【大学受験】出願大学の決め方と受験日程の組み方

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こんにちは、慶應義塾大学のごま塩です!今回は出願する大学の決め方と受験スケジュールの立て方について解説します。そろそろ志望校を絞って出願する時期になってきました。出願時の注意点なども触れていこうと思います。是非最後までご覧ください!

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出願大学の決め方

まず、皆さん第一志望の大学は必ず受験するとは思いますが、第一志望の大学にふさわしい滑り止めの大学はもう決まっていますでしょうか?例えば、第一志望が早稲田大学法学部だったとして、明治大学法学部・青山学院大学法学部の2校を滑り止めにするというのは非常に危険です。早稲田に余裕で受かるレベルでないと、おそらく学校の先生も予備校の先生もGOサインを出してはくれません。一般的に、滑り止めを含めた受験する大学を挑戦校・実力相応校・安全校の3タイプに分けて、それがダイヤモンド型になるのが良いと言われています。下記の図をご覧ください。

ダイヤモンド型のイメージ

ダイヤの形のように挑戦校よりも実力相応校を多く受験することで、最悪の事態を防ぐことが出来ます。ここでいう挑戦校とは、直近の模試の判定がD~Eの大学で、実力相応校がB~C、安全校がAとなります。模試の判定はあくまでも基準の一つであって、大学のランク別でも3タイプに分けることが出来ます

例えば、早慶志望の人を例にとって考えると、挑戦校は早慶、実力相応校はMARCH、安全校は成成明学・日東駒専となります。私の場合は、挑戦校が慶應義塾大学法学部・早稲田大学法学部、実力相応校が早稲田大学商学部、社会科学部、教育学部・上智大学法学部、経済学部・MARCHの各法学部、安全校が成城大学法学部・明治学院大学法学部と、2:10:2と少々実力相応校が多かったですが、おおむねダイアモンド型になるように意識して受験校を決定しました。予備校の先生には、立教・法政を安全校にして、成成明学は受けなくてもいいと言われていましたが、私は心配性なので、結局受験することにしました笑 結果的には全部合格だったので、14個も受ける必要はなかったと思いましたが、やはり、合格する可能性が高い大学をたくさん受験していると、全落ちするかもしれないという恐怖や焦燥感は軽減されました。極端な話をすると、早慶上理MARCH成成明学日東駒専とすべて受ければいいのですが、各大学受験料がかかるので、それは無理な話ですよね。ですから、ダイヤモンド型を意識しながら、受験校を絞ってみてはいかかでしょうか?

また、共通テスト利用を使うのも一つの手だと私は思います。私は共通テストが89%だったので、上智とMARCHを全てに共通テスト利用で合格することが出来ました。なので、一般の受験の必要がなく、滑り止めの大学が確定した安心した状態で早慶の受験を迎えることが出来ました。なので、出願校を決めるときは共通テスト利用が出来るかどうかや、共通テストで何割取れば合格できるのか、傾斜配点などを事前に調べておく必要があります。

共通テスト利用するにあたって、英検利用が出来るかどうかも重要です。私は上智大学の共通テスト利用の際に、英検のスコアを使って英語の点数が180点換算になりました。本番の点数は、リーディング79点、リスニング96点だったので、合計は175点でした。しかし、上智大学では、180点として扱われたので、有利に働きました。このように、英検利用が使える大学を選べば、本番で多少失敗しても、その分を補うことが出来ますし、180点以上の点数が確定しているというのは強い安心感となります

そして、滑り止めの大学に自分が行きたいかどうかが最も重要なポイントです。私は心配性なこともあって、最初は日東駒専レベルの受験も考えていました。けれども、ある日友達に言われてはっとしたのが、「もし日東駒専しか受からなかったら本当に行くの?」という言葉でした。私はその時、早慶志望の私がもしMARCHも落ちたときに、日東駒専に通うか浪人するかの選択肢の2択が頭に浮かびました。浪人という選択肢が頭に浮かんだ時点で、私は心のどこかで、早慶に行きたかったのに不合格で、日東駒専に行くのは悔しい、心残りだと思っていたのだと思います。

つまり、何が言いたいかというと、第一志望校が不合格だった場合に自分が受けようとしている滑り止めに心置きなく通うことが出来るのかということです。私は法学部に行きたかったこともあって、MARCH成成明学は法学部しか受験しませんでした。大学のレベルはもちろん、自分が大学で学びたいことを重視して滑り止めの大学を決定しましょう

国公立大志望の方は、1校しか受けることが出来ない(中期後期は考慮しない)ので、どうしても国公立大に行きたければ、第一志望を変えざるを得ない場合があります。しかし、私立専願であれば、金銭的な面を心配する必要がなければ、第一志望の合格可能性が低くても受けるべきです。なぜならば、私立はマークシート方式の大学が多く正直な話、運で受かる可能性もあるわけです。もちろんここでいう運はある程度の実力がある前提での運です。いわゆる、記念受験ですね。

私も実は慶應義塾大学法学部は正直受かると思っていませんでしたが、とりあえず出願しておこうと思って受験しました。過去問は10年以上解いて、それなりの対策はしていましたが、過去問での得点率が毎回合格最低点以下で、たまに合格最低点を超えるくらいでした。本番では、自分の得意な日本史が難化したため、周りの受験生の平均が下がりましたが、私は割といい点を取ることが出来たので、得点調整も相まって、総合的に高得点を取って合格することが出来ました。

このように、問題が分からなくて鉛筆転がして選んだ答えがたまたま正解だったみたいな運ではなく、問題傾向が突然変わってしまったが、自分だけはしっかり対応できて、合格したというような事例もあり得ない話ではないのです。ですから、過去問で点数が取れていなかろうが、模試の判定がE判定であろうが、私は第一志望の大学は必ず受験することを勧めます。受けなかったら合格可能性は0だけど、受けたらその時点で、合格可能性は0ではなくなります!最後まで諦めずに第一志望を追いかけてください!

