高校生のうちに読んでほしい!モチベが上がる新書&エッセイ、そして心に響く小説たち

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やっほー!だにだよ。

高校生になってから忙しくてなかなか図書館とか行かなくなったなーって人も多いんじゃないでしょうか。

私も高校時代はなかなか本を読むまとまった時間がとれてなかったな。

それでも!進路など、色々可能性が満ち溢れている高校生に読んでほしい新書・エッセイや、素敵な感性を持っている高校生だからより楽しめる小説がたくさんあるのも事実!

今回は読書大好きなだにが、「高校生の頃に読んでよかった」あるいは「読んでおきたかった!」と思ったおすすめ本を「エッセイ・新書」「小説」2つのセクションに分けてご紹介します!

「大学生活に向けて準備を進めたい」「今の環境でできることを探したい」「自分の考えをもっと広げたい」「素敵なストーリーに浸りたい」――そんな気持ちがある方におすすめなラインナップとなっております。ぜひ最後まで読んでください!

この記事がおすすめな人

  • なかなか面白い本に出合えない高校生
  • 今の現状に満足していない、今後の進路に悩む高校生
  • 高校生向けに本をプレゼントしてあげたい大人の方
  • 本が好きな高校生
  • 最近本を読めていない高校生
  • 暇を持て余している大学生

【筆者の紹介】

ペンネーム:だにえる(一人称たまにだにになります。)

学校:立教大学経営学部国際経営学科

学年:1年生(2024年現在)

受検方式:一般受験(英検利用)

サークル:軽音系サークル、ベリーダンスサークル

第1章:モチベが上がる新書・エッセイ本

①『大学活用法』 著:岩波書店編集部(岩波ジュニア新書)

大学活用法 (岩波ジュニア新書 357) | 岩波書店編集部 |本 | 通販 | Amazon


<あらすじ>
色々な業界で活躍している14人の大人たちが、自分たちの大学生活を振り返って高校生、大学生にアドバイスを伝えてくれる一冊です。

大学って高校とどう違うの?大学生活って何をすればいいの?「大学」というシステム、環境をそう使いこなせばよいかが描かれています。

授業や研究の活用方法、サークル活動や人間関係の築き方、さらには将来の進路につながる行動についてまでカバー。

良い成績をとった人が必ずしも優秀な学生とは限らない、偏差値の高い大学に入ったら安心というわけでもない。大学の4年間でどう過ごすか。

これから大学生活を迎える高校生にとって、夢を膨らませるだけでなく、現実的な準備の参考にもなります。「大学生になったら…」という漠然とした不安や期待を形にしたい人におすすめです。

<おすすめな人>

・大学生活のイメージがわかない人

・大学選びに悩んでいる高校生

・大学生活こんなはずじゃなかったのに、、、と改めて大学生活をたてなおしたい大学生

<読んだ感想>

大学1年生の夏休み、「これから大学でどうすごしていこうか」と考えていた時期にこの本を手に取りました。

この本には各業界のスペシャリストたちが大学でどう過ごしていたかが書いてあります。読んでわかったのが、どの業界の人も、一流と呼ばれる人は共通して「大学という環境を能動的に使いこなしている」 ということ。

というのも、ただ出された課題をこなしたり、機会が与えられるのを待っているのではなく、「自分はこうしたい」「自分はこれがやりたい」と思ったらそれに一直線で、やりたいことのために大学のシステムや教授などを使う!といった姿勢の人ばかりだったんです。

「このままだと両親がせっかく高い学費を払って大学に通わせてくれているのに、その恩恵を享受しきれず大学生活を終えてしまう!」と意識を入れ替えるきっかけになったと思います。

もしこの本を高校生のうちに読んでいたら、大学受験のモチベもっとぶちあがってただろうなあと思ったので高校生の皆さんにもお勧めします。

②『じぶんリセット:つまらない大人にならないために』 著:小山薫堂(河出書房新社)

