大学生になったら公認会計士を目指すのもアリ!

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受験生の皆さん、近頃勉強の調子はどうでしょうか。

目標に向かってコツコツと努力できているでしょうか。

ここで言う目標は、志望大学合格と思い浮かべる人がほとんどだと思います。志望大学に行きたいからという気持ちが勉強へのモチベーションになっていることと思います。

しかし仮に「大学合格」を人生におけるひとつの通過点とみた場合、皆さんが長期的に掲げる目標は何でしょうか。

それは、将来の夢というもので、大人になって何を仕事にしたいか、どのような職種につきたいかです。

大学はいろいろな経験をして、自分の好きな事、やりたいこと、自分の適性を見つけるためという性格が強いです。

大学はやはり1つの通過点であるため、長期的な目標を持つことはとても意義があります。

長期的な目標を持とう

長期的な目標を持つことは、受験勉強にも大きく関係します。

志望大学合格という目標のみではなく、長期的な目標も設定することで、モチベーションを保つ効果が高くなるのです。

また、長期的な目標を、高校生のうちに設定することで、就職活動も優位に進めることができます

まだ大学に入ってもいないのに「就職活動なんて」と思う方もいるかもしれません。筆者も同様のことを受験生時代に聞いた時には、すぐには納得できる話ではありませんでした。

では、なぜ就職活動を意識したらよいか、それは就職活動開始時期が年々早まっているからです。

就職活動はいつから始まると皆さんはお考えでしょうか。自分の見聞を広めたり、資格勉強等まで広く就職活動を捉えた場合は、大学生になった瞬間から始まっていると言っても過言ではありません。

また、狭くとらえたとしても、遅くとも大学3年生が始まった頃から、徐々に説明会やOBOG訪問、インターンなどの機会が増えていき、今まで一緒に遊んできた友人が就職活動にどんどん染まっていきます。

そのため、高校生のうちにざっくりとしたものが決まっていれば、受験勉強のモチベーションになるだけでなく、大学に入ってからもすぐに対策できるようなrのです。

筆者の場合は、高校3年生のうちに将来就きたいと思う職業を決め、大学に入ってからやるべきことを、ざっくりと決めていました。そのおかげで、大学1・2年生では、やるべき勉強をすきま時間に進めることができました。

その目標とは公認会計士です。

今回は人気職業である公認会計士について、仕事内容や必要な学習などを皆さんにご紹介します。

公認会計士とは?

名前の通り、会計についての専門家、簿記をする人、そのくらいのイメージではないでしょうか。

位置づけとしては、公認会計士は3大国家資格の1つであり、医師国家試験・司法試験と並ぶビッグライセンスです。

資格取得に必要な時間

資格取得のための平均学習時間は3000時間~5000時間といわれており、とても長い時間を要するので、長期的に学習を継続する必要があります。さすがは国家資格といったところであり、一朝一夕で取得できるものではありません。

公認会計士のメリット

資格取得に非常に大きな時間が掛かる分、見返りも大きいです。

公認会計士の魅力の一つとして、高収入であることが挙げられます。初任給は、他の大企業よりも多く、平均年収も1000万円を超えています。公認会計士受験生の中には、給料の高さのみを志望動機として学習を始める人もいるほどです。

また、自分のキャリアに強い武器にもなります。仮に大学在学中に公認会計士試験に合格したとしたら、通常はビック4と呼ばれる監査法人のいずれか、またその他監査法人に入社します。

また、公認会計士試験に合格した後に、自分の関心が、会計や監査から離れ、他の分野に移ったとしても、その身につけた知識と専門性は、多くの業種の企業においても役立つものであり、強力な武器を持った状態で、他の就活生と戦うことができます。