受験スケジュールの立て方

受験日までの実力は合格のために必要不可欠ですが、受験する日程を考えていないと、緊張や疲労などが原因で自分の真の実力を十分に発揮できなくなってしまうかもしれません。そうならないように、どのようにスケジュールを組んだらいいのかを解説していきます。

まずは、各大学の出願締切り日、試験日、合格発表日、入学手続き締切り日の4つを必ず確認してください。これらの確認を怠っていしまうと、出願するつもりがもう締め切られていて受験できなかったり、せっかく合格したのに入学手続き締め切り日が過ぎていて、入学できなかったなんてことになってしまいます。

また、合格発表日と入学手続き締め切り日の関係性によっては、入学金の払い込みが二回必要になる可能性があります。次のような事例を考えてみましょう。

Aさん 第一志望 早稲田大学法学部(2/24・3/3)  併願 中央大学法学部(2/10・2/20)・明治学院大学法学部(2/5・2/11) ()内は(合格発表日・入学手続き締め切り日) ※私が説明のために適当に設定した日付なので、正しいものはご自分でお調べください。

まず、2/5にAさんは明治学院大学法学部に合格しました。入学手続き締め切り日は2/11なので、中央大学法学部の合否を見てから入学金の振り込むかを決めることが出来ます。

2/10になって、中央大学法学部が合格していた場合には、明治学院大学法学部に入学金を払う必要はありません。一方、不合格だった場合には、明治学院大学法学部に入学金を支払う必要があります。なぜなら、早稲田大学法学部の合否は2/10時点でまだ不明で、もし明治学院大学法学部に入学金を支払っていない状態で、早稲田大学法学部が不合格だった場合には、行く大学が無くなってしまうからです。早稲田大学法学部の合格発表日には、併願の2つの大学はどちらも入学締め切り日を迎えています。

中央大学法学部に合格した場合には、明治学院大学法学部には入学金を支払う必要はないと言いましたが、中央大学法学部には、上記と同様の理由で入学金を支払わなければなりません。

2/24になって、早稲田大学法学部に合格しました。その場合は、早稲田大学法学部に入学金を支払って晴れて、第一志望に入学ですが、中央大学法学部や明治学院大学法学部に支払った入学金は返ってきません。これが入学金の2回支払いです。これは各大学の締め切り日の都合上仕方のないことです。

これを、今は3大学のみについて考えましたが、自分が受験するすべての大学について、このシミュレーションをする必要があります。すごく手間のかかる作業でめんどくさいし、勉強時間も削られてしまいますが、これも受験勉強の一環として必ず確認しましょう。うまい具合に受験して、合格していけば、入学金の支払いが、第一志望の一回のみで済む可能性もあるので、頑張ってください!

次に考慮したいのが、連続受験の可否です。受験日程を見ていると、どうしてもかぶっていしまっていたり、日にちが連続してしまっていたりします。重なってしまっているのはどちらか一つを選ばなければならないわけですが、連続の場合はどうするのが良いのでしょうか。

一般的には、連続受験は最大3日までにとどめておくのが良いと言われています。模試を受けるときに良く知らない場所に行って半日以上拘束されて問題を解き続けるわけですが、入試本番はそれに加えて緊張もします。模試ですら皆さんとても疲れると思いますが、入試本番はそれ以上に疲労を感じます。そのため、仮に3日以上連続して試験を受け続けたとしても、終盤につれて疲労がたまり、本番で自分の実力を出し切ることが出来なくなってしまいます。連続するすべての大学をどうしても受験したいというわけでないのなら、多くても3連続までになるように日程の調整を行いましょう。

以下は私の当時の受験スケジュールです。共通テスト利用で合格が決まる前に計画したものなので、早慶以外もスケジュールに組み込まれています。

私の受験スケジュール

私のこのスケジュールをみると、やはり最大で3連続です。私は3連続ですら、体力面で心配だったので、基本的には2連続までにして、14日、15日、16日の酸連続は志望度の高い明治法、早稲田法、慶應法だったので、3連続でも仕方ないと考えてこのスケジュールになりました。先ほど述べたように、共通テスト利用でほとんどの大学に合格することができたので、実際に受験会場に行って試験を受けたのは8回でした。

最後に

今回は出願する大学の決め方と、受験日程の組み方についてまとめました。特に後者は調べるのも若干大変で時間のかかるものですが、すべては第一志望に合格するための過程だと思って取り組んで欲しいです!

ごま塩

ごま塩

慶應義塾大学 法学部

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