こんにちは!なおきです。
「大学に入ったら、授業を受けるだけじゃなくて、いろんな課題に追われるって聞いたことある?」
そう、高校生の皆さんがこれから経験する「大学生生活」には、ちょっと大変な「レポート課題」が待っています。
特に、早稲田大学の政治経済学部では、授業ごとに1500~3000字程度のレポートが課されることもあって、負担はなかなかのもの。
私自身も、大学に入って最初の「学術的文章の作成」という授業で、論理的な書き方や引用のルールを初めて学び、正直「こんなにルールが多いの?」と驚きました。
さらに、負担の重い授業では、この分量のレポートを中間と期末の2回も出さなければならず、締切ギリギリで徹夜したことも…。
でも、これが大学生のリアルなんです。
この記事では、そんな「大学生のレポート課題」の実態を、授業内容から実体験まで、わかりやすくお届けします!
大学生のレポートとは?
「大学生のレポート」と聞くと、なんだか難しそうに思えるかもしれません。
高校までの作文と比べて、大学でのレポートは「論理的に説明する力」と「根拠(エビデンス)を示す力」が求められます。
つまり、ただ感想を書くのではなく、「なぜそう思うのか」「どんな資料をもとに書いたのか」をはっきりさせる必要があるんです。
特に早稲田大学の政治経済学部では、授業ごとに1500~3000字程度(Wordに換算して1~3枚)のレポート課題が出ることが多く、ボリューム感は高校生の課題とは比べ物になりません。
しかも、負担が重い授業ではこの分量のレポートを中間と期末でそれぞれ提出しなければならず、締め切り直前には「なんでこんなに量が多いの!?」と頭を抱えることもしばしば。
私の体験談を話すと、ある授業では期末に「3000字以上のレポート」が指定され、テーマは「日本の財政政策の現状と課題」。
専門書や論文を参考にしなければ到底文字数が足りないので、締め切り1週間前から図書館に通い詰め、毎日ノートパソコン片手に文献を読み込みました。
特に参考文献リストの作成が大変で、引用箇所を間違えると減点されるため、何度も見直しました。
しかも、この授業では中間にも2000字程度のレポートを提出しており、内容は「日本の少子化対策について」。
中間と期末を合わせると合計5000字以上…。当然ながら、他の授業のレポートやテスト勉強も並行して進める必要があり、週末はまさに「図書館合宿」状態に。
締切当日は、早稲田キャンパス内のPCルームで、ギリギリまで推敲して、締め切り直前特有のサーバーの重さにもイライラしながらオンラインで提出したものです。
こんな感じで、大学生のレポートは「大量の文字を書く力」だけでなく、「計画的に進める力」や「複数課題を同時進行する力」も求められるんです。
これを読んで「うわ、大変そう…」と思った高校生の皆さん。でも安心してください、コツをつかめば効率的に進められるようになりますよ!
レポートの基本構成
さて、ここからは「実際にレポートを書くとき、どんな構成で進めるのか?」を解説していきます。
大学生のレポートは、単に思ったことを書き連ねるのではなく、決まった「型」に沿って論理的に構成する必要があります。
これを知らずに書き始めると、せっかく内容が良くても減点されてしまうことも。
以下に、早稲田政経で実際に提出するレポートの基本構成を例に挙げます。
【表紙・タイトルページ】
- タイトル(レポートのテーマ名)
- 自分の名前(フルネーム)、学籍番号
- 提出日、授業名、担当教員名
例えば、「日本の財政政策の現状と課題」など、具体的なテーマをタイトルにすると良いです。
【序論】
- テーマ設定:なぜこのテーマを選んだのか、問題意識を述べる
- 問題提起:現状の課題、解決すべき問題点を示す
- 目的:レポートの目的や論点を明示
例えば、「日本の財政赤字はどのような問題を抱えているのか」「その要因は何か」を序論で簡潔に書きます。
【本論】
- 調査・分析結果:自分で調べたデータや文献の内容をもとに、論理的に説明
- 引用の活用:信頼できる資料や論文を引用して根拠を示す(例:「内閣府(2023)によると…」)
- 段落ごとに論点を整理:1段落=1テーマでまとめるとわかりやすい
この部分が一番長く、1500字~2500字を占めることも。具体例をたくさん入れると文字数を稼げます。
【結論】
- 全体のまとめ:本論の要点を整理
- 考察:自分なりの見解、気づいたことを述べる
- 今後の課題:今回の分析だけでは解決できない問題、次に考えるべき課題などを書く
例:「日本の財政赤字解消には税制改革だけでなく社会保障制度の見直しも必要である」など、オリジナリティを意識すると良いです。
【参考文献リスト】
- 授業で指定されたルール(APA方式、MLA方式)に従って書く
- 使った文献・資料はすべて正確に記載(著者名、出版年、タイトル、出版社など)
早稲田では「学術的文章の作成」でこのルールを学ぶので、最初は手間がかかっても慣れておくと安心です。
こうした基本構成を意識すれば、どんなテーマのレポートでもスムーズに書けますし、見た目も整ったレポートになりますよ!
