目次
【はじめに】
こんにちは!文学部4年生のぱおです。
今回は「卒論って実際どうなの?」というテーマで、私の卒論体験をシェアしたいと思います✍
学部ごとに卒論は必須だったり、そうではなかったりしますが、文学部は必須です。
そして文字数も学部ごとに違うのですが、私は32000字以上でした、、、💦
もちろんレポートで書いたことない文字数なので、未知数です。
「卒論ってすごく大変そうだし、プレッシャーがすごいんじゃないか?」というイメージがあるかもしれませんが、実際のところどうだったのか?
私自身、卒論を書き始める前は全然想像がつかなくて不安だらけでした。
結局どれくらい大変だったのか、どんなことに苦しんだのか、そしてどう乗り越えたのかを、正直にお話しします。
私が卒論で取り組んだのは、映像系専攻らしく、アメリカホラー映画に関するテーマだったんですが、映画を深く掘り下げていく作業は本当に大変でした。
それでも、最終的に書き上げたときの達成感はすごかったし、自己成長も感じられたので、振り返ってみると「やってよかったな」と思います。
このブログが、これから卒論に挑戦するみんなの参考になれば嬉しいです!
【現役大学生が教える卒論の書き方】
卒論と聞くだけで「え、大変そう」と思う人もいるかもしれませんが、案外コツをつかめばなんとかなるもの。
まずは実際の卒論をゼロから完成させるまでの全体の流れを説明していきます。
1. テーマ選びが超重要!
卒論で一番の要ともいえるのが「テーマ選び」です。正直、ここがうまくいかないと全体がグダグダになってしまう可能性が高いので、しっかり時間をかけて選びましょう。
私が最初に考えたテーマは、好きな映画に関するものでした。でも「好き」というだけでは漠然としすぎているので、「ホラー映画」に絞り、その中でも「ホラー映画における子どもの描写」というテーマに落ち着きました。決め手は、映画の中でも子どもがどう恐怖の存在になるのか興味があったからです。
テーマ選びのコツとしては、まず自分が「本当に興味を持てること」を選ぶこと。卒論は何か月も向き合わなければならないので、好きじゃないテーマだと途中で飽きたり投げ出したくなったりします。
そしてもう一つのコツは、テーマの範囲を適切に設定すること。広すぎると資料が山のように出てきて収拾がつかなくなり、逆に狭すぎると深掘りしづらいです。
ポイントまとめ
- 興味が持てるテーマを選ぶ
- 先生や友達に相談して具体化する
- 広すぎず狭すぎない範囲を意識
例えば、「ホラー映画」をテーマにするなら、「歴史全体」ではなく「特定の映画」や「時代」にフォーカスしたり、描写の視点に限定するなど工夫すると良いです。
2. 資料集めは根気が勝負
テーマが決まったら次にやるべきこと、それは資料集め!
これも卒論の成功を左右する重要な作業です。私はまず、早稲田大学の図書館で関連する本や論文を探しました。「ホラー映画」「子どもの恐怖表現」などのキーワードで検索し、とにかく目についたものを手に取るスタイルでした。
資料集めで大事なのは「最初から完璧な資料を求めない」こと。とりあえず手当たり次第に集めて、あとで整理するという流れがおすすめです。
さらに、図書館以外にも活用できるツールはたくさんあります。例えば、学術論文検索のCiNiiやJ-STAGEは超便利!ただ、検索キーワードの設定に慣れるまで時間がかかるので、焦らず試行錯誤してみてください。
私はネットでも情報を探しました。特に、映画関連のSNSやYouTubeのレビュー動画などを参考にすることで、新たな視点を得られることも多かったです。ただし、ネットの情報は信頼性が低いものもあるので、鵜呑みにしないよう注意してください。
資料を集めたら、エクセルやノートを使ってリスト化するのもおすすめです。私は、参考文献のタイトルや要点をまとめたリストを作り、どの章に使うかもメモしておきました。これをやると、後で「どの資料をどこで使うんだっけ?」と迷うことが減りますよ!
