法学部はやめとけ?!早稲田大学法学部生の本音大特集!

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こんにちは!早稲田大学法学部3年のユイカです!

高校生の皆さんの中には、法学部に入りたい!と思っている人もいるでしょう。

弁護士や検察官などの法曹を志望する人は、法学部一択でしょう。

法曹を目指している訳ではないけど、法律に興味があるという理由で法学部を選ぶ人もいるのではないでしょうか。

しかし!皆さん注意してください!!

噂で聞いたことがあるかもしれませんが、法学部は実は理系学部並みに大変な学部なんです、、

これを知らないと、大学に入ってから後悔するかもしれません。

今回は、司法試験を受けない法学部生の本音を赤裸々に公開します(笑)

ほとんどの大学に法学部は設置されていると思いますが、この記事では私が通っている早稲田大学の法学部に焦点を当てて解説していきます。

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早稲田大学法学部とは?

早稲田大学法学部の人数は?

早稲田大学法学部には、2022年度5月1日時点で、3,160人が在籍しています!

1学年およそ800人です。1学年800人って多すぎますよね。私も初めて知った時に驚きました(笑)

しかし、表からわかるのですが、法学部は文系学部の中では特別人数が多い訳ではないようです。

法学部よりも、教育学部、政治経済学部、政治経済学部、文化構想学部の方が人数は多いです!

早稲田大学法学部の男女比は?

2022年度5月1日時点で、男性1,955人、女性1,205人男女比は約6:4です!

女性が少ない印象を持たれがちですが、全体の4割は女性です。意外と多いですよね!

さらに、女の子は比較的対面授業に参加している人が多い印象なので、体感としては授業の男女比は5:5です(笑)

ちなみに、早稲田大学の理系学部の男女比は約8:2です。女性が多いことで有名(?)な文化構想学部の男女比は約4:6です!

同性が少ないから友達が出来にくいかも、もしくは異性が少ないから出会いがないのでは、と懸念する人もいるでしょう。

しかし!母数を思い出してください。1学年は1,000人弱です!そう考えると、出会える人の数は、これまでのコミュニティの中でも最大でしょう。

ただし、学年・学部の人数が多いがゆえに、自分からコミュニティに入ったり、授業で会った人に話しかけたりしないといけません。

勇気がいるかもしれませんが、これさえ出来れば、友達100人も夢ではありません!

早稲田大学法学部では何が学べる?

早稲田大学で学べる事①法律主専攻

早稲田大学法学部では、憲法、民法、刑法等の法律の基本専門科目を中心とし、発展的な応用力へと繋げる「法律主専攻」を学ぶことができます。

法律主専攻の分野は、司法・法律専門職、企業・渉外法務、国際・公共政策の3つの分野に分かれています。

1. 司法・法律専門職

法曹(裁判官、検察官、弁護士)やその他の法律専門職を目指す学生のための履修モデルです。

2. 企業・渉外法務

企業に入って法律の知識を活かし、国内外で活躍したいと考える学生のための履修モデルです。

3. 国際・公共政策

外交官、国際公務員、国家公務員、地方公務員、ジャーナリスト等を志す学生のための履修モデルです。

学科が分かれているという訳ではなく、あくまで履修モデルに沿って自分で好きなように時間割を組めるのです。

憲法や民法、刑法は必修のため、全員が受講します。大学1年の時は、既に教授も決まっていますが、2年からは自分で選ぶことができます。

入学したての頃は、皆んな有名な教授に教えて貰いたい!という意識の高さを見せるのですが、大学1年の秋からは違います(笑)

頑張って情報を集めて、教授が優しく、単位を取りやすい授業を選ぶようになるのです(笑)

それくらい法律科目は単位が取りづらい!定期試験が難しいのです、、頑張って勉強しても単位を落としてしまうこともあります。もちろん勉強しないと落とします。

私は、入学当時は外務省に興味があったので、国際・公共政策関連の授業を選んで取りました。

しかし、あまりの難易度の高さに驚愕し、そこで進路について考え直しました(笑)

自分の興味関心に合わせて履修を組むことができるので、入学してからも、簡単に進路変更ができるのが早稲田大学法学部の強みです!

早稲田大学法学部で学べる事 ②副専攻

政治、経済、経営、文化等、法律以外の幅広い分野への見識を深める「副専攻」を選ぶこともできます。

諸外国の地域研究や、言語情報研究、政治学研究等が副専攻に含まれます。

これらの授業は、大学2年以上が取ることができる場合がほとんどです。

私は、教養系の授業を取りたいと考えていましたが、この副専攻関連の授業は一度も取りませんでした。

なぜなら、法律主専攻に含まれる「一般教養科目」「共通科目」の中に、教養系の科目が沢山あるからです!

