受験生のみなさんは共通テストまで1ヶ月、二次試験まで2ヶ月ぐらいでしょうか。
ここから最後の追い込みの時期かと思います。
今回は僕が一年前の受験のときに実際に使っていたふせんを使ったタスク管理について紹介します!
年末年始の時期、学校や予備校、塾が閉まり家で勉強する時間が増えると思います。そんなときに役立つ方法です!
なぜタスク管理をする必要があるのか
なぜ受験まであと1ヶ月の状況で改めてタスク管理をした方がいいのでしょうか?
それは
受験までの残りの期間はバランス良く勉強することが大切だからです!
同じ高校や塾に通う人も志望校によって必要となる科目や、どの科目にどれぐらいの時間をかけるか変わります。
さらに、ここからは自分の苦手なジャンルを潰せる最後の期間になります。
なので、「なに」を「どれぐらい」やるのかを考えて効率的に勉強することはとても大切です。
特に国公立志望の人は勉強する科目も多く、科目によっては手が回っていないものもあるかと思います。
今回紹介するタスク管理をすることで1日にやるべき課題が可視化できるようになります。
課題の量が目に見えるようになると、科目ごとの偏りを修正することができますし、効率的に勉強することができます。
これからの時期はいい意味での諦めが大切になってきます。
あと1ヶ月や2ヶ月でやりたいことを全てやるのは不可能です。
どれだけやってもほとんどの人は不安です。
だからこそ、タスクを可視化して客観的に考えるというのは大切です。
やり方
用意するものは、ふせん(細長いやつじゃなくて、書き込めるある程度大きさがあるものにしてください)とペン、それを貼るための場所です。
僕は受験生の頃からこのふせんを使っていますが、書き込みができて、貼れればなんでもいいです。
用意ができたら、1日にやるべき課題を書いていってあとはペタペタ貼っていくだけです!
具体的なやり方ですが、ふせんに
- その課題をやるのにかかりそうな時間
- 量
- かかりそうな時間
を書いてそれを
優先順位の高い順番
に壁に貼っていくだけです。
具体的にやることには例えば、
数学 青チャート
などと書きます。
量の項目は
P.123-138
としてください。
この2つの項目は絶対に書くようにしてください。
かかりそうな時間は
90分
のようにそれをやるのに必要そうな時間を大体で書いてください。
この写真は僕が実際に書いているふせんです。
教育社会学という授業で出たレポートについて書いてあるものです。
1番上の「教育社会学」というのが科目の名前、その下の「1/30」というのが提出期限、「2000±200」というのが量、「PDF」と書いてあるのが提出方法です。
僕は大学に入ってからタスク管理を1日ごとでやるのではなく、やらなくてはいけない全てのタスクを書き出すようにしました。
受験生のころは1日にたくさんのことを詰め込まなくてはいけなかったのですが、大学生になってからはある程度余裕があるので、全ての課題を計画的にできるようにこうしています。
そしてこのタスク管理の1番の特徴は、ふせんの貼り方です。
実際に見てもらった方が早いと思うので、今の僕の勉強机の前の壁の写真を貼ります。
この写真のふせんの貼り方は
優先順位が高いものを右に、時間のかかりそうなものを上に
貼ることです!
この方法はマトリックスとも呼ばれています。
この貼り方の1番のメリットは
最も優先してやるべき課題がすぐにわかる
ということです。
右上に貼ってある課題は優先順位が高いにもかかわらず、時間がかかる課題ということになります。
つまり、右上の課題を優先して片付けていくのです。(逆に右下は、優先順位は高いけれど、時間はかからない課題ということになります)
そして、やることが終わったらふせんをその都度はがしていきます。
そうすることで、自分があとどれぐらいのことをやらなくてはいけないのかが一目瞭然になります。
僕は受験生のころはタスクを書いて壁に貼るという作業を寝る前にしてから寝ていました。
前日の夜に今日やるべきことが決まっているので、「今日は何をしよう」と朝から悩むことなく、すんなり勉強を始めることができます。
注意してほしいのが、ふせんには1日で終わりそうな量だけを書くようにしてください。
欲張ってあれもこれもと書くと結局それが1日で終わらず、タスク管理の意味がなくなります。
もちろん、人間ならその日の調子や予定外の出来事で終わらないこともあるでしょう。そんなときは次の日のタスクを考えるときに終わらなかった分も含めて調整すれば大丈夫です。
メリット
計画の中にある程度の自由度が持たせられる
このタスク管理をすることで、優先順位が目に見えるようになりますが、必ずしもその順番にやらなくてはいけないわけではありません。
数学の方が優先順位が高いけれど、どうしても英語がやりたい気分の時もあるでしょう。
そんなときは、今日残された勉強時間と目の前のタスクと相談して順番は調整できます。
僕はガチガチにスケジュールを決めてしまって、それが少しでもずれたり、気分が乗らなかったりするのが嫌だったので、この順番が自分で変えられるということはかなりありがたかったです。
科目ごとのバランスの偏りが少なくなる
書き出してみると社会系の科目にかける時間が全然取れていなかったことがわかったり、逆に数学に時間をかけすぎていることがわかったりします。
もちろん、全ての教科を一日少しずつやるのが絶対的な正解ではありません。しかし、あまりにも科目の勉強時間に偏りが出るのは避けた方がいいでしょう。
注意点
この方法も完璧な方法ではありません。
気をつけるべきことは
受験本番までのスケールで考えにくい
ということです。1日ごとのスパンでタスクを考えるので、受験本番までで考えると苦手科目にかける時間が足りなかったとなってしまう危険性があります。
こればかりはこのタスク管理では解決できないので、受験本番から逆算して、なにをどのぐらいやらなければいけないのはか定期的に考えるようにしてください。
また、僕が今しているように受験本番までにやるべきことを全て書き出して、この方法で貼ってもいいのですが、そうするとあまりにもふせんの量が多くなって結局管理ができなくなってしまいます。
受験本番までにやるべき目標と、1日でやるべき目標は分けて考える方がいいと思います!
まとめ
残された少ない時間で効率的に勉強することはとても大切なことです。
もし、自分でずっと続けてきた課題の管理方法があるならそれを続けてください。
残りの時間を最大限に活用するためにも、今でただなんとなくやるべきことをやってきたという人はぜひ今回紹介した方法を活用してみてください。
今年受験の人は受験まで残り少なくなってきました。
少し書きましたが、ほとんどの人はどれだけ準備しても不安です。
体調管理に気をつけて、残りの期間でできることを精一杯頑張ってください!