憧れの国際教養から国際政治に志望を変えた理由

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こんにちは。現在法政大学の国際政治学科に通っている大学4年生です。就活を終え、残りの単位を回収する日々を過ごしています。大学生活を振り返って、私自身の学科選びは間違っていなかったなと感じています。
特に就活中の面接ではなぜその学部・学科をえらんだのか?という質問が多くありましたが、私は納得して進学先を決めることができたため、困ることはありませんでした。しかしながら、「なんとなく」で学科選びをしたために、この手の質問につまってしまう友人の話を聞くことが多かったです。

学部・学科選びは本当に重要です。

大学生活や就活、社会人生活に影響を与えると言っても過言ではありません。後悔しない学科選びのために。私がなぜ納得して4年間を過ごせたのか、お話したいと思います。

国際教養系に行くと決めた高1の夏

中学・高校と私は部活一色でした。体育会系だった私ですが、将来はスポーツ系ではなく、海外に住みたいと考えていました。特に留学への欲が中学生の時から強かったのを覚えています。
中高は陸上に打ち込むと決めていたので「大学で海外経験を積むぞ」となんとなくイメージしていました。
そのため、高1の進路指導で国際教養系の学部を知るとガシッと心をつかまれ、「ここしかない」と志望としたのは想像に難くないと思います。代表的な早稲田大学や立教大学の国際教養学部や、国際基督教大学を志望校に設定したのは高校1年生の夏休みでした。

高1の夏休みに早稲田大学と上智大学のオープンキャンパスに行ってきました

なぜ国際教養なのか

補足ですが、ここでいう「国際教養系」とは、授業のカリキュラムがすべて英語で行われる学部のことを指します。グローバル人材の育成を目指しているところがほとんどのため、英語を学ぶのでなく、英語で学ぶ学部だと理解していただければと思います。
特に大学2年次から行われる1年間の留学は必修であり、わたしはこのカリキュラムに特に惹かれたのを覚えています。
とにかく大学を出たら海外で働きたい!だから国内でもほとんど留学しているような学部って最高じゃあない?
こんな考えだったと思います。

いざ参らん!受験勉強

大学受験を意識し始めたのは高1の夏でした。学校自体が進学を意識させるよう指導していたため、早い方だとは思います。
しかしながら部活動はほとんど毎日、クタクタになって帰宅する日々です。そのため毎日の授業に真摯に取り組むことで精一杯でした。

週7日の練習を頑張ったおかげで陸上の成績は良いものを残せました。

高3の7月、陸上部を引退します。つまりやっと受験勉強に本腰をいれられるように。この時も志望校は変わらず国際教養系です。
もともと、英語や国語は得意だったので困っていなかったのですが、世界史の勉強がとにかく間に合っていませんでした。都立高校だったためそもそも学校の授業が追いついておらず、独学で進める必要があり、なかなか難しいものがありました。
そして夏休みに世界史をものにすると覚悟を決め受験勉強を本格的にスタートさせました。

世界史の魅力、国家間の外交!

「国際教養系に進むなら受験科目は世界史一択!」で世界史を選択しました。カタカナアレルギーはないので、むしろ発音で単語を覚えられる世界史は助かりました。(日本史は漢字が苦手なのでさっぱりです。笑)
現在国際政治学科に通う身としても世界史の知識はかなり助かっています。(頭の中に世界地図を入れる必要性があったので。)
大航海時代以降の世界史の勉強を始めると、国家間の関係についての説明が多くなっていきました。条約を結んで手を組んだり、弱小国を列強国が分割して統治したり。世界のストーリーを追っているうちに世界史をたいへん面白く感じ、おのずと世界史の勉強に割く時間も増えていきました。
特に近現代史では世界大戦の話に触れていきます。そうすると外交についての記述も詳細なものが多くなり、益々興味をひかれました。
そうこうしていると私はすっかり世界史の虜になってしまったのでした。
そして思い立つのです。これを大学で勉強したい!と。

国際政治、国際関係論を勉強したい!

国際関係論は国際教養系で勉強できないわけではありません。授業の選択肢に組み込まれているところがほとんどです。
しかしながら、1つの授業にとどまらず4年間全体でこの学問を勉強していきたいという思いのほうが強くありました。しかし、国際政治系の学科では留学がカリキュラムに含まれているところはありません。

留学を取るか、専門性を取るか。

最終的に国際政治を選択することになるのですが、この天秤でなぜ留学のカリキュラムが選ばれなかったかというと、まあ別に必修にしなくても交換留学など別の手段はあるよね、という気付きからでした。
また、英語で勉強することに不安があったのも事実です。大学入学までに渡航経験がありませんでしたし、英会話を習っていたこともない私が本当に大学の勉学を英語で理解できるのだろうか。この一抹の不安により国際関係論への興味の強さが勝つことになります。
そうして志望校を設定し直したのは高3の秋でした。

受験校の設定

この時期に受験校を変更することに対して特に問題はありませんでした。(世界史の勉強など追いついていないものが多く、過去問には手を付けていなかったため)
私はかなりの猪突猛進タイプなので、国際政治が勉強できないなら進学しないつもりで受験校の設定をしました。早稲田大学の国際政治経済学科、青山学院大学の国際政治学科、法政大学の国際政治学科の3つだけを受験することに。
担任の先生には滑り止めを受けろと言われていましたが興味のない学問に4年間を費やすくらいなら浪人すると覚悟を決めていました。
結果、無事法政大学の国際政治学科に引っかかり、進学することが叶いました。

自己分析してみよう

興味のあるもの・ないものを先に見つけられると強いです。
大学のブランドってあると思います。実際にオープンキャンパスに行って学風に触れて惹かれてその大学に進学することは素晴らしいことだと思います。しかしながら、世間のイメージに合わせてなんとなく志望先を設定するのは非常に危険です。4年間費やすことを考えてみてください。
4年間過ごしてわかりますが、大学でちゃんと学問した人とそうでない人は4年後はっきり分かります。しっかり自分がその学問に打ち込めるのかそっと自問自答してみてください。
自分の興味がわからないよ、という人は逆に興味のないものを消していく方法もオススメです。実際私は数学に疎いので経済系はきびしいと考えていました。

もちろん、行ってみたら意外と自分にあっていた!ということもありますので一概に言い切れないです。
志望校設定は結婚相手を決めるつもりで慎重に、そして大胆に!

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。私の経験談が少しでもあなたの志望校設定に役立てば幸いです。

大学のゼミでは国際政治の理論を学んで、現代の国際情勢の分析を行なっています。
まっきー

まっきー

法政大学 法学部 国際政治学科グローバルガバナンスコース 大学4年

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