【大学受験】頼ることは弱さじゃない!受験生は周りを頼れ!巻き込め!

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まずは、受験期のメンタルに関してのアドバイスをいくつか紹介します。

先輩に話を聞いてもらおう

受験を直近で身をもって経験している先輩に、「つらいんです」「不安です」って愚痴をこぼしてみるのは本当におすすめです。勉強のやり方を聞くのも大事ですが、ただ話を聞いてもらうだけで、気持ちがすっと軽くなることがあります。

私自身、当時第一志望だった大学に進学した仲のいい先輩に、何度も話を聞いてもらっていました。先輩とは同じ生徒会役員として長い時間を共有してきた仲で、勉強の合間や放課後にLINEで愚痴を聞いてもらうことも多かったです。「頑張ってるのに結果が出ない」「焦るばかりで集中できない」なんて、誰にも言えなかったことを素直に話せる相手がいるのは本当に心強かったです。

私の志望校は立教大学で、特に経営学部は「英検準1級」を持っていないと戦えない!なんて言われていたほど。英検を持っていない受験生にとっては、かなり不利な状況でした。けれど私が実際に英検をとれたのは高3の11月。

そこに至るまではとにかく不安で、10月の時点では「もうみんなは持ってるのに」「ここまで時間をかけたのに落ちたらどうしよう」と、焦りと恐怖でいっぱいでした。

そんなとき、同じ状況を乗り越えてきた先輩がずっと言ってくれたのが「絶対大丈夫だから。あなたは今まで色々なことを乗り越えてきたでしょ!」という言葉でした。

その一言で「自分はちゃんと頑張れてる」「今までも乗り越えてこれたんだ」と思えるようになり、心の支えになったのを今でも覚えています。

誰よりもリアルに受験の大変さを知っている先輩の言葉は、何よりも説得力がありました。

今では私も先輩の立場になり、後輩から受験の相談を受けることがあります。

正直、頼ってもらえるってすごく嬉しいです。

「去年の自分も同じことで悩んでたな」と思い出しながら話すうちに、自分も初心を思い出せるんです。だから、「迷惑じゃないかな…?」と心配する必要はありません。きっと多くの先輩が、あなたの話を喜んで聞いてくれるはずです。

もし身近に志望校や同じような受験経験を持つ先輩がいない場合は、最近ではLINEのオープンチャットや勉強系YouTuber、Xなどで受験経験者とつながる方法もあります。

あるいはオープンキャンパスで在学生に話しかけてみるのもおすすめです。話を聞いてくれる人、励ましてくれる人は、案外たくさんいます。ひとりで抱え込まずに、勇気を出して頼ってみてください。きっとその一歩が、受験期を少し優しくしてくれるはずです。

先生に相談に乗ってもらおう

学校の先生、塾の先生はやっぱり受験のプロです。勉強の内容だけでなく、受験に臨むメンタル面や生活リズムの管理まで幅広くアドバイスしてくれる人も多いです。大人の視点から、かつ、いろいろな生徒を見てきた経験から話を聞いてくれるので、一人で抱え込むよりずっと心強い存在です。

私自身、高校時代は塾長と面談していました。特に受験直前期は、自分でもどうすればいいのかわからないくらい追い詰められていたんです。先ほど話した英検のこともそうです。英検は英検で専用の対策が必要なのに、塾では通常の英語の授業も受けていて、さらに予習復習、小テストの勉強なども重なり、精神的にかなりまいっていました。「このままで大丈夫なのか?」と不安になる日々が続いていたんです。

ネットでは「英検に専念すべき!」という意見も多くあります。しかし、それに従って英検に全力を注いで結局合格できなかったら、普通の英語の勉強の遅れが取り返せなくなります。私はそのリスクも怖くて、どうバランスを取るべきか迷っていました。

さらに、私は世界史をほぼ独学で進めていたので、その勉強のやり方についても不安がありました。「このやり方で本当に間に合うのか」「理解が浅いまま本番を迎えたらどうしよう」という考えが頭から離れず、迫りくるタイムリミットや現状への不安、さまざまなプレッシャーが重なって、勉強に手がつかない日もありました。

そんなとき、何度も塾長との面談を繰り返しました。面談では、自分の不安や迷いを全部話して、現状の課題とやるべきことを整理してもらいました。面談を重ねるたびに「今できることは何か」「どの順番で進めるべきか」が明確になっていき、だんだん心も落ち着いてきました。最終的には、勉強の優先順位も整理され、精神的にもかなり楽になり、やるべきことがはっきりと見えるようになったんです。

