自分には遠いことのように思えた国際恋愛も、意外とひょんなことから始まったりするものです。
語学力の向上や、視野が広げられるなど、国際恋愛には数多くの魅力がありますが、文化や背景が異なるパートナーとの日々は、決してキラキラした瞬間ばかりではないのが現実。
今回は、国際恋愛を経験した私の、国際恋愛で実際直面しがちな課題や対処法について書いていきます!
目次
大学生の国際恋愛で直面する5つの壁
文化の壁
一人の時間が欲しい私と、人と過ごすことで回復する彼

私の場合、疲れている時は一人の時間を作りたいタイプですが、家族や友人と常に連絡を取り合い、一緒に過ごすのが当然という文化で育った私のパートナー(トルコ人)には、一人の時間が必要という感覚(概念)自体がありませんでした。
彼らの国では、疲れている時こそ大切な人と過ごしてエネルギーを回復させる人が多いようで、私が「疲れた」と言うと、彼は彼なりの優しさと愛情で、やたらと会いたがったりくっついてきたりします。
私のことを思っての行動だと分かっているからこそ、この感覚的なズレを言葉で説明するのは難しい。最近ではすれ違いが起きる都度、自分の意思をはっきりと伝えるようにしています。
私たちは半同棲のような形で彼の部屋で過ごしているのですが、「どうしても自分の時間が欲しい」と感じた時は、言葉で長々と説明するよりも「今は私の時間が必要です」ときっぱり宣言し、無理やり自分の部屋に戻るようにしています。
議論がしたい彼、楽しく感情を共有したい私
私のパートナーは議論が好きで、政治関連にとどまらず、デートでは物事を厳しく「ジャッジ」する癖があります。「この価格でこのクオリティは最悪だ」「逆に何ユーロでこれは美味い!」と、常に価格と品質のバランスを評価し、言葉にし続けるのです。日本人でもこういう人はいますけどね。
しかし私はただ「ご飯が美味しいね」「コーヒーがちょっと苦いね」といった、その場の感情を穏やかに共有したいだけ。
デートのたびに議論が始まると疲れてしまう、というもどかしさがありました。
あんまりこの話好きじゃない!って言ってからは彼もネガティブなことは言わなくなったのですが、逆に彼としては、話題を共有できないのが物足りなく感じる場面も多いようです。
人間関係の壁

オープンな人間関係を好む文化圏のパートナーを持つと、コミュニティの境界線の違いに戸惑うことがよくあります。
私の周りで国際恋愛をしている人から聞く話だと、出会って間もないのに家族ぐるみで付き合いたがるとか友達を頻繁に家に呼ぶなどがあります。
私のパートナーは、お互いの友人を巻き込んで、みんなで共有の輪を作ることを強く望むタイプです。
彼は自分の友達の集まりがあるたび、当然のように「一緒に行こう!」と誘ってくれます。それだけでなく、なんと私の女友達のコミュニティに「僕も会いたい!」と加わろうとするのです。
彼からすれば、これは「大好きな彼女のすべてを知りたいし、自分の大切な世界も共有したい」という、この上ない愛情表現であり、オープンな信頼の証なのでしょう。しかし、恋人との時間と友達との時間は分けたい私からすると、最初は少し大変でした。「友達に気を遣わせちゃうかも……」と心配になることもしばしば。
ちなみに私は、学食や、学校内で課題をするときには彼も誘って、外での女子会には事前に断って友達とだけの時間を楽しめるように調整しています。
連絡頻度の壁

離れている時間の連絡の取り方やスマホ越しの距離感も、日本の当たり前が通用せず違いに驚かされることがあります。
トルコやラテン系、アジア圏の一部の国のように、情熱的で非常に密なコミュニケーションを好む文化もあります。これらの国では、離れている時も「今どこで誰と何をしているの?」を共有し合ったり、一日に何度も電話をしたりするのが、恋人としての「ごく普通の愛情表現」だったりするのです。実際私のパートナーのトルコ人は、2時間くらい未読スルーしてると鬼電してきます。
もし、どちらか一方が「連絡は用事がある時だけでいい」派で、もう一方が「常に繋がっていたい」派だった場合、その差はストレスになります。
もし問題が起きてしまった場合、譲り合い・話し合いが必要。
私も何も言わずに連絡を絶たないようにし、「これから友達とご飯だから〇時ごろまで返信遅いよ」と事前に話すようにしています。
それでも文句を言ってくるときは、あとで二人の時間をとるなど工夫しています。
周囲の目の壁

私のパートナーはトルコ人。日本で生まれ育ち、中東の文化にあまり馴染みのない親の世代からすると、「トルコ(中東)の人と付き合っている」と聞くだけで「本当に大丈夫なの……?」と身構えてしまう部分があります。
大学生という多感で、経済的には自立していない立場だからこそ、親からの目線や反対に心が折れそうになり、パートナーとの間で板挟みになって悩む人も少なくないように感じます。これは日本人だから、というよりも、留学先で見てきた様々なカップルが直面している問題だと思います。
感情的に反発するのではなく、彼という「一人の誠実な人間」を時間をかけて丁寧に家族に紹介し、安心させていく粘り強さが、国際恋愛には求められます。
ジェンダー・役割意識の壁

私の知る限り、特に中東やラテンアメリカ系、あるいは欧米の一部の文化圏には、「男性が女性を強くリードし、全力で守るべきだ」というカルチャーが深く根付いているように感じます。
これが時として「男友達との距離感」や「夜遅くの外出」、「服装」に対する少し行き過ぎた心配や制限(いわゆる束縛)へと繋がることも。
一方で、現代の日本の大学生の恋愛は、お互いが自立し、友達同士の延長線上にあるような「フラットで対等な関係」を好む傾向が強いように感じます。
そのため、彼が「男としての責任感と愛情」で私を守ろうとしてくれている行動であっても、こちらからすると「ちょっと窮屈だな……」と、モヤモヤした違和感を抱いてしまうのです。