3. 研究計画書で道筋を立てる
資料が集まったら、次にやるべきは「研究計画書」の作成です。これは、卒論の骨組みを決める作業。計画書をしっかり作ることで、卒論が効率よく進みますし、先生に相談するときにも「何がしたいのか」が伝わりやすくなります。
私の場合、研究計画書には次のような項目を書きました
- 研究テーマ:「ホラー映画における子どもの描写」
- 目的:「恐怖がどのように表現されているかを分析し、その社会的背景を考察する」
- 研究方法:「映像分析、物語構造の比較」
- 仮の目次:「序章~終章」
これを先生に提出したところ、「目的をもう少し明確にした方がいい」といったアドバイスをもらいました。この段階で修正を重ねることで、後の作業がかなりスムーズになります。
計画書はあくまで「仮」のものなので、途中で方向性が変わっても大丈夫です。
4. いざ執筆!アウトラインを作って少しずつ
いよいよ卒論執筆のメインイベント、本文作成です!
テーマが決まり、資料が揃ったら次のステップは「アウトラインを作ること」。卒論は長文なので、いきなり書き始めるのはおすすめしません。迷子にならないためにも、最初に大まかな構成を考えてから進めましょう。
アウトラインって何?なぜ必要?
アウトラインとは、卒論全体の設計図のようなものです。「どの章に何を書くのか」「どういう順序で進めるのか」をまとめた骨組みですね。これを先に作っておくと、書きながら迷うことが少なくなり、執筆がスムーズに進みます。
私の場合、まずは「序論」「本論」「結論」の3つに大まかに分け、さらに本論の中を3~4つのセクションに細分化しました。具体的には、次のような感じです
- 序論:テーマの背景と目的を説明
- 本論1:テーマに関連する先行研究の紹介
- 本論2:自分の調査・分析結果
- 本論3:調査結果から得られた考察
- 結論:全体のまとめと今後の課題
このアウトラインを元に、各部分で何を書くべきかを箇条書きにしておきました。「調査で得られたデータをここに入れる」「具体例をこの部分に入れる」といった具合に細かく決めておくと、後で書き進めやすくなりますよ。
アウトラインの作り方のコツ
「アウトラインってどう作るの?」と思う人も多いかもしれません。実は難しいことではなく、次の3ステップで進めると簡単です!
- テーマを再確認する
「自分の卒論で何を伝えたいのか」を明確にしましょう。例えば、私の卒論では「文学作品における母性の変容」がテーマだったので、「なぜこのテーマを選んだのか」「どんな視点で考察するのか」を簡単にまとめました。 - 章ごとに書くべき内容を考える
各章で伝えたいことを箇条書きで書き出します。この段階では細かく書く必要はなく、「先行研究の紹介」「作品Aと作品Bの比較」などざっくりでOKです。 - 必要な資料やデータを振り分ける
手元にある資料やデータを、どの章で使うのか整理します。例えば、インタビュー調査を行った場合、その結果をどの部分に入れるか決めておくと後が楽です。
書き始めるときのコツ
アウトラインが完成したら、いよいよ本文の執筆スタートです!
でも、ここで最初に覚えておいてほしいのは、必ずしも序論から書き始める必要はないということ。
実は私も、最初に「序論から書かなくちゃ!」と気負いすぎてしまい、全然手が進まなくなった経験があります。序論は卒論の顔とも言える部分なので、どうしても「完璧に書かなきゃ」というプレッシャーが強くなりがちなんですよね。でも、そのプレッシャーが逆に執筆を難しくしてしまうこともあります。
そこで私は、まずは本論の中で一番書きやすい部分から書くことにしました。
具体的には、手元に資料が揃っていて、すぐに論理を展開できる章からスタートしました。例えば、先行研究の整理や調査結果のまとめなど、比較的具体的で書きやすい内容を優先的に執筆したんです。一度でも文章を書き進めることができると、気持ちが乗ってきますし、「書けた!」という達成感が次の執筆へのエネルギーになります。
また、書き始める際には、すべてを完璧にしようとせずに「とりあえず形にする」ことを意識しました。
例えば、途中で「ここにはもっと具体的な例が必要だな」と思ったり、「この部分はあとで確認したい」と感じたりした箇所があったとしても、いったんはそのまま書き進めてしまいます。
後で細かい修正を加えればいいんですから、最初からすべてを完璧に仕上げようとする必要はありません。私は、「あとで調べる」「もっと掘り下げる」といったタスクをノートに書き出し、まずは全体の流れを完成させることを優先しました。
さらに、自分のモチベーションを維持するために「小さなゴール」を設定することも大切です。卒論はとても長い文章なので、「全部書き上げる」という大目標だけを掲げてしまうと、途中で心が折れてしまう可能性があります。
私は、「今日は1,000文字だけ書こう」「今週中に本論の一つのセクションを仕上げよう」といった、達成しやすい短期的な目標を立てながら進めていきました。小さなゴールをクリアするたびに、少しずつ自信がついていく感覚がありました。
こうして執筆を進めていく中で、次第に文章全体のバランスや、どの部分をもっと掘り下げるべきかが見えてくるようになります。
私は最初に作ったアウトラインを何度か見直し、章ごとの分量や内容の重点を調整しながら進めました。このプロセスは少し手間に感じるかもしれませんが、最終的には論文全体の説得力を高めることにつながります。
書き始めるときは、自分に優しく、とにかく「少しずつ進める」ことを心がけましょう。最初は不安だらけかもしれませんが、一歩ずつ形になっていく感覚を楽しむことが大事です。
5. 校正と推敲で仕上げ!