レポート作成の流れ
「いざレポートを書こう!」と思っても、何から始めたらいいかわからなくなるものです。
ここでは、私の体験談も交えながら、リアルな「レポート作成の流れ」を詳しく紹介します。
1. テーマを決める
授業によっては「このテーマで」と指定されることもありますが、自由選択の場合は「興味が持てるもの」を選ぶのが鉄則です。
私は最初、「社会保障制度改革」なんて大きなテーマを選んでしまい、後で「何から書けばいいの!?」と大混乱。
結局、テーマを「日本の年金制度改革」に絞り直してから、書きやすくなりました。
逆に、友人は「SDGsの中で自分が興味を持てる項目」という広めのテーマで挑戦して、最後に情報が多すぎて大苦戦していました。テーマは、最初に「絞る」ことが大事です!
2. 資料を集める
レポートを書く際には、主張の根拠となる論文や書籍などの資料が必須です。
この資料集めの際、私はよく早稲田の図書館(中央図書館や戸山図書館)をフル活用しました。
私の失敗談としては、締切前に焦って図書館に行ったら、参考になりそうな本がすでに貸し出し中で、結局「Google Scholar」で探した論文だけでなんとか仕上げるハメに…。
私の所感ですが、レポートの参考文献に「図書館で借りた本」を入れると、先生に「しっかり調べたね」と評価されやすい気がします!
3. 情報整理・メモ作り
最初は、集めた資料をそのまま書き写していましたが、授業で「段落ごとのポイントをメモして、どの情報をどこで使うか決める」と教わり、付箋を使ったり、スマホのメモアプリで「序論」「本論」「結論」ごとに情報を整理するようになりました。
ちなみに、私が一番役立ったのは、「情報カード」。文献ごとに「このデータは使える」「引用はここ」と書いておくと、後からスムーズに執筆できました。
4. 下書きを書く
下書きでは、とにかく文字数を稼ぐため、思いつくことをどんどん書きました。
中間レポートでは「あと500字足りない!」と焦り、最後に「この政策には賛成派と反対派の意見がある」と、対立する立場の意見を引用して埋めたことも(笑)。
締め切り前は、深夜までパソコンに向かい「あと何文字?」と確認しながら必死。途中で眠気に負けて仮眠したら、朝方「やばい!」と飛び起き、徹夜の末なんとか間に合わせました。
5. 推敲・校正
推敲の段階では、私は絶対に一度書いたレポートは必ず声に出して読み返します。
そうすると「なんか説明が飛んでるな」「ここで引用入れた方が説得力あるかも」と気づくことが多いのです。
私は友達に「ちょっと読んでくれない?」とお願いして「ここ、意味がわからない」と直してもらったこともあります。
授業で教わった「校正アプリ(例:Grammarly、Wordの校閲機能)」も使いましたが、やっぱり自分と他人の目で見直すのが最強です!
6. 提出
Waseda Moodle(早稲田のオンライン提出システム)は便利ですが、締切直前はアクセスが集中しやすく、何度もエラーが出ることも。

私は一度、締切15分前に提出しようとしたら「通信エラー」で画面がフリーズ!慌てて図書館のパソコンに駆け込み、ギリギリで提出できたという冷や汗ものの経験も…。
友人は、これを避けるために「締切の前日までに提出」を徹底していました。計画的な行動が本当に大事です。
このように、大学生のレポートは「書く」だけでなく、「情報を集める」「整理する」「仕上げる」まで、さまざまな力が試されます。
高校生の皆さん、これを読んで「大変そう…」と思ったかもしれませんが、これがリアルな大学生活の一コマなんです。でも、やり切ったときの達成感はすごいですよ!
よくある失敗例とその対策
大学生のレポートでよくある失敗を、私の体験談を交えながら紹介します。
これを知っておけば、高校生の皆さんも大学生活をスムーズにスタートできるはずです!
