こんにちは!大阪府立大学工学域物質化学系学類4年生のもりもりです。
先日卒業論文の発表を終え、今は卒業論文の執筆に勤しんでいる日々です。
今年大学を卒業し、この春から大学院進学が決まっているので少しホッとしています。
そんな中、2月も中旬になったので就活を意識しなければならない時期だな、とぼんやり考えていました。私の研究室では1つ上の先輩方が就活に集中して時間を割いていましたが、コロナ禍で思うように進んでいなかったり、インターンシップもオンラインで行われたり、実際の仕事内容が掴みにくかったり…と苦労されていました。
そんな中、私は直接会社に訪問してインターンシップを受けることができました!
今回は、就活初心者である私がコロナ禍でインターンシップに参加できた体験をシェアしたいと思います!
専門が化学の分野なので、今後の化学業界や就活がどのように変化していくのか!?など、個人的な見解もお話しします!
会社はコロナの影響をどれくらい受けてるの?
新型コロナウイルスの影響で倒産した企業、事業を停止して法的整理の準備に入った企業は累計で700社にものぼります。飲食・ホテル、旅館、旅行会社、航空会社・アパレル・小売などが顕著ですね。
私も飲食店でアルバイトをしていましたが、社員のみ出勤していたため、人件費カットの皺寄せが非正規雇用者に来ました。また、グランピング施設を経営している方にお話を聞くと、キャンセルの連絡が止まらないと仰っていました。
環境が目まぐるしく変わっていって、関連する企業が続々と倒産する可能性もあります。会社だけでなく、私たち個人も外出を控えて自宅にいる機会が増えたため、消費や買い物をあまりしなくなった人が増えたと思います。
安い商品を大量生産して利益を生み出していた企業は厳しい状態にあると感じています。最近では様々な企業が単価の高い商品を製造するという経営に舵をきっているところが多いと聞きます。
コロナ禍でも影響を受けてない業界って?
コロナ禍で積極的に人材募集している業界はIT, Web, 情報通信・医療・農業・小売業界・製薬・化学などです。
IT 関連企業はコロナ禍の前からSkype面接やリモート会議を取り入れていたため、業務体制にそこまで大きな影響が出なかったこと、共同作業がパソコンで共有できる環境が整えられていたことなどが大きいと思います。
介護や農業などの業界は慢性的に人手不足ということもあり、影響は少なかったとニュースで聞きました。
医療や製薬はコロナにより仕事量が増えた業界であると言えます。人が病気にかからない世界などないので、これからも有望な業界といえるでしょう。
次は、化学業界です。化学メーカーも、自動車関連の製品を生産しているところは売り上げが落ち込んだと聞きました。外に出る機会が減ったため、自動車を購入する人が減りましたね。しかし、化学メーカーの中でもスマートフォン関連の製品製造に携わっていたり、日用品を生産している企業は売り上げが良かったりします。
同じ業界の中でも受けている影響というのは様々ですね!
就活って何から始めたらいいの?
就活はやることが本当に多いです。
業界研究、自己分析、ES(エントリーシート)作成、OB・OG訪問、企業説明会への参加、インターンシップを探したり、それらのスケジュールを調整したり…
その中でも、まず一番最初にやっておくべきことが「就活サイトへの登録」です。
やることが多い!何から始めたらいいのかわからない!というのは誰もがぶち当たる壁です。
就活サイトに登録すると、自己分析をAIがしてくれたり、自分の興味のありそうな業界をメールで送ってくれたり、ESを書く際に内定をもらった人のお手本を閲覧することができたり…となかなか便利です!
本を買って自己分析をしたり、無闇に業界を模索するより就活サイトで効率よく進めることをおすすめします。
ちなみに就活サイトは様々あり、
・マイナビ
・ONE CAREER
・リクナビ
・キャリタス
・Type 就活
・Lab Base
・dodaキャンパス
・オファーボックス
などたくさんあります。
これらだけに留まらず、1つの業界に特化したよう就活サイトや就活アプリもあるので、調べてみると面白いです。
就活サイトで自分の情報を入力すると自動的にESが書けてしまうものもあります。そうすると、自分に興味をもった企業が逆にスカウトしてくださる場合もあるので、より深く企業について知ることができます。
就活サイトの他にもSPIなどテスト対策ができるアプリなど、今は便利なものがたくさんあるのでどんどん活用してみるのもいいですね!
私の体験したインターンについて
私のインターンの体験談についてお話します。
まず、私は2023年卒の理系学生なので就活のスケジュール的には
- 2021年5月まで
就活準備、自己PR作成 - 2021年6月〜9月
サマーインターンの情報収集 + エントリー + インターンシップ体験 - 2021年10月~2022年2月
外資系、一部マスコミなどのエントリースタート
オータム&ウィンターインターンの情報収集+エントリー+インターンシップ体験
(化学業界は秋と冬のインターンが多いイメージがあります) - 2022年3月〜5月
本選考開始(エントリー、会社説明会、ES・Webテストなど) - 2022年6月~9月
選考(面接など)、内内定通知 - 2022年10月ごろ
内定式
というスケジュール感です。一般に日本の企業に就職する場合このようなスケジュールになり、外資系にエントリーするなら、かなり早めの対策をしなければならないことがわかります。
私は2021年の1月にLab Baseという就活サイトに登録し、機械系の中小企業からスカウトを頂きました。自分の専門とは離れていましたが、プログラミング・スマートファクトリー・IoT・ロボット産業など伸び代のある分野を多くチャレンジしている企業だったので興味を持ち、2日間のインターンシップに参加することにしました。
1日目
最寄りの駅までは電車で、そこから会社までは送迎してくださいました。朝8時から夕方17時までという少しタイトなスケジュール日程でしたが、企業の方がかなり濃密なインターンシッププログラムの内容を考えてくださっていたので、時間を忘れるほど没頭してしまいました。会社内の説明はオンラインでZoom を用いた中継でした。(その他パテーションでデスクを区切るなど、コロナ対策がしっかりと行われていました。)
その次は、実際に基盤上にある機械を動かすために、専用のソフトを用いて回路図を設計し、その通りに動かしてみたり、協働ロボット(人と一緒に作業を行うことができるロボット。最近新聞でも多く取り上げられています。)の動きをプログラミングで制御したりと、なかなか他ではできない貴重な体験をすることができました。
2日目
2日目はその会社が主に取り扱っている商品についてスケールダウンしたものを実際に作ってみたり、顧客からのクレームに対応するにはどうしたら良いかという実践的なプログラムを行ったり、産業用ロボットのプログラミングにも挑戦しました。
最後に
周りで就活している人たちを見ても、大手企業を志望している方が多いかと思います。私も、大手企業は安定しており、また技術の最先端に触れることができる環境があると考えていました。しかし、実際に中小企業の仕事を体験してみると、人のあたたかさやチャレンジできる環境の多さ、柔軟な仕事環境など素敵なところがたくさん見えて、就活を考え直すきっかけにも繋がりました。
情報収集はとても大事なことです。しかし、実際企業を訪問してみたり、業務に触れてみることで、自分の考えていたことに新しい発見を見つけることができることもあります。今回、私がオンラインではなく実際にインターンシップに参加することができたのも、中小企業の対応の柔軟性ならではなのかな、と思いました。実際にその企業に就職しなくても、様々な体験は自分の強みに繋がります。積極的に、かつ意欲的に企業について調べてみると、自分について見つめ直す良いきっかけにもなると今回感じました!
不安定な情勢が続くなか、不安な点もかなり大きいですが、自分にあった企業と出会えること願って、これからも頑張って行きたいと思います!