本文が書き終わったら、いよいよ卒論の仕上げに入ります。ここでのポイントは「校正と推敲を何度も繰り返すこと」。書き上げた直後は達成感でいっぱいになるけど、実はこの作業が卒論の完成度を左右します。
せっかく何か月もかけて書いた内容を、誤字脱字や不自然な表現で台無しにしないためにも、この段階をしっかりやりましょう!
誤字脱字チェックは基本中の基本!
まずは誤字脱字のチェックからスタート。これは一番ベーシックな作業ですが、意外と見逃しやすいものです。私の場合、最初にワードのスペルチェック機能を使いました。赤線が引かれている部分を全部確認するだけでも、かなりのミスを修正できます。
でも、ワードの機能だけでは不十分なことも。特に漢字の間違いや、日本語特有の表現のミスは見逃されやすいです。例えば「具体的な例」というべきところを「具体的な霊」と書いてしまったり……(実際にやらかしました!)。こういう部分は、自分の目で一文ずつ丁寧に確認する必要があります。
さらに私は、文章を紙に印刷して赤ペンでチェックしました。画面上で見るのと印刷したものを読むのでは、意外と違った視点で見られるのでおすすめです。特に長い文章だと、全体を見渡しやすくなるという利点もあります。
文章の流れを確認する「音読法」
次におすすめなのが、音読しながらのチェック。
「自分で読むなんて恥ずかしい」と思うかもしれませんが、実際に声に出して読むと、意外な引っかかりやリズムの悪さに気づくことが多いんです。例えば「この文章、主語と述語が合ってないな」とか、「同じ言葉が何回も出てきて読みにくいな」とか。私は図書館の個室を予約して、こっそり音読していました(笑)。
また、友達や家族に読んでもらうのも効果的です。第三者の視点でチェックしてもらうと、自分では気づけなかった矛盾点や不自然な表現が浮き彫りになります。私は文学部の友達に読んでもらったのですが、「この部分、もう少し具体例を入れた方がいいんじゃない?」とアドバイスをもらい、実際に修正したことで説得力が増しました。
参考文献リストや注釈も抜かりなく!
校正で忘れがちなのが、参考文献リストや注釈の確認です。これらのフォーマットがきちんとしていないと、卒論全体の印象が一気に下がります。特に、文学部の卒論では参考文献の正確性が重視されるので注意!
私の大学では、「APAスタイル」と呼ばれる形式を推奨されましたが、最初は何が何だかさっぱり……。そのため、ネットでテンプレートをダウンロードして、ひたすらそれに沿って記載しました。特に、書籍や論文ごとに表記ルールが異なるので、一つずつ確認しながら進めることが重要です。
注釈についても、どの部分にどの資料を使ったのかを正確に記載する必要があります。
「あとでやればいいや」と思って後回しにすると、どの資料を使ったか分からなくなりパニックになるので、早めに取り掛かるのがおすすめです。私は執筆中にメモを取っていたので、スムーズに注釈を付けることができました。
完成版を提出する前に「最後のひと手間」を!
卒論が完成してホッとする気持ち、分かります。でも、提出前の「最後のひと手間」がとても大事です。私の場合、以下のチェックリストを使いました!
- 表紙や目次のフォーマットは正しいか?
- ページ番号は適切に入っているか?
- 各章のタイトルに誤りはないか?
- 余白や文字サイズは大学の規定通りか?