他学部の授業やGECが開講している全学部生が取ることが出来る授業も、これらの一般教養科目、共通科目として単位に参入される場合があります。

個人的には、法律主専攻の中の一般教養科目や共通科目は「広く浅く」、副専攻の中の科目は「狭く深く」学べるというイメージですね。

気になる人は、副専攻についてもっと調べてみてください!

早稲田大学法学部で学べる事 ③外国語

早稲田大学法学部では、学部生全員が、2年間英語と第二外国語を学ぶことになります。

卒業までに「英語10単位+第二外国語8単位」もしくは「英語8単位+第二外国語10単位」を取得する必要があります。

このコースの選択は、入学前に行います。

「英語」

英語を10単位にした場合、学生4人に対してチューターが1人つく、Tutorial Englishを受講することになります。

私は、英語10単位を選択しました!

よって、実際にTutorial Englishを受講しましたが、まるで、語学学校の少人数授業を受けているような感覚でした。

これを続けたら英語が話せるようになるだろうな、と感じましたね。。

単位を取るためにレベル分けテストは手を抜き、初級クラスに行く人もいました(笑)

しかし、受講料がかかるので、英語力を伸ばしたいのであれば上のクラスに行くのが良いでしょう!

「第二外国語」

第二外国語は、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、朝鮮語の中から選ぶことができます。

英語と第二外国語には、比較的少人数のクラスがあり、そのクラスメートと1年間一緒に授業を受けます。どの授業を取るかは選べません。

しかし、大学2年になると、法律必修と同じように自分で語学の授業を選ぶことができます!

人気は中国語です。マスター出来たら海外でも活躍できますね!

ドイツ語、ロシア語を履修している人は、筆者の周りにはあまりいませんでした。

私はただフランス旅行に行きたいという理由で、フランス語を選択しましたが、文法も発音も難易度は高かったです(笑)

韓国語は元々趣味で勉強していたので、第三外国語として取っていましたが、女性の割合がかなり高いみたいです!文法的には日本語とかなり近いので、学びやすく簡単な言語です。語学以外にも力を入れたい人や、韓国の文化について知りたい人にはオススメです!

法学部のここがキツイ!

冒頭で少しお話ししましたが、残念ながら法学部を選んで後悔している人も沢山いるのです。

それはなぜでしょうか?

多くの法学部生が嘆いている理由についてご紹介していきます!

定期試験が難しすぎる

大学生になったら、中高で嫌になる程行って来た定期試験からやっと解放される〜!と思ったそこのあなた!

法学部では、中高の定期試験よりもはるかに難しい試験が、学期末にあります。

他学部は、出席やレポートの提出で単位が来る場合が多いにも関わらず、法学部の法律試験は論述試験が科されるのです。

試験前日に詰め込んでいくような試験対策では、単位は落としてしまいます

約1ヶ月かけて、過去問を解きながら勉強するのが一般的です。試験前の時期は、バイトを休んで図書館に籠る人もいるほどです。

一生懸命対策したとしても、与えられた問いに対して6割以上の解答が出来ないと単位は来ません(泣)

ただし、オンライン型の試験だったり、テキストやレジュメ持ち込み可の試験の場合もあり、その場合は暗記の時間が省けるので良いです!

法学部生は、履修登録が命とも言えます。

「webシラバス」はもちろん、早稲田生の味方である「マイルストーン」という雑誌を使い、授業の評価や試験形態を必ず確認してください!

毎年同じような問題が出ている、という噂があるような授業もあるので、人脈をフル活用して情報をキャッチしていきましょう。

難しい試験でも、上手く切り抜けていくことが求められるのが法学部です!

試験がぶっつけ本番!

法学部の法律科目の評価は、試験100%のことが多いのです!

どういうことかと言うと、毎回ちゃんと出席して授業を聞いていたとしても、試験で上手くパフォーム出来なければ単位を落としてしまうということです。

毎回出て試験対策をした人が単位を落とし、授業に一切出ない人が単位を取っていく、なんてこともあります。

ただ、相対評価ではなく絶対評価で、6割以上正答であれば、単位は貰えます

一発勝負というのが、大学1年の頃はヒヤヒヤしました、、、

ただ、要領を掴むと授業に出なくとも、参考書で試験の前に学習をするという方法で単位を取れるようにもなります(笑)

中には、法律科目であっても、出席30%試験70%だったり、試験が2回あったり、試験の代わりにレポートだったりという科目もあるのでそれを狙いにいくというのも手です。

一発勝負は運要素もあり、やや怖いですが、合っている人には合っているかもしれないですね!

