1.結局1日何時間勉強すればいいの?今の自分に必要な勉強時間
予備校や学校の先生からは毎日10時間勉強しろってい言われたけど、
先輩には1日5時間勉強で難関私立大に合格した人もいるし、
逆に噂では1日14時間勉強したのに思っていた大学に合格できなかった人の話も聞く。
結局何時間勉強すればいいんだよ!
ってもやもやしてる受験生も日本中にたくさんいるはず。
実際あーしも受験期そうでしたし。
結論から言うと、人それぞれなので、あなたが何時間勉強すれば必ず合格できる!といった基準は誰にもわかりません。
そんな答え求めてねえよ!
って思った皆さん。ごめんなさい。
とはいえ、だいたいの目安とされている総勉強時間といわれるものはあります。
だいたいMARCHといわれる大学群レベルの学校に受かりたいとなると、
高校3年間でだいたい2000から3000時間(諸説あり)、
また、早慶上理と呼ばれるレベルの学校には高校3年間で3000から4000時間(諸説あり)
などが、一般的に合格に必要な時間とされています。
実際、私の周りでそれぞれの大学に合格した友達もだいたいそのくらい勉強しているイメージです。
今記事を読んでくれている皆さんが今何年生の何月で、今まで高校入学からどのくらい勉強しているかは
それぞれだとは思いますが、目安としてあげると、、、
【MARCH志望でコツコツ学校の定期テストや宿題など、勉強をしてきた人の場合】
定期テストはだいたい2週間前くらいから平日3時間、休日5時間くらい勉強していたAさん。
この人の高校2年生までの大まかな勉強貯金は、年5回の定期テストの勉強時間×2年間で1100時間。
さらに学校の宿題、その他小テスト勉強などの勉強をだいたい1日1時間程度やると考えると、
(休息日も考慮して340日くらい?) だいたい680時間くらいでしょうか。
ということは、全部合わせてだいたい、、、、
Aさんには1780時間くらいの勉強貯金があるということになります。
とはいえ受験科目ではない科目を含めていたり、逆に自分なりの勉強スタイルが何となく確立できていればその後の受験勉強の効率が上がったりと、一概に単純計算では表しきれない部分もありますが
逆にほとんど定期テストの勉強や宿題を真面目にやらない、授業も真面目に受けないといった人に比べて、受験勉強のスタート地点に大幅な差が出てしまっているんですね。
いや、スタート地点は元々同じでした。確かに入学した高校のレベルの差は多少あれど、その後それだけ自分で頑張るかで余裕でひっくり大学受験の結果はひっくり返ってしまうのが現実。
厳しいなあ、と捉えることができる一方で、逆に今からでも頑張れば大逆転狙えるのも大学受験だとも言えます。アメリカンドリームってやつ?ちょっと違う?
今まだ高校1年生、2年生の人はまだまだ間に合うので、受験科目として使いそうな科目だけでも、定期テストや課題に真剣に取り組んでみてください。
逆に高校3年生の皆さんは、1年間弱で自分の志望校合格に必要な勉強時間を達成できるよう、ギアをあげて頑張りましょう!
2.時間に囚われてはならない
は?さっきさんざん勉強時間の確保必要だって言ってたのに急に手のひら返してくるじゃん!
たしかに、基本的には先ほど挙げた志望校合格に必要な勉強時間を確保することに越したことはありません。
実際、最初から質より量!という考え方より、まずは量をこなせ!量をこなして基礎を築いて、基礎が固まってきてからようやく質を重視する!という勉強法を支持しています。
なぜなら、多くの人が最初から質を求めても本当に質の高い勉強法に行きつけるとは考えにくいからです。
個人的には、高3の夏くらいまでは質<量 重視の勉強が良いと思っていますし、自分も周りの早慶上理GMARCHに合格した友達もそうでした。
と・は・い・え!!!!