◼️ テーマが広すぎてまとまらない
「少子化」「環境問題」「経済政策」など、大きすぎるテーマを選ぶと、情報が多すぎて方向性を見失いがちです。
私は1年生のとき、「少子化対策」でレポートを書こうとしましたが、調べるうちに「待機児童問題」や「男性の育休取得率」など色々な話題に手を出してしまい、最初の構成が崩壊…。
結局、締切前日に「焦点を保育支援制度に絞ろう!」と慌てて書き直しました。
友人は、初めてのレポートで「環境問題全般」に挑み、結論までたどり着けずに提出前日に泣きながら修正していたことも。テーマは最初に具体的に絞ることが本当に大切です!
◼️ コピペ問題(剽窃)
早稲田大学では、剽窃には非常に厳しい姿勢をとっています。
私の先輩は、ネット記事をそのまま貼り付けた部分がバレて、当該学期の全単位が0点になり、しかも次の学期は停学処分…。この話を聞いたときは、「本当にそんな厳しい処分になるの?」と驚きましたが、実際、早稲田ではTurnitinという剽窃チェックシステムを導入していて、コピペはすぐに検出されます。
私自身も、初めてのレポートで「どこまで引用していいのか」「自分の言葉に直すってどういうこと?」と戸惑いました。
授業で「引用は出典を明記」「自分の言葉で書き直す=パラフレーズ」と教わり、怖くて引用はかなり慎重にやるように。
コピペは絶対NG、必ずルールを守る、これは高校生のうちから知っておいてほしいです。
◼️ 文字数不足で焦る
締切前、文字数が足りなくて焦るのは定番の失敗。
私も期末レポートで「あと800字!」と気づき、図書館で急いで追加の資料を探して引用を増やしました。
友人は「意見の対立を書く」「賛否両論をまとめる」などして文字数を稼いでいました。高校の作文と違い、レポートは文字数を稼ぐ工夫が必要なんです。
◼️ 誤字脱字や論理の飛躍
急いで仕上げると、誤字脱字や「何を言いたいのかわからない」箇所が増えます。
私も、レポート提出後に「結論が唐突すぎた」と先生に指摘され、反省…。友達は提出前に「声に出して読む」とか「スマホで撮って自分で聞き返す」といった工夫をしていて、「なるほど!」と思いました。読み返しは本当に大事です。
このように、大学のレポートは「書く内容だけでなく、作業全体」に注意が必要です。
特に早稲田では剽窃(コピペ)への対応が本当に厳しく、全単位取り消しや停学のリスクもあるので、正しい引用ルールを身につけることが必須です。
これから大学を目指す高校生の皆さん、今のうちから「調べる」「まとめる」「自分の言葉で説明する」力を意識してみてくださいね!
参考文献・資料探しのコツ
大学生のレポートは「自分の意見」だけでは評価されません。信頼できる資料を集めて、根拠を示すことがとても大切です。
ここでは、私が実際に使っている資料探しの方法を、早稲田ならではの視点で紹介します。
◼️ 早稲田大学図書館の活用法
早稲田には中央図書館や戸山図書館など、多くの蔵書を誇る図書館があります。
授業で「このテーマは図書館のこの本が参考になる」と教わったら、すぐに蔵書検索システム「WINE」を使って、図書館にその本があるかどうかを確認しましょう。

このWINEはとても便利で、蔵書の有無だけでなく、貸出中かどうか、どの図書館にあるのか、返却予定日まで調べられます。
また、一部の論文や資料はオンラインで全文または一部が閲覧できるので、わざわざ図書館まで行かなくても自宅から必要な情報を手に入れることができるのです。
私は、締切間近にWINEで蔵書検索をしたら「貸出中」の表示を見て青ざめた経験があります…。
これ以来、授業で参考文献の話が出たら、その日のうちにWINEで検索・予約をする習慣をつけました。計画的に資料を集めるのがコツです!
◼️ データベースの活用
授業では「CiNii(論文検索)」や「国立国会図書館デジタルコレクション」、「日経テレコン21」など、オンラインデータベースの使い方も習います。
私は「日本の財政政策」に関するレポートで、政府白書や内閣府のデータを検索して、本論にデータやグラフを引用しました。これで文字数も増え、説得力もアップ!