レポートの場合も重い!?

法学部の法律科目の中には、試験ではなくレポートで評価する授業もたまにあります!

ただし、それも他学部のレポートと比べて字数が多くて難易度も高いんですよね(笑)

一般的に2,000字のところ、8,000字だったり、4,000字レポートを2つだったりと重めです。

でも、試験の場合も過去問で実際に事例問題を解いてみて解答を作ると、文字数としてはかなりの文量です!

何年分も過去問をするとしたら、合計10,000字〜20,000字分となったりも。

なので、レポートの方が私は楽だと感じます

試験と違って文献も参照できるし、時間にもゆとりがありますしね。

ただし、コロナも落ち着き、レポートで最終評価をする授業は減って来ているので、見つけるのが大変かもしれません。

もしレポート授業を取りたい!という気持ちがあるのであれば、粘り強く科目登録をしましょう(笑)

余談ですが、私は科目登録に命を懸けています。対面授業と対面試験をできる限り避けたいので、、笑

早稲田外国語学部と呼ばれる程の語学の多さ

なんと、大学1年の頃の早稲田大学法学部生は、自分が外国語学部に来たのではないかと錯覚するのです。

なぜなら、語学が重い

週に英語2〜3日と第二外国語2日あるので、日にちを被せずに履修するとしたら毎日語学があります。

しかも、そのレベルが高い!

法学徒の本分は法律のはずなのに、語学の授業には予習や課題が付きもので、試験の難易度も高い授業が多いです。

もちろん語学以外に、法律科目もしっかりとあるので、想像以上に勉強漬けの毎日となるでしょう。

ただし、手の抜き方を覚えれば、試験期間以外はそこまで大変ではないのでご安心ください(笑)

法律科目、言語以外の学びが薄い

先ほどからお話ししているように、早稲田大学法学部は法律科目と外国語科目が重いです。

難易度が高いだけではなく、卒業に必要な単位数の中の法律科目や言語科目が占める割合が高いのです!

法学部は、法学部が卒業に必要な単位数136単位で、その中で法律科目が82単位、外国語科目が18単位なので、なんと75%を占めています!

教養も学べると思ったものの、これらの科目で時間割が埋まってしまったので、あまり学べませんでした。

また、重要な法律科目と授業時間が被ってしまうがゆえに他の取りたい授業が取れなかったり、法律科目や語学が重くてなるべく楽な授業を選んだ結果あまり興味を持てなかったり、なんてこともありました。

法学部のここが最高!

授業の出席は必要なし!

法学部はキツいというお話を沢山したと思いますが、法学部ならではの良さも実はあるんです。

私が法学部、最高!と思う理由No.1は、授業の出席が必須でないということです!

良くも悪くも、試験一発勝負ということですね。

大学生になったら、キラキラのキャンパスライフを送るから当たり前に登校する!と考えている人もいるかもしれません。

しかし、毎日登校するのって結構疲れるものです(笑) 毎日違う服を選ばなきゃいけないし、電車は混んでるし、授業中は眠たいし、やりたい事は沢山出てくるし。

もちろん対面で授業を聞いてコツコツ勉強した方が単位は確実ですが、教授が提示して下さっている参考書や、教授自らが執筆された参考書で勉強をしても試験の対策はかなりできます

私は、平日は長期インターンをしたり、友人と遊んだりしていて、試験1ヶ月前あたりから参考書で試験勉強をするという方法をとっていましたね(笑)

法学部は、試験になると急に人が増えると言われているように、普段は授業に顔を出さない人は本当に多いです笑

ただし、試験の出題範囲等は授業からしか仕入れられない場合もあるので、注意が必要です!

授業に行くにしろ行かないにしろ、試験前の過去問対策は必須です!そこで、試験傾向を掴み、参考書等も有効活用しながら自分だけの解答を作り、試験に備えましょう。

がっつりと語学を学べる!

早稲田大学外国語学部である早稲法ですが、語学を学びたい人には最適です!

私は、語学が好きで、第三外国語として朝鮮語の授業も履修していました。

たしかに試験の難易度が高い授業は大変でしたが、そこまで難しくない授業ももちろんありました。

また、語学の授業は比較的少人数かつコミュニケーションを多く取るスタイルなので、友達ができやすいです教室の雰囲気も和気藹々としていて、良かったです。

法律に加えて語学もちゃんと学びたい人や、授業で友人を作りたい人には、語学授業の多さも嬉しいポイントです!