特にフォントや余白、行間といった細かいルールを確認するのは、意外と忘れがち。先生によっては、内容よりも形式のミスに厳しい方もいるので、ここはしっかり見直しておきましょう。
私はこの作業中に、「目次のページ番号がズレてる!」と気づき、冷や汗をかきながら修正しました(笑)。
【卒論テーマ選びの悩み】
卒論でまず最初に悩んだのが、テーマ選びでした。卒論のテーマって、後から変更できるわけでもないし、選ぶまでにかなりの時間をかけました。
私は映像系なので、映画に関するテーマが無難だろうと感じたんですが、映画の中でもどんな視点で分析するのか、まったく決まらなかったんです。
最初に考えたのは「映画全般について書こうかな」という感じ。でも、映画ってあまりにも広すぎて、具体的にどの映画を選んで分析すればいいのか迷いました。
それに、他のテーマにしようかなとも思ったけど、結局「自分が好きなことをやろう」と決めて、アメリカホラー映画をテーマにすることにしたんです🎥!
ホラー映画なら、自分が好きなジャンルだし、深堀りしていくのも楽しそうだなと。でも、映画の中でもホラー映画はかなり多くて、何を切り取るかがすごく難しかったです。
結局、映画批評や社会的背景に注目することにして、何度も先行研究を調べ、教授にも相談しながら決めました。
テーマ選びに時間をかけたからこそ、卒論を書く段階では「このテーマでよかった」と思えることが多かったです。
アドバイスとしては、テーマはできるだけ自分が興味を持てるものを選んだ方が、後々苦痛じゃなくなるので、じっくり考えたほうがいいと思います。
【資料集めとリサーチの現実】
テーマが決まったら、次は資料集め。これが思った以上に大変でした。
映画を分析するためには、まず映画そのものを見るのはもちろんですが、それに関する批評や研究書も必要です。
映画はそもそも1回みるのに時間がかかるというのと、1回目は普通に楽しんでみたい気持ちがあったので、なかなか大変でした。
なので、私は最初の1回は普通に映画を楽しむようにしていました、複数みることで1回だけじゃ分からないような細かいところに目がいき、やっと分析できるような気がします。
最初は図書館の本を中心に集めようと思ったんですが、なかなか自分のテーマにピッタリなものが見つからず、時間がかかりました。
特に、学術的な資料はネットでは簡単に手に入らないことが多く、図書館でひたすら検索していました。
今では電子書籍も便利ですが、やっぱり古い資料や学術的な本を探すのは、実際に図書館で探すのが一番早かったです。
映画の批評や専門書を探すのがなかなか大変だったけど、ちゃんとした参考文献が見つかるとすごく嬉しかったです。
一方でインターネットで調べることも多かったんですが、ネットの情報は結構信頼性に欠けるものが多いので、いくら便利でも、最終的には自分で信頼できる情報を見極める必要がありました。
インターネットの資料も参考にしつつ、学術書にしっかり目を通して、論文の構築を進めていきました。
最初は資料集めが進まなくて焦ったけど、図書館やオンラインデータベースを駆使して、必要なものを揃えていくうちに、少しずつ自分の研究の足場が固まっていく感じがしました。
【執筆にかかる時間とスケジュール管理】
卒論を書く上で一番不安だったのは、時間の使い方とスケジュール管理でした。正直言って、「間に合うかな?」っていうプレッシャーは常にありました。
でも、振り返ってみると、早めにスケジュールを立てて、それに合わせて進めることで、思ったよりも順調に卒論を書き進めることができました。
早めにスケジュールを立てて計画的に進める
私は、夏休みごろから卒論の執筆をスタートしました。
最初は正直、まだ研究や資料集めも手探り状態で、進行具合が不安だったけど、「夏休み中に資料集めを終わらせる」「秋学期には執筆に本腰を入れる」といった具合に、大まかなスケジュールを立てて進めていきました。
もちろん、途中で進捗にズレが生じたり、思ったよりも時間がかかる部分もありましたが、最初からざっくりとした目標を立てていたおかげで、焦ることなく進めることができました。
最初の頃は、図書館でのリサーチやデータ収集に時間を割きましたが、実際に「書く作業」が始まったのは夏休み後半の9月から。
自分のペースを守りながら、計画的に進めていくことができたので、11月になっても「まだ書くことが残ってる!」って焦ることがありませんでした。
スケジュール管理のコツ
私は、スケジュールを立てる際に「月ごと」「週ごと」に分けてタスクを細かく設定しました。
月ごとの大まかな目標を決めたら、週ごとにさらに小さなタスクを設定して、ひとつひとつクリアしていきました。
この方法は意外と効果的で、週ごとに「今週はここまでやる!」と決めておくと、進捗が見える化されてモチベーションも維持しやすくなりました。
さらに、私は「ポモドーロ・テクニック」を活用しました。25分集中して作業して、5分休憩を挟むという方法です。
集中している時間帯と休憩のタイミングがはっきりするので、効率的に執筆を進めることができました。
特に長時間集中するのが苦手な私にとっては、このテクニックが非常に役立ちました。作業に集中していると、時間が経つのがあっという間で、気づいたら目標の文字数をクリアしていることもありました。
締切直前は焦ったけど、何とか乗り越えた!