受験期はどうしても孤独になりがちですが、積極的に先生に相談することで、状況が大きく変わることもあります。「迷惑かな」と思わず、わからないことや不安なことを素直に話すことが、結果的に自分を支え、勉強の効率も上げてくれるんです。受験を乗り切るためには、先生の知識と経験を最大限に頼ることも大切な戦略だと思います。

家族に真剣に相談してみる

「真剣に」というところが大切です。

受験勉強をしていると、「親に迷惑をかけたくない」「自分のことは自分でなんとかしなきゃ」と思う人も多いと思います。

でも実際には、経済的な面や家庭の方針、進学先の選び方など、どうしても家族の協力が必要になる場面は多いものです。

私自身も受験期、家族との関係にはたくさん悩みました。両親と意見が食い違ったり、「もっと頑張れ」と言われてプレッシャーを感じたり…。正直、うまくいかない時期も多かったです。

弱音を吐いたときには、「せっかく塾に通わせているのに、なんでそんなこと言うの?」と言われて傷ついたり、「女の子なんだから、大学行くだけで十分でしょ」と言われてやる気をなくしたこともありました。そんなやり取りが続いていた頃は、家の空気もピリピリしていて、本音を話すことすら怖かったです。

でも今になって思えば、両親もいっぱいいっぱいだったのだと思います。経済的に余裕のある家庭ではなかったので、予備校代や参考書代、入試費用、大学の学費など…私のためにたくさんの出費をしてくれていました。私がプレッシャーを感じていたように、両親もまた、家計や将来への不安を抱えていたんです。

そんな中で、一度だけ私は父に「真剣に」相談してみたことがありました。
そのとき話したのは、

  • 家族に迷惑をかけているようで、経済的なこと(必要な教科書代、入試関連の費用等)を伝えるたびにすごくストレスを感じていること
  • 英検がなかなか取れず、焦りや劣等感で苦しかったこと
  • 友達との関係がうまくいかず、マウントの取り合いに疲れていたこと

勇気を出して話してみたら、父は思っていたよりもずっと真剣に、親身になって話を聞いてくれました。

父も大学受験の経験がなく、情報を集めるのに苦労していたそうです。それでも、「社会に出てからの視点」から、勉強だけではなく人生全体のことを考えてアドバイスをくれました。

その時初めて、「ああ、家族も私と同じように悩みながら支えてくれていたんだな」と気づけた気がします。そこから少しずつ、経済的なプレッシャーの話もしやすくなり、必要なことはきちんと相談できるようになりました。友達関係の悩みも、父なりの経験から一緒に考えてくれたのが本当に心強かったです。

受験期は、とにかく孤独を感じやすい時期です。友達には言えない悩みも増えて、自分だけが取り残されているような気がすることもあります。そんなときこそ、家族という一番身近な存在に「真剣に」向き合って話してみることをおすすめします。

もちろん、家庭によってはすぐにうまくいかないこともあると思います。私も何度も失敗しましたし、「もう話したくない」と思ったこともありました。けれど、落ち着いてしっかり気持ちを伝えたとき、少しずつですが関係が変わっていったのです。

もし今、家族との関係で悩んでいたり、どうしても理解してもらえないと感じているなら――。一度だけでもいいので、「真剣に」「丁寧に」対話してみてください。

当然ですが、家族は敵にするのではなく、なるべく味方にできると強いです。

難しいけどね。


完璧な結果にならなくても、きっと何かが少し動き出すはずです。

友達との時間を過ごしてみる

これ友達と激病みしてたときにカラオケで勉強した写真です。

同じ境遇にいる友達――それは、受験期において特別な存在です。
ライバルでもあり、支え合う仲間でもある。そんな複雑で不思議な関係が、受験期にはたくさん生まれます。

勉強に集中しなきゃと思っていても、どうしても気になるのが周りの友達の進捗。「あの子、模試の成績また上がってる」「〇〇大学、もうA判定なんだって」――そんな話を聞くたびに、焦りや不安が胸に広がることもありました。

私も当時、友達との関わり方にすごく悩んでいました。ちょっとした一言にモヤモヤしたり、逆に自分が余計なことを言ってしまって後悔したり。

たとえば、何気なく「全然勉強進まなくてやばい~」って言ったら、「私も全然やってないよ!」と返されたのに、後でその子がすごい点数を取っていたり笑 あるあるだし、いちいちそれを信じてるのも変ですが、そんなことで小さな嫉妬や劣等感を抱えて、自分が嫌になることもありました。