常日頃、数字に囚われていると人間という生き物は大半が病みます。
病んだら、勉強できなくなります。
心が病んでしまったら、そのままもしぽっきりと折れてしまったら…
せっかく頑張っているのに、志望校合格の道からむしろ遠ざかってしまいます。
実際それで勉強をやめてしまった友達が私にはたくさんいました。
途中まで誰よりも頑張って、毎日勉強していた友達ですが、最終的に元々の志望校から離れたレベルの大学に進学することになってしまいました。
それだけは皆さんには避けてほしい。そうなってほしくない。
みんなが笑顔で桜を見上げられるような結果を得てほしいです。
実際、この記事を読んでくれている受験生の中にも、
「もうだめかも。本当は休みたい。」「前までは毎日長時間勉強できてたのに、最近全然頑張れなくなっちゃった…」「あの子は毎日朝から教室で勉強してるのに私は…」
といった状態にある人もいると思います。
きっとこの記事を読んでくれている皆さんはとても真面目で、向上心に溢れているんだと思います。
そんな皆さんが夢を叶えるためにあえて言います、今は勉強時間に囚われないでください。
間違いなく誰にでもできない日はあります。頑張れない日があります。当然です。
それでも見えてる範囲ではみんな毎日ずっと頑張ってるし、スタプラのタイムラインに勉強記録が流れ続けてる。
でもどこまで本当だかそれもわかりません。
見えてないところでその子は休んでるかも。もしかしたら記録盛っているのかも。勉強してるように見えて、ポーズをとってるだけで別のことを考えているかも。
なかなか結果が身を結ばない時期もあります。そんな時期に、何時間毎日やってました!っていう合格体験記や、長時間勉強している友達をみたらすごく不安になると思います。
でもね、間違いなく人間休まないとダメなんです。
それに、体力やストレス耐性も集中力も勉強スタイルも、人それぞれなんです。
たかが1日、数日、1週間ほとんど何もできない日があっても、今までの努力は無駄にはなりません。
本当です。私も実際たくさん病んで、休んで、休んだ分少しずつ頑張って補って、第1志望の立教大学経営学部に合格したんですから。
だからもし今時間にとらわれすぎてつらくなってる皆さんは、いったん、勉強から離れてみるか、今できる勉強を少しずつやってみませんか。
3.私の勉強時間の推移と受験体験記
これまでつらつら持論を語ってきましたが、実際私が第1志望の学校に合格するまで高校3年間でどれだけ勉強してきたかをまとめてみました。
偏差値60程度の自称進学校に通ってた私の3年間です↓
高校1年生(受験科目以外も含めて250時間から300時間)
出された課題はちゃんとやっていた。
定期テストや休み明けテストは2週間前くらいから3時間くらいやってたかなあ。
でも正直テスト直前に激病みしてそこまでしっかり対策できてはいなかったかも…
成績は、苦手な数学、化学は2とか3。比較的得意な国語や英語、社会科目は4くらい。
高校2年生(受験科目以外も含めて600時間くらい?)
苦手な理系科目をとらなくてよくなった。
推薦入試取れたらラッキーだなーとか考え始めて、常日頃授業の復習をし始めたり、定期テスト前平均3週間は毎日3時間くらいやっていた。(メンタル激弱なため、直前に病んで勉強できなくなるなどしていた)
ただ、自分と同じく理系科目消失を機にみんな頑張ったので成績は、そこまで変わらず。
逆になぜか受験で使わない生物や地学に全力を注ぎ、生物で学年2位をとる。(何しとんねん)
でも、やればできる子だっていう自信がそこでついたのと、何となく自分に合った勉強のやり方がわかり始めた時期ではあったから、得たものは多かったかも。
高校2年生の冬 自己流で受験勉強を開始。
メンタル激弱、体力皆無なこともあり、欠席日数が多い私は推薦入試を半ばあきらめることに。
シンプル成績も足りなかったし。
この時点で第1志望の立教大学経営学部国際経営学科を目指していたため、まずは英検準1級の対策を始めることに。とはいってもなめ腐っていたので単語くらいしかやっていません。
あとは普段の授業でやるような、英単語、文法、そして古典単語の小テスト勉強を毎日通学でやるようになったとかかな。
高校2年生の3月 (80時間程度)入塾、受験勉強本格開始、英検準1級不合格
3か月ほど自分で受験勉強をしていて「あ、これ私独学無理なタイプだわ、」と悟り、親に頼み込んで大手予備校に入塾。親からはさんざんお金のことで文句を言われました。両親には感謝しかないです。」
当時所属していた生徒会の活動が忙しかったこともあって、平日はだいたい毎日3~5時間、休日は5,6時間くらい勉強するように。
この時受けた英検準1級(scbt)は、思いっきり落ちます。
高校3年生の1学期 (550から600時間)
毎日平日は平均で5時間、休日は平均7時間くらい勉強していました。
ゴールデンウィークは毎日10時間くらいはやってかなあ、
とはいえ、まだ長時間勉強する体力などついていなったので、疲れて何もできない日も週に1回2回あった時もありましたし、6月に大失恋をして2週間ほどほぼ何もできなかったこともあります。
できない当時は罪悪感と焦りで「やばいこのままだと落ちる!!!」とか追い詰めて余計体調を悪化させたりもしていましたね。
今だから言えるけど、たかだか3か月に1回、1週間、2週間できない時期があっても大丈夫。
しっかり休んで、そのあと少しずつギアをあげていければ間に合うんです。
短いようで意外と長いのが受験勉強なんですから。
高校3年生の夏休み(370時間くらい?)
