【食中毒で入院⁉】タイ留学日記―ひとり暮らしで体調不良―

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タイ最北端の都市チェンライで、10ヶ月の交換留学をしていました。
海外での滞在には不安がつきものですが、今回は一人暮らし留学中にがっつり体調を崩したときの2つのエピソードについて書いていきます。

私の留学情報

国:タイ
都市:チェンライ
大学:Mae Fah Luang University
学部:Agro-Industry
学科:Innovagive Food Science and Technology
留学期間:大学3年の8月~翌年5月までの10ヶ月(2学期制の大学で、2学期=1年度分の留学)
目的:語学留学ではなく、自分の専攻を学ぶ
・授業では英語が使用される

エピソード1

 タイに来て1か月が過ぎたころ、
夜中に目が覚めて熱を測ると、37.5℃の微熱が。
朝になって目を覚ますまでに4回もトイレに行き、いずれも腹痛を伴わない水様便でした。
 翌日、38℃超えの熱と、頭痛や首、肩のあたりの痛み、そして倦怠感などの症状がありました。
解熱鎮痛剤を飲んで、1日部屋で寝込んでいました。
 その翌朝には多少回復し、お昼ご飯は外で食べに行けるくらいに。

 症状としては
熱、頭痛、腹痛を伴わない下痢、倦怠感、悪寒
という感じで、1日程度で回復しました。
熱が40℃近くまではいかなかったこと、吐き気や腹痛はなかったことが、不幸中の幸いだったなと思っています。

 そのとき周りで体調を崩している人もいなかったし、流行り風邪とかもなく、
体調を崩すほど疲れが溜まっているとかいう自覚もなく。
 可能性があるとすれば、市場で房ごと買ったバナナが傷んでいて、食あたりになったのかな?ていう感じでした。

エピソード2

 こちらは留学から半年くらいたった頃のお話です。

 妹が遊びに来ていて、1週間滞在する予定でした。
 滞在半ばのある日、体調不良を訴えるので熱を測ってみたところ、38℃超えの熱が。
食欲はなく、かなりしんどそうな様子でした。
解熱鎮痛剤を飲んでもらい、その日は1日中寝込んでいました。

 翌朝になっても高熱が続いていたので、病院に行くことに。
主な症状としては、高熱と、腹痛を伴わない下痢。
診察の結果、念のためということで、入院し経過観察することに。
本人もしんどそうだったので、病院で面倒をみてもらえるのは良かったかなと思っています。
ただ、まさか入院することになるとは思っていなかったので、着替えなど入院中に必要な物は持ってきていなかったし、
実は妹は翌日の夜に日本へ帰国する予定でした。
 私は授業の予定があったのと、入院するにあたり必要なものを持ってくる必要があったので、一度帰宅しました。
 夜は病院で過ごしましたが、翌日は早朝からフィールドワークの授業があり、どうしても欠席できなかったので、眠る妹を病院に置いて出発しました。
この日の夜便で、妹が日本へ帰る予定だったので、
退院できるのか、退院できるくらいに回復しても、長時間飛行機に乗れる体調かどうか、不安ではありました。
 ただ幸いにも、体調は回復して飛行機に乗れるくらいになったそう。
 人生初の点滴をし、タイ語で書かれたよく分からない薬をたくさん飲まされ、中でも栄養剤と思われる水に溶かして飲む粉が一番まずい、病院食も病人には重たすぎる、お粥に味をつけてほしい
などと言っていましたが、無事に予定通り飛行機で帰れたようで、何よりでした。

入院した病院

 妹がタイに来る前に、海外旅行保険に加入していたので、その保険会社が提携している病院 (?) へ行きました。
 病院へ行く前に、日本にいる母が保険会社に連絡をし、保険会社から病院へあらかじめ連絡がいっているとのことでした。
そのおかげで、病院に到着して、受付のところで「日本人の患者さんですね」みたいな感じで、スムーズに案内していただけました。
日本にある総合病院と同じ感じで、大きくてきれいな印象でした。
 さらに幸運なことに、日本語が話せる看護師の方がおり、タイ語と日本語の通訳をしてくださいました。
入院までの流れも非常にスムーズで、タオルや病院食などが用意されていました。
 ただ、他の看護師の方や医師の方は日本語が分からず、
英語で話すこともできたのかもしれませんが、妹が英語で会話できるかというとそうでもなく、
「回診の際にタイ語で何か言われるが、何を言われているか分からなかった」
と妹は言っていました。
 ただ、診察の際には日本語が話せる方が付いてくれていたので、大きな支障はありませんでした。