Amazon.co.jp: じぶんリセット: つまらない大人にならないために (14歳の世渡り術) : 小山 薫堂: 本


• あらすじ

日本の放送作家・ラジオパーソナリティーなどとして活躍されている、小山薫堂さんの本です。小山さんは、映画「おくりびと」の脚本を担当されています。


この本には、平凡な毎日をちょっとでも面白くする方法、思考法のようなものがたくさん載せられています。思い込みをやめて普段とは違うことをしてみようぜ。というのが「自分リセット」です。

新しい挑戦をしたいけれど、どう一歩を踏み出せばいいかわからない。そんなときに力をくれる本です。

「なんだか自分がわからなくなっちゃった。」

「自分は本来こういう人間なのに….」

といったいわゆるスランプを抱えている人に刺さる一冊だと思います。

具体的な行動例や考え方が豊富で、現状を変えたいと感じている高校生にも実践しやすい内容になっています。

<おすすめの人>

・今の現状に満足していない人

・最近やる気が起きない人、何も楽しいと感じない人、スランプな人

・今の生活をもっと楽しくしたい人

<読んだ感想>

この本を読んだのも先ほどと同じく大学1年生の夏休み。大学で3か月過ごしてみて、「あーなんかやることなすこと全部上手くいかないなー」って思っていた時期でした。

色々挑戦したし、良かれと思ってやったことが余計なお世話になっちゃったり、もうなにも上手くいってなかったんです。

何もやる気が起きなくて、家から出られなくて。

そんな時にこの本に出合いました。

あとがきに「やる気が湧かなかったり、何をやっても楽しいと感じないのなら、それはバケツが満杯になっている証拠、じぶんリセットのサインです」という小山さんの一言があるのですが、それが特に当時の私にはすごく響きました。

大学という新しい環境に入っても、それまでの生き方・やり方で頑張ろうとしていた私にとって、その時が自分リセットの機会だったんですね。

たくさん教訓が載せられていて、1周じゃちゃんと読み切れなかったので、2周読みました。

③『しれっと逃げ出すための本』 著:ヨシダナギ(PHP研究所)

しれっと逃げ出すための本。 (YA心の友だちシリーズ) | ヨシダナギ |本 | 通販 | Amazon
<あらすじ>

アフリカをこよなく愛するフォトグラファーのヨシダナギさんの本です。
人間関係やプレッシャーに押しつぶされそうなとき、「逃げる」という選択肢を肯定的に捉える1冊です。

普段暮らしていて、「逃げる」「あきらめる」ことについて、すごく大罪のように言われたり、思ったりしてしまうこともあると思います。

でも、時には自分を守るため、自分の新しい道を見つけるためにも大切な手段にもなりえます。

「嫌なことから逃げ続けて、稼いだお金のほとんどをアフリカに行く航空券に使っていた」というヨシダナギさん本人の半生を振り返りながら、ナギさんならではのユニークな視点と軽快な語り口で、「自分を守るために逃げる技術」を教えてくれます。

思い詰めすぎず、もっと自由に生きたいと感じている高校生にぜひ手に取ってほしい本です。

<この本がおすすめな人>

・将来に漠然とした不安を抱えている人

・人ができることが自分にできなくて悩んでいる人

・進路に悩んでいる人

<読んだ感想>

もうそろそろ察しがついたかもしれませんが、これもまた自分の人生を悲観していた大学1年生の夏休みに出会った本です。

多分このタイトルに惹かれたってことは当時の現状から逃げたかったんでしょうね笑

「自分のやりたいことで生きていく」「自分にできることで生きていく」というかっこいいヨシダナギさんの姿にあこがれを持ちました。

私もそうやって、自分のやりたくて得意なことで生きていく、前向きな努力をしたいと思います。

・『仕事に縛られない生き方』 著:山崎マリ(小学館)