毎日平均10時間くらい勉強していました。
といっても私はかない体調やメンタルに波があったので14時間やる日、8時間しかやらない日など様々。
内容はほぼ塾の授業の復習と解き直し、あとは宿題で基礎勉強が中心でした。
私は普通の公立高校に通っていたのでだいたい夏休みは40日くらい。
「夏を制する者が受験を制す!」
「夏休みは毎日10時間勉強できる!」
など先生からさんざん言われていたのでもう頑張りまくりました。
「ここでできなかったら落ちる!!!!」
でも夏休み最後の2週間くらいでしょうか、燃え尽きちゃったんですよね。
それまで週1くらいでダウンすることはあっても何とかこらえていただけに。その我慢していた分が爆発してしまったんですね。
参考書を開いても何も内容が入ってこない日もあったし、そもそも参考書を開くことすらままならない時もありました。
当時はもう焦りに焦って大号泣。でも今だから言える。
量こなすのは大事だけど、休息も同じくらい大切なんだよって。
高校3年生の2学期(420から500時間) 3度目の英検不合格。
この時期はほんとにねえ、大スランプでしたねわたくし!!
というのも夏休みの最後に燃え尽きてからというもの、文化祭と体育祭をエンジョイして、
エンジョイしすぎて燃え尽きて、ほっとんど勉強に身が入らなくなっちゃったんです!!
単語帳開いても頭に入ってこない、とりあえず机に向かってもすぐ集中力が切れる。
しかも英検準1級3度目の不合格という追い打ちをかける出来事が!
(2回目は7月ごろ受けて撃沈)
当時は焦りと自己嫌悪でもう大変でしたね。
でもあるときから割り切って考えるようになりました。
長時間勉強ができないなら、やるべきことだけ抑えて、それだけやろうじゃないかと。
この判断、今思えば大正解でしたね。
たくさんできない時は、優先度を考えて高いものだけをやる。
今日は元気だぞってときに少し優先度低めのものは頑張ればいいんですから。
ということでこの時期からは私、特に塾や学校の先生に相談をして、計画・勉強作戦を練りながら対策を始めていました。
具体的には、模試や過去問演習などを通じて、特に自分の弱い分野を見つける。そして、もう一度基礎的な参考書や教科書、あるいはyoutube上に上がっている無料の講義動画などを見て、苦手をつぶすようにする。1か月後までに模試や過去問のこの部分の点数をどれだけ挙げられるように、対策を練る。などをしていました。
全体的な勉強量はそれまでと比べて断然少なくなってしまいましたが、 この勉強を始めてからようやく勉強の成果が出てきた気がします。
11月の4度目の英検では、高スコア(2449)で合格ができました。
これが正直第1志望だった立教経営に受かった大きな要因※だと思っています。
※立教大学では、文学部を除いて独自の英語試験を実施しない代わりに、英検等の外部試験のスコアや共通テストの英語の得点を換算して視点する。特に経営学部はほかの学部より英語の配点が重い。
高校3年生の冬休み(訳100時間)
冬休みは共通テストの対策ばっかりやっていました。
というのも、正直共通テストは学校でやる演習や模試以外の対策をそれまでほとんどしていなかったんです。
(塾の方針的に、共通テストより私立一般の過去問対策を重視していたたため)
毎日10時間くらい勉強していますが、3科目分(英語リスニング含む)の模擬問題を毎日やって、それを復習して解きなおして、抜けてる基礎をふりかえって、ってしてると自然と長時間勉強してるって感覚でした。
やるべきことが明確だとたくさん勉強できますね。
共通テストから私立一般受験までの約1か月(100時間程度)
共通テストが始まってからはもうあっという間に時間が過ぎていくような感覚でした。
この時期は、今まで解いてきた過去問を解きなおしたり、あとは体調を整えたりといったことだけしていたのでそこまでがっつり長時間勉強はしていません。
そして、第1志望合格、となります。
確かに、現役受験生だった時は時間に囚われて自分を奮い立たせていたり、逆に追い詰められた理などしていたわけです。
しかし、受験を終えて言えるのは、受験は思っているより長期戦なので、時間にとらわれすぎてつぶれては本末転倒だということ。
元気な時は、ぜひたくさん勉強してください。でも、弱っているときは、時間を気にせず、今できることだけ、遊園順位の高い勉強をできるだけやる、という考え方にシフトチェンジしたほうがいいと思います。
4.長時間勉強のコツ
とはいえ、やはり最初はある程度の勉強量をこなすことが重要。
受験勉強前半戦は毎日5~10時間勉強していた私が、自然と長時間勉強をこなせるようになったコツを伝授します。
コツ① 時間を分ける
例えば学校がお休みの日に1日に9時間勉強するとするじゃないですか。
ぶっ通しで9時間なんてもう、よっぽど勉強大好きな体力お化けでないと無理だと思うんです。
僕、私、そうじゃないよ!って人はやっぱり分割して1日使ってやるといいんですよ。
例えば、8時に起きてからはまず午前中3時間くらい、ちょくちょく休憩はさみながらやる。
お昼はご飯食べて少し休憩。13時とかからまた休憩はさみつつも3時間やります。
終わったらご褒美でおやつタイムに入ります。1時間くらいドラマでもみながらプリンでも食べますか。
で、16時とかにまた夕飯で呼ばれるまで勉強をします。3時間くらいかな。
私的には1番集中が続く時間だったりしますこの時間帯。
そしたらあら素敵!うまくいけば20時からは自分の趣味の時間までとれちゃうんです!