もちろん、スケジュール通りに進んでいても、卒論の締切が迫るにつれて「本当に間に合うのか?」という不安は増していきました。特に、11月後半から12月初めにかけては、焦る気持ちが強くなりました。
それでも、事前に計画を立てておいたおかげで、残りの時間をどう使うべきかが明確になっていて、慌てずに済みました。
最後の調整や仕上げに時間がかかるのは、誰でも経験することだと思います。
私も、最後のチェックや文章の微調整には結構時間を費やしました。
文章を何度も読み返しては「これで大丈夫かな?」と悩んだり、内容に不安を感じたりすることもありましたが、スケジュール管理のおかげで余裕を持ちながら修正作業ができました。
旅行に行けた余裕も!
最も大きかったのは、スケジュール通りに進められたことで、11月には友達と海外旅行にも行けたことです。
卒論が予想以上に順調に進んでいたので、少しリフレッシュして頭をリセットする時間が取れました。旅行前にきっちりと必要な部分を書き終え、帰ってからまた集中して仕上げることができたので、焦ることなく作業を進められました。
やっぱり、忙しい時期にこそ、ちょっとした息抜きや気分転換が重要です。
計画通りに進めることで、卒論執筆の過程でも余裕を持って楽しむことができました。
【思った以上に大変だった部分】
卒論を進める中で、一番苦しんだのは「論理の整理」と「文章作成」でした。
映画の分析をするうえで、まずは自分の考えを整理して、それに合った証拠を持ってこなきゃいけないんですけど、思っていたよりもその部分が難しかった。
最初はテーマが決まったことで、すぐに書き始められると思っていたんですが、実際に書き始めると、「何を伝えたいのか?」「どんな論点で進めるべきなのか?」ということに迷うことが多かったんです。
特に、映画をどうやって切り取るか、どこに焦点を当てるべきかという部分で、理論的な整理に時間がかかり、最初の1ヶ月はほぼ資料集めと頭の中での整理に費やしました。
そして、実際に書き始めると、何度も書いては消して、書いては消しての繰り返し。
最初に書いた内容が、何となくうまく伝わっていない気がして、すぐに修正したり、考えを変えたりすることが多かったです。この過程は思った以上にストレスで、何度も「これでいいのか?」と迷いました。
今考えると、そうやって自分の考えを形にしていく過程が大事だったんだなと思いますが、その時はかなりつらかったです。
また、証拠となる資料がうまく見つからず、進捗が止まってしまうこともありました。
特に、映画の批評や社会的背景に関する資料はたくさんあったのですが、自分のテーマにピタッとはまるものが見つからないと、本当に「どうしよう?」という気分になりました。
でも、そういったときにどうにかして前に進むために、ネット検索や図書館を何度も行き来して、なんとか資料を集めました。
書籍を借りると返しに行くのがめんどくさいので、学校のものは大量にコピーしてました。
なかなかの金額がかかります💦
卒論を書くうえで、最初に「これくらいの時間で終わるだろう」と予想していた部分に、予想以上に時間がかかりました。
特に論理整理や資料収集に時間をかけたので、最初にしっかり計画を立てることの大切さを痛感しました。
【卒論で感じた成長と達成感】
卒論の一番の魅力は、書き終えた後に得られる「達成感」です。
執筆していく中で、自分の考えがどんどん形になっていくのを感じることができました。
最初はとにかく不安だったし、自分の意見に自信が持てなかったんですが、書き進めるうちに少しずつ自信を持てるようになり、完成に近づくごとに「頑張ってよかった!」と感じる瞬間が増えていきました。
論文を書く過程では、論理的な思考や文章力、批判的な視点が養われたと実感しています。
映画をただ楽しむだけではなく、背景や社会的影響を考えて分析することで、映画に対する見方が深まりました。
また、映画を通して現代社会や文化の問題を考えることができたので、非常に勉強になりました。
一番成長を感じた瞬間は、やっぱり「文章が進むごとに自分が成長している」という実感が湧いたときです。
