【予備校ナシで合格】参考書マニアが選ぶ神参考書!

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皆さんこんにちは。筑波大のあでりです。

今回は、理系の私が大学受験生時代に使っていた参考書を大公開!します。

実は私、高校生時代は大の参考書マニアでして、良さそうな参考書を片っ端から買ったり譲ってもらったりして参考書を眺めるのが大好きだったんです。同じ趣味の方がいたら嬉しいのですが…(笑)

大手予備校には通っていなかったので「カリスマ予備校講師」の代わりに「神参考書」を探すのに明け暮れていたのです。いわゆる「王道」と言われるベストセラー参考書から「隠れた名作」の参考書まで、大体の参考書は一度は見てきた自信があります!

今回は私が特に手を焼いた「数学」「生物」「化学」の科目について、私が惚れ込んで使い込んだ、皆さんに自信をもってお勧めできる参考書をご紹介します。

使い込んでいた感を出したかったのに、結構きれいに使っていたのかあまり伝わらない写真になってしまいました…。でもどれも私にとって思い入れのある参考書です。

参考書の選び方・買い方

参考書の紹介前に、皆さんに参考書選びのコツをお教えします。

参考書というのは無数に存在するわけで「どれが良いのか」という考え方が大事なのですが、この考え方はあまりに漠然としすぎています

「どれが良いのか」という考え方の中には、

「いつやれば良いのか」

「どうやって使うのが良いのか」

「この参考書を解くことで、どの程度のレベルまで到達できるのか」

という大きく分けて3つの視点に分解できると思います。

そして残念なことに「いつでも使えて」「どんな使い方もできて」「どんなレベルにまで完成させられる」というミラクルな参考書はこの世に存在しません

なので皆さんが参考書を買う時には、まずこの3つの視点ごとに「どういう参考書が欲しいのか」を考えてから色々調べてみることをオススメします

先生や先輩にオススメの参考書を聞く時にも、「受験用に最初に買う参考書で、基礎固めができる参考書を探しているんですけど…」とか「筑波大に行きたくて、基礎はもうできているので国立大学の入試レベルまで使える参考書が欲しいんです!」と具体的に欲しい参考書像を伝えられると、相談された側も適切に皆さんにアドバイスができるようになると思うので実践してみてください。

【数学】チャート式 基礎からの数学1A、2B、3「青チャ」

数3は中古で買ったので数3Cの時代のもの(笑)
でも問題無く使えていました。

これは言わずと知れた名作中の名作。「青チャ」として親しまれている参考書ですね。

一言で言い表すならば「数学問題の百科事典」

  • 使う時期:高2の秋くらい(受験を意識し始めた割と初期)にガリガリ解いて、後は適宜復習用に使う
  • オススメの使い方:まるまる一冊解いて数学における問題パターンをインプット知るために使おう。記述式答案をつくる練習もできる!
  • 完成させたときの到達レベル:地方旧帝大(東大京大を除く)の国立大学レベルくらいまで

試験の場でよく見る問題と解答例がセットになってズラーっと記載されており、参考書を解ききる頃には大体の数学問題が「チャートで見たことあるぞ」という状態になります。

そもそも、チャート式の数学参考書には「白」「黄」「青」「赤」など複数のタイプがあります。これは目指したいレベルによってタイプ分けがされているのですが、私がオススメしたいのは「青」です!

青チャは「基本~ちょっと応用」までの受験するにあたってちょうど良い難易度の問題が記載されています。そのため、「受験勉強するぞ~!」と思ったらこの参考書からやり始めれば「基礎固め+応用問題を解くための足掛かり作り」ができるのです。なので、使って欲しい時期は高3手前くらいの受験生の初期です。

また、解答例もシンプルにまとめられているので2次試験用の記述式答案の作り方の参考にもなります

私はこのシンプルかつ分かりやすくポイントがまとめられた青チャが大好きで、高2で1A・2Bを完成させた後に高3の夏まで数3の青チャまで全シリーズ使い込んでいました。

記述式の練習にもしっかり利用させてもらっていたのですが、それまでの努力が実を結んだのか、高3夏明けの数学の授業で自分の解いた答案用紙が「クラスのお手本解答」として採用されデカデカと黒板に映された時は「青チャを信じてきて良かった~!」と心の底から思いました。高3夏前までクラス内で数学得意キャラではなかった私の解答が映されたことに、周りの友達はビックリしていました(笑)

ただし、青チャは正直、旧帝大以上のレベルの数学は網羅していません。あくまで受験数学に立ち向かうための体力づくり用の参考書ですので、青チャをやった後はそれだけで満足せずに他のよりハイレベルな参考書だったり入試の過去問なんかを解いて応用力を伸ばしていく必要があります。

応用系の参考書は色々使っていました。実をいうとあまりハマった参考書は無くて…(笑)

高校の授業でもらった参考書やプリントを解いていたり、模試の復習をしたり、とにかく「きれいな記述の解答例」がある問題を色々かじりながら解いていました。数学って最終的な数値の答えだけだと記述の部分でどこまで自分が解けていたか確認できないので、解説が無い問題を解いてもほぼ無意味なんですよね。