仕事にしばられない生き方 (小学館新書 や 7-2) | ヤマザキ マリ |本 | 通販 | Amazon
<あらすじ>

「テルマエロマエ」の作者、ヤマザキマリさんのエッセイ本です。

ヴァイオリニストの母で破天荒な母を持ち、幼い頃から家庭を支え、17歳で高校を中退してイタリアに1人で渡るというすごい経歴の持ち主です。

「仕事=人生」ではない生き方を模索する1冊で、仕事や社会に縛られず、自由に生きるための考え方やエピソードがたっぷり詰まっています。

将来の働き方を考え始めた高校生が読めば、固定観念を覆す新しい視点が得られるでしょう。

<おすすめな人>

・平凡な毎日に飽き飽きしている人

・今の現状に満足がいっていない人

・テルマエロマエを知っている人

<読んだ感想>

大学1年生の秋頃読んでいた本です。

テルマエロマエという作品自体は前々から知っていたのですが、作品に作者の人生がここまで大きく反映されているとは思わなかったので驚きました。

ヤマザキさんと比べたら私はいままでずいぶんとぬくぬく生きてきたもんだなあと思わず比較してしまいます。17歳で1人、言葉も通じない国に行って、ほとんど援助もなく生きていくってすごいなあって。

この本は、どんな経験もどこかしらで活きるときがくる。だから今のうちに色々なことを経験しておきたい。と私に思わせてくれました。

第2章:高校生に読んでほしい小説

続いて2章では、高校生のうちの感性でぜひ読んでほしい。おすすめの小説4冊をご紹介します!

①『屍人荘の殺人』 著:今村昌弘(創元推理文庫

Amazon.co.jp: 屍人荘の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ (創元推理文庫) 電子書籍: 今村 昌弘: Kindleストア
<あらすじ>
田舎のペンションで起こる密室殺人事件を描いたミステリー小説。大学のサークルの合宿中、近くで開催されていた野外音楽フェスで謎のウイルスが蔓延し、人々がゾンビになってしまった。

ペンションが完全に封鎖され、外界との連絡が途絶える中で次々と起こる事件に挑む探偵たちの姿が描かれます。

トリックの斬新さと登場人物の繊細な感情表現に、きっとあなたも夢中になれること間違いなし!推理小説が初めての人にも読みやすい作品です。

※ちょっと怖いシーンや残酷なシーンもあるので、苦手な人はあんまりおすすめできないかも。。

<おすすめな人>

・推理小説、ミステリ小説が好きな人

・少し怖い物語でも耐性がある人

・登場人物が大学生な小説を読みたい人

<読んだ感想>

友達に勧められて貸してもらって読んだ本です。

私はホラーとか怖い本や映画はあんまり得意ではないのですが、それでもテンポよく進んでいくストーリーや、深まる謎・解けていく謎・登場人物たちの感情などに魅了されて一気に読んでしまいました。

ちょうどコロナで外出自粛とか、そんな時期に読んでいたので、ゾンビのようなウイルスに追い詰められていく主人公たちの気持ちがよりリアルに感じられましたね。

『ノルウェイの森』 著:村上春樹(講談社)

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<あらすじ>
1960年代の日本を舞台にした、大学生たちのお話。

物語は37歳になった主人公、ワタナベトオルが飛行機の中で「ノルウェイの森」の曲を聞いたことから始まります。それがきっかけで、彼の若かりし日々の記憶が蘇ります。

大学生だったワタナベは、かつて親友だったキズキの自殺をきっかけに、キズキの恋人であった直子と再会。二人はキズキの死という共通の傷を抱えながら心を通わせますが、直子は心の病に苦しみ、療養所での生活を選びます。彼女の不安定な状態は、二人の関係をさらに複雑にしていきます。

一方で、ワタナベは大学生活を送りながら、新たな出会いをしてしまう。。。

<おすすめな人>

・村上春樹作品が好きな人、あるいは名前は知ってるけど読んだことなくて気になってるそこの君

・60年代、70年代の雰囲気や大学生活の描写を味わいたい人

・静かで文学的な雰囲気の小説を読みたい人

・「生や死」「愛と喪失」「孤独と再生」などちょっと重め深めなテーマに興味がある人

<読んだ感想>

少し複雑で、衝撃的な描写があったりもするので好き嫌いが分かれる小説ですが、葛藤や人間の欲や感情など繊細な表現がとても魅力的な1冊です。

今の私の語彙力でどう表現していいのか難しいですが、とにかく私は大好きですこの本が。

『カラフル』 著:森絵都(文春文庫)