 そして彼女の体調不良の原因ですが、検査の結果、食中毒とのこと。
 妹は発症したのに私は大丈夫だったのは、食べた量の問題か?耐性の問題か?
と考えましたが、原因として考えられるのが、2日前に食べたパッタイ
生モヤシが入っていて(タイだと生のモヤシがトッピングされていることがよくある)、そのとき私はお腹が空いていなかったので、一口味見させてもらうだけでした。
 生モヤシって、大腸菌数が結構多いらしいんですよね。
だから、おそらくこれが原因だったのかなと。

妹の入院中にひとりで学食で食べたカオソーイ
150円くらいです

その後の話

ここまでの妹の話を整理すると
 1日目:早朝から高熱、1日寝込む
 2日目:病院での診察の結果、入院することに。
 3日目:ようやく回復し、夜便で日本へ帰国

 しかし、この話には続きがあります。
妹が帰国した日の夜中。
一度目が覚めて、熱っぽさというかだるさを自覚。
翌日は朝から授業があったので、念のため解熱剤を飲んで寝ました。
 朝、アラームで目を覚ますと、なんだか身体がだるいような気もするけど、薬のおかげか、なんか大丈夫な気がする。
妹の看病もしていて疲れが溜まっているのもあるだろうし、朝早くに起きたばかりだから、身体がなまっているのかな、などと思いながら学校へ行きました。
 しかし授業が始まって少しすると、貧血のような気持ち悪さ・だるさと、お腹の違和感を感じました。
トイレに行って戻ってきて、これはダメな気がする、と思い結局 早退。
 よほどの高熱でなければ、基本的には薬に頼りたくない質なので、とりあえず仮眠をとることに。
午後に目を覚ますと、さっきよりも症状が重くなっていて、高熱と倦怠感が。
夜になるとトイレの頻度も増え、腹痛はないものの下痢が続いていました。
タイのトイレはトイレットペーパーを流せないので、汚物入れに入れなければいけないし、何回もトイレに行くのはめんどくさくて、一回で出すもの出し切ってくれよ、とか思ってました(笑)
 その翌日、熱は下がったものの身体はまだ弱ったままような感じがして、お腹の調子も回復せず。
下痢が続いているので、冷蔵庫に残っていたフルーツなど、お腹に優しいものを食べていました。
 でもなぜか急にチャーハンが食べたくなって(タイのチャーハンは、タイ米で作るためなのか分からないですけど、パラパラしていて美味しいんですよ)、お腹には良くないと思いつつも、夜ご飯にチャーハンをデリバリーで頼んでしまいました(笑)
まあまあ量はあったんですけど、その店のチャーハンは意外と油っぽくなくて、それにタイ米は日本米ほど(胃袋的に)重くないので、全部食べ切ってしまいました(笑)
体調不良のときほど、好きなご飯を食べて元気になろうってことですかね(笑)

 でまあ、チャーハンを食べた翌日には、外に出られるくらいに体調は回復しました。
でも便はゆるいままで、その後2日くらいは、長時間外出するのは憚られました。

 妹が発症してから私が発症するまでに、4日間のブレイクがあったわけですが、症状的には、私も食中毒だったと思います。
ただ原因となった食べ物は、恐らく違うのではないかな、というのが個人的見解です。

 発症する前日、つまり妹の退院日で、私は朝からフィールドワークがあった日。
その日はコーヒー農園に行っていたのですが(こちらも日本では経験できないエピソードなので、後日記事にしたいと思っています)、
農園に生えているコーヒーの実をむしってそのまま食べたんですよね。
可能性があるとすればそのくらいしか心あたりはないのですが、
一緒にコーヒーの実を食べた友達は平気そうだったし、本当にこれが原因だったのか、全く確証はありませんが、
なんにせよ、食あたりで熱を出したり、腹痛はないとしてもトイレとお友達になるのは、めんどくさいのでもう勘弁です(笑)

コーヒー農園に行ったときに食べたカカオの実。
白い部分は素朴な甘みがあります。
中に種子が入っていて、これを加工するとチョコレートになります。
いかちゃん

いかちゃん

東京海洋大学 海洋生命科学部 食品生産科学科

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