最初は全然書けなくて悩んでいたのに、何度も手直ししながら進めていくうちに、論理的に話を組み立てられるようになったり、自分の意見をうまく伝えられるようになったりしました。
それが自分でも嬉しくて、少しずつ進めていくことが楽しくなってきました。
小さな達成感が積み重なって、大きな達成感につながったなと思います。
例えば、1章を書き終えたときや、必要な資料を全部集めたとき、論文が完成したとき。それぞれの小さな達成感が、最終的なモチベーションに繋がったと思います。
【卒論執筆に役立つツールとアドバイス】
卒論を書く際には、ツールを上手に活用することが非常に役立ちました。
特に便利だったのは、「Zotero」や「EndNote」といった文献管理ツールです。これらを使うと、引用や参考文献を簡単に管理できるので、資料が増えてくると大きな助けになります。
卒論を書くときは、参考文献が多くなりがちなので、こういったツールを最初から使っておくと、後で楽になると思います。
「ChatGPT」を使ってみた体験談
まず、「ChatGPT」というAIツールを試してみました。これ、最近よく耳にするツールだと思いますが、どのくらい卒論に役立つのか気になって使ってみたんです。正直、最初は「AIで卒論が完成するなら最高じゃん!」なんて思っていたんですが、実際にはそんなに甘いものではありませんでした(笑)。
アイデア整理や文章構成には便利!
ChatGPTを使ってみて一番役に立ったなと思ったのは、アイデアを整理したり、文章構成を考えたりする時でした。例えば、「このテーマについて議論する場合、どんな切り口が考えられる?」とか、「○○という概念について説明する文章の例を出して」といった感じで質問をすると、意外と役に立つ回答が返ってきました。自分の頭の中がゴチャゴチャしている時に、シンプルなアイデアを出してくれるのはありがたかったです。
でも、完璧ではない!
とはいえ、ChatGPTが出してくれる答えがそのまま卒論に使えるかというと、正直微妙です。
AIが出す内容は一般論や既存の情報がベースなので、卒論のような深掘りが必要な文章にはそのままでは不十分なんです。例えば、「このデータの裏付けは何?」とか、「具体的な事例は?」といった疑問が出てきた時には、自分で資料を探す必要がありました。
また、文献からの引用や正確なデータに基づいた記述は、ChatGPTでは対応できません。AIが生成する文章には正確さが欠ける場合もあるので、「どこまで信じていいのか」をしっかり見極めることが重要です。特に教授に提出する段階では、「この文章、ChatGPTが作ったでしょ?」と指摘される恐れがあるので、最終的には自分の言葉で書き直す必要があります。実際、私も教授から「AIに頼りすぎず、自分の思考で文章を構築するのが大事だよ」とアドバイスを受けました。
ChatGPTはどう使うべきか?
私の結論としては、ChatGPTはあくまで「サポートツール」として使うのがベストだということです。例えば、執筆が進まない時にアイデアを引き出したり、すでに書いた文章の表現を少し工夫したりする際には、とても役立ちます。しかし、卒論の中心となる議論や分析は、自分でしっかり考え抜く必要があります。
集中力を保つための工夫も大事です。
私はポモドーロ・テクニックを使って、25分間集中して書き、5分休憩を入れる方法を実践していました。これが意外と効果的で、集中力を維持しつつ作業を進めることができました。
散歩をしてリフレッシュしたり、ちょっとした本を読むことで気分転換を図ったり、作業が進まないときは別の方法でリセットすることも大事でした。
では、どんな環境で執筆するかも大切なポイントです。
自分にとって集中できる環境を見つけることが、作業効率を大きく左右します。
私もいろいろな場所で執筆を試してみましたが、それぞれに良い点があって、状況や気分に合わせて使い分けることが成功のカギでした。ここでは、私が利用したおすすめの場所について、それぞれ詳しくご紹介します!
