寒そうだし、嫌だなぁ」と思っていましたが、割とすぐ慣れました。収納はやや少なめ。
部屋にミニキッチンも付いているので、一人になりたいなというときは部屋にこもって生活出来るのでそこは良かったです。
ビリヤード台はグローバルエージェンツのこだわりなのか、どの物件にもあるみたいです。ラウンジには大きなスクリーンがあり大画面で映画やスポーツ観戦を楽しむことも出来ます。ワールドカップやラグビーのときはみんなで盛り上がりました!
広いキッチンには、バルミューダのトースターや、ル・クルーゼのキッチンウェアなどが完備。三つ口コンロが3台付いていますが、夕食時には混み合って順番待ちをしなくてはいけないときもありました。
ワークスペースは24時間利用出来て、勉強してる人がいたり、仕事をしている人がいたり。基本的に私語禁止で静かな空間なので、集中して作業をすすめることが出来ます。コピー機もあるので、資料などを印刷することも可能。
また、10階には東京の夜景を一望出来るバーラウンジも付いています!実際にはバーテンダーがいるわけではなく、ミニ冷蔵庫・冷凍庫・コンロがあるちょっとおしゃれな空間なので、ラウンジとは別でちょっとプライベートでワイワイしたいという時に使えるパーティールームのような感じです。
屋上にはルーフトップテラスがあるので、夏にはここでBBQも楽しめます!
1番厄介だったのはランドリーでした。部屋に洗濯機が置けないので、シェアの洗濯機を使うのですが、ランドリールームは10階。毎回洗濯物を持って10階まで行くのは結構めんどくさかったです。洗濯機は男子用・女子用と分かれていて、女子用は6台あるのですが、休日は激混み。いちいちあいてるか確認して洗濯をしなきゃいけないのは大変でした。。。
しかし、月に2回専用のランドリーバックにいれて、専用のボックスに出しておくと、翌日に洗濯してキレイに畳んで返してくれるランドリーサービスがあったので、そのランドリー問題を緩和してくれました。
駅からの距離や部屋の狭さ、ユニットバス、洗濯機共有などを考えると家賃10万円は少し高く感じますが、充実した設備や色んな人との出会いを考えると妥当だなぁという印象です。とにかくおしゃれで、本当に”リアルテラスハウス”みたいな家でした!
ソーシャルアパートメントのメリット
一人暮らしではなかなかない出会いがある。
ソーシャルアパートメントの住人は本当に個性豊かでした。
エンジニア、高級レストランで働いているシェフ、大学の研究者、フッションスタイリスト、エスティシャン、デザイナー、建築士、声優、医者、カリスマ美容師、アナウンサー、YouTuberなど本当にありとあらゆる職種の人がいて、色んな人の話を聞くのが楽しかったです。普段出会えないような人達ばかりだったので、とっても刺激になりました。
仕事関係の出会いではないため、その人の”人となり”を純粋に見れるので本当にいい出会いばかりだったなぁと思います。
入居前の審査はあるので、変な人はいませんでした!
一人暮らしではない充実した設備。
大きいスクリーンでみんなで映画をみたり、お酒を飲みながらビリヤードをやったり、屋上でBBQしたり。屋上からは隅田川の花火も見ることができたので、みんなで浴衣を着て、屋上でプチ夏祭りをやったこともありました。
更には家にDJやバーテンダーも住んでいたので、バーラウンジでDJの音楽を聞きながらみんなでワイワイしたり、バーテンダーの作るお酒を楽しんだり。なかなか「家」でそれら全部をやれるというのはないと思うので、充実した設備はソーシャルアパートメントの特権だなぁと思います。
体調を崩したときにありがたみを感じる。
体調を崩してしまったときに、隣近所みんな知っている人達なので、「なんか欲しいものある?」と聞いてくれて、ドアノブにポカリやレトルトのおかゆなどをかけておいたりしてくれます。一人暮らしだと寂しくなりますが、ソーシャルアパートメントだと、人のありがたみを感じます。
以前、玄関前で倒れてしまった外国人の住人がいたときも、すぐに発見され救急車を呼ぶことが出来、更には英語が得意な日本人の住人が状況を詳しく説明することが出来たので、事なきを得ました。なかなかない状況ですが、それもソーシャルアパートメントのならではだと思います。
とにかく楽しい!
住む前に、グローバルエージェンツの方から、「受け身ではなく、はじめのうちは自分から積極的にシェアスペースに行くようにして下さいね!」と言われ、はじめの2週間ほどは毎日ラウンジやキッチンに言って誰かと話すようにしていました。
出来上がったコミュニティに入っていくのはあまり得意ではないので、正直住み始めたばかりのときは毎回シェアスペースに行くのに緊張して、気が重かったですが、行けば毎回誰かしらが、「新しく入ってきたんですか?」とフレンドリーに話しかけてくれました。やはり、みんな交流がしたくて入居してるので、ウェルカムな雰囲気でありがたかったです。
そのうちにだんだんと知り合いが増えて、一緒に遊びに行くようになって、どんどんソーシャルアパートメントでの生活が楽しくなっていきました。「何かやりたい!」と思いついたらすぐに実行できるのも、ソーシャルアパートメントのいいところでした。カレー好きが集まって毎月美味しいカレーを食べに行くカレー部が出来たり、みんなで体育館を貸し切ってバレーボール大会をやったり、屋上やバーでヨガマットを敷いてヨガをしたり、住人が考えた筋トレメニューをみんなでする筋トレ会があったり。
住人が企画したフェスに遊びに行くために、沖縄までみんなで旅行にいったこともありました。
本当に学生ぶりに青春した日々だったなぁと思います。
ソーシャルアパートメントのデメリット
一人の時間が減る
良くも悪くも、みんなと仲良くなればなるほどお誘いが増えて、一人の時間は減っていきます。一時期「夜行性の会」というのが結成されて、夜1時ころからラウンジや誰かの部屋で飲み始めるという謎の会が毎晩のように開催され、ついつい楽しくて飲みすぎて、次の日の仕事に影響が出てしまうなんてことがありました。
楽しいことがしょっちゅう行われるので、勉強ややらなきゃいけないことがあるときは強い意志がないと、なかなかやりきるのが難しい環境かなと思います。
人間関係がめんどくさいときがある
100人以上も住んでいれば合う人も合わない人も出てくるので、ときどき人間関係でめんどくさくなるときもありました。ソーシャルアパートメントの人達との関係は特殊で、もともと友だちだったわけではなく、仕事仲間とも家族とも違うシェアメイト。毎日顔を合わせるので、親密度は急激にぐっとが縮まり、めちゃくちゃ仲が良くなることもあれば、ぶつかることもありました。
気まずくなったとしても、そこがお互いの「家」なので、必然的に会わなきゃいけないし、「家」で居心地が悪いのはお互い嫌なので話し合いが行われることもしばしば。
今思うとそんな経験も含めて楽しかったなぁと思えますが、当時は結構メンタルやられるときもありました。。。
まとめ
メリットもあればデメリットもありましたが、私個人としては、ソーシャルアパートメントに住んで本当に良かったなぁと思います!
本当に毎日楽しすぎました。今でも写真を見返すこともしばしば。
やっぱり人との出会いは財産だと思うので、出会いを増やす一手段としてソーシャルアパートメントは大いにおすすめします!
隣の住人が誰かもよく分からないようなマンションに住んでいたときからは、考えられないほど充実した毎日を送ることが出来ます。