公認会計士の仕事内容

企業の会計を監査することです。

公認会計士は会計士の専門家であり、日本のあらゆる企業が出す財務諸表等(企業の1年の業績や企業の期末における財政状況など)を監査する役割を担っています。

皆さんも企業のホームページを見ると、財務諸表等が閲覧できるようになっていますが、その監査やアドバイスをするのが公認会計士なのです。

財務諸表と作成する経理の方は必ずしも、会計を本業としている方ではないため、公認会計士がチェックすることで、適切な情報が社会に提供されているのです。

監査といっても、会社によって性格は異なります。一般会社なのか、それとも金融系会社なのか、それとも学校や病院などの公的機関なのかです。

監査のといっても様々であり、公認会計士になってからは、自分の興味のある業界の監査をすることを選択することができるのです。

筆者の場合は、高校生時代に公認会計士の存在を知り、長期的な目標として掲げ、大学受験のモチベーション維持に大きく役立ちました。

一次試験

公認会計士の試験は大きく分けて2つに分かれます。

1次試験の役割である、短答式試験。

2次試験の役割である、論文式試験の2つです。

大学受験に置き換えると、共通テストと大学別の2次試験といったところです。

短答式試験は、4科目から構成されています。財務会計論、管理会計論、企業法、監査論の4つです。

点数構成は財務会計論が200点で、その他3科目がそれぞれ100点の合計500点です。合格ボーダーは70%前後です。

財務会計論

財務会計論は500点のうち200点を占める最重要科目です。

企業の経営成績や財政状態を明らかにして、投資家、債権者等の利害関係者の意思決定に有用な情報を提供することを目的としています。

財務会計論は「簿記」と「財務諸表論」に分かれます。

「簿記」は企業の経営成績や財政状態を明らかにするために、企業の経営活動を記録する分野です。

「財務諸表論」とは、計算が準拠する会計基準の内容や定立された経緯、学説の対立などの理論を学ぶ分野です。

以上2つから財務会計論は構成されており、公認会計士の学習を始めたら最初に取り掛かるものです。簿記は受験生のみなさんも聞いたことがある方も多いと思います。高校生のうちに、簿記を取得している人も一定割合いると思うので、受験が終わってから、春休みの間に取得を目指してもいいかもしれません。

管理会計論

企業内のデータを経営者等の内部の利害関係者へ提供し、経営判断や業績管理に役立てることを目的としています。

管理会計論も、大きく分けて、原価計算と経営管理の2つに分けることができます。

原価計算は、主に製造業で行われており、製造原価の計算を行うことを目的としています。

経営管理は、会計データを用いて、経営判断や業績管理を行うことを目的としています。

管理会計論を学習すると、企業の出している財務情報などを自分で分析することができるため、非常に面白い科目です。

企業法

企業法という科目の名前は複数の法律の総称であり、実際に企業法という単体の法律があるわけではありません。

企業法を学ぶことによって、日頃生活していたら触れることがないような、企業の内部の仕組みなどを学ぶことができます。

監査論

公認会計士の独占業務である監査について学ぶ学問です。企業が提出する会計情報の結果を、独立した立場からチェックする行為です。

監査論は、実際に公認会計士になって実務を行なっていく上で、直結して必要な知識になっているため、机上の学問というよりは、実践的な知識の性格を有します。


以上が短答式試験の概要となります。

人によりますが、2次試験よりも1次試験の方が合格するのが大変だったという声を多く聞くので、公認会計士の登竜門とも言える試験であると言えます。

二次試験

二次試験は論文式試験で、簡単に言えば、短答式試験の科目にさらに2科目加えたものになります。

科目は5科目で、会計学(短答式試験の財務会計論と管理会計論が合わさったもの)、企業法、監査論、租税法、選択科目(経営学、経済学、統計学、民法の中から1科目)で構成されています。

論文式試験は短答式試験と異なり、解答が記述式です。マークでは無いため、本質的に理解する必要があります。

短答式試験に比べて大きく異なっている点は、租税法と選択科目の2科目が増えたことです。

租税法

法人税、所得税、消費税を主に学ぶことを目的としています。企業をとりまく、税制を理解することが求められます。

次は選択科目についてです。4科目から1科目を選ぶことができます。

大半の受験者は経営学を選択するため、ここでは選択科目として経営学を紹介させていただきます。

経営学

「経営管理」と「財務管理」に分けることができます。

経営管理とは、経営方針やビジョンを決めて実行するための理論です。どのように経営すれば、効果的かなどの理論的なことを学びます。

財務管理は主に、企業が資金調達し、運用するための理論や、投資意思決定に関する理論を学びます。

論文式試験に合格すると晴れて公認会計士試験合格となります。

大学生で公認会計士を目指す理由

公認会計士試験合格までの道のりは長く、平均学習期間は2年から3年と言われています。

しかし、大学生活は4年あります。

何も展望や目的のないまま過ごしてしまうと、あっという間に4年間は過ぎてしまいます。

大学生活をより充実したものにするという点でも、公認会計士はおすすめです。

1つの目標があると、人間は継続的に努力をすることができますし、大学受験による燃え尽き症候群を避けることもできます。

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この記事を読んで、公認会計士に興味を持った方がいれば幸いです。

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そうでは無い方も、これをきっかけに自分の将来について考えるきっかけになれば幸いです。

ぱおちゃん

ぱおちゃん

早稲田大学 文学部

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