1. 図書館:静寂と知識の宝庫
図書館は、卒論執筆の定番ともいえる場所。
何と言っても最大の魅力は、静かで集中できる環境が整っている点です。私の場合、リサーチをしている段階や資料を集めるときに特に利用しました。豊富な書籍や論文が揃っているため、「この情報どこから引っ張ってこよう?」と困った時の救世主的な存在でした。
図書館の静けさは、集中力を高めてくれるので、黙々と作業を進めたいときには最適です。また、図書館の独特な空気感が「今、自分は勉強している!」という意識を高めてくれました。席に座ると「頑張らなきゃ」という気持ちが自然と湧いてきて、集中力が続くことが多かったです。
さらに、大学の図書館は無料で利用できる点もありがたいポイント。コストを気にせず長時間作業できるのは学生にはうれしいですよね。ただし、利用時間が限られている場合もあるので、計画的に作業を進めるのがコツです。
2. カフェ:適度な雑音が生む集中力
静かすぎる環境が苦手な人には、カフェがおすすめです。
私もよくカフェを利用して執筆を進めましたが、適度なざわめきと心地よい音楽が、逆にリラックスできて集中力を高めてくれました。特に、何時間も同じ場所にこもって作業するのが苦手なタイプの人にとって、カフェは気分転換をしながら進められるので相性抜群です。
カフェにはコーヒーや軽食があり、作業中のエネルギー補給も簡単です。私の個人的なおすすめは、蔦屋書店が併設されたスターバックス!この場所は、本屋とカフェの良いとこ取りで、卒論の執筆には最高でした。本棚に並ぶいろいろなジャンルの本が目に入るので、思わぬアイデアが浮かぶこともあります。
また、映画関連の本が充実していることも多く、私が書いていたテーマにぴったりな資料をその場でチェックできるのも魅力でした。
ただし、カフェで作業する際は、混雑する時間帯を避けたり、長居しすぎて迷惑をかけないようにするなど、マナーも忘れずに。
3. 自宅:自由なペースで作業できる快適空間
自宅は、自分の好きなように環境を整えられるのが最大の利点です。好きな飲み物を用意したり、音楽を流したりと、自分にとって快適な環境で作業ができます。私も自宅で執筆を進めることが多かったのですが、最初のうちはついついダラダラしてしまうこともありました。
自宅での作業を成功させるポイントは、作業時間と休憩時間をしっかり区切ることです。私はタイマーを使って「この時間は絶対に集中する!」と決めたり、終わったらご褒美に好きなスイーツを食べるなどして、メリハリをつける工夫をしました。また、デスク周りを片付けてシンプルにすることで、集中力が高まった気がします。
ただし、自宅は誘惑も多い場所です。スマホやテレビが気になったり、家族の声が気になることもあるので、集中するためには「自分ルール」をしっかり設けることが大切です。
4. 大学の自習室:仲間とともに頑張れる環境
大学にある自習室も、卒論執筆において心強い味方でした。特に、図書館が満席だったり、他の場所ではどうしても気が散ってしまうときに、自習室の静かで落ち着いた雰囲気が助けになりました。
自習室の良いところは、同じように作業をしている学生たちの存在です。周りで真剣に取り組んでいる姿を見ると、「自分も頑張らなきゃ!」という気持ちになります。特に、友人と一緒に利用すると、休憩中にお互いの進捗状況を話し合ったり、モチベーションを共有できるのも良かったです。
ただし、自習室も混み合う時間帯があるので、席を確保するためには早めに行くのがおすすめ。朝一番で行って集中することで、1日を有意義に過ごすことができました。
また、卒論に集中するには、3年までにすべての単位を取りきるというのも大事なことです!