9時間も勉強したのに、そこまで苦しまずに1日をお過ごすことができるんですね。
とはいえ受験勉強始めたての状態からそんなに長時間勉強しても疲れちゃうので、最初はもっと短い時間からでいいんです。
初心者がいきなりフルマラソン走れないのと同じです。
私も始めたての頃は1日3時間から始めました。
コツ② 場所を変える
同じ場所で同じ作業をやるのが私は耐えられない人間なので、
受験期は飽きたら別の場所に移動して勉強するようにしていました。
例えば、私の高3夏休み(塾の授業がない日)の1日のスケジュールを挙げると、
7時 電車の中で単語の勉強
7時半から9時 塾近くのマックで塾が開くまで勉強
9時から15時(お昼休憩含む) 塾の自習室で勉強
18時から20時 家のリビングで勉強
21時から22時 お風呂で単語帳
これでだいたい10時間くらいです。
私の主な勉強場所は、
家の中だと自分の部屋、リビング、お風呂。
学校だと、自習スペース、教室、図書室、勝手に学校の静かな廊下に設置した机、
塾だと、自習室か空き教室
他だと、図書館、マック、ファミレス(好いている時間帯)、カフェ
とかでしたね。
私は少し話声や雑音があるくらいに環境が1番集中できるので、気分に合わせて場所を変えて勉強していました。
皆さんも1番勉強がはかどる場所を見つけてみてください。
コツ③ 頑張りを見える化する。
自分ってこんなに頑張ってきたんだ。ってわかりやすくするために、
スタディプラスのようなアプリで記録したり、自分で作ったシートに達成したページの数だけお気に入りのシールを貼る。などを私はしていました。
私は人と比べることで、よくも悪くも刺激を受けるタイプなので、スタディプラスで同じ志望校の人の記録を見ながら頑張っていました。
とはいえ、秋ごろから刺激を受けすぎて勉強できなくなってしまうようになったので、以降は自分で
ワードを使った簡単なシートを作って、今月中にやるべき小さなタスクを達成するたびにキラキラのシールを貼るなどして、モチベを保っていました。
カラフルでキラキラしているものが大好きな私には、単純な作戦でも大きな効果を得ることができました。
コツ④ 自分の傾向を知る。
これはコツ①とコツ②の融合版ですが、やはり自分の1番集中できて、楽に勉強ができる時間帯や場所
を自覚することが1番大切です。
私は結構頻繁に場所を変えなきゃ集中が続かない人間ですが、一方で塾の自習室に開室から閉室までずっといる子もいました(めっちゃその子は成績が良かった)。
それに、塾のスタッフさんに早めに帰ろうとすると「もう帰るの?」と軽く圧をかけられることも。
当時はちょっとそれに罪悪感を感じるときもありましたが、1番大切なのはたくさん勉強することなので、
自分のやりやすいやり方に自信を持っていいんです。
朝型な人もいれば、夜型の人もいます。
それも同じ人でも季節や気候によって、変わる可能性だってあります。
書いて覚える人もいれば、音読して覚える人もいます。
人と比べて頑張る人もいれば、1人でコツコツ頑張る人もいます。
今のやり方で勉強が続かなくなったら、色々な場所や時間帯、勉強のやり方を試してみるべきです。
場所や時間帯以外だと、勉強の媒体を変えるのもおすすめです。
歴史の教科書読んでて眠くなる人は、youtube動画で面白くわかりやすくまとめてくれてるチャンネルがたくさんあるので、そういうのを見てみるのはマジでおすすめです。
まとめ
今回は、MARCHと早慶に合格するのに必要とされている勉強時間、勉強時間の捉え方、わたしの受験体験談、そして最後に長時間勉強のコツをご紹介しました。
今追い詰められて何も手につかない受験生は休み休み、自分のやりやすいやり方で勉強を進めてみる。そして時間にとらわれすぎないこと!
逆に全然勉強してないのに謎に余裕が生まれている、運よく模試の点数が高いんだよねーって人は、着実に勉強量をこなして実力をつけること!
君たちならきっと大丈夫!!心から応援してるよー!!!