オーストラリアに留学に行きたい人は必見!二度の留学経験から学んだこと

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こんにちは!愛知県立大学卒のあおいです。

新卒で化粧品会社に入り、4年半働いた後にオーストラリアに1年ちょっとワーホリに行き、現在はフリーランスのWebデザイナーとして働いています。

今回はなぜ海外に興味を持つようになったのか初めて一人で海外に行ったときに感じたことオーストラリアでの留学経験で学んだことをお伝えしようと思います。

「留学って実際どんな感じ?」「いつ行くのがいいんだろう」「イマイチ自分のやりたいことが分からない」という方々の参考になるかと思いますので是非見てみて下さい。

テストでいい点が取れるからという理由で好きだった英語

中学で学び始めた「英語」という教科。

もともと数学や物理のように自分で考える教科よりも、暗記系の教科が好きだった私は、英語は「言語」ではなく、教科の一つとして、文法や単語を覚えればテストでいい点が取れるという理由で好きでした。

英語を書いたり、覚えたりするのは面白かったし、当時は英語を難しいと思ったことは当時は一度もありませんでした。

海外に興味をもつようになったキッカケ

海外に行ってみよう!と思うキッカケになった高校時代の英語教師の言葉

高校に入ってからも英語は一番好きな教科で、特に他に勉強したいこともないし、大学でも英語を勉強しようかなと思っていたときに、英語の先生に「英語が使えれば、世界中の人とコミュニケーションがとれる。世界は広いよ。自分の目で見てきなさい。」と言われたのがキッカケで海外に興味を持つようになりました。

その先生は当時、もう結構なおじいちゃん先生でしたが、若々しくて、いつも楽しそうで、フレンドリーで、悩みには親身に寄り添ってくれて。そんな先生からの言葉だったので、すっと自分の中に入ってきて、世界を自分の目で見に行きたいと思うようになりました。

大学時代、初めて一人でいった海外。

大学2年生のときに、一人で海外に行ってみたい!と思い、夏休みを利用して2週間カナダのバンクーバーへ語学留学に行きました。

初めて一人で行く海外。何も分からず、とりあえずすべて用意されている短期留学パックに申し込み、2週間のホームステイと語学学校が付いていました。


初めて一人で乗る国際線。ワクワクもありましたが、すごく心細かったのを覚えています。


今考えると恥ずかしいですが、たった2週間なのに始めの3日間くらいはホームシックで毎晩ベッドで泣いてました。。。
だんだんと慣れてきてからは、日本とは全く違う街の様子が面白くて、海外を歩いている自分に酔いしれながら、街中を歩き回っていました。当たり前ですが、街の表記は全て英語、歩いている人も街の風景も空気も日本とは全く違って、「こんなに日本とは違う国があるんだ。」「ここで別の言葉を使って生きている人達がいるんだ。」と衝撃を受け、もっと色んな国を見てみたい!と思うようになりました。

海外にハマるキッカケになった留学経験

両親からの反対「何で留学に行きたいの?」

カナダ・バンクーバーでの留学を終え、今度はもっと長く海外に行きたい!と思うようになり、長期留学について考え始めるようになりました。私の大学にはフランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語・英語が学べる外国語学部があり、多くの学生が大学3年生で留学に行きます。私の友人もみんな留学に行くと決めていたこともあり、私も両親に「1年間留学に行きたい!」と伝えました。
いつも私がやりたいと言うことに対して基本的にはNoと言わない両親でしたが、そのときは

「何で留学に行きたいの?周りが行くからあなたも行きたいだけじゃないの?」と言われました。

図星で何も言えなくなった私に、両親は更に「その費用は誰が払うの?どれだけお金がかかるか分かってるの?大学でもまともに勉強してるように見えないし、何をしに留学に行くの?意味があるの?」と。