受験期ってどうしてもいつも以上に過敏になっちゃうから、仕方のないことなんですけどね。

でも、そんな気持ちを抱えながらも、やっぱり友達の存在は大きかったんです。特に同じように受験と向き合っている友達とは、悩みや焦りを共有できる安心感がありました。

誰かが落ち込んでいたら、みんなで声をかけて励まし合ったり、一緒にコンビニに行って甘いものを食べてリフレッシュしたり。模試の結果が悪かった子が泣きそうになっていたら、みんなで「まだ大丈夫!」って支え合ったり。そんな小さな時間が、勉強の合間に心を癒してくれていました。

また、勉強法や便利なツールの情報を共有し合うこともありました。「この参考書の使い方が分かりやすいよ」「このアプリ、単語の暗記にめっちゃ使える!」といった話で盛り上がったり、お互いの得意科目を教え合ったり。ライバルであるはずなのに、助け合うことで自分も前向きになれる――そんな不思議な絆が生まれていた気がします。

特に印象に残っているのは、共通テストが終わった後のこと。いつもの仲良しグループで近くのコンビニに集合して、みんなでからあげくんを食べていたんですよね。みんなで同じ試練をなんとか乗り越えて、思い思いのフレーバーのからあげくんを片手に談笑。

学校もなくて、しばらくは孤独な時間を過ごしていたので、久々にみんなに会えてすごく安心したのを覚えています。

コンビニの前で凍えながら感想を語り合っていたあの瞬間のことは、今でも鮮明に思い出せます。そういう一瞬一瞬が今に繋がってるですよね。

受験期ってどうしても孤独になりがちです。SNSを見ると他人の成績や合格報告が流れてきて、自分だけ取り残されたように感じることもあるでしょう。でも、顔を上げれば同じように努力している仲間がすぐそばにいる。そのことを思い出すだけでも、心は少し軽くなります。

もちろん、友達との距離の取り方が難しい時もあります。関係に疲れてしまうこともあるかもしれません。そんな時は無理をせず、一度距離を取っても大丈夫。大切なのは、「誰かと比べるため」ではなく、「支え合うため」に関わることです。

受験はひとりで戦うものではありません。勉強も大事だけれど、時には友達と過ごす時間が、心を整えるための大切な休息になります。たとえ短い時間でも、笑い合い、励まし合える仲間がいること。それがきっと、最後まで走り切るための大きな力になるはずです。

次のパートでは、受験期・勉強編のアドバイスをお届けします。

先生にとことん聞いてみる

塾で講師のアルバイトをしていると、生徒さんと話す中でよく驚かされることがあります。


それは、「先生に質問したことがほとんどない」という子が意外と多いということ。

気持ちはすごく分かります。
たしかに、「質問しづらい先生」ってたまにいますよね。ちょっと聞いただけでイライラした態度をとられたり、「それくらい自分で考えなさい」と突き放されたり。そんな経験があると、「もう聞かない方がいいや」と思ってしまうのも無理はありません。

でも実は、ちゃんと話を聞いてくれる先生って思っている以上に多いんです。
少なくとも、礼儀正しく話しかければ、真剣に応えてくれる先生は必ずいます。

私自身、受験期には先生をとことん頼っていました。


たとえば英検対策のとき。面接の練習や英作文の添削を英語の先生に何度もお願いしました。授業の合間や放課後に何度も練習に付き合ってくれて、細かい言い回しや発音まで丁寧にチェックしてくれたんです。そのおかげで本番ではほとんど緊張せず、自信を持って話すことができました。

また、世界史の勉強法に悩んでいたときには、歴史好きな先生に思い切って「どうやって覚えたらいいですか?」と聞いてみたこともあります。すると、「暗記に頼るより、流れを物語として覚える方がいいよ」と、具体的な勉強法を教えてくれました。そのアドバイスをもとに学び方を変えたら、模試の点数もぐんと伸びたんです。

さらに、進路の相談もよくしていました。
ベテランの先生に「〇〇大学ってどんな雰囲気ですか?」と尋ねると、実際に卒業生の話や、大学の特徴、就職状況まで教えてくれたりしました。そうしたリアルな情報が、併願校を選ぶときに本当に役立ちました。

もちろん、先生にもいろいろなタイプがいるので、全員がすぐ親身になってくれるわけではありません。でも、「この人なら話しやすいな」と思える先生を一人見つけるだけで、学校生活も受験勉強もずっと楽になります。先生だって、普段はクールに見えても、生徒が真剣に頑張っている姿を見ると嬉しいものです。