レベルの高い法律知識が身に付く

重い法律科目ですが、単位を取れるレベルまで学習するとかなり高度な法律知識が身に付きます

授業の質も高く、試験のための勉強も濃くなると思うので、どの学部よりも勉強している実感は得られやすい学部だと言えます。

法学部の私たちは、学費を無駄にしていない、と他学部の友人らに胸を張ることができます(笑)

法曹志望であればもちろん、そうでない人でも、学びが身になるといえるでしょう。

繋がりの強いコミュニティができる

法学部は、他学部と比べて学部内の繋がりが強いです!

試験のために協力し合うからです。

早稲田大学には、法律サークルが存在していて、そこに所属している法学部生も多いです。そこでは、週に1回の法律レクチャーや、試験前の過去問共有等が行われています。活動の後には、皆んなでご飯を食べに行くこともあるそうです。

受験は団体戦!と言われるように、法学部では期末試験も団体戦!という考えが浸透しています(笑)

そういった雰囲気が友人の作りやすさにも繋がっていますね。

結局、法学部はどんな人に向いているの?

法学部はこんな人に向いてる!

法律をちゃんと学びたい人

法学部は名前の通り、「法律」を学ぶ学部です。

司法試験に合格した法律のプロフェッショナルである教授の方々が、独自のレジュメでわかりやすく講義してくださります。

元々法律に興味関心がある人は、授業の中身の濃さに感動するでしょう。

単位が来るレベルまで勉強すれば、法律の基礎はもちろん、応用まで身に付きます。

早稲田大学法学部の試験は本当に難しいと聞いたことがあり、司法試験に合格した人であってもわからないこともあるそう・・・通りで試験勉強が大変な訳です。

法曹志望者はもちろん、法律を学ぶ意欲がある人に向いていると言えます!

法律以外に、語学にも力を入れたい人

法律にも興味があるけど、英語や他の言語を話せるようにもなりたい!という人には、早稲田大学法学部が最適です!

2つを柱として、カリキュラムが組まれているため、充分に学習できます。また、それでも足りない人は任意で他学部設置やGECの外国語科目を履修することもできます。

やる気次第で、外国語も身につけることができるのです!

平日に時間が欲しい人

法学部は、出席がない授業が多いため、平日にゆっくりしたい、もしくは他の事をしたい、という人にお勧めです!

ただし、あまり授業に出ずに試験直前に詰め込もうとすると失敗してしまうことも往々にしてあります。

自分に合ったペースを考えながら、難易度の高い法学部の授業も上手くこなしていきましょう!

こんな人には、法学部は向いていないかも・・・

法律に興味関心がない人

法律に抵抗意識がある人や、他にもっと興味がある学問がある人にはおすすめしません。

授業は他学部と比べて重めなので、本当にやる気がないと苦痛に感じてしまいます。

入ってからは簡単には変えられないので、本当に法律を勉強したいのかを今一度考えてみてください!

試験が大変で転部を考えたとしても、GPAという点数式の評定が良くないと転部もできません。(どのように転部が認められるのか具体的にはわかりませんが、法学部は他学部の学生のGPAよりも低くなることが一般的です。)

勉強よりも遊びを重視したい人

大学は人生の長期休み!遊びまくるぞ!という人には、法学部はあまり向いていないでしょう。

試験期間以外は比較的自由なので、自己管理ができる人は他学部の人と同じように遊べます!

しかし、問題なのは「試験期間の学習量」です。

下手すれば、試験1ヶ月前は大学受験と同じくらいの勉強量を確保する必要が出てくるかもしれません。

それを覚悟で法学部を選びましょう。

語学が苦手な人

これは、早稲田大学限定の話かもしれませんが、語学が想像以上に重いです!

もし学習したくない場合は、英語や第二外国語の履修が必須でない学部を選びましょう。

もしくは、他学部は主専攻の学習が法律に比べて大変ではないかもしれないので、そのような学部を選ぶと、語学が苦手でも苦労なくやっていけるでしょう。

1人で勉強したい人

法学部では、試験情報を入手するため、過去問の答え合わせをする友人が必ず一人はいた方がいいです!

一人で勉強をしようとすると、かえって失敗してしまうことが大いにあります。

よって、あまり人と関らずに黙々と勉強したい人にはあまりお勧めできません。

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まとめ

ここまで法学部について様々なことを述べてきましたが、結論として法学部が向いているかどうかは「あなたの性格や興味」次第です!

私は、法学部は大変と言いつつ、もう一度選べるとしても法学部を選ぶ気がします(笑)なんだかんだ自分の学部には、愛着が湧きます。

この記事をぜひ学部選びの参考にしていただければと思います。

ユイカ

ユイカ

早稲田大学 法学部

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