でも、受験最終版でもなんだかんだ数学でつまずくことがあると青チャを読み返していたりするので、数学の勉強の基盤にしておいて損はないです。

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【生物・化学】基礎問題精講

生物はなぜか行方不明です…。後輩に貸したのかなあ。

これは意外と知られていない名作なのでは…?と個人的に思っているシリーズ。私は生物・化学選択でしたが、両科目でお世話になった参考書です。

  • 使う時期:学校や塾で理科科目の半分くらいを勉強した時点。私はちょっと遅めの高3夏に使いこみました。
  • オススメの使い方:理科科目で定期テスト対策だけではなく、受験勉強もしないとなと意識し始めたタイミングで問題パターンのインプット用に使う。学校で配られる図説で復習しつつ使うと暗記効率UP!
  • 完成させた時の到達レベル:共通テスト7割レベルくらい?
  • これらの問題が解けなきゃ過去問に太刀打ちできないので、完璧に完成させてほしい参考書です。

高3手前の春に東大を受験していた先輩に受験勉強の相談をしていた時に、「3教科も大事だけど理科もぼちぼちやった方が良いよ」と言われてオススメされたシリーズです。ちなみにこの先輩も参考書にめちゃくちゃ詳しくて、私の知らない参考書の名前をぽんぽん紹介してくれるような方でした(笑)

問題レベルですが、かなり基礎~低レベルな受験問題まで程よく網羅しています。実際の大学入試の過去問から易しめの問題をチョイスして載せてくれているので、「入試問題ってこういう雰囲気なのね」というイメージを持つことができます。程よい問題数で全ジャンルの大体の問題パターンを網羅できるので、理科科目をコスパ良く時間をかけずに勉強できる「なんだかんだ最強な存在」の参考書。

私はこの参考書で理科科目の受験勉強をはじめて、理科科目に対する漠然とした不安を解消してから応用系の参考書に取りかかり始めました。

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【化学】化学重要問題集

学校で配布される人も多い印象のこちらの参考書。基礎問題精講を完成させた後に取り組んで欲しい、全理系受験生御用達の一冊!

  • 使う時期:基礎固めが完了したあたり。私は高3秋ぐらい。
  • オススメの使い方:問題が「必」「準」「無印」の3ランクでレベル分けされているので、まず「必」を完成させる→順次「準」や「無印」にも挑戦してみる
  • 完成させた時の到達レベル:旧帝大入試レベル(東大京大も頑張れば届くんじゃない?くらいのレベル)

1個上の先輩から、当時通っていた塾の大学生アルバイトの先生まで幅広い世代の人がオススメしていた参考書です。

この参考書は、過去問を解き始める前まで使える「ある程度基礎が完成した人」用の参考書。基礎問題精講と比べると結構解くのに時間がかかりますが、幅広い世代から愛されるだけあって解けるようになるとかなりハイレベルな得点力がつきます

1ページ目に「必」「準」「無印」で何周していたかの記録が残ってました!無印は難しすぎたしそこまで解けなくていいやと思ってのか全然解いてない(笑)

私がこの参考書を使っていた時期は模試の点数が伸び悩んでいたスランプ期だったので、参考書を見ると苦しい思い出がよみがえります…。とにかく解ききるのに根気が要る参考書だったので苦しかったんですよね~…。でもめげずに友達と一緒に自習室でこの参考書を解いていたら、模試の問題がだんだん解けるようになってきたのでオススメできる参考書です。

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【生物】大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法

私以外使っている人を見たことがないので勝手にマイナー認定している参考書です。

人気予備校講師の先生がつくった参考書なのですが、こういった「人気の先生が作った参考書」というのは他にも色々あります。こういうタイプの参考書は著者の先生と自分の相性が良いと「神参考書」になる可能性が高いです!青チャや化学重要問題集のように出版社が主体で作っている参考書と比べると、解説の文章が講義っぽく頭に入ってきやすいので私は結構好きでした。

  • 使う時期:基礎固めが完了したあたり。私は高3秋ぐらい。
  • オススメの使い方:解説が丁寧なのがウリですがイチから読んでいると時間がもったいないので、まず練習問題を解いてみて間違えていたら解説を読み込むと時短できます
  • 完成させた時の到達レベル:共通テスト8割レベル、旧帝大未満の国立大入試レベル

名前の通り、生物の中でも「計算」「グラフ」系の問題に特化した問題集です。生物選択あるあるだと思うのですが、生物選択者って数学とかのド理系な思考問題が苦手な人が多い気がします。だからこそ、計算・グラフで得点を稼げるようになって他の受験生と差をつけたい。私も例にもれず暗記が得意で手計算させる理科の問題が苦手だったので、この参考書で少しでもこの類の問題が解けるようになりたいと思って使っていました。

この参考書、何と言っても数学嫌いでもめげずに頑張ろうと思えるほど解説が分かりやすいです。正直これだけだと問題タイプが限定されるので生物科目の入試の解答力が身に着くとは言えないのですが、完成させるのに1~2ヶ月もかからないのでやってみると自信がつくと思います。

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あでり

あでり

筑波大学 生命環境学群 生物学類 大学4年

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