カラフル (文春文庫 も 20-1) | 森 絵都 |本 | 通販 | Amazon
<あらすじ>
亡くなって魂だけになった主人公がチャンスをもらってとある中学3年生の男の子の体に入って生活を送ることに。それもお世辞にも良いとは言えない容姿。

一見、普通に見える家族が抱える問題や、主人公自身の変化を通して、人間の弱さや温かさに気づかされます。

優しい語り口で進むストーリーは、読後に心が温かくなる一冊です。

<おすすめな人>

・そんなに小説が得意じゃない、読んだことがない人にもおすすめ

・自分のコンプレックスをずっと悩んでいる人、それが原因でチャレンジできない人

・両親や兄弟とうまくやれない高校生

<読んだ感想>

色々な大人が中学生や高校生におすすめしていて、ずっと読んでみたった小説。大学生になってまとまった時間ができてから、ようやく読んでみたのですが、なんだか高校生の頃の悩みや思春期特有の感情を思い出せた気がします。

一見嫌なやつだなって思う人が意外とその人なりに悩んでいることや、「自分はこうだからきっとみんなからこう思われているんだろう」みたいな自分で勝手に決めつけてるせいで自分が行動できなくなっているということ。色々なことを気づかせてくれる物語です。

読みやすいので、そんなに本が得意じゃない人や、小説をがっつり読んだことがない人にもおすすめです!

『正欲』 著:朝井リョウ(新潮文庫)

Amazon.co.jp: 正欲(新潮文庫) 電子書籍: 朝井リョウ: Kindleストア
<あらすじ>

LGBTQ+とか、性的マイノリティとか、最近色々な場面で話題になりますよね。この物語は、いわゆる「マイノリティの中のマイノリティ」の人にスポットライトをあてています。「普通」や「正しさ」とは何かを問いかける、深いテーマを扱った小説です。

・「正しく」生きてきた検事の父親と不登校系YOUTUBERの息子(小学生)、息子理解を示さない夫に嫌気がさした母親

・容姿にコンプレックスを持つ文化祭実行委員の女子大学生と心を閉ざしたダンスサークル所属のイケメン大学生

・人に理解されない性的趣向を持つ若い派遣社員の女性と唯一同じ趣向を持つ中学時代の友人の男性

それぞれの世界を行ったり来たりする構成で描かれています。

多様性や他者との違いについて考えさせられる内容で、読む人によって受け取るメッセージが異なると思います。自分と向き合い、社会について考えるきっかけになる一冊です。

<おすすめな人>

・話題になった、高評価な作品が気になる人

・性的マイノリティ、LGBTQ、それをとりまく社会問題などに興味関心がある人

・「普通」や「正しさ」に疑問を持つ人

<読んだ感想>

色々な立場の人、色々な考え方の人、色々な趣向を持つ人、、、

それぞれの個性を持ち合わせた登場人物たち、それぞれの視点が行ったり来たりして進んでいくストーリーです。最近なにかと「多様性」といった言葉を聞きますが、マイノリティといわれる人たちの中でもマイノリティな人たちが描かれています。世の中には本当に色々な人がいて、「正しい」という基準も人それぞれ本当に違うんだなあと改めて実感しました。

自分の考える「普通」も、「正しさ」も、絶対的なものではないのかも。なんて思うきっかけになりました。

まとめ:高校生だからこそ得られる本の魅力

高校生活は、人生の中でも特に多感で刺激的な時期。

個人的に、大学生になった今より高校生だった時の方がよりダイレクトに物事を捉える繊細な感性があったような気がします。

ここで紹介した新書やエッセイは、自分を支えてくれる道標になり、小説はさまざまな人生や感情を疑似体験させてくれる「旅」のような存在です。

気になる本があれば、ぜひ手に取ってみてください。これからの人生をより豊かにするためのヒントや、心を動かす素晴らしい体験が待っているはずです!

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ついでにyoutubeの方もよかったら覗いてみてね。

ばいばーい。

https://youtu.be/gXDtTmwtW68

だに

だに

立教大学 経営学部 国際経営学科

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