受験は長い戦いです。ひとりで抱え込むよりも、経験豊富な大人に頼ることで、見えてくるものがたくさんあります。先生たちは何十人、何百人という生徒を見てきているので、成績の伸び方やスランプの乗り越え方も熟知しています。

「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな」「自分で考えなきゃダメかな」と思うかもしれません。でも、勇気を出して一度聞いてみるだけで、意外と世界が変わるかもしれません。

遠慮せずに、ガンガン頼ってみましょう。
あなたが真剣に相談すれば、きっと先生も真剣に応えてくれます。

先輩に連絡してみる

メンタル面の話でも少し触れましたが、勉強のことで悩んでいるときも、志望校やそれに近い大学に通っている先輩に相談するのは本当におすすめです。

先輩は、ついこの前までまさに自分と同じように受験勉強をしていた人たち。だからこそ、今のあなたの焦りや不安、勉強の辛さをリアルに理解してくれる存在です。

しかも、「どう勉強したか」「どんな教材を使ったか」「何をやらなくてよかったか」といった実践的な話をしてもらえることが多いんです。

私自身も受験期、先輩の存在にかなり助けられました。特に私は世界史だけは塾に通わず、学校の授業と自力学習で進めていたので、「これで大丈夫なのかな」「他の人はもっと進んでるかも」と不安ばかり感じていました。

そんなとき、同じ高校の卒業生で第一志望の大学に合格した先輩に思い切って連絡してみたんです。最初は「迷惑じゃないかなあ?」と心配していたのですが、思っていた以上に親切に話を聞いてくれて、「私も同じところで悩んでたよ」と共感してくれました。

さらに、世界史の勉強法についても具体的にアドバイスをくれました。
「まずは教科書を通読して流れをつかんで、それから資料集で細かい部分を確認するといいよ」とか、「模試や過去問の復習は“間違えた原因”を書き出すと記憶に残るよ」など、自分では思いつかないような実践的な方法を教えてもらったんです。実際に試してみたら、苦手だった分野もどんどん頭に入るようになり、点数も安定していきました。

それ以外にも、先輩に話を聞くことでモチベーションが上がったり、志望校のイメージが具体的になったりすることもあります。


「大学に入ってからどんな授業があるのか」「キャンパスの雰囲気はどうか」「周りのレベル感は?」――そんなリアルな話は、ネットやパンフレットでは分からない貴重な情報です。私も、進学後の生活を具体的に想像できたことで、「絶対ここに行きたい!」という気持ちがより強くなりました。

もちろん、連絡するのに勇気がいるかもしれません。「忙しいのに迷惑じゃないかな」「何を聞けばいいんだろう」と戸惑う気持ちもわかります。でも、先輩もかつて同じように悩んできた人たちです。多くの場合、後輩から頼られるのはむしろ嬉しいことなんです。

受験は孤独な戦いに感じやすいけれど、少し勇気を出して誰かに話を聞くだけで、視界が一気に広がります。あなたより少し先を歩いている人たちの経験は、きっとあなたの支えになるはずです。

最後に、受験期の生活についてのアドバイスをいくつか紹介します。

先生に相談してみる

生活や勉強環境の悩みを抱えている人に、ぜひおすすめしたいのが「先生に相談してみる」ということです。

ここでいう先生とは、学校の先生や予備校の先生のこと。
勉強の内容だけでなく、日々の生活リズムや勉強環境のことまで、思っているよりも親身に相談に乗ってくれることがあります。

「家では全然集中できない」「周りがうるさくて勉強に身が入らない」「塾と学校の両立がきつい」――。
受験期になると、こうした“環境面”の悩みを抱える人は本当に多いです。勉強以前に、自分が落ち着いて取り組める場所や時間を見つけるのが難しく感じることもあるでしょう。

私もまさにそのタイプでした。
家では集中できないけど、学校の教室だと人の気配が気になって逆に勉強が手につかない。図書室も静かすぎて落ち着かないし、カフェでは誘惑が多いし…。そんなふうに「どこで勉強すればいいのか分からない」状態で、ずっとモヤモヤしていました。