行きたいと言えば、長期の留学も行かせてくれるだろうと思っていた、自分の甘すぎる考えを見透かされて、うつむくことしか出来ませんでした。

当時、確かに私はとりあえず単位が取れればいいやくらいの考えで大学に行っており、得意だったはずの英語も英米学科なのにTOEIC450点という結果。サークル・バイト・飲み会に明け暮れ、勉強はテスト前に徹夜でやっているような学生でした。今考えると両親の言うことは当然だなぁと思いますが、そのときは「何で周りの友達は行けるのに、私は行かせてもらえないの!?」と思っていました。

半年間でTOEIC300点アップ、留学費70万円を貯めたら留学という契約を両親と交わす。

それでもどうしても留学に行きたかった私は、以前オーストラリアの語学学校で働いていたことのあるオーストラリア人の先生に、どうしたら費用を抑えて留学に行けるかを相談し、アドバイスをもらいながら直接語学学校とやりとりをして、ビザも自分で申請するようにしました。

留学にかかる費用が大体分かったところで、1年間は費用がかかりすぎるということ分かったので、1年間休学し、半年間はバイトをしてお金を貯め、半年間留学に行こうと考えました。

英語の勉強をちゃんとするという本気度も見せないと両親は納得してくれないと思ったので、「留学に行くまでにTOEIC300点アップ、留学費70万円を貯めたら留学に行かせて下さい。」という契約書を書いて親に提出。そこまで言うんだったら…。ということで承諾を得ました。

無事達成し、念願の長期留学へ!

休学期間が始まってからは、毎日朝から昼まで英語の勉強。昼から夜まではバイト。帰ってきてから寝るまで勉強を繰り返す日々。流されやすい私は、周りの友達にも「こうゆう事情でしばらくは遊べないです。」と宣言して、SNSも見ないようにしていました。それまでは毎日遊びまくっていたので、バイト先と家の往復を繰り返すだけの日々に、爆発しそうになるときもありましたが、「絶対に留学に行ってやる!」という意地でやりきることが出来ました。

その甲斐あって、なんとか半年間でTOEICはギリギリ750点を突破、貯金も70万貯めることが出来、念願の留学を勝ち取りました!
今思うと、親も最初から行かせてくれるつもりだったけど、私のそんな性格を知ってやらせてくれたのかなとも思います。
そこから急ピッチで準備を始め、無事オーストラリアへ旅立ちました。

海外で出来た初めての親友

365日中300日が晴れと言われている、オーストラリアのゴールドコーストを留学先に決め、胸踊らせて空港に到着。しかし、最初の一週間ほどはまさかの毎日雨。思っていたよりも寒く、私は留学前にこじらせていたマイコプラズマ肺炎もあり、早速体調を崩し、また始めの3日間ほどはホームシックで夜になるとベッドで泣いていました。。。

なんとか体調は良くなり、語学学校へ到着。勉強の甲斐あってクラスはIntermidiate(中級クラス)になり、カナダのときよりも多国籍なクラスメイトに囲まれて勉強をすることが出来ました。

最初のクラス分けテスト(私の場合はリーディング、文法、リスニング、スピーキングのテストで1時間ほど)で下の方のクラスになると、あまり多国籍でなかったりするので、少しでもいいので留学前に勉強していくことをおすすめします!

クラスメイトの中でも特に仲良くなったのがRafaelaというブラジル人の女の子。彼女は私より一週間あとに入学してきたのですが、彼女の入学初日に彼女のハッピーオーラに惹かれ、絶対に友達になりたい!と思ったので、勇気を出して「笑顔がとっても素敵だね!ハグしてもいい?」と話しかけ、それから仲良くなりました。(今考えるといきなりよくそんなこと言えたなって思います。若いって素晴らしい。)

それからはほぼ毎日彼女と過ごし、本当に文字通り一緒に笑ったり泣いたり。恋バナもたくさんしました。

Rafaelaと。いつもこんな感じて笑い合ってました。

彼女とはそれ以降もずっと連絡を取り合っており、ワーホリに行ったときに8年ぶりの再会を果たしたのですが、お互い号泣。彼女の結婚式にも呼んでくれ、妊娠の報告も1番にくれました。あのとき勇気を出して声をかけて本当に良かったなぁと思います。

人との出会いで留学は何倍も楽しくなるので、仲良くなりたいなって思った人には積極的に話しかけてみることをおすすめします。みんな英語を勉強したくて、母国を離れて留学にきているので、話しかけられたら絶対嬉しいはず!