これを達成することで、4年生の卒論執筆に集中できる環境を整えることができます。大学生活の後半に向けて、学業の負担を減らしておくことで、精神的にも余裕を持って卒論に取り組むことができるのです。
私自身も3年生のうちに単位を全て終わらせることを目指しました。最初は「どうせ4年生になれば卒論で忙しくなるから、それまでに頑張らないと!」という気持ちで、必死に履修登録やレポート提出をこなしていました。
やはり、4年生に入ってから「卒論だけに集中できる時間」を作ることができたので、その後の進行がスムーズに感じました。特に、卒論の構想やリサーチに必要な時間を十分に確保するためには、単位を3年生のうちに取り終えておくことが大切だと思います。
この段階で単位をしっかり取ることで、卒論の提出期限を守ることができるだけでなく、クオリティにも集中できる余裕を持つことができました。
実際、4年生になってからは卒論執筆に多くの時間を使えたので、納得のいく内容に仕上げることができました。もし単位を残してしまうと、卒論だけでなく、卒業に向けた履修やその他の事務的な作業にも追われることになります。そのため、計画的に学業を進め、4年生に入る前に全ての単位を取っておくのが理想的です。
私は4年生の春学期には、時間割が卒論演習の1時間のみという、とても楽な状況でした。
この期間、週1回の卒論演習があっただけで、あとは自由な時間がたっぷりありました。正直なところ、これまでの大学生活でこんなにゆっくりと過ごせるのは初めてで、かなり嬉しかったです。
卒論演習の1時間だけだと、1週間の中で他の授業や活動に費やす時間がほとんどなくなるので、その分自分のペースで卒論に集中することができました。もちろん、卒論に関する作業やリサーチ、文章作成の時間は必要でしたが、それでも自由な時間が多かったので、普段できなかったことにも挑戦したり、久しぶりにゆっくりと休んだりすることができました。
例えば、春学期中に私は平日を利用して、1週間ほどの旅行に行けました。卒論の進行具合に合わせて、リフレッシュするための時間をしっかり確保できるのは、4年生の春ならではの贅沢な使い方です。
旅行先での気分転換や新しい経験が、逆に卒論執筆にも良い影響を与えてくれたと感じています。新しい刺激を受けて帰ってきた時には、卒論に対する新たな視点やアイデアが浮かんだり、集中力も増したりしました。こうした余裕のある時間を持つことで、卒論だけに縛られず、学外の経験も大切にできたのが良かったと思います。
一方で、周りの友達でまだ単位を取りきっていない子たちは、かなり大変そうでした。
私のように単位が終わっている子は、卒論に集中できる環境が整っているのですが、単位を取りこぼしている子たちは、履修やレポートの提出に追われることが多く、精神的にもかなり余裕がない様子でした。
特に、卒論に時間を割けない状況で進めなければならないのは、かなり辛そうでした。4年生の春に単位を取り切れなかったことが、卒論に影響を与えることもあるので、やはり早い段階で単位を終わらせておくことが重要だなと改めて感じました。
その点、私は3年生のうちにしっかりと単位を取っておいたおかげで、卒論に集中するための時間と精神的な余裕が確保でき、結果的に4年生の春学期はとても充実した時間を過ごすことができました。
卒論が終わった後も、焦らずに卒業に向けて準備を進めることができたので、非常に良いペースで学業を終えられたと思います。
【結局、卒論って大変なのか?】
卒論を実際に書いてみた感想は、「大変な部分もあったけど、計画的に進めていればそこまで大変じゃなかった!」というのが正直なところです。
私は、卒論に取り掛かる前から「計画的に進めよう」と心に決めていたので、思ったよりも順調に進んだ部分も多かったです。
まず、スケジュール管理は本当に大事です。私は夏休みごろから卒論の執筆を始めました。
9月に入った時点で「ここまで進める」「こんな資料を集める」といった目標を立てて、それに合わせて進めていきました。
特に、夏休みは自由な時間が多く、他の授業に追われることがなかったので、集中して作業を進められました。
もちろん、途中でちょっと手が止まることもありましたし、「これで進んでるのかな?」という不安もありました。でも、全体的に早い段階でスケジュールを立てて、コツコツと進めていったので、大きな焦りやプレッシャーを感じることなく進めることができました。
実際、11月の終わりには旅行にも行けたし、他の大学の友達と遊びに行くこともできました。もちろん、旅行に行く前には必要な部分をしっかりと執筆しておいて、帰ってから急いで仕上げるなんてことはしませんでした。
あくまで計画的に進めていたので、余裕を持ってスケジュール通りに卒論を書き終えることができました。
このように、スケジュールをしっかり立てて、夏休みから執筆を始めれば、卒論が思ったほど大変ではないというのが私の実感です。
特に、早めに進めることで、締め切り前の焦りを防げるし、途中で他のことを楽しむ時間も持つことができました。
卒論に対するプレッシャーも減るので、精神的にも楽でした。
とはいえ、やはりしっかりと計画を立てることは大事で、締め切りを守るためにも自分のペースを守ることが重要です。
無理して一気に書こうとすると、後でバタバタしてしまうので、自分のペースで少しずつ進めるのがポイントです。
卒論は確かに大変な部分もありますが、早めに取り組んで計画的に進めていけば、最後まで乗り越えることができると思います。
自分に合ったペースで進めば、卒論も楽しみながら取り組めるはずです!
この記事が参考になれば幸いです!