ネットだけで探すのではなく、公式データベースを活用することが重要です。
◼️ ネット検索の注意点
ネットで手軽に情報が手に入る時代ですが、信頼性の低いサイト(個人ブログ、Wikipediaの一部など)に頼るのは危険。
授業では「出典の信頼性を見極めること」が強調されました。私も一度、ネット記事を参考にしたら「これは正式な論文を出典にしたほうが良い」と先生に言われ、結局、図書館で資料を探し直しました…。
ネット検索を使うときは、公式サイト(政府、研究機関)を中心に探しましょう。
◼️ 資料探しのコツ
私は資料を集めるとき、付箋を貼ったり、ノートアプリに「使えそうな文献リスト」を作るようにしています。
また、友人は「授業中に先生が紹介した本は全部メモしておく」方法で、資料探しを効率化していました。
一度、私がギリギリまで資料を探さずにいたら、締切3日前に「間に合わない!」となり、友人から資料を借りる羽目に…。資料集めは早め早めが鉄則です!
こうした工夫を積み重ねることで、信頼性のある情報に基づいた説得力のあるレポートが書けるようになります。
実例紹介:実際に私が書いた「日本の司法と政治」レポート
ここでは、私が早稲田大学で所属する「日本の司法と政治」について研究するゼミで書いたレポートを紹介します。
内容は、名誉毀損罪の成立要件と表現の自由の関係を考察する「月刊ペン事件」に関するものです。
実際のレポートは掲載できませんが、どんなことを書き、どのように引用を使ったかを簡単に紹介します。
◼️ レポートのテーマと狙い
テーマは「月刊ペン事件における『公共の利害に関する事実』の判断基準」。
この事件は、宗教法人創価学会の会長に関するスキャンダル記事が名誉毀損にあたるかどうかが争点となったものです。
私のレポートでは、刑法230条の2に基づく「公共の利害に関する事実」「公益目的」「真実証明」の3要件の成り立ちを整理し、この事件が与えた影響や今後の課題について考察しました。
◼️ 引用の使い方
レポートでは、具体的な事件の判決文(最高裁判決、下級審判決)や専門書(『憲法判例百選』『メディア判例百選』など)をしっかり引用しました。
特に、事件の概要説明では「東京地方裁判所昭和53年6月29日判決」や「最高裁判所昭和56年4月16日判決」といった出典を明記し、正確なデータを提示。
論点の整理や判決の意義を説明する際には、佐伯仁志氏や笹田栄司氏の解説を引用し、自分の意見の根拠として活用しました。
引用のルールとしては、引用文の出典を正確に記載し、文章中に「~によれば」「~として指摘している」といった言葉を用いて自然に組み込みました。
さらに、単なるコピペではなく、自分なりの言葉で説明を加える「パラフレーズ」を意識し、オリジナリティを出す工夫もしています。
◼️ 書き方の工夫
論点ごとに段落を分け、見出しをつけることで論理の流れを整理しました。
特に、「公共の利害に関する事実とは何か」「公益目的の判断基準」「真実証明の難しさ」などの見出しを使い、それぞれの要点を明確にしました。
また、最後には「今後の課題」として、この判決の持つ意義と課題(私人のプライバシー保護、表現の自由のバランスなど)をまとめました。
◼️ レポートの特徴まとめ
このレポートは、判例を丁寧に追いながら論点を整理し、引用を正確に行い、最後に自分なりの考察を加えるという「大学生らしいレポート」の典型例です。
高校生の皆さんにも、「単に情報を集めるだけではなく、それを自分の言葉で整理し、論理的にまとめること」の大切さを感じてもらえると思います。
まとめ
大学生になると、授業の一環として「レポートを書く」という課題が避けられません。
特に早稲田大学の政治経済学部ではレポートの点数でほぼ成績が決まるような授業もあり、その負担は高校の課題とは比べ物になりません。
しかし、最初は大変に思えるレポート作成も、基本的なルールや構成を身につけ、計画的に進めることで、徐々に慣れていきます。
「学術的文章の作成」などの授業で学んだことを活かし、正しい引用や参考文献の使い方を覚えることが重要です。
特に、剽窃(コピペ)は早稲田大学でも厳しく取り締まられ、全単位取消や停学などの処分を受ける可能性もあるので、ルールを守る姿勢を高校生のうちから意識しておきましょう。
レポートは、ただ文字数を稼ぐだけでなく、「どの情報を選び、どう説明するか」「どの文献を参考にするか」といった論理的な思考力や情報収集力も問われます。
計画的に資料を集め、友人と情報交換したり、図書館やデータベースを活用したりすることで、より充実した内容に仕上げることができます。
これを読んで「なんだか大変そう」と思った高校生の皆さんも、大学に入れば自然と力がついていきます。
むしろ、難しい課題に挑戦して、最後に「やり切った!」と思える瞬間は、大学生活ならではの貴重な経験です。
ぜひこれから、「レポートを書く力」を少しずつ身につけて、大学生活をより充実させてくださいね!