そこで思い切って、自分だけの勉強スペースを作ってみたんです。


ある日、教室の端に余っていた机を廊下の隅まで運び、そこに置いてあったパーテーションで四方を囲みました。いわば“即席自習ブース”です。


最初は「これ怒られるかな…」と不安でしたが、先生たちが見つけても「何してんの?」と笑いながら覗いてくるだけ。事情を話したら、意外にも理解してくれて、「じゃあ夕方になったら電気つけとくね」とまで言ってくれたんです。あの時の優しさは本当に忘れられません。

この経験を通して感じたのは、「ちゃんと話してみれば、意外と助けてくれる人は多い」ということです。


“自分の悩みは自分で解決しなきゃ”と思い込みがちですが、先生に相談すると、意外な形で協力してもらえることがあります。たとえば「放課後の教室を自習用に開けてもらえる」「図書室を少し長く使わせてもらえる」など、話してみなければ分からないサポートが得られることもあります。

もちろん、お願いをするときは最低限の礼儀を忘れずに。
私は廊下で勉強していたとき、周りの迷惑にならない時間を守るようにしたり、使わせてもらった場所の掃除を積極的にするようにしていました。そうやって誠実に行動していると、先生たちも自然と応援してくれるようになります。

受験期は、つい自分ひとりで頑張らなきゃと背負い込みがちです。
でも、周りの大人たちはあなたの味方です。勇気を出して相談すれば、環境面の悩みもきっと少しずつ解消していけます。小さな一歩が、大きな安心につながるかもしれません。

親に相談してみる

私には下に兄弟がいるのですが、とにかく夜中の電話がうるさいんです。
しかも相手はいつも同じ友達らしく、毎晩笑い声やら通話音やらが響いてきて、こちらとしてはたまったもんじゃありません。寝ようとしても寝られないし、集中しようと思っても気が散ってしまう。受験直前期なんかは特に敏感になっていたので、正直イライラが限界に達していました。

最初は「我慢すればいいか」と思っていたんです。家族に迷惑をかけたくないし、喧嘩になるのも面倒だから。でも、睡眠不足が続くうちに、朝起きるのがつらくなり、授業中も集中できない日が増えていきました。模試の成績も下がり、気づけばストレスで体調まで崩しそうになっていました。

そんなある日、ついに我慢できなくなって、思い切って親に相談することにしました。


「夜の電話がうるさくて、勉強も眠るのもきつい」と正直に話してみたんです。最初は「お互い様なんだから我慢しなさい」と言われていたのですが、真剣に話してみたら、意外にもちゃんと聞いてくれました。

どうやら、親も私の様子を見て「最近疲れてるな」と感じていたようで、話をしてみたらすぐに対策を考えてくれました。


兄弟には、「夜遅くに電話するのは控えなさい」と伝えてくれた上で、私には勉強しやすいように部屋の模様替えを手伝ってくれたり、勉強時間を優先して静かな時間を作ってくれたり。
それだけのことなのに、環境が整うと気持ちもぐっと楽になって、「自分は一人じゃないんだ」と感じられたのを覚えています。

この経験から学んだのは、「親にきちんと相談することの大切さ」です。
親は口うるさいこともあるけれど、基本的にはあなたの味方です。忙しそうに見えても、子どもが真剣に悩んでいることを知れば、必ず何かしら力になろうとしてくれます。特に生活や環境のことは、自分一人ではどうにもできない部分も多いので、思い切って頼ってみるのが一番です。

もちろん、相談するときは感情的にぶつけるのではなく、冷静に伝えるのがポイント。


「うるさいからやめて!」ではなく、「勉強に集中したい時間があるから、少しだけ静かにしてほしい」と具体的にお願いするだけで、相手の受け止め方も変わります。私もそのとき、兄弟に直接怒るよりも、親を通して冷静に話したことで、余計な衝突を避けられました。

受験期はどうしてもピリピリしてしまう時期ですが、そんなときこそ家族の力を借りるのが大切です。
小さなことでも我慢せず、まずは一度相談してみてください。思っているよりも、家族はちゃんとあなたの努力を見ていて、支えようとしてくれています。

【まとめ】受験生はどんどん周りを頼っていいんだよ!

孤独を感じる場面も多い受験期ですが、やはり完全に自分の力だけで受験を乗り越えるのは難しいです。

意外と頑張る受験生を応援して、手を差し伸べてくれる人って少なくないので、ガンガン頼っていきましょう。

相手に対して感謝の気持ちと最低限の礼儀をちゃんと持っていれば、必ず誰かが助けてくれます。

頑張る皆さんのこと、一足先に受験を終えた一先輩として私も心から応援しています。

だに

だに

立教大学 経営学部 国際経営学科

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