海外で初めてのシェアハウス

オーストラリアではホームスステイは始めの一ヶ月間だけだったので、その後は自分で家を探さなくてはいけませんでした。
一般的に留学生で多いのはホームステイかシェアハウスだと思います。日本のように、アパートを借りて、一人で住むというのはなかなかないです。シェアハウスの部屋には一般的な家具(勉強机、ベッド、クローゼット)は設置されており、食器や調理器具なども用意されているので、自分用のシャンプー・リンス・ボディソープ・歯ブラシさえあれば生活を始めることが出来ます。

※枕や洗剤・柔軟剤は持参必要な場合もあり。私は枕カバーは他の人が使っているのは嫌だったので、自分のを使っていました。

また、シェアハウスの中にも
・マスタールーム(部屋の中にトイレ・風呂がある)
・オウンルーム(一人部屋でトイレ・お風呂はシェア)
・シェアルーム(部屋を2人か3人でシェア)
といった種類があり、家賃はマスタールームが1番高いです。

家を探すのは、日豪プレスという日本人向けの日本語の情報サイトや、Gumtree・Flatmateという現地の人もつかう英語のサイトに空き部屋情報が載っているので、そこで探して内覧に行く流れになります。

日豪プレスは日本人向けなので、必然的に一緒に住む人も日本人が多くなります。私は出来るだけ英語環境に身を置きたかったので、GumtreeかFlatmateで家を探すようにしていました。良さそうな家があったらサイトからメッセージを送って、Inspection(内覧)の日程を決めます。サイトに載っている写真は結構前のものだったり、キレイにしているときの写真だったりするので、内覧で実際行くと全然違うじゃん。。。なんてこともよくあります。

何人住んでいるか、トイレやお風呂は何個あるかも、サイトに載っている情報と違うときもあるので、ちゃんと確認することをおすすめします。

私が思うオーストラリアでの内覧の際に確認した方がいいこと

  1. 住人の人数。
    (オーナーがお金欲しいから、サイトには載せてないけど格安でリビングに人を住まわせてたりもします。)
  2. 住人の国籍。※国籍がかたまっていると、母国語ばかりで話されて距離を感じる。。なんてこともあるので、一応確認したほうがいいと思います。
  3. トイレ・お風呂の数とそれぞれ何人でシェアするのか。男女一緒か。
  4. 日用品(トイレットペーパーや食器用洗剤、スポンジ)はオーナーが支給してくれるのか、住人で買って費用を分けるのか。
  5. Minimum Stay(最低住まなきゃいけない期間※あるところと無いところがあります)はどのくらいか。
  6. 退去の場合はどのくらい前に連絡すればいいか。

サイトにも記載はされていますが、これらは再度オーナーにしっかりと確認したほうがいいです。

私は3件ほど内覧に行って、最終的にオーストラリア人のおじいちゃんが住んでいる一軒家におじいちゃんと2人で住むことにしました。(正確にはおじいちゃんは庭にあるバンで生活していたので家には私一人でした。)

一緒に住んでいたSimon。キッシュが得意で良く作ってくれました。

はじめはおじいちゃんとはいえ、男の人と2人で大丈夫かな。。。と思いましたが、毎週日曜には一緒にご飯を作ったり、クリスマスには一緒にツリーを作ったり、楽しく平和に過ごすことが出来ました!

家はかなり重要なので、ちゃんと内覧に行って、住んでる人や家の様子をしっかり確認してから決めることをおすすめします。

一緒にしたクリスマスデコレーション

海外で初めてのアルバイト

オーストラリアでは学生ビザでも1週間に20時間までなら働くことが出来るので、生活費を自分で払うために、ホームステイを出た後はバイトを探すことにしました。

バイトは日本食レストランなどの求人情報は日豪プレス、現地のカフェやレストラン、その他様々な職種の求人情報はGumtree、Seek、Indeedなどに載っています。オーストラリアは物価が高い代わりに賃金も高く、最低賃金は現在24ドル(日本円で約1,900円)ほどです!(私が行ってたときは20ドルくらいだった記憶です。)

しかし、なかなか現地のレストランなどでバイトを見つけるのは難しく、多くの友達が日本食やアジア系のレストランでバイトをしていました。

私も当時は完全英語環境で働くのは難しそう。。。と思い、日豪プレスで仕事を探し、他より給料が高めだった、老舗日本食レストランに面接に行きました。
日本人のオーナーと英語で面接をし、その場で採用!時給は19ドルでした。そのレストランには目の前で寿司を握ってくれる板前さんもおり、リアルな日本食が食べられるとゴールドコーストでも人気のお店で、お客さんはオーストラリア人がほとんどとのことでした。

絶品の刺し身

料理運びから始まり、次第にオーダーをとったり、料理の説明をしたりするようになったのですが、Aussie English(オーストラリア訛りの英語)を聞き取るのが本当に難しい。。。始めは何言ってるのか分からず、何回も聞いて、呆れられることもありました。オーダー聞きに行くの嫌だなぁと、気が重かったのですが、これもネイティブの英語を聞くいい機会!と切り替えて、積極的に聞きに行くようにしていました。オーストラリアの人達は基本的に優しいので、ゆっくり話してくれたり、伝えようとしてくれます。

あとは、日本食の説明をするのもいい経験になりました。茶碗蒸しってどんな食べ物だと説明すればいいか?すき焼きの食べ方をどのように説明すればいいか?わさびってどんな味って説明すればいいかなど、学校では習わない、けど今後外国人の友達が日本に遊びに来てくれたときなどにも、役に立ちそうな英語を学ぶことが出来ました。

最後のバイトの日に

海外で初めてのバックパッカー

半年間の留学を終えた後、せっかくならゴールドコースト以外の場所も見てみたいと思い、スーツケースは日本に送り、バックパック一つで2週間ほど、一人でオーストラリアの行きたかった場所を回ることにしました。

友だちに会いにメルボルンに行き、その後エアーズロックを見に行き、グレートバリアリーフでスキューバダイビング、最後にケアンズでスカイダイビングをして帰国というプラン。

そのときにはじめてホステルやゲストハウスに泊まる経験もしました。最初みたときは、こんなとこで寝れるのかな。。。シャワー汚っ!と思ってましたが、すぐ慣れました。同じ部屋になった人達と、オススメの場所を教え合ったり、一緒にご飯を作って食べたり、なんだかんだかなり楽しみました。

一人で回ると寂しいときもありますが、そんなホステルでの出会や、エアーズロックでみた人生一の星空に感動して、やっぱり来てよかったと思えました。人生で初めてのスカイダイビングも、飛ぶ前は緊張で心臓飛び出そうでしたが、飛び降りてしまえば、最高の景色が待っていました。。。これでハマってもう一度スカイダイビングをしたほど。

留学で学んだこと

この留学を経験して、人間やってみようと思えば案外何でも出来るということが分かりました。この経験で、なにかに挑戦するというハードルがぐっと下がり、翌年にはフルマラソンを走り、更に翌年には日本一高いバンジージャンプにも挑戦しました。何かやりたいと思ったとき、当然色々考えて迷うと思います。でもやってみたら案外出来ます。やらなくて、やってみたらどんな人生だったんだろうと考えるより、やって失敗したけど、まぁなんとかなるかくらいのほうがその後上手くいくと思います

あと、この留学のあとに再度オーストラリアに1年間行って実感しましたが、やっぱり若ければ若いほど、何でも挑戦しやすいし、友達も出来やすいです。なので、出来るのであれば学生時代に留学に行くことをおすすめします!

あおい

あおい

愛知県立大学 外国語学部